電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Linux+Chromiumでもクロネコ・メンバーズにログインできた

2021年09月30日 06時00分49秒 | コンピュータ
宅急便のやり取りで一部の電話番号に誤りがあることが判明し、クロネコ・メンバーズのアドレス帳のデータを訂正する必要ができました。これまで、クロネコ・メンバーズの登録には Linux+Firefox ではできなかったために(*1)、わざわざ Windows10 から登録した(*2)のでしたが、今回、試しに自室のメインPC(Ubuntu-Linux10.04+Chromiumバージョン: 93.0.4577.82)でログインしてみると、すんなりとログインできましたし、アドレス帳のデータもスムーズに修正できました。おお、これはありがたい! 通販で某密林を利用したときなど、受け取り方法や時刻を指定したりするにも、わざわざ Windows PC を起動する必要がなく、いつものメインPCでできるのは助かります。こうなると、国勢調査で Windows じゃないと受け付けない(*3)というのは、いよいよもっておかしな話だなあ。

※ちなみに、Chromium というのは Google のブラウザ Chrome のオープンソース版と思えばだいたいあっているかな。

(*1): Ubuntu-Linux上のFirefoxではクロネコ・メンバーズ登録が先に進まなかった〜「電網郊外散歩道」2019年6月
(*2): Windowsからはすんなりとクロネコ・メンバーズ登録が完了〜「電網郊外散歩道」2019年8月
(*3): 国勢調査オンラインは「やっぱり」回答できず〜「電網郊外散歩道」2020年9月

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試しに「フェットチーネ・ボロネーゼ」を作ってみた

2021年09月29日 06時00分14秒 | 料理住居衣服
先日、ペペロンチーノ風フェットチーネを作ってみた際に、いろいろ調べているうちに、濃いめの味のほうが似合うという意見があり、興味を持ちました。幸いに、まだ1人分残っています。これは試してみる価値があると、作ってみました。フェットチーネ・ボロネーゼです。

人参とタマネギをみじん切りにしてオリーブ油で炒め、ひき肉を加えて炒めた後、赤ワインとトマトピューレとウスターソースを混ぜて加え、塩コショウで味を調えたところに茹で上がったフェットチーネを投入し、粉チーズをふりかけて供する、というのが大まかな作り方です。



うん、確かによく合います。ほうとうやきしめんもそうですが、ひやむぎのようなあっさり・サッパリ系ではないのでしょう。どちらかといえば、濃い・しつこい・くどい系に近いとも言えます。これに合わせるのであれば、今の季節はやはりリンゴが一番! どっさり皮をむいて、ぱくぱく食べました。



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フェットチーネを使ってみる〜塩鮭とズッキーニのペペロンチーネ風

2021年09月28日 06時00分30秒 | 料理住居衣服
以前、お嫁に行った娘が送ってくれた中に、フェットチーネが入っていました。フェットチーネというのは、うどんで言えば平麺のような平たいパスタです。たまたま一人分だけ昼食を作る羽目になりましたので、作ってみました。材料は、冷蔵庫に残っていたありあわせのもので、塩鮭、ピーマン、ズッキーニ、リンゴ、鷹の爪、といったところ。これはペペロンチーノ風だろうということで、作ってみました。






普通に美味しいのですが、調べてみたらフェットチーネは濃い味のもののほうが美味しいそうです。では、次回はボルサリーノ、じゃなかった、ボロネーゼを作ってみましょう!

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山響第295回定期演奏会でモーツァルト、サッリネン、シベリウスを聴く

2021年09月27日 06時00分01秒 | -オーケストラ
月末の日曜日、午前中は立ち枯れたサクランボの樹を伐採し、運搬できるように短く切りそろえる仕事をしていましたが、チェーンソーのチェーンが外れてしまい、中断。しかも、取り付けたらチェーンの向きが反対でやり直しという落ちまで付きました。やれやれ(^o^)/


  (早く着きすぎたかな?)

昼食後に、山響こと山形交響楽団の第295回定期演奏会に出かけました。今回のプログラムは、

  1. モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
  2. サッリネン:クラリネット、ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲 作品91【日本初演】
  3. シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 作品82
      広上淳一指揮 山形交響楽団、川上一道(Cl)、山中保人(Vla)

というものです。もともとは、オッコ・カムさんが得意曲を指揮するということで組まれたプログラムではなかったかと想像していますが、新型コロナウィルス禍のためにオッコ・カムさんが来日できなくなり、急遽、広上淳一さんが振ることになったという事情がありました。それにしては広上さん、都合により曲目変更などと言わずにそのままの曲目で実施です。さすがです。

1曲め:モーツァルトの交響曲第39番です。最初のチューニングが、いつものオーボエの音ではありませんで、おや?と思ったのでしたが、ああそうか、この曲はオーボエがないんだ、と納得。実はクラリネットの川上さんがチューニングを担当していたのでした。楽器編成と配置もいつもの対向配置ではありません。しかも、左から第1ヴァイオリン(10)、第2ヴァイオリン(8)、チェロ(6)、ヴィオラ(4)、その後方にコントラバス(4)と、弦楽5部がだいぶ増強されています。正面奥には、クラリネット(2)、フルート(1)、ファゴット(2)の木管群、その奥にホルン(2)、トランペット(2)の金管群で、右手にバロック・ティンパニというものです。演奏が始まると、ゆったりしたテンポ、重厚な表情付けで、オーケストラも増強の効果か、弦楽の響きに厚みと迫力があります。最近はすっかり馴染んでいる明朗活発快速な古楽スタイルではなく、むしろ古楽ムーヴメント以前のスタイルに近く、懐かしさを感じました。そういえば50年前の学生時代には、一番重々しい39番の演奏は誰の指揮によるものか、などとアホなことを調べていたものでした(^o^;)>poripori

続いて第2曲め、サッリネン(*1)の「クラリネット、ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲」です。実際は前日土曜日の夜の演奏会が日本初演だったわけですが、同じ第295回定期演奏会ですから、2日目の日曜日のマチネも日本初演の続きのようなものでしょう(^o^)/
楽器編成と配置は、Cl と Vla の独奏者2人と指揮者を中央に、10-8-5-6-4 の弦楽5部が囲み、正面奥にFl(2:うち1はPic持ち替え)、左側にスネアドラム、バスドラム、マリンバ、ヴィヴラフォン、カスタネットのパーカッションというものです。第1曲:「イルカの嘆き」。ヴィオラの独奏にクラリネットが加わり、遠雷のようなバスドラムの音が響きます。フルートとコントラバスが加わり、低い方から弦楽が、マリンバが、そしてヴィヴラフォンが入り、しだいに緊張が高まっていきます。フルートの音にかぶせてギィーッと言う音が鳴るのは、抵抗?悲鳴? 第2曲:「Les Jeux」フランス語?「ゲーム」というほどの意味でしょうか。ピッコロとフルート、弦、クラリネットで始まります。マリンバと弦のピツィカートが不思議な楽しさ、明るさを示します。中間部で独奏者二人の対話がありますが、再びリズミックな音楽が展開されます。第3曲:「雄牛のアダージョ」。ヴィオラとクラリネットの静かな重奏から、精緻な弦楽の響きにのってスネアドラムの激しい高まり、ときどきカスタネットが入るのはスペインの闘牛場を表すものか。スネアドラムも、皮だけでなくフレームを叩く音が効果的で、興奮すると和太鼓でも胴をたたく表現がありますので、類似の表現なのかもしれません。
いずれにしろ、初めて聴く日本初演の曲を堪能しました。クラリネットの川上さん、ヴィオラの山中さん、ともに山響の団員です。お二人の実力をあらためて認識すると共に、音楽をほんとに楽しみました。良かった〜!



20分の休憩の後は、シベリウスの交響曲第5番です。10-8-6-6-4 の弦楽5部に、正面奥には Fl(2)、Ob(2)、その奥に Cl(2)、Fg(2)、一番奥には Tp(3) と Tb(3:うち1はBassTb)、Tp の左側に Timp という配置です。モーツァルトでは古楽器を使用でしたが、シベリウスでは現代楽器を使用しています。このへんは時代考証を踏まえた選択でしょう。
第1楽章:Tempo molto moderato - Allegro moderato ゆっくりとした出だしは、北欧の大自然の夜明けをイメージします。軽やかなリズムで楽しそうに踊るような場面もあり、指揮する広上淳一さんはバンザイしたりジャンプしたりするような指揮ぶりです。「のだめカンタービレ」でチェコの指揮者コンクールに千秋と一緒に参加した小柄な日本人指揮者(名前忘れた)が年齢を重ねたら、失礼ながらこんなふうになるのかな、と想像してしまいました(^o^)/
第2楽章:Andante mosso, quasi allegro 木管とHrnで始まり、弦のピツィカートのところは小鳥かリスなどの小動物の動きを連想します。以前、シベリウスの交響曲第5番の記事を書いたときには、「鉄腕アトムの妹のウランちゃんが小走りに歩くような」と形容しました(*2)が、ほんとにそんな感じ。
第3楽章:Allegro molto - Largamente assai ゆったりとした旋律が堂々と立ち上がり、大きな波のように繰り返される感じは、ドラマチックな展開です。終わりの「これでもか」というアレは、何というか、実にインパクトがあります。

今回も、良い演奏会となりました。本来はオッコ・カムさんの指揮で山響の演奏が聴きたかったところでしたが、広上淳一さんの指揮で予定通り聴くことができて、ほんとに感謝です。新型コロナウィルス禍の中でも、県内のワクチン接種率が6割を超え、県内の感染者数が1桁で続いている昨今、少しは希望が見えてきたような気がします。芸術の秋、次は10月9日(土)のモーツァルトの歌劇「魔笛」、そして10月15日(金)の山形弦楽四重奏団の第81回定期演奏会だな。まだまだ楽しみは続きます。その分、野菜畑で、果樹園で、しっかり働かなければ(^o^)/

(*1): サッリネン Aulis Sallinen 1935年生まれのフィンランドの作曲家。Wikipedia の解説はここ。
(*2): シベリウス「交響曲第5番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2011年9月

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リンゴ「紅つがる」の収穫が始まる

2021年09月26日 06時00分43秒 | 週末農業・定年農業
我が家の果樹園の仕事は、目下の所はリンゴ「紅つがる」の収穫です。9月下旬になって、ようやく味も本来のものになってきました。




写真で見ると、明らかに剪定不足、枝が混みすぎています。自分で言うのもなんですが、これでは光が入りませんので、赤くなりません。当然、商品価値は低くなります。

でも、味のフレッシュさは変わらず、食べては美味しいものです。



昨日は親戚友人知人に「クロネコヤマトの宅急便」で送る仕事に追われました。収穫したばかりのリンゴは、古典的な抗菌剤ボルドー液で防除した影響で、白い粉で汚れているように見えます。これは、あくまでも石灰(水酸化カルシウム)が空気中の二酸化炭素を吸収して炭酸カルシウムの被膜を作り、その中に抗菌作用のある銅(II)イオンCu2+ が含まれているという状態です。台所の銅製の三角コーナーと同様に抗菌作用があり病害を防ぐ効果があるのですが、見た目が悪いのでタオルでゴシゴシして白い粉を落とし、傷や虫食いの有無などを点検して選果・箱詰めします。収穫前には、見た目はきれいだけれど果実内部への浸透性の高い薬剤は使いたくないということで、「ボルドー液」を選択しています。

箱詰めしたら、品種名や階級、等級、生産者番号などをゴム印で押して梱包テープで固定し、発送伝票と一緒に軽トラックでクロネコの代理店に持ち込みます。発送を終えたら、メールや LINE 等でお知らせ。



今日の午後は、山響の第295回定期演奏会の予定です。曲目は、

  1. モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
  2. サッリネン:クラリネット、ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲 作品91【日本初演】
  3. シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 作品82
      広上淳一指揮、川上一道(Cl)、山中保人(Vla)

となっています。オッコ・カムさんがコロナ禍で来日できなくなったのは残念至極ですが、広上淳一さんがシベリウスの5番を振ってくれるのはありがたい。楽しみです。。

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すっかり秋〜今年もピアノの調律の時期がやって来た

2021年09月25日 06時00分01秒 | 季節と行事
すっかり秋になりました。毎年、今の時期にピアノの調律をお願いしています。今年も調律師さんが来宅、ピアノの調律を済ませました。



調律後は、和音が澄んだ感じになります。このへんは素人音楽愛好家でもわかりますので、毎年お願いしているところです。もう一つ、部屋を片付けて大掃除をしますので、強制的な整理整頓の季節でもあります。



そういえば、季節はすっかり秋です。ひっそりと咲いているヤブランも、ちょうど見頃になりました。



毎年この季節になるとニョキニョキと出てくるイヌサフランも、すっかり花盛りです。




「イヌサフランはあるのに、どうしてネコサフランはないの?」と疑問を抱いていたアホ猫(*1)が20歳で亡くなってもうすぐ1年になります。ほんとに、どうしてネコサフランはないのだろう。不思議に思いつつ、アホ猫母娘がいないとまことに寂しく感じます。

(*1): イヌサフランはあるのに、どうしてネコサフランはないの?〜「電網郊外散歩道」2014年9月

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香月美夜『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第6巻を読む

2021年09月24日 06時00分36秒 | -香月美夜
発行日に予約入手し、すぐに読了していましたが、発売直後のネタバレはまずいだろうと寝かせていたら、1ヶ月以上もすぎてしまいました。もうそろそろ良かろうと、香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第6巻を取り上げます。

領主会議を終えた後、ローゼマインはヴィルフリートとの婚約を取り消し王の養女となるという秘密を持って、領主ジルヴェスターと妻フロレンツィアとの会話から物語は始まります。ジルヴェスターの放任主義は息子の場合はうまくいかなかったけれど、ローゼマインの場合は逆にうまくいっていることが、フロレンツィアの思惑や発想と対比されて、よくわかります。そして、領地エーレンフェストに戻っての報告会では表面的なことしか話せませんでしたが、領主一族だけの会合では婚約解消が発表され、ヴィルフィリートと妹シャルロッテは驚きますが、祖父ボニファティウスは孫娘ローゼマインとフェルディナンドとの仲を疑います。おじいちゃん、それ、今は正解じゃないけれど、後でよーくわかるから(^o^)/

一年後に王の養女になるからには、アウブの第二夫人となるブリュンヒルデはともかく、他の側近たちも一緒に中央へ移動するのかそれともエーレンフェストに残るのかという選択を迫られます。名捧げ組は文句なしに移動するにしても、未成年組は悩むところです。とくに身近に生活を支える側仕えの不足は困ります。先を読む貴族の母エルヴィーラは、リーゼレータの事情も踏まえた上で、しっかりと手を打っておりました。ローゼマインからリーゼレータへのお願いは、女性読者にとっては胸キュンなのでしょうか(^o^)/ このあたりは古希の爺サン読者にはナゾの世界です(^o^)/ そしてダームエルとフィリーネの関係は不器用に、でも少しずつ進歩します。

いやいや、興味深いのはハルトムートとクラリッサの協力を得てフェルディナンドからの依頼に応え、「最高品質の魔紙づくり」に取り組む過程とカラーのイラストの内容でしょう。木札の下がった試薬びん、試験管、乳鉢、乳棒、蒸発皿、三脚など、この絵柄でイメージするのはもう化学実験以外にはありえません。わーお! 元理科少年は、妙なところで大興奮です。このイラストを描いた椎名恵さんは、たぶん昔の化学実験の経験を踏まえて錬金術師のイメージをふくらませ、これを描いたのだろうな、と想像しています。

もう一つ、子供たちがお茶会を開くと何かが起こるのはすでに定番のようで、このあたりは作者の子育てに基づく実感のような気もしますが、今回はライゼガングの古老たちの軽挙妄動で、実は背後に思いがけない策動があったようです。

下町組のほのぼの感や孤児院での志の立て方などのエピソードの一方で、アーレンスバッハでも動きがありました。領主の死去でディートリンデが領主となるわけですが、これが実にヒドい。王命で婚約者にされたフェルディナンドはお気の毒ですが、本人はゲオルギーネを牽制する一方でアーレンスバッハの実務を担い、家臣団の信頼を得つつあります。そこへランツェナーヴェ国の使者がやって来てディートリンデに取り入り、不穏な動きはしだいに現れつつあるようです。



WEB 版ではすでに完結しており、これからどうなるのかは承知しているわけですが、次巻はいよいよあの場面か。期待しつつ、冬の第7巻の発売を待ちましょう。

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隣家の同級生から、今年もハックルベリーをもらいました

2021年09月23日 06時00分40秒 | 週末農業・定年農業
今年は春の霜の害で、スモモ「大石早生」も「プルーン」もほぼ全滅に近い状態となり、残念ながらスモモのジャムもプルーン・ジャムも作ることができませんでした。幸い、隣家の同級生から、今年もハックルベリーをもらいましたので、ハックルベリー・ジャムを作ることにしました。まずは収穫から。

ハックルベリーは、ブルーベリーやラズベリーとは異なり、草本です。



長く延びた茎に白い小さな花が咲き、黒い実がなります。それで、茎ごと切り取ってドサッともらいましたので、まずはここから黒い実をもぎとらなければいけません。



茎を持ったまま実をもぎとるのはあまり能率的ではないので、まずは数個の実がまとまってついている房だけを切り取ります。



ここまで来ると、あとは家の中でもできますので、雨降りで外での農作業ができない時などに、のんびりともぎ取ることになります。




さて、ジャム作りの指導教官である妻は、ただいまゴーヤの佃煮を作っている最中ですので、ハックルベリー・ジャムを作るのはもう少しおあずけでしょう。隣家の同級生のおかげで、収穫の秋、食欲の秋は日に日に深まります。

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健診の結果が届く〜残念、オール◯でなくなった

2021年09月22日 06時00分34秒 | 健康
8月に受診した健康診断の結果が、およそ3週間ほどで届きました。興味深いその結果は;

  • 身長は変わらず体重が少し減りましたので、昨年 23.1 まで増加していた BMI が 22.1 まで減少しました。ご飯のおかわりをしないスタイルと畑仕事による有酸素運動のおかげでしょうか。
  • 老眼ではありますが、視力は 1.2/1.2 で維持できているのがありがたい。
  • 血圧は 119〜75mmHg で、総コレステロールが 154、中性脂肪 63、HDL 50、LDL 94 と脂質もOK、肝機能も全く問題ありません。もっとも、晩酌の習慣がありませんので当然と言えば当然ですが。血色素量、白血球数なども問題ないレベルです。
  • やや問題とされたのが糖代謝の HbA1c と骨密度、心機能マーカーでした。HbA1c の値は 5.8 ですのでぎりぎり基準内と見ることもできますが、やはり近年の増加傾向を見て問題とされたのでしょう。心機能マーカーが 67 で、これは「高血圧など生活習慣病の疑い」だそうです。また骨密度が 0.836g/cm3 とやや低いようです。

うーむ、心当たりがあるとすれば、早朝のコーヒーと甘味とブログ三昧かな。やはり空腹時にまずお腹に入れるのが甘いもので、運動せずにデスクに向かってじっとしているのが良くないのではないか。ヘモグロビンとグルコースが結合してしまう前に、朝仕事や朝の散歩などで有酸素運動を取り入れてみたらどうだろう? 体重が増加せず腹囲も基準内に収まり、BMI が改善している中での HbA1c の上昇は、どうやら量的な問題というよりは質の問題のようです。糖代謝について、頭の中を整理しておく必要がありそうです。

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敬老の日、高齢就業者906万人のうちの1人か〜自覚はなかったが

2021年09月21日 06時00分01秒 | 季節と行事
9月19日付けの総務省の統計トピックスNo.129(*1)によれば、高齢者の人口は3,640万人と過去最多となっており、総人口に占める割合は29.1%で世界最高だそうです。そのうち70歳以上が22.8%で80歳以上が5.2%ですから、70代が17.6%ということになります。

いっぽう、高齢者の就業者数は17年連続で増加し、906万人と過去最多となっているとのこと。高齢者の就業率は65歳以上の人口に占める就業者の割合で定義され、25.1%だそうです。つまり、65歳以上の高齢者の4人に一人は就業しているということになります。どういう分野で働いている人が多いかというと、卸売業、小売業、農業、林業などが多いそうで、言われてみれば私も今年はこの中の「農業」に該当するみたい。

男女の合計で年代別に見ると、60〜65歳で49.6%、65歳以上で25.1%、70歳以上で17.7%の就業率となっており、このうち役員が110万人、自営業主・家族従業者が275万人、役員を除く雇用者が510万人とのこと。うち正規の職員・従業員は120万人で23.5%、残りの350万人(76.5%)がパート・アルバイト・嘱託等の非正規の職員・従業員となるのだそうです。

65歳以上の区分に入る私たち夫婦は、年金生活で暮らせないわけではないけれど、暇を持て余して生活不活発病で倒れるよりも、体を動かして美味しい果物や野菜を作り、自分たちの生活を豊かにするように過ごすと同時に、ご近所・親戚・友人・知人に喜ばれるほうが嬉しいものです。また、定年退職前の仕事でヘルプの依頼が来たときには、自分の生活で可能な範囲で、かつ若い人の仕事を奪わない程度にお手伝いできれば幸い、と考えています。さて、このような生活は何歳くらいまで続けられるだろうか。健康であれば、願わくは原爆症で7回の手術を受けながら最後まで果樹園農業を続けた亡父と同じ年齢までは続けられたらいいなあと願っているところです。



昨日は、敬老の日ということで、お嫁に行った娘夫婦と孫たちからプレゼントをもらいました。ワインとプレスバターサンドと可愛らしいカード。ありがたいことです。

(*1): 総務省統計局:統計トピックスNo.129 統計からみた我が国の高齢者ー「敬老の日」にちなんで

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出先のコンビニで小型のフィルム付箋を追加購入する

2021年09月20日 06時00分12秒 | 手帳文具書斎
定年退職前に、コンビニでトイレ休憩したときにお礼に購入した小型の付箋が残り少なくなり(*1)、追加購入を考えていましたが、先日、出先のコンビニでやはりトイレ休憩をしたときに、同種のフィルム付箋を見つけました。今まで使っていたのは9色でしたが、今回のは少し幅広の6色のものです。



メモを書き込むまでもない、ちょっとした見出し用途に使うときに便利なもので、もう一つくらいあっても良いかな。新型コロナウィルス禍で外出が減ったのに加えて、今年は非常勤ですので職場に行く回数がぐっと減りました。そんな少ない外出の機会に、トイレ休憩などでコンビニに入ると、意外にこういうのが目に入ります。それぞれのコンビニの品揃えが微妙に違っている点が、意外に興味深いものです。こんどは行きつけの文具店の付箋コーナーでじっくり探してみましょう。

(*1): カラフルで便利な小型付箋が残り少なくなってきた〜「電網郊外散歩道」2021年9月

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生け垣の剪定と後始末〜雨降りで中断

2021年09月19日 06時00分55秒 | 季節と行事
台風前の金曜日の午前と午後、隣家との境の生け垣を剪定しました。ぼうぼうとモヒカン状態になっていたのを、剪定ハサミでちょきちょき切りそろえ、なんとか見られる形にしました。




無駄に広い田舎家の敷地ですので、この生け垣の距離が数十メートルあり、樹種もウコギや玉椿など数種類が混在しています。後始末は翌日の土曜日を予定していたところ、台風の影響で見事に雨降りとなってしまいました。残念無念。

でも、くたびれたので疲労回復にはちょうどよかったかも。曼珠沙華もそろそろ咲き始めました。





秋の気配は、一雨ごとに深まる季節です。今はまだ日中の気温が高いので、作業着もズボンにワイシャツ姿ですけれど、やがて作業着も上着が必要になってきます。

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LPレコードが加わって〜簡易デスクトップPCオーディオの現況

2021年09月18日 06時00分14秒 | クラシック音楽
自室(書斎)には、作り付けの書棚に埋め込んだ年代物のスピーカ、ヤマハの NS-650 を中心としたステレオ装置で音楽と映像とをともに楽しめるようになっていますが、実際はいちいち立って行くのが面倒なのと、再生している音楽ソースに関する情報がパソコンのディスプレイに表示され、たいへん読みやすいために、日常的には簡易なデスクトップPCオーディオが中心になっています(*1)。

先日、安価な小型レコードプレーヤー DENON DP-29F を書斎デスクの回りに設置し、ミニコンポのアンプ ONKYO CR-555 に接続したところたいへん具合が良い件を記事にしたばかり(*2)です。もともと13年前の単身赴任時代に生活の潤いのために購入(*3)したミニコンポ ONKYO FR XN7TX に付属の小型スピーカですので、再生能力などオーディオ的に難しいことを言えばきりがないわけですが、再生帯域を欲張らず自然な再生音を聴かせてくれますので、スピーカの位置を耳の高さに揃えることに注意し、あとは割り切ってしまえば日常的に愉しむには充分なものです。その後、自宅に戻り、いろいろ変遷がありましたが、現在のような形の簡易なデスクトップ PC-audio となっています。念のため、この簡易デスクトップPC-audioの現況と接続状況を系統図にして記録しておきましょう。なお、4桁の数字は機器の購入年です。



もっぱら聴くのは、デスクトップ・パソコン(Ubuntu Linux)でリッピングしたCD(ogg Forbis 形式) やダウンロードした mp3 や flac 形式の音楽ファイル、それに一部 Windows でリッピングした wma 形式の音楽ファイルが中心ですが、その他にも「らじる★らじる」で NHK-FM 放送を聴くことができます。これも、ネット経由で曲名や演奏家名、使用しているCD等の型番もわかるため、たいへん便利です。これにLPレコードが加わるわけですが、若い頃に集めたポピュラー系のレコードなどは、CDで入手できるのかどうかすらわかりませんし、だいいちわざわざ買い直す元気もありません。そんなわけで、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィル、マルタ・アルゲリッチのピアノでラヴェルのピアノ協奏曲を聴いた後で、今田勝トリオ+2による「グリーン・キャタピラー」(tbm-39)に手をのばしたりするのです。



(*1): デスクトップ・オーディオと自室内のオーディオ〜「電網郊外散歩道」2016年1月
(*2): 安価なレコードプレーヤーがもたらす楽しみ〜「電網郊外散歩道」2021年9月
(*3): 単身赴任用に、ONKYOのミニコンポを購入〜「電網郊外散歩道」2008年7月

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9月中旬の農作業〜リンゴ「紅つがる」の収穫を前に

2021年09月17日 06時00分45秒 | 週末農業・定年農業
桃の収穫が終わると例年はプルーンの収穫に入るのですが、今年はスモモと同様にほぼ全滅状態で、全く収穫の手がかかりません。であれば果樹園の農作業としては、桃のお礼肥も終わったし、リンゴの収穫前の小休止です。当面の作業課題は、

  • タマネギ苗を予約注文 白:200本、紫50本、計250本、来月上〜中旬に届く予定。
  • 高所作業台車の整備 エンジンがかからなくなり、農協の農機整備にキャブ清掃を依頼。
  • 動力刈払機、チェーンソーに使用する混合油の調製。刈払機はガソリン:2サイクルエンジンオイルを50:1、チェーンソーは25:1で調製し、携行缶に保管。
  • 生け垣の剪定 剪定というよりは整枝というか、伸びすぎた枝、増えすぎた枝を切ります。

など。昨日までに前の三つが終わり、生け垣の剪定は半分くらいの進捗状況です。

なお、9月のリンゴ「紅つがる」の状況は、写真のとおりです。3月まではフルタイムの勤務でしたので、明らかに冬季の剪定ができず、枝が多すぎて混み合っています。自家用にはなんとか間に合いますが、とても出荷できるレベルではありません。それでも古典的な銅イオンによる抗菌剤「ボルドー液」を散布して黒星病を防ぐなどして、なんとか枯らさずに維持できているといったところです。



ためしに1個もいで食べてみましたが、まだいくぶん青くさい。本当の味は今月下旬、お彼岸の頃からでしょう。もっぱらご近所にお分けすると共に、親戚・友人・知人に送付し、今年も出荷はしない予定。味は変わらず美味しいのですが、やっぱり見た目がね〜 老母いわく「出荷できるレベルでない」とのことです。剪定に始まり、開花期・展葉期の度重なる防除、花の序列を考慮した摘果、まんべんなく光を当て赤く着色させる玉回しや葉摘みなど、リンゴの栽培管理技術は労働集約的で高度なものが要求される上に、とにかく見た目重視で、とても市場の厳しい基準を満たすのは難しそうです(^o^;)>poripori

ちなみに、10月のリンゴ「紅将軍」は現在こんな感じ。



まだまだ青いです。とても食べられる段階ではありません。こちらは冬季保存がきく「ふじ」の早生種という位置づけですので、10月末〜11月初旬が食べごろとなります。こちらは完全に自家用。

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吉田篤弘『台所のラジオ』を読む

2021年09月16日 06時00分07秒 | 読書
角川のハルキ文庫で、吉田篤弘著『台所のラジオ』を読みました。2017年刊行で単行本は前年に出ているようです。今年の真冬に購入したのは2020年5月発行の第4刷ですから、ある程度、安定して読まれているのでしょう。本書カバー裏の内容紹介には

それなりの時間を過ごしてくると、人生には妙なことが起きるものだ―。昔なじみのミルク・コーヒー、江戸の宵闇でいただくきつねうどん、思い出のビフテキ、静かな夜のお茶漬け。いつの間にか消えてしまったものと、変わらずそこにあるものとをつなぐ、美味しい記憶。台所のラジオから聴こえてくる声に耳を傾ける、十二人の物語。滋味深くやさしい温もりを灯す短篇集。

とありました。短編集の中身は、

  1. 紙カツと黒ソース
  2. 目薬と棒パン
  3. さくらと海苔巻き
  4. 油揚げと架空旅行
  5. 明日、世界が終わるとしたら
  6. マリオ・コーヒー年代記
  7. 毛玉姫
  8. 夜間押しボタン式信号機
  9. <十時軒>のアリス
  10. いつか、宙返りするまで
  11. シュロの休息
  12. 最終回の彼女

というもので、著者のあとがきによれば女性と男性の主人公が交互に登場する配列にしたのだそうです。『台所のラジオ』という題名のとおり、また以前読んだ『それからはスープのことばかり考えて暮らした』(*1)と同様に、何かしら食べものや料理が登場するのですが、今回はそれらがどれも「ひねている」というか、登場人物が力説するほど美味しそうには思えない。どこかフワフワした物語はいつのまにか終わっている、というようなタイプのお話が並びます。

うーむ、やっぱりこれは、もっと若い頃に都会の空気の中で読むには良かったのかもしれないけれど、もうすぐ古希の爺さんが果樹園の草刈りの一服で読むような本ではなかったなあ。まあ、夢に出てくるような強烈さは皆無なので、寝床で一話ずつ読み進めるのには良かったけれど。一緒に購入した『農ガール、農ライフ』は、すぐに面白く読んだ(*2)のでしたが、こちらは読みかけては中断、また読みかけては中断と、だいぶ時間がかかりました。

(*1): 吉田篤弘『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読む〜「電網郊外散歩道」2013年7月
(*2): 垣谷美雨『農ガール、農ライフ』を読む〜「電網郊外散歩道」2021年2月

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