電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

ヤンネ舘野ヴァイオリン・リサイタルでモーツァルト、ガーシュイン、フランク等を聴く

2014年04月30日 06時02分45秒 | -室内楽
「昭和の日」となった29日、山形市の文翔館議場ホールで、ヤンネ舘野ヴァイオリン・リサイタルを聴きました。午前中に、いよいよ近づいた法事の準備のためにあちこち片付けをしてから、文翔館の駐車場に行ってみたら、すでに満車でした! 甘かった。ゴールデン・ウィークを甘く見ていました。文翔館の見学者も多かったのでしょう。しかたがないので、少し離れた駐車場に車を停め、徒歩でホールに向かいました。幸いに晴天で風も弱い日でしたので、気持ちの良い散歩となりました。



本日のステージ配置は、中央のステージ上にピアノと独奏者用の譜面台を置き、ホールを横長に使って半円形にステージを取り囲むような形です。びっくりしたのは、やけにお客さんが多いことです。百人は優に超えていたようです。もしかしたら、天童混声合唱団等でピアノを担当している白田佳子(よしこ)さんとヤンネさんのご縁から、合唱団関係者や聴衆の方々にヤンネさんのファンが多いのかもしれない、などと想像しました。ほぼ満席に近い聴衆の層は、山響や山形Qとはだいぶ異なります。年配者、とくに女性が多いのが特徴です。

男性の実行委員の方が、演奏の開始を告げると、ヤンネ舘野さん(Vn)と白田佳子さん(Pf)が登場します。ヤンネさんは黒のソフトなシャツで、白田さんは深青色のドレスです。プログラムには、本日の曲目として、

1. ヴィターリ? シャコンヌ
2. モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.305
3. ガーシュイン パリのアメリカ人 (ハイフェッツ編曲)
4. フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調

の四曲が予定されています。今回のお目当ての曲は、もちろんフランクのヴァイオリン・ソナタです。



第1曲目:ヴィターリ?の「シャコンヌ」。バッハの厳しい世界とは違って、もっとロマンティックな音楽です。ヤンネさんは、要所にヴィヴラートもきかせながら、感情過多ではなく、情熱をもって演奏します。白田さんのピアノが、大きくバックを支えます。
第2曲目:モーツァルト「ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.305」。第1楽章:アレグロ・モルト。第2楽章:アンダンテ・グラツィオーソ。お母さんを亡くしたパリ時代の作品でありながら、実に明るい音楽です。
第3曲目:ガーシュイン「パリのアメリカ人」(ハイフェッツ編)。これは楽しい! 警笛やパリの雑踏の様子と、慣れないアメリカ人の様子がユーモラスに描かれます。

ここで15分の休憩があり、後半は大好きなフランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」(*1)です。白田佳子さんのピアノとヤンネさんのヴァイオリンが、実によい味! 上品で、あったかい音楽になっています。思わず聞き惚れてしまいました。

ブラボー!の声がかかり、拍手に応えて、アンコールを4曲。
(1) ハチャトゥリアン「ノクターン」
(2) ブリッジ「メロディ」
(3) モンティ「チャールダッシュ」
(4) マスネ「タイースの瞑想曲」
このうち、ブリッジの「メロディ」という曲は、初めて聴きました。なかなかいい曲ですね! どうやら、お父さんの舘野泉さんが左手のピアニストとして再起を決意するきっかけになった曲らしいです。うーむ、先日のプレシャス・カルテット(*2)のプログラム中にも、ブリッジの「ロンドンデリー・エアー」というステキな曲が取り上げられていましたし、ブリッジという作曲家に興味津々です。こんなふうに、演奏会は、新しい作曲家や作品を知る貴重な機会となっています。



実は、15分の休憩の際に、たまたま臨席になった老婦人にのど飴をすすめたのがきっかけで、少しだけ言葉を交わしました。夫の介護で外出もできず、先ごろ夫君が逝去されたために、はじめて外出をしたのだとか。誘ってくれたお友達?の方に感謝しつつ、久々の演奏会を楽しまれたようでした。

本当にそうですね。何気なく集まったように見える聴衆の一人一人に、実はそれぞれの生活やドラマがあるのですね。この日のみごとな演奏会は、きっと記憶の中に鮮明に刻まれたことでしょう。

(*1):フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」を聴く~「電網郊外散歩道」2006年6月
(*2):プレシャス・カルテット山形公演vol.2でハイドン、ブリッジ、ブラームスを聴く~「電網郊外散歩道」2014年3月

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佐伯一麦「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝~ワープロとパソコン(6)」を読む

2014年04月29日 06時02分55秒 | コンピュータ
2014年4月23日付の山形新聞に、佐伯一麦さんの連載「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」が掲載されました。そこでは、「ワープロとパソコン(6)」と題して、奥さんの留学先のオスロで使っていたパソコンで、動作の遅いワープロソフトではなく、きびきびと動くテキストエディタとして、QXエディタに出会ったことを述べています。パソコン通信を介して出会ったこのエディタは、縦書きができたことや動作が安定していたこと、加えて各種マクロが充実していたことから、以後、愛用することとなります。
2000年に、「文学界」において「作家たちの執筆現場~ワープロ・パソコンVS原稿用紙」というアンケートが組まれたとき、テキストエディタと回答したのは140人中2人だったとのこと。これは、やや意外です。長編を執筆する人なら特に、テキストエディタに勝るものはないと思うのですが。



また、雑誌「本とコンピュータ」のインタビューで、当時視覚障がいをかかえていた80歳の水上勉氏が、「コンピュータは健常者のためだけでなく、障害者の役に立つものでもあると思うんです。目を悪くしてから、こうした道具への興味が、いっそう湧いてきましたね。」と答えたことなどを紹介しています。同誌のこの記事は、私も読んだ記憶があり、視覚に障がいを抱えた老作家が、新しいものを自分には無縁のものとして拒否するのではなく、情報技術の本質的な価値を認識していることに共感したものでした。
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北重人『白疾風』を読む

2014年04月28日 06時02分06秒 | 読書
年度末・年度始めの慌しさも一段落し、ようやく落ち着いて本を読める日常に戻りつつあります。文春文庫の時代小説で、北重人著『白疾風』を読みました。作者は、山形県酒田市生まれの建築家だったようで、61歳で胃ガンで亡くなっているのだとか。初めて読む作家ですが、印象は良く、現役で活躍中でないのが惜しまれます。

本書は、戦乱の世が天下統一され、江戸に幕府が開かれた頃の武蔵野を舞台にしています。織田信長に攻められ落ちのびた伊賀の忍びの過去を持つ初老の男・榎の三郎が、妻の篠と一緒に住んでいます。ともに村を開き、村人を率いて今は有力者となっている土屋平蔵とは昵懇の間柄で、言ってみれば先住顧問のような立場です。

土屋の一族は、どうやら武田家につながる人々で、甲州といえば武田の隠し金山という連想どおり、甲州の金をめぐって外部から不穏な陰謀が入り込みます。風魔の残党やら三郎の昔の忍び仲間、あるいは妖艶な女忍びなども登場します。せっかくの楽しみですのであらすじは省略しますが、どちらかといえば硬質なハードボイルド風味の強い時代小説です。

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山形弦楽四重奏団第51回定期演奏会でモーツァルトの「ハイドン・セット」から3曲を聴く

2014年04月27日 10時11分45秒 | -室内楽
好天に恵まれた土曜の夕方、早朝から畑仕事に精を出し、午後には野暮用な総会に出席、夕方から山形市の文翔館議場ホールに向かいました。本日は、山形弦楽四重奏団(*1)の第51回定期演奏会です。



到着して手洗いを済ませた時には、すでにプレコンサートが始まっておりましたので、曲名などを聴くことはできませんでしたが、溝邉奈菜さん(Vn)と田中知子さん(Vla)のお2人による演奏で、三楽章のステキな曲でした。

演奏前のプログラム紹介のトークは、中島光之さんです。進学塾で国語の先生の経験もあるだけに、いつものことながらたいへん明解でわかりやすい、でもハイドンとモーツァルトの関係が具体的にどうスゴイのかなど、視点にキラリと光るものがある、そんなお話でした。今回のプログラムノートの内容も、音楽雑誌のエッセイに再録したいと思うような、またなぜハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目指す団体が、モーツァルトの「ハイドンセット」を二回に分けて全曲演奏するのか、その理由を説得力をもって説明するものでした。



さて、演奏家が登場、向かって左から、第1ヴァイオリンの中島光之さん。黒の上着の下は、ダークグレーのシャツに明るい銀鼠色のネクタイ。その右、第2ヴァイオリンの今井東子さんは黒のドレスで。右奥はヴィオラの倉田譲さん。黒いシャツ姿で、今晩の気温を予測したかのようです。一番右がチェロの茂木明人さんで、黒の上着に、赤に近いピンクのネクタイをしめています。

本日の曲目はすべてモーツァルトで、1曲目は弦楽四重奏曲第16番、変ホ長調、K.428 です。第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ。半音階を生かした、陰影を感じさせる音楽です。絵画で言えば、ややくすんだ色合いにもかかわらず激しさを内包した作品、といった感じ。第2楽章:アンダンテ・コン・モト。ここも一種独特な、和音の移り変わりで聴かせるような、不思議な音楽です。第3楽章:メヌエット。活発なメヌエット。トリオ部になって、人懐こい旋律が出てきます。第4楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ。活気ある音楽が展開されます。

そして2曲目は、弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421です。第1楽章:アレグロ・モデラート。モーツァルトの短調の音楽は、不思議に心にすっと入ってきます。憂愁や悲しみは誰の心にもあるために、それが聴く側でも共感できるからでしょうか。第2楽章:アンダンテ。アンサンブルの中で、ハイドンよりもチェロが活躍し、いい味を出していると感じます。もしかして、ハイ・アマチュアのお殿様の腕前に遠慮する必要のない、プロフェッショナルな演奏家を想定できたモーツァルトの自由な立場のせいでしょうか。第3楽章:メヌエット、アレグレット。いきなり映画にも使えそうな悲劇的あるいはペシミスティックな楽想で始まります。でも、途中には1st-Vnが優雅に踊るとき他はピツィカートで合わせるようなところもあり、転がるように明暗が転換していき、最初の悲劇的あるいはペシミスティックな旋律に回帰して終わります。第4楽章:アレグレット・マ・ノン・トロッポ~ピウ・アレグロ。全体としての優しさの中に、ヴィオラも強く訴えるように奏されて、激しさも内包するようです。前席のお客さんの中からブラボー!の声もかかり、ああ、良い音楽・演奏を聴いたなあと感じました。



ここで15分の休憩です。モーツァルト人気でしょうか、客席はだいぶ埋まっており、いつもよりもぐっとお客さんの数が多いみたい。しかも、年配者だけでなくて、若い人が多いのが特徴でしょうか。もしかしたら、大学の学生さんたちが来ているのかもしれないと思いました。他には山響関係者で、クラリネットの郷津さんや川上さん、フルート&ピッコロの小松崎さんのお顔なども見られました。

最後の第3曲目は:弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387「春」です。
第1楽章:出だしのすぐ後から、Vcの低音の上に、Vla~2ndVn~1stVn と受け渡す場面が出てきて、おお!いかにもカルテット!と感じます。これが繰り返されますが、1st-Vnがいかにも春らしさを運んでくるような。でも春の女神ではなくて、呑兵衛の牧神だったかも(^o^)/ 第2楽章:メヌエット、アレグロ。楽しく美しく変化に富んだアレグロです。第3楽章:アンダンテ・カンタービレ。ヴァイオリンをはじめ良く歌うアンサンブルの中でも、やっぱりチェロの茂木さんの活躍にモーツァルトらしさを感じます。第4楽章:モルト・アレグロ。チェロ~ヴィオラ~第2ヴァイオリン~第1ヴァイオリンと追いかけるようなフーガです。これが繰り返され、全体としてソナタ形式を踏襲しているのでしょうか。半音階的要素もあり、いかにも力作と感じさせる作品で、聴き終わった後の満足感がじわ~っと感じられるものでした。

再び前席のお客さんからブラボー!の声がかかり、聴衆の拍手の中で、アンコール曲が紹介されましたが、やはりモーツァルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」の中から、「有名なアリアです」とだけ。素人音楽愛好家には、それだけじゃわからん(*2)がな~(^o^)/
でも、スキップするみたいな音楽は、たぶんソプラノのアリアと見当をつけました。さて、正解は? ここは元「先生」に採点をお願いすることにいたしましょう(^o^)/

(*1):山形交響楽団に所属する弦楽奏者からなるカルテットで、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目標に、年四回の定期演奏会を開催し、すでに十年を超える活動歴を持つ団体。近年は、戦争で夭折した作曲家や現代の若手なども含めて、邦人作曲家の作品も積極的に取り上げています。
(*2):アンコールの原曲目は、たぶん、これでしょう。"È amore un ladroncello"


山響団員の中でも特にシャイな四人の紳士淑女が、いくら春の盛りとはいえ「愛の神はいたずら者」などという曲を選択したことを羞じらったのでしょうか(^o^)/

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高校と大学の同窓会費を送る

2014年04月26日 06時01分27秒 | コンピュータ
春は、タンポポの綿毛のようにお札が飛んでいく季節です。高校や大学の同窓会費だとか、山響の定期会員の経費などは良いとしても、定年退職する前の各種団体などは、もうそろそろ尻尾を切ってもよいのではないか、などと迷います。郵便局に行ったり銀行に行ったり、折を見てはその都度処理していますが、面倒と言えば面倒です。でも、ネットで決済する現状を考えると、全面的には信頼しかねると感じてしまい、やっぱり足を運んで送金しています。便利さとセキュリティは、どうも相反する関係にあるようです。

(*1):OpenSSLの脆弱性攻撃で国内に被害~三菱UFJニコスで情報の不正閲覧~ITmediaエンタープライズ

さて、本日は夕方から山形市の文翔館議場ホールにて、山形弦楽四重奏団の第51回定期演奏会の予定。モーツァルトのハイドンセットの第1回目、前半の3曲が演奏されます。第14番「春」が楽しみです。

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小川晃代『ねこのココロがわかる本』を読む

2014年04月25日 06時04分22秒 | -ノンフィクション
図書館で見つけた「ぶんか社文庫」で、小川晃代著・佐藤貴紀監修『ねこのココロがわかる本』を読みました。ニャンともかわいい子ネコの写真が多く、我が家のアホ猫もこんな時期があったんだなあと、遠い昔を懐かしんでしまいました。人間にとっては「わずか15年」でも、ネコにとってはほとんど一生に近い年月です。交通事故にも遭わず、大病もせず、長生きして愛嬌をふりまいてくれるのはたいへん嬉しいことです。

ところで、本書の内容ですが、猫好きにはすでに既知のことが多いとはいうものの、中には「へ~、そうだったのか~」という内容も含まれます。例えば、しっぽを大きく振ったり、スパン・スパンと尾を打ち付けたりするのは不機嫌な証拠とか、しっぽをピンと上に立てるのはご機嫌な証拠とかいうのは知っていましたが、水たまりの水や花瓶の水を好んで飲むのは、カルキ臭がしないからだ、というのは初めて知りました。なるほど、そうだったのか~! 毎日新鮮な水道の水を汲んであげるのに見向きもせず、翌朝になるとなくなっているのは、そういう理由からだったのですね。では、井戸水だったら好んで飲むのだろうか? こんど、試してみましょう。

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大桃美代子『ちょっと農業してきます』を読む

2014年04月24日 06時02分45秒 | -ノンフィクション
成美堂出版の文庫本で、大桃美代子著『ちょっと農業してきます』を読みました。大桃美代子さんといえば、だいぶ前にNHKの「クイズ・日本人の質問」に出ていた女性、という記憶はありますが、放送時期が1993年から2000年までというと、最も多忙でテレビを見られなかった時期にあたります。そのときの「ものしり博士」の印象のままにいたものですから、たまたま図書館で本書を見つけた時には、著者の思惑通りの軽い「カルチャーショック」を受けました(^o^)/

第1章: 私が「プチ農村暮らし」を始めたワケ
第2章: 農村は天国? 地獄? いったいどっち?!
第3章: はじめての農業日記1 被災から苗おこしまで
第4章: はじめての農業日記2 田植えから収穫前まで
第5章: はじめての農業日記3 稲刈りから営業まで
第6章: 「プチ農村暮らし」で考えたこと、感じたこと
第7章: はじめての農業日記、その後

ごく簡単に言うと、農家の娘が田舎を嫌って都会の大学に進み、会社に就職したけれど、なぜか芸能界入りをします。たまたま新潟県魚沼市の実家にいたときに中越地震で被災して、これが一つのきっかけになり、古代米を作る稲作農業を始めてしまう話です。
 農村生活は子供の頃から知っていたはずなのに、大人になった目で眺める農村生活はスゴイ!というスタンスで書かれています。このあたりは、当方も共感するところ大です。残念ながら、我が家では米つくりは委託してしまっており、果樹園農業が主体になっていますが、「大変だけど楽しい・面白い」というのが実感です。もう少し経済的にペイするものであればなお良いのだけれど、ということろでしょうか。
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「まさか」の出来事

2014年04月23日 06時02分52秒 | Weblog
 突然の事故や災害に遭遇してしまったとき、私たちは「まさか自分が」と思ってしまうのだろうと思います。ふつうの日常生活は、自分が突然の事故や災害などには遭わず、悪い病気にもならずに日々を送れるものという前提で、過ごしています。
 でも、ちょっとしたチケットの都合で出発時間が延びたために命拾いした人もいれば、たまたまタイムリーに切符が取れたために大きな事故に遭遇してしまうこともあるでしょう。文字どおり「たまたま」偶然のことではありますが、「もしかしたら自分の番だったかもしれない」と思うと、こわいものがあります。自分だけは事故や災害に遭ったり悪性の病気になったりはしない、というような「特別意識」はありませんし、同じように事故や災害等のために落命することはありうると思えば、他人事ではありません。
 実は、ごく若い頃に、交通事故と岩登りでの転落と、二度ほど命拾いした経験もあります。それを思えば、もしかしたらこれまでは僥倖によって生きてこれたのかもしれませんし、逆に自分が加害者の立場にならないとも限りません。神ならぬ身、予知・予見はできないものですから、「まさか自分が」と油断せず、まずは身近な交通安全に注意することといたしましょう。

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一週間ほど「カクノ」を見失っていたら

2014年04月22日 06時05分06秒 | 手帳文具書斎
ここ一週間ばかり、パイロットの廉価万年筆「カクノ」(中字:M)の姿を見かけません。あれ、どこに置き忘れたのだろうと探しましたが、どこにあるのか行方不明。ふだんは書類カバンとお弁当バッグを持ち歩いているのですが、書類カバンの中のペンケースにないと、実際、途方に暮れてしまいます。

過日、山響定期に出かけようと、外出時のサブバッグを取り出したら、中のペンホルダーにすっぽり埋まっておりました(^o^)/
この万年筆は、クリップを持たないために、頭まですっぽり埋まってしまい、気づかなかったようです。

で、一週間まったく使わず、ペン先を上にして放置していたためか、書き始めてもインクが出ない。乾いたかなと思ってペン先を下にして少し振ってみたら、無事にインクが出て来ました。良かった良かった。

プラチナの古典ブルーブラック・インクを使っているこの「角野」じゃなかった「カクノ」くん、あちこち活発に出没するので、目が離せません(^o^;)>poripori



もう一つ、胴軸にひび割れが入ったために、白い塗装用マスキングテープでぐるぐる巻きにしていたプレッピー(細字:F)の、マスキングテープを交換しました。先日、衝動買いした緑色の千鳥格子模様のマスキングテープです。決してイキな姿とは言えませんが、絆創膏のように見える白い塗装用マスキングテープよりはマシでしょう(^o^)/

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山響第236回定期演奏会でシューベルト、メンデルスゾーン、ドヴォルザークを聴く

2014年04月21日 06時03分45秒 | -オーケストラ
朝から果樹園の草刈りに精を出し、午後からも伐採した枯れ木をチェーンソーで一定の長さに切りそろえるなど、せっせと働いた後で、お天気にも誘われて、山形交響楽団第236回定期演奏会のマチネに出かけました。
霞城公園は桜がちょうど満開で、周辺の道路はだいぶ渋滞しておりましたが、なんとか開場時刻には間に合いました。

ホワイエでは、なにやらプレコンサートを開催する模様。ヴァイオリンの中島さんやヴィオラの井戸さん、チェロの久良木さん、コントラバスの柳沢さん、ホルンの八木さん、ファゴットの高橋あけみさん、クラリネットの川上さんで、ベートーヴェンの七重奏曲から、第1・第3・第5楽章を演奏します。実は、この4月末で、高橋さんが退団することになっているのだそうで、ああ、それで首席ファゴット奏者の募集が出ていたのだな、と理解できましたが、残念至極です。思えば、パストラーレ室内合奏団の演奏会でこの曲を初めて生で聴いたのでした。その後も、オーケストラでの演奏の他に、シューベルトの八重奏曲や、アフィニス音楽祭での室内楽演奏会、あるいは「室内楽の夕べ」など、たくさんの音楽体験をすることができました。この件は、また後で記すことにします。

さて、本日の曲目は、

1. シューベルト「交響曲第5番」
2. メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、木嶋真優(Vn)
3. ドヴォルザーク「交響曲第8番」
 指揮:アジス・ショハキモフ

というものです。



1曲目:シューベルトの交響曲第5番。楽器編成は、ステージ左から、第1ヴァイオリン(8)、第2ヴァイオリン(7)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)と並び、右手奥にコントラバス(3)、正面にはフルート(1)、オーボエ(2)、その奥にホルン(2)とファゴット(2)が座ります。コンサートマスターは客演の高橋和貴さん。
指揮者のショハキモフさんが登場、ウズベキスタン出身だそうで、とても大柄ですが、頭の毛が黒色で、ちょっと見ると日本人かと思ってしまうほどです。でも、もじゃもじゃ頭の下の風貌はたしかに中央アジア系。指揮ぶりは動きがとても柔らかく、きっと運動神経も良いのだろうな、と感じます。
第1楽章:アレグロ。弾むようなリズムで、テンポを落としてまた上げる、ワルツのターンのよう。第2楽章:アンダンテ・コン・モート。弦楽合奏がとても柔らかく優しい響きがします。第3楽章:メヌエット、アレグロ・モルト~トリオ。音楽の表情を変えるところは、スパッと鋭角的に、力強く。曲の最後は、弓を離して、澄んだ音が消えていく余韻を味わいました。第4楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ。小編成のオーケストラで聴く当世風シューベルトの交響曲として、ずいぶん変化もあり、ほんとうに楽しみました。

続いて、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲です。
オーケストラの編成は、Fl(2), Ob(2), Cl(2), Fg(2), Hrn(2), Tp(2), Timp., 8-7-5-5-3 の弦楽セクションとなります。このうち、ホルンとトランペットはナチュラル・タイプ、ティンパニはバロック・ティンパニとなります。ふむふむ、なるほど~、などと一人で納得していたら、本日のソリスト、木嶋真優さんが車椅子で登場!なんでも、足を怪我したとかで、エメラルドグリーンのドレスの足元からのぞく白い包帯が痛々しい。どうやら、ギブスで固定しているようです。
それでも、椅子に座って演奏する第1楽章の情熱的なこと!そして、長いファゴットの音から第2楽章の音楽が帰ってくるところなど、山響のバックもすごい!また、ヴァイオリンから、ファンファーレとともに第3楽章の音楽が始まりますが、ここもとってもおもしろい! 情熱的で、この曲を実に新鮮に聴かせてくれます。ほんとに魅力的な演奏でした。

ここで、15分の休憩です。ホワイエでホットコーヒーを頼みましたが、これまでは紙コップだったのに、今回は陶器のカップでした。百円だけ値上げになりましたが、紙コップよりは良かったみたいだなあ(^o^;)>poripori

そして3曲目は、大好きなドヴォルザークの「交響曲第8番」です。楽器編成は、Fl(2:うち1はピッコロ持ち替え), Ob(2:うち1はイングリッシュホルン持ち替え), Cl(2), Fg(2), Hrn(4), Tp(2), Tb(3:うち1はバス・トロンボーン), Tuba, Timp., そして弦楽セクションは 8-7-5-5-3 の通常配置です。
この曲では、ホルンもトランペットもナチュラルタイプではなく、またティンパニもバロック・ティンパニではなく、いずれも現代楽器を採用しています。このあたりも、指揮者演奏家の考えなのでしょう。
第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ。チェロの音色が素晴らしいし、斎藤真美さんのイングリッシュホルンがいいなあ! 第2楽章:アダージョ。かなりゆったりとしたテンポで、劇的な対比も。トランペットもいいなあ! 第3楽章:例えば1st-Vnが旋律を奏でるとき、2nd-Vnはピツィカートをしているんですね。同じように、VlaとVcが旋律を奏でるとき、Cbはピツィカートしてる。で、役割が逆になるときもあって、律儀に分担しているみたい。第4楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ。指揮者は、音が響き合うだけじゃなくて、ここぞという時には主張してほしいという要求でしょうか。ああ、良かった~。

そういえば、ドヴォルザークのこの音楽は、オーケストラのメンバー全員を幸せにするものだと感じます。各パートの聴かせどころとなる出番をちゃんと作っているところなど、作曲に専念する前はプラハ国民劇場のヴィオラ奏者だった経験を生かしているのかもしれません。いわば、下積みの時代の苦労がちゃんと曲に生きているのかも。そしてそれがちゃんと聴衆に届くところが、ドヴォルザークなんだなあ(^o^)/

終演後、ファン交流会が行われました。



木嶋さんは、座っての演奏のため体の軸がずれた形になったため、今まで無意識にしていた(できていた)ことも「あれ?」となることがあったそうな。オーケストラに助けてもらった面もあったそうです。怪我が治ったら、すわって演奏した経験を生かして、さらにレベルアップしたいと語ってくれました。



ショハキモフさんは、山響の印象について、です。音楽家の中には、自分の考えを確固として持ち、指揮者の要求を受け入れない人もいるそうですが、山響では全面的に自分の考えを実現できた。山響は、フレキシブルでオープンな素晴らしいオーケストラだ。もう一度山形に来て、周囲の環境にも接することができたら嬉しい。できれば山に登りたい、とのことでした。
木嶋真優さんのCD「Rise」を購入、ショハキモフさんと木嶋さんにサインをしてもらいました。相変わらずのミーハーです(^o^)/



ところで、先日の午後に山形市内を車で走っていたら、赤いチェロケースを背負ったお嬢さんの姿を見かけていました。あれ、久良木夏海さんじゃなかろうかと思ったのですが、練習終了時刻からはだいぶ過ぎていましたし、あれはたぶん、高橋あけみさんの退団を記念するプレコンサートのために、居残りでベートーヴェンの七重奏曲を合わせた後だったからかも。うーむ、山響って、やっぱりいいオーケストラだわ~!などとビール片手に一人で勝手に盛り上がる日曜の夜でした。



(写真を少し追加しました。)
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本日は山響第236回定期演奏会の予定

2014年04月20日 06時03分33秒 | 散歩・外出・旅行
春の演奏会シーズンは、三月と四月の二ヶ月で、すでに

■3月8日(土)9日(日) 山響第235回定期演奏会(山形テルサ)、サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」他
■3月11日(火) 奥村愛・ヴァイオリン・チャリティ・リサイタル(山形テルサ)、モーツァルト「ヴァイオリンソナタK.379」
■3月28日(金) プレシャス・カルテット演奏会(遊学館ホール)、ハイドン「皇帝」、ブラームスSQ第1番他
■3月29日(土) 山響街なか音楽会スペシャル(中央公民館)、J.シュトラウス「こうもり」序曲ほか
■4月12日(土) 山響モーツァルト定期Vol.22(山形テルサ)、ピアノ協奏曲第21番、交響曲第38番ほか

まで五回の演奏会に出かけ、音楽を堪能しました。そして本日は、都合で昨日行けなかった演奏会、

■4月19日(土)20日(日) 山響第236回定期(山形テルサ)、シューベルト「交響曲第5番」、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」

の予定。指揮はアジス・ショハキモフさん、ヴァイオリン独奏は木嶋真優さんです。

また、これからは、

■4月26日(土) 山形弦楽四重奏団第51回定期演奏会(文翔館)、モーツァルト「ハイドンセット:その1」第14番~16番
■4月29日(火) ヤンネ舘野ヴァイオリン・リサイタル(文翔館)、フランク「ヴァイオリン・ソナタ」他

と続きます。なんと、わずか二ヶ月のうちに怒涛の演奏会で計8回!新記録です(^o^)/
元気老母に叱られないように、午前中にしっかり畑仕事をしてから出かけることといたしましょう(^o^)/



写真は、我が家の椿です。ただいま、梅、椿、ハナモモが咲いています。もう少しで桃のピンクの花も咲きはじめます。楽しみです。

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梅も桜も一度に咲いて

2014年04月19日 06時01分35秒 | 季節と行事
梅も桜も一度に咲いて、ようやく春らしくなりましたが、「花冷え」の言葉どおり、少々肌寒い気温です。梅の花は、かわいくて風情がありますね~。



それに、果樹園のスモモの芽もふくらんで、もうすぐ咲きそうな気配です。



週末農業も、お天気の具合を見ながら進めなければなりませんし、寺の壇信徒総会も予定されています。早く一段落ついて、ゆっくり晩酌でもできるようだといいのですが。いや、実は大吟醸が残っていまして……(^o^;)>poripori

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「Bun2」4月号(vol.53)を読む

2014年04月18日 06時04分58秒 | 手帳文具書斎
先日、文具店でもらってきたフリーマガジン「Bun2」第53号(2014/4月)を、ようやくじっくり読むことができました。今号の特集は、「アイデア文具で快適新生活」というものです。注目製品としては、

(1) パイロットの「持ち歩きフォルダー」とキングジムの「オレッタ」~A4サイズの書類を1/2または1/3サイズで持ち歩くための提案
(2) 先端を切り離して貼ることができる付せん「ココサス」やペンタイプのマーキングテープ「モジライナー」などの「目立たせる」素材

などが目につきました。そのほか、最新ステーショナリーの紹介もありますが、とくに注目するものはありませんでした。「違いがわかる~文具講座」でもいろいろな付箋が紹介されています。便利そうなものがたくさんあることはわかりましたが、正直に言って、あまりにいろいろな「便利そうな」モノがあると、ただでさえ乱雑な机の上がますます乱雑になっていきそうです(^o^)/

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右眼がゴロゴロするので眼科を受診したら

2014年04月17日 06時04分37秒 | 健康
先日から、なんだか右眼がゴロゴロします。たぶん週末農業でノコギリを使い、枯れ枝を切り落とした際に、鋸くずが目に入ったのだろうと思い、眼科に行きました。ついでに、ここ数年、健診で右眼の視力が低下する傾向にあったので、その点も調べてもらいました。

朝のうちにもらった番号が12番、これはけっこう早く終わるかもと喜んで、今のうちに用事を済ませてしまおうと、農協に書類を届けるなどしてから眼科にもどったのですが、いや~それからが長かった(^o^)/

でも、右眼の目薬をいただいたほかに、視力低下の疑いについてはじっくりと検査もしてもらって、

大丈夫ですね。よく見えています。健診の視力の値は、まあ一つの目安にはなるくらいのものですから。たまたま前日に目を使ったりしたのでしょう。

との判断をもらいました。やれやれ、進行性の視力低下か?と心配しましたが、まずは良かった。これで安心してブログにむかえます……って、ちょっと違うか(^o^;)>poripori

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ウグイスの初鳴き?~今年の初聴き

2014年04月16日 06時02分30秒 | 季節と行事
昨日の朝、コーヒーを飲みながらディスプレイを眺めていたら、ウグイスの鳴き声が聞こえました。おや、今年の初鳴き? 気象庁の「初鳴き前線」の北上の様子(*1)を見ると、山形ではもう二週間近く前に初鳴きがあった模様ですが、当方では文字通り「初聴き」です。各所で新人が自信なさげに声を出しているのに似て、鳴き声もやや控えめですが、間違いなくウグイス。うーむ、いい声だぞ。ウグイスを驚かさないよう、ごくごく小さな声で「ブラーヴォ」(^o^)/

(*1):生物季節観測の情報・うぐいすの初鳴日~気象庁

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