電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

2022年の主な出来事を振り返ってみる

2022年12月31日 06時01分03秒 | 季節と行事
山響創立50周年となった2022年、令和4年は私にとってどんな年だったか、概況を簡単に整理してみると、こんなふうになります。

1月 母介護認定審査、デミオXD車検、山響第298回定期を聴く。
2月 山響三大テノール演奏会、山形弦楽四重奏団第82回定期を聴く。山響第299回定期中止に。
3月 山響仙台フィル合同演奏会、デミオXD夏タイヤ更新、剪定枝集め
4月 非常勤勤務が増える、山響第300回定期、山形弦楽四重奏団第83回定期を聴く。
5月 桃摘果、母入浴支援開始
6月 サクランボ収穫はまずまずの出来、山響第301回定期をやむなく欠席。
7月 山響第302回定期、山形弦楽四重奏団第84回定期、山響・仙台フィル合同演奏会を聴く。ワクチン接種(4回目)。
8月 桃収穫もまずまずの出来。
9月 山響第303回定期を聴く。酒田方面小旅行、ピアノ調律。リンゴは虫食いでほぼ全滅。「農作業メモ」ノートを更新、6冊目に。
10月 母、デイサービスに通い始める。山響第304回定期、床下シロアリ対策工事。
11月 母入院、山響第305回定期、マンチカン子猫来たる、李白と命名、白菜収穫。母コロナ院内感染判明し死去、葬儀、面会していた私も感染判明し自宅療養。
12月 母四十九日、水田の小作料として飯米納入された。

こうしてみると、母が年老いて入浴支援や車椅子タクシーを利用した通院となり、デイサービスを楽しみ、心不全で入院したらコロナ感染で死去。妻とともに、ずっと見守った一年でした。

サクランボや桃の収穫はまずまずの出来でしたが、リンゴやプルーンなど他品種は管理不足で虫食いが発生し全滅するなど、失敗の年。野菜も後半はほとんど管理できませんでした。非常勤の日数が増えたのも影響したかも。

読書は42冊、歴史関係などノンフィクションに興味深い本が多くありました。例えば、

  • 武部健一『道路の日本史』(中公新書)
  • 鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』(講談社学術文庫)
  • 東北学院大学編『大学で学ぶ東北の歴史』(吉川弘文館)

などです。あとは、藤沢周平『決闘の辻』、香月美夜『本好きの下剋上』第5部第8巻〜10巻あたりかな。同シリーズは来年に完結するらしい。新年の楽しみの一つです。

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年末年始のテレビ・ラジオの番組表を眺めてみたら

2022年12月30日 06時00分50秒 | 季節と行事
先日、地元紙・山形新聞にタブロイド版の年末年始テレビ番組表が折り込まれてきました。ざっと眺めてみたけれど、ふだんテレビを観ないものですから、さっぱりわかりません。かろうじて大晦日のN響第九演奏会がEテレであること、元日のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの指揮がフランツ・ウェルザー=メストであること、3日に恒例のNHKニューイヤーオペラコンサートがあること、などがわかりました。

さらに NHK-FM の情報を求めて番組表を調べましたが、いやはや、これはと思える番組があまりありません。例えばコロナ禍3年目のオーケストラ運営が現在どうなっているのか、全国のオーケストラの状況を取材した特集番組とか、そういう企画があってもよさそうなものだけれど、年末進行の休みを調整するのに追われてしまっているのかな。

いずれにしろ、備忘のために箇条書きに列記しておきましょう。

  • 12月31日(土) 20:00 N響第九演奏会2022 Eテレ 紅白歌合戦を観なくなってからだいぶなります。若い頃は、年越しはN響で第九ということが多かったなあ。最近はLD/DVDでオペラを観る・聴くことが多くなりましたが、たまには若い頃のようにじっくり第九というのもいいかもしれない。
  • 同 21:00 クラシック名演・名舞台2022 Eテレ 特に注目は 辻彩奈(Vn) アルゲリッチ(Pf) でフランクのVnソナタから、など。
  • 1月1日(日) 19:00 ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサート2023 Eテレ フランツ・ウェルザー=メスト指揮。
  • 1月2日(月) 19:20 反田恭平のピアノ・ジャム NHK-FM 反田恭平(Pf/DJ)、角野隼斗(Pf) どんな内容なのか、興味津々。
  • 1月3日(火) 19:00 第65回NHKニューイヤーオペラコンサート Eテレ 指揮:阪哲朗、司会:宮本亜門、やっぱりこの華やかさがお正月気分にぴったりかも。指揮が山響の常任でヨーロッパの歌劇場での経験豊富な阪哲朗さんというところも注目ポイント。


まあ、今なら自分が聴きたい曲を集めてプレイリストを作って、それを流して年末年始を過ごす、というのもありかと思いますが、それだといつもの自分のワンパターンになってしまいそうなので、たまには違う視点からの選曲・演奏も聴いてみたいというというのが正直なところです。

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新しいダイアリーを使い始める

2022年12月29日 06時00分49秒 | 手帳文具書斎
そろそろ仕事納めとなった人も多いことでしょう。いやいや、この年末年始がかきいれ時だという方も少なくないのかもしれませんが、いずれにしろ新旧の手帳を交代するタイミングとしては、三月の年度末とともにちょうどいい機会ではあります。当方、せっかく購入していた新しいダイアリーをようやく使い始めました。高橋書店のフェルテ9、B6判、昨年に続いて2年目に入ります。困るのは表紙の色が同じで、新旧を間違いやすいこと。うっかり間違えて持ち出したら困りますので、以前、山響の定期会員へのサービスで送られてきたステッカーを、2023年のほうに貼り付けました。



これならば、2023 の文字を見落とすことはあっても、ステッカーを見逃すことはないでしょうから、間違えて持ち出す可能性はぐっと下がります。

新年のスケジュールは少しずつ入りつつあります。プラチナ古典ブルーブラックインクを用い、#3776ブルゴーニュ(F)で、あれこれの予定を記入していくと、新年のイメージが少しずつ明瞭になってくるようです。ご近所の私よりも若い人の葬儀のような残念で悲しい予定はあまり入らずに、できれば楽しく嬉しい予定が入る一年になってほしいと願う今日この頃です。

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マウスを左手で操作するようにして1ヶ月

2022年12月28日 06時00分53秒 | コンピュータ
寝違えて痛めた右肩に連動するように、マウス腱鞘炎らしき痛みが悪化し、右手でのマウス操作に支障が出てきたため、左手で操作するように変更してからほぼ1ヶ月が経ちました。Ubuntu Linux の場合、

「設定」ー「マウス」ー「左手」

で左利き用に変更することができます。今まで右人差し指で左クリックしていたのが、左人差し指でクリックし指定することができます。いったん、マウスカーソルを対象にフォーカスしてしまえば、右利きでも左利きでも同じように使えます。痛みをこらえるよりも、ずっとよさそうです。

ところが、不自由なところもありました。それは、マウスカーソルの移動です。右手ならば狙った位置にパッと移動することができるのですが、左手だとマウスが傾いてしまうのか、なんとも不自由、時間がかかります。一ヶ月ほど毎日使っているうちに、なんとか不自由なく動かせるようになりましたが、まだときどきカーソルを見失います。




猫はネズミを追いかけるのが本能らしく、我が家の生後4ヶ月の子猫、李白は、デスク上でマウスカーソルを追いかけて、しきりにディスプレイを猫パンチします。これは何と言えば良いのでしょうか、どうやらいたずら盛りの時期になってきたようです(^o^)/

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鎮痛剤ロキソプロフェンの効果は

2022年12月27日 06時01分19秒 | 健康
晩秋の寒さが感じられる頃に寝違えて肩を痛め、あまりに長引くものだから整形外科を受診しました。そこで処方してもらったのがロキソプロフェンNaのテープ、私の年代だといわゆる「湿布」薬です。現在、痛みはだいぶ収まり、なんとか普通に生活できるようになりましたが、正直に言って鎮痛剤とは無縁の生活をしてきましたので、アセトアミノフェンと同様、これまた初めての鎮痛薬でした。ロキソプロフェンNaとは:



Wikipedia によればプロピオン酸系の解熱消炎鎮痛剤だそうで、痛みや発熱のもととなる物質プロスタグランジンが体内で作られるのを抑える働きがあるとのこと。イブプロフェンやアスピリンなどと同様に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる薬の一種で、ロキソプロフェンは鎮痛作用が特に強いのが特徴だそうです。1986年に開発され、市販薬として発売されたのが2011年だそうですので、アレルギー性鼻炎の薬以外はほとんど薬を飲まず、健康が服を来て歩いていたような私が知らなかったのは無理はない。

ロキソプロフェンは、胃の粘膜を保護する作用を持つプロスタグランジンの生成を抑制するため、胃腸障害の原因ともなるそうですが、一方で胃の中で薬として働くのではなく、消化されて腸から吸収されてはじめて薬として効果を発揮するため、その副作用はあまり大きくはなりにくい、ということだそうな。しかし、プロスタグランジン生成を抑制するのが主たる薬効なのですから、

  • 空腹時は避け、食後に服用・使用する
  • お酒を飲まない
  • 胃腸や腎、血液等の疾患を持つ人は避ける

などの注意は必要と思われます。実際、私の場合も使用しはじめて数日間は胃腸に軽い違和感がありました。食事の内容を胃腸に負担の少ないものにしたり、ヨーグルトを食べたりして気をつけた結果、最近は肩の痛みの方もだいぶ良くなりました。

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今年もコーヒーと冬至カボチャを楽しむ

2022年12月26日 06時00分01秒 | Weblog
この季節になると、毎年のように記事にする題材があります。それは、コーヒーと冬至カボチャを味わうこと。ブラックコーヒーと甘味を楽しむ記事は、さまざまな variation を掲載しておりますが、冬至カボチャは自分で栽培したもの(*1)だけに、格別の重みがあります(^o^)/


  (写真は8月、収穫後に乾燥中のもの。)

まだまだ上手に管理できず、収穫は思ったほどではありませんが、それでも自分で育てて採れたカボチャの味は格別です。もちろん、自分では作れないので、作ってくれた妻に感謝、感謝(^o^)/



冬至カボチャって、いつ頃からある習慣なんだろう。意外に新しいんじゃなかろうか。

(*1): カボチャは乾燥が終わり、ジャガイモもそろそろ大丈夫か〜「電網郊外散歩道」2022年8月

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大雪の中、亡母の四十九日法要と納骨を済ませた

2022年12月25日 06時00分24秒 | 季節と行事
当地では、亡くなった方の四十九日法要が本来ならば年明けの1月であっても、法要は年内に済ませてしまうならわしとなっています。これはおそらく雪国の事情で、1月の大雪の中で納骨に難儀するよりも、まだ積雪の少ない12月のうちに済ませてしまうほうが良いという判断なのでしょう。先月、亡くなった母の四十九日も、本来は1月なのですが、習わし通りに12月中に終えるべく24日に予定しておりました。

ところが、思いがけないクリスマス寒波の大雪に見舞われ、前日から自宅の除雪の他に寺の雪かきもしなければいけないハメに。当日は早起きして除雪機を動かし、自宅敷地内と向こう三軒両隣の歩行者用路側帯を機械除雪、その後に寺に移動し、山門から本堂までと墓所までの通路を人力で雪かきをして、先祖代々のお墓の前もきれいにしましたが、積雪は20センチ以上はあったでしょうか。腰は痛いし汗はかくし、なんとも大変なスタートでした。家に戻って全部着替えて、雪かきだけでもう法要を終えたような安堵感。あとは通常通り自宅で法要、寺に移動して本堂と位牌壇の前で読経・焼香、墓に移動して納骨を済ませることができました。

亡母は、自分の葬儀等は知らないセレモニーホールでよりも勝手知ったる寺でやってほしいという希望でしたので、希望を叶えることができて、まずは良かった。今日は休日、ゆっくり休むぞ〜。雪はあまり降らないでくれ〜(^o^)/



人はやがて死ぬ。これは避けられない運命です。おそらくこれからの十数年は、団塊の世代を中心とした葬儀が多くなることでしょう。火葬場も葬儀場も、予約が大変になる時代が来ると思われます。そしてその後は、ボーリング場が一気に衰退したように、あるいは結婚式場が徐々にセレモニーホールへ衣替えしていったように、葬儀場も撤退する時代が来るのではなかろうか。コロナ禍で冠婚葬祭のスタイルが様変わりしている昨今ではありますが、やがて時代の変化が来るような気がしてなりません。セレモニーホールがあるのだから寺はもう不要だとは言えない。田舎の無住寺ではありますが、先祖の遺産で総代をしている寺の維持と存続には、そうした視点が必要な気がしています。いや、クリスマスの話題ではないなあとは思いますけれど(^o^)/

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ボク、李白。生まれて初めて雪を見たの。

2022年12月24日 06時00分38秒 | アホ猫やんちゃ猫
ボク、李白。8月生まれ、4ヶ月の子猫。毎朝、リビングの窓から眺める景色が面白いんだ。こないだまでは赤や黄色の葉っぱがきれいだったけど、近頃は上から白いのが降ってくる。あれ、雪なんだって。生まれて初めて雪を見た時は、それはびっくりした。雪は、とっても冷たいらしい。ボク、寒いところは苦手なので、部屋の中のほうがいいや。昨日の夕方なんか、ご主人が真っ白になって戻ってきたんだけど、除雪っていうのをやってきたらしい。赤い大きな機械で、雪を食べては遠くへ飛ばしてやるんだそうだ。この機械がないと、冬は大変だって言ってた。大雪の時は、猫の手も借りたいほどだそうだ。そうなのか。でも、ボクの手じゃあまり役に立てそうもない。だから、こたつで留守番を頑張ろうと思う。

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大雪と停電の報道に

2022年12月23日 06時00分06秒 | 季節と行事
例年であれば12月上旬に少し雪が降り、何度か融けてはまた降りを繰り返して本格的な雪景色、根雪となるのですが、今年はいきなりどーんと降り積もってしまい、昨日の雨でだいぶ融けたとは言うものの、このまま根雪になりそうな気配です。そういえば、北陸地方の自動車の立ち往生のニュースや、県内の停電のニュースなどを見聞きし、当事者となってしまった皆様の不便を想像して、同情してしまいました。

考えてみれば、真冬の寒さの中でなかなか停電が回復しないというのは大変な事態です。オール電化の家では全機能がストップしてしまうでしょう。当地では東日本大震災の際の経験もあり、電気を使わない、クラシックな石油ストーブを残している家が多いようです。やかんでお湯を沸かし、湯たんぽに入れて暖を取ることで、なんとか寝られるとはいうものの、さぞや心細いことでしょう。

立ち往生した車の中で過ごす人は、さらに大変です。若い頃、庄内地方で何度か猛烈な地吹雪を経験しましたが、とにかく前車の後についてゆっくり前に進み、なんとか地吹雪地帯を通り抜け市街地に入ったときには、実際に命拾いしたと感じたものでした。激しい地吹雪のときは、30分で車の腹の下は雪に埋もれてしまいます。それを掻き出して排気ガスの通り道を確保しておかないと、ガス中毒で意識を失ってしまいます。私が通り抜けた後、同じ場所で地吹雪で立ち往生した車のドライバーが一酸化炭素中毒で亡くなったとの報道に、わずか30分か1時間の差でしかなかったこと、単に運が良かっただけだと感じたことでした。亡くなった方は、車にスコップを積んでいたのだろうか、防寒着や防寒靴の備えは充分だったのだろうか、途中に逃げ込むことができる民家はなかったのだろうか、などとどうしても考えてしまいます。

さて、今日から週末にかけて、大雪、大荒れの予報ですが、各地の被害が最小限にとどまりますように祈りながら、遅れてしまっている雪囲いの残りを済ませる予定です。給湯機まわりの雪囲いは終わり、地下水の井戸ポンプも一昨日の気温で凍結も解消されたので作業小屋の方の止水栓を閉めました。除雪機のバッテリーも快調、雪かき道具も並べて準備オーケー。あとは作業小屋の最後の戸締まりを残すだけです。

(写真は、先日の雪降りの朝のものです。)

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コロナ禍とオーケストラ〜「山響クロニクル〜50年の軌跡」(25)〜(27)を読む

2022年12月22日 06時00分43秒 | クラシック音楽
亡母の葬儀や私のコロナ感染等で中断していましたが、地元紙・山形新聞の連載記事は、コロナ禍がオーケストラにもたらした影響をよく表していました。新型コロナウィルスの流行で痛手を受けたのは、飲食業や観光・旅行業界だけではありませんで、音楽や演劇なども大きな打撃を受けました。



10月18日付(25)「逆境でも前へ」。2020年7月、数カ月ぶりに聴衆に生の演奏を届けた山響は、演奏する側と聴衆との間で「ブラヴォー!」という声に代わる声援の送り方として、「Bravo!」タオルや手ぬぐいを発表します。大きな声を出すことが出来ない聴衆が Bravo ! タオルを掲げることで、演奏家に共感や応援の意を示すスタイルが始まり、SNS 等を通じて山形から各地に広がっていく様子が描かれます。



10月25日付(26)「そして原点に返る」では、山形市がクラウドファンディングや直接寄付などの支援の輪の広がりに対して、全国的にも目を見張る額の支援が寄せられます。地域に根を下ろしたオーケストラの意義が再確認されたことでした。ただし、見出しの「すべては山形のために」の「すべて」は言い過ぎでしょう。山響は県外でも演奏会を開きますが、これらも「山形のため」となると「収奪的出稼ぎ」のイメージを受けてしまいかねません。それはやや事実に反するのでは(^o^)/



11月1日付(27)「その先へ」では、第300回記念定期演奏会を取り上げ、コロナ禍の中で培った発信力を活かして地域や観光の視点を取り込んだプロジェクトをスタートさせたことを紹介します。創立名誉指揮者の村川千秋氏と常任の阪哲郎さんの言葉、「積み重ねてきた50年はあくまで通過点。ここが次の50年へのスタートだ」はまことにその通り。私にとっても、古希を迎えてこれからの人生の音楽の楽しみがまだまだ続くのはまことに幸せで、ありがたい限りです。

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SMSで不在連絡?〜新手の迷惑メールか

2022年12月21日 06時00分37秒 | コンピュータ
昨日、スマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)に、1件、妙なメッセージが届きました。それは、

お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確認ください。7aozdps.com?pj

というものです。ははーん、新手の迷惑メールだな、こりゃ。

そう判断した理由は、次の通り。

  • クロネコ便の場合、通例「ご不在連絡票」「ご連絡票」などの紙を置いていき、それを見てこちらから電話をするというしくみである。電話番号でデタラメに送信可能なSMSで連絡をよこすのがおかしい。
  • ふつう「お客様ご不在のため」でしょう。「お客様不在の為」などというのは日本語としてぎこちない。
  • クリックさせようとしているURLが文字化けなのか怪しさ満載(^o^)/

試しに「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました」で Google 検索してみると、やっぱり迷惑メールの一種らしい。どうもアンチスパムフィルタをすり抜けてしまっているようで、困ったものです。

やれやれ。おそらくは、うっかりクリックしてしまうと、妙なサイトに誘導されてしまうのでしょう。
お歳暮など宅配便が飛び交う季節です。皆様もどうぞご注意ください。

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当ブログ開設18周年〜19年目に入った朝は雪降りだった

2022年12月20日 06時00分54秒 | ブログ運営
すっかり忘れていましたが、昨日、12月19日は当ブログを開設して18年を過ぎ、19年目に入った記念日でした。2004年12月19日の初投稿記事は「今年はなかなか雪が降らない」というもの(*1)で、今年の雪降りのお天気とはだいぶ様子が違うようです。昨日は大雪のために山形新幹線は運休となり、在来線も本数を減らして運行したほか、雪のために倒れた樹木で電線が切れ、数千戸が停電となった地域もあったようです。

ところで、開設以来カテゴリー別記事数の変化を思い出したように記録していますが、しばらくぶりに表計算で集計してみました。それによれば、



18年間の総投稿数は6,669件、3年前の2019年同日と比較すると、平均して119%の増加となりました。これをカテゴリー別に見ると表のようになりますが、平均を上回るものを増加率の大きな順に並べてみると、

  1. 第1位 健康  182%
  2. 第2位 週末農業・定年農業 150%
  3. 第3位 香月美夜 146%
  4. 第4位 料理・住まい 144%
  5. 第5位 季節と行事 136%
  6. 第6位 映画TVドラマ 123%
  7. 第7位 コンピュータ 121%
  8. 第7位 手帳文具書斎 121%

となります。明らかに、新型コロナウィルス禍に関連する健康の話題が多くなっていることの反映でしょう。週末農業・定年農業に関しては、個人的に役立つ農事暦の性格もあって、大きなところを意識して記録しているためです。「香月美夜」カテゴリーの増加は『本好きの下剋上』シリーズにはまっている現れで、「料理・住まい」カテゴリーに匹敵する、いやいや、上回るほどとは思いませんでした。「季節と行事」はネタに困った時の苦肉の策、「手帳文具書斎」のインク補充記録も似たようなものでしょうか。「コンピュータ」カテゴリーはあまり大きな変化はないと思っていましたが、この三年間でタブレット端末が導入されたり無線LAN環境が更新されたりと、意外に変化があったようです。

それぞれのカテゴリーの性格は、昨年の開設記念日の記事(*2)にまとめたとおりですが、代わり映えしない内容でも「自分に役立つように書く、それが他人様にもなにがしかお役に立てるものがあればなお幸い」というスタンスで綴っております。いずれにしろ、18年間ほぼ毎日更新の張り合いは読者の皆様のご愛読のおかげです。ありがとうございます。

(*1): 今年はなかなか雪が降らない〜「電網郊外散歩道」2004年12月
(*2): 開設17周年、当ブログの内容の簡単な自己紹介〜「電網郊外散歩道」2019年12月

※この三年間で、カテゴリー名も少し変更しています。「散歩外出旅行」を「散歩外出ドライブ」に変更、マイカー関連の話題をこちらに載せています。「アホ猫」は母娘猫の死去でしばらく記事が途絶えましたが、最近になってマンチカンの子猫「李白」が加わり、「アホ猫・子猫」に変更しています。

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塩鮭とタマネギと干し柿のパスタを作る

2022年12月19日 06時00分55秒 | 料理住居衣服
日曜のお昼、私と妻の意見が割れました。私は塩鮭でパスタを作ってみることとし、妻は残りご飯と塩鮭で鮭茶漬けだそうです。それならば、一人分だけ作ってみればよいのだから、実験的なものに挑戦してみることとしました。今回は、塩鮭とタマネギと干し柿のパスタです。基本はピリ辛のペペロンチーノ風ですが、辛さの中に少し酸味や甘さがあると美味しく感じることはプルーンやリンゴで実証済み(*1)。それならば、季節の甘さとして干し柿を使ってみよう、というわけです。

材料と準備は、

  • パスタ 80g
  • 塩鮭  焼いた切り身の半分、前日の残りを切り分けておく。
  • タマネギ 1/4個、今回は紫のタマネギをスライスして使いました。
  • 干し柿  1個、今回は大きめに4等分して使用。結果的にはもっと小さくした方が良い。
  • ニンニク 1/2個、赤唐辛子 1/2個
  • オリーブ油、塩コショウ、粉チーズ 適量
  • パセリ 適量

です。作り方は、例によって

  1. 2L程度のお湯を沸かし、塩大さじ1を加えてパスタを茹で始め、同時進行でフライパンで加熱した低温のオリーブ油にニンニクの香りを移し、赤唐辛子で辛味を付け、さっとタマネギを炒めます。
  2. 塩鮭と干し柿を加えて軽く炒め、火を止めてフライパンの温度を少しだけ下げてから茹で汁を少量加え、中火でフライパンを揺すって油を乳化させます。
  3. 茹で上がったパスタを投入し、塩コショウで味を整え、少量のオリーブ油を回しかけて軽く混ぜ、器に盛り付けます。
  4. 粉チーズをふりかけ、パセリを添えてできあがり。

もはや手慣れた手順ですが、干し柿の甘さがどんなふうに感じられるか、食べるのが楽しみ。



うん、ピリ辛の中に干し柿の甘さがかなり強く感じられます。これは、4等分では大きすぎ、8等分にしてさらに半分にしたくらいでもよいのかも。でも、当初の狙い通り、ピリ辛の中に自然な甘さがあるというのは美味しいものです。充分にいける味だと感じました。



(*1):「リンゴと豚肉のペペロンチーノ風パスタ」を作る〜「電網郊外散歩道」2019年10月

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『大学で学ぶ東北の歴史』を読む〜その6〜東北の近世と飢饉

2022年12月18日 06時00分02秒 | -ノンフィクション
昨年暮れに読み始めた東北学院大学編『大学で学ぶ東北の歴史』もいよいよ終盤、近世に入りました。のんびりと読み始めたのに、暮れも押し詰まる頃になかなか興味深い内容で、読み終えるのが惜しい気分です。

高橋克彦『天を衝く』で面白く読んだ九戸政実による豊臣秀吉への反抗の後は、徳川政権下で大名の配置が確定され、それぞれの藩政が展開されていきます。その中で人・モノ・文化の交流が行われますが、その基盤となったのが、街道と水運でした。奥州街道はおおむね現在の東北新幹線や東北自動車道などのルートに相当しますし、羽州街道も一部の峠越えルートは異なりますが、ほぼ東北中央自動車道のルートに相当します。また、物資の輸送に大きな役割を果たしたのは、当地・山形県との関連で言えば最上川舟運や酒田港を起点とする西回り海運などの舟運と海運の整備・発達だったようです。紅花、米、大豆などを中心とする交易とともに商業ネットワークが拡大していき、人的交流に伴って文化的なつながりも拡充されていきます。現在も残る京文化の影響、雛人形や医学修行の記録などは、こうした背景があったためでしょう。



ここからは、私の考えと感想です。半世紀以上前の私の中学生時代、学校の歴史の授業では、河村瑞賢の西回り海運の開始により、出羽のコメの大量輸送が実現したという賛辞が中心だったように思いますが、今は必ずしもそうは思わない。現代ならば地元農協等が中心となって築いていた輸送システムをふっとばすような官製輸送システムが構築されることに相当し、おそらくそのしわ寄せは地元の生産者(農民)が負担させられたのではないかとニラんでいます。



さらに興味深いのは「災害と備え」の章です。東北と言えば寛永・元禄・享保・宝暦・天明・天保と何度も飢饉に見舞われていますが、飢饉の原因は必ずしも自然災害だけではない。むしろ、米中心の経済と藩政の都合で他領に多くの米を送り出し、自藩内では米が不足がちであったという状況に自然災害が大きな打撃を与えたという面が強いのでしょう。上杉鷹山の米沢藩が飢饉において餓死者を出さなかったというのは、救荒作物備蓄や御救米制度などの貢献もありましょうが、実際は質素倹約=領内から他藩へ米を出さない政策をとっていたという理由が大きいのではないかと思います。



1998年にノーベル経済学賞を受けたアマルティア・セン教授の言葉を借りれば、世界各地の「大飢饉」の原因は食料供給量の不足ではなく、人々が食料を入手する能力と資格の剥奪にある、ということなのでしょう。すなわち、飢饉は必ずしも「天災」ではなく「人災」なのだ、ということ。

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久々に机上を片付ける〜片付けるコツの話になるほどと思う

2022年12月17日 06時01分03秒 | 手帳文具書斎
湿った雪降りの日、外で働くには寒いし濡れるし、体調もまだ本調子ではないし、横着を決め込んで書斎の机上の片付けに専念しました。農協に提出する肥料の予約注文と、ウクライナ戦争がらみの経済制裁でロシアからの肥料輸入がストップしているなどが背景となり、大幅に値上がりしている肥料に対する補助金の申請書類を出す必要があります。また、亡母の介護保険に関する申立書その他、さまざまな書類を提出する必要もあります。これまで、母の入院や葬儀、私のコロナ感染と自宅療養などですっかり乱雑に積み上がって目も当てられない状態になっていました。このたび、久々にデスク上を片付け、ようやく一息ついたところです。まだまだスッキリとはいかないのですが、なんとか書類を広げ参照して記入することができるようになりました。



ところで、片付けに関してある人から聞いた話がたいへん興味深く、また面白かった。要するに、棚なら棚を決めて、そこに入る分だけを保存管理するのだそうです。あふれそうになったら問答無用で処分してしまい、とにかくその棚で管理できる分しか残さないのだとか。なるほど、それは良い考えです。私も古希を過ぎて少しずつ余分なモノを減らすことを考えるようになりましたが、余計な書類を思い切って処分するには良い方法なのかもしれません。

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