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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

草刈りの合間に果樹園の片隅で見つけたものは

2025年05月10日 06時00分28秒 | 週末農業・定年農業
自宅裏の果樹園は、新しい宅地造成地に隣接することもあってサクランボをだいぶ伐採し、大きくすき間をあけています。写真ではずいぶん誇張された印象ですが、このくらい間隔があれば背中側に新規に住宅が立ち並んだとしても農作業関連のクレームは減らせるのではと考えています。
奥の方には桃が植えてありますが、桃の花も終わり、摘花が待ったなしになっているところです。とはいえ、この季節は草の伸び方が半端じゃないので、まずは乗用草刈機で草刈りを済ませました。

ところで、だいぶ前に伐採した枯損樹の根元に、何やら緑色が伸びています。特徴的な葉の形は、間違いなくアスパラガスでしょう。毎年、同じ場所で芽を出しますから、相当に古株となっているものと思われます。

おそらくは鳥が運んだ種がこぼれて芽を出したもののうち、枯れ木が邪魔して草刈りが不十分な根回りにあったものが成長したものでしょう。しかも、枯れた幹が風よけになり、北風にも負けないで南側が開けた環境で太陽光をいっぱいに浴びて成長しているものと思われます。こういう箇所が園地の中に何箇所かあり、少し草取りをして追肥をしてやるとにょきにょきと生えてきて、継続してアスパラガスを収穫できるようになります。出荷するわけではない、自家消費分なら充分にまかなえると言ってよいくらい。今年も自然の恵みをありがたくいただきましょう。


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退職後、農作業が面白い。

2025年05月07日 06時00分08秒 | 週末農業・定年農業
定年退職後、全く別の職場に勤め、平成が令和に変わるのを機に65歳で退きました。その後、しばらく非常勤の仕事を頼まれましたが、70歳を越えているのだからそろそろ若い人に譲るのがよかろうと考え、完全リタイアしました。

退職後、農作業が面白いです。父が亡くなった後、在職時には週末農業でサクランボ果樹園を維持し、非常勤になってからは定年農業を楽しんできました。毎日が大型連休のような生活になってみると、果樹園や野菜畑で農作業をすることが楽しみになっています。とりわけ、春のうららかな陽気の日には日差しが嬉しいと感じます。



このゴールデンウィークは、風は強かったけれど晴れや曇りの日が多く、日中は晴れて夜に雨が降るパターンが多かった。おかげでだいぶ野菜畑の農作業が進みました。ジャガイモ、里芋、サツマイモ、カボチャの植え付けが終わり、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、ししとうも植え付け終わり。ネギ苗が半分くらいでしょうか、あとは根気の勝負です。そうそう、昨年の玉ねぎ苗の草取りをし、追肥をしました。果樹園の方は防除と草刈りと摘花ですが、野菜の作業に追われてほぼ中断。ネギ苗の植え付けが終わったら桃の摘花に戻ります。



田舎には都会のようなスポーツジムや文化施設が手近にあるわけでもないし、毎日のように農道を散歩をするだけの生活は飽きてしまいます。暇をつぶせるだけでもありがたいのに、手をかけたぶんだけ新鮮な野菜や果物など何かしら収穫があるのも嬉しいものです。今の時期に何をすればよいのか、さまざまな角度から考えて段取りをすると、楽しみながら脳みその劣化を防ぐことができるようです。ポケットには小型のラジオか音楽プレーヤー、椅子代わりのコンテナの上にはお茶やコーヒーと少しばかりの茶菓子、そして「農作業メモ」ノートと加圧式ボールペン。

退職後、農作業が面白い。やってみて初めてわかった境地です。


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今年新調した農作業メモは、昨年の分と2冊もちになりがちだ

2025年05月05日 06時00分54秒 | 週末農業・定年農業
年が変わるタイミングで新調した「農作業メモ」は、昨年同時期の作業記録がありませんので、前年の記録を参照したいときは役立ちません。そこで、今年はどうしても昨年までのノートと二冊持ちになりがちです。

2022年9月から2024年12月まで使った赤い表紙の「農作業メモ6」を見ると、例えば野菜苗をいつ、何を、どのくらいの本数、購入したかや、それらをいつ、どこに、どう植えたか(株間、畝間など)がわかります。例えば、先日2列60個を植え付けたジャガイモの場合は株間 30cm と狭めですが、逆に畝間は120cmとだいぶ広めに取っており、耕運機が入れる間隔にしています。その分だけ土寄せはしやすいでしょう。

今年のデータを黄色い表紙の「農作業メモ7」に書き込むと、これらの記述が来年の役に立つことになります。たぶん、来年は二冊持ちの必要はなくなることでしょう。

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剪定鋸のクリーナー「ヤニピカ」が有効だ

2025年05月01日 06時00分16秒 | 週末農業・定年農業
果樹の剪定のシーズンには剪定鋸を多用します。毎日のことですので、枝から出る樹液が多く、放置するとヤニや渋が付着して切れなくなってしまいますので、これを落としておかなければいけません。プロの植木屋さんを見ていると、その日の終わりに道具を井戸水にザブっと浸しておいて、後始末をしてからおもむろに道具を水から上げ、よく拭いて片付けているようです。あいにく、果樹園はそうした水の便はあまり良くないのと、作業の途中でも切れ味が落ちてきたときに掃除して切れ味を回復したい。そこで鋸クリーナーの出番です。

今までは、亡父が使っていたスプレー式の鋸クリーナーを引き続き使っていたのですが、先日ついに使い切ってしまいましたので、農家の店に行って代わりに使える製品を探して来ました。そこで見つけたのが「ヤニピカ」というハンディタイプの製品です。

ヤニピカ

こちらは小型のプッシュ式スプレータイプのもので、ノコギリにシュッシュッと吹き付け、20秒ほどおいて雑巾で拭き取ると、ヤニが面白いように取れます。作業に戻ると切れ味が復活しています。シーズンが終わるときには鋸のヤニを取ってきれいにして保管します。たいへんありがたい便利な製品です。


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復活させた野菜畑を耕し、植え付けの準備

2025年04月30日 06時00分36秒 | 週末農業・定年農業
父母が元気だった頃、休耕田に客土して野菜を植えていた畑を復活させ、毎年ジャガイモや里芋、枝豆、トウモロコシなどを植えています。今年もご近所の農家に依頼し、水田の耕起のついでにトラクターで耕してもらいました。さすがに耕運機よりも深くまで耕されており、土もやわらかです。これまでサクランボや桃など果樹園の管理に追われていましたので、ようやく苦土石灰を散布、来週頃に堆肥を入れて畝を作り、ジャガイモ、里芋などを植え付ける予定です。春はなかなか忙しいです。

4月29日の「昭和の日」、朝から電話が多くかかってきて、対応に追われました。晴れたり曇ったり小雨が降ってきたり、変わりやすいお天気で、耕運機での作業も中途で終わってしまい、続きはまた明日。冒頭の写真の右上が耕し終えた区画です。先日、満開期の防除を終えたサクランボの花は散り始め、プルーンの花が咲きました。野菜の種まき・植え付けのほか、桃の摘花作業が待っています。

自宅の花畑の草取りも中途で終わっていますが、ただいまスイセンとチューリップが花盛り。もうすぐサツキも咲くでしょう。亡父が好んだシャクヤクがどんどん伸びてきて、葉を広げていく時期です。白と赤とピンクの三種類。ただいま春まっ盛りです。


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今年は「白加賀梅」の苗木を植えた

2025年04月24日 06時00分55秒 | 週末農業・定年農業
年齢は古希を過ぎましたが、まだまだ果樹園や野菜畑での農作業を楽しんでおります。植えて4年目になる桃の晩生種「見晴白桃」や「青空むすめ」が出荷できるようになり、8年目の「あかつき」や亡父が植えた「川中島白桃」に加えて、少しは桃農家らしくなってきています。これまで初夏のサクランボが主体だったわが果樹園では、夏から秋にかけての主力品種となりました。

ところで、梅。亡父は「白加賀」と「節田梅」と二種類を栽培していましたが、「白加賀」が枯れてしまい、「節田梅」の老木が一本だけ残るのみとなっていました。「節田梅」は梅ジャムや梅肉ペーストにするには便利なのですが、実がしっかりした梅干しにするにはいささか軟質過ぎます。妻の希望で、「白加賀」を再び植えてみることにしました。

マルチ代わりに籾殻を敷きましたが、うまく根付いて育ってくれるといいなあと願っています。ちゃんと収穫してしっかりした梅干しが食べられるように、私たち夫婦も健康で元気で暮らしたいものです。


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今年の桃とサクランボの開花日は

2025年04月23日 06時00分22秒 | 週末農業・定年農業
今年は寒い春が続いたせいか、桜だけでなく桃やサクランボの開花も遅れ気味でした。4月17日現在の梅、桃、サクランボの様子はこんなふうでした。

まず、節田梅です。



もう満開です。
これに対して4月17日現在の桃は、

こんな感じ。こちらは自宅裏の「あかつき」で、本当は開花が一番早いはずのものですが、ようやく開花直前といったところ。一方、サクランボは

自宅裏の佐藤錦ですが、まだ開花にはやや早いという状態です。

では、4月20日現在の様子は、まず川中島白桃から。


次はサクランボ、佐藤錦です。




ようやく咲いたところで、まだつぼみが多いです。

開花日は、桃「あかつき」は4月18日、「川中島白桃」、サクランボ「佐藤錦」、ともに4月19日でした。この開花日のデータは、生産管理工程表に記入して農協に届けるほか、収穫時期の目安として重要になります。例えばサクランボ「佐藤錦」は開花後およそ60日頃が収穫の最盛期となりますので、6月18日頃までに収穫できるように段取りしておく必要があります。

いずれにしろ、この時期が果樹園で花見をするには最適なときでしょう。ポットにお湯を持参し、音楽を聴きながらコーヒーで休憩するひとときは楽しいものです。


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果樹の剪定枝を焼却する際の注意点

2025年04月16日 06時00分34秒 | 週末農業・定年農業
サクランボ等の果樹の剪定枝がたくさんたまっています。これらは処分しないことには草刈り作業にもじゃまになりますので、焼却する必要があります。焼却する上で大切なことは、数日間の天気の模様と「風」です。ある程度は乾いていないと燃えにくいですし、安全のために強い風のときには燃やせません。最近はローカルな天気予報もだいぶ精密になってきており、例えばこんなふうに天気・気温の他に風の強さもわかるようになってきています。
この日でいえば、ねらい目は朝の6時前後でしょう。風速が1m/s程度なら、安心して焼却することができます。これが12時頃になると風速が3m/sとなりますので、少し風が強くなったなあという感じになってきます。5m/sなどという予報のときはそもそも焼却作業に適していませんので、別の日を選ぶ必要があります。

では、まだ燃え尽きないうちに風が強くなってきたらどうするのか。私の場合は、燃えている上から土をかぶせてしまいます。そうすると、かぶせた土の下でそれまでの熱のために蒸し焼き状態になり、中で大部分が燃えてしまい、燃え残りがわずかにできる程度になります。

お天気の条件を見て、次の機会にはクワで掘り起こし、燃え残りの上に新しい剪定枝の束を重ねて再び焼却します。そんなふうにしてできた焼却灰は、土とまぜて一輪車で運び、畑の肥料として使います。


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梅の花が咲いた〜耕運機で野菜畑を耕す

2025年04月13日 06時00分54秒 | 週末農業・定年農業
我が家の梅がようやく咲きました。母屋の前、井戸小屋の脇にある梅も、自宅裏、果樹園の入口にある「節田梅」も、一斉に咲き出しました。昨年、ウメシロカイガラムシにだいぶやられていたので、短く切り詰めて焼却し、防除も念入りにやりましたので、だいぶ復活してきています。今年は梅干し用にちゃんと収穫したいものです。

こちらは、自宅裏の果樹園入口にある「節田梅」の老木。夕方なので光がやや赤っぽくなっています。

ドウタンツツジの根元のスイセンも咲き出しました。スイセンが咲くと、いよいよ本格的に春だなあと実感します。

ならば、そろそろ野菜畑の準備も取り掛からねばなりません。先々週あたりに苦土石灰を散布していますので、まずは堆肥を散布してから耕運機で耕うんします。
堆肥を散布し、午前中に耕して夕方に見たら黒く湿った土がすっかり乾いて白っぽくなっていました。これで、あとは雨の予報を待ち、各種野菜を種まき植え付けする段階になります。その前に畝立て、マルチ張りなどの作業もあるかな。


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もう一つの園地でまだサクランボの剪定が続く

2025年04月08日 06時00分37秒 | 週末農業・定年農業
自宅裏の果樹園の方は終わったものの、もう一つの園地のほうは桃の剪定が終わり、ようやくサクランボの剪定にかかっているところです。今更ながらに老木が多く傷んでいる樹が多いことに気づかされています。やっぱり自分でやって初めてわかることというのはあるものです。

剪定前の佐藤錦の老木。小枝がみな葉をつけたら、たぶん日光が十分には届かないでしょう。樹の中心部を開けるように枝を整理し、充実した成長が見込める枝を横に(外に)残し、天頂部を向いた枝は大部分をカットしてしまいます。これは、サクランボが頂部優勢で栄養成長する樹だからで、そうしないとどんどん高くなるばかりで花実がつきません。

剪定の途中です。このくらいスカスカにしてやります。これでもまだ小枝が多いくらいかも。本来ならば3月初旬までに終えているはずの作業です。そろそろ芽がふくらんできていますので、のんびりしてはいられません。細かいところは目をつぶり、おおざっぱに剪定していきます。とはいうものの、「急いてはことを仕損じる」の言葉もあります。ポケットにしのばせた MP3 プレーヤーで音楽を聴きながら、手が回らないところは伐採してしまうという覚悟で進めます。

切除した剪定枝です。一本の樹の剪定で、このくらいの山が数カ所できます。後でまとめて焼却し、焼却灰は天然の肥料とします。途中、軽トラックの荷台に腰を下ろし、温かいコーヒーで休憩しながら振り返ってみると、1本の成木で3時間くらいが目安でしょうか。まだまだ先が長い。倒壊した老木は伐採する仕事もあります。


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自宅裏の果樹園の作業が一段落、もう一つの園地に高所作業台車を運搬

2025年04月04日 06時00分49秒 | 週末農業・定年農業
自宅裏の桃、サクランボ、柿、梅等の剪定が一段落しましたので、雨の晴れ間を利用し、もう一つの園地に高所作業台車を運搬しました。


こちらの園地は、まだ桃もサクランボもりんごも剪定が終わっていません、というよりも、ようやく始まったばかり。開花が間近に迫っていますので、急いで終える必要があります。高所作業台車は、強い味方です。

まずは、運搬用にコンパクトになっているクローラーの間隔を、作業の安全と自由度を確保するために、ぐっと広げる必要があります。

地面が雨で軟らかくなっていますので、下に厚い板を敷いて支柱をセットし、エンジンを起動し油圧で本体を少しだけ持ち上げます。そこでクローラーをぐいっと引っ張って、止め金がカチッとはまるまで間隔を広げます。

左側のクローラーが浮いているのがわかるでしょうか。油圧で高さを戻し、クローラーが接地したのを確かめて支柱を戻して厚板を撤去します。さあ、桃の剪定を開始だ!

と思ったら、雨がまた降り出してしまいました。仕方がないので、カバーをかけて撤退です。

桃の剪定枝を一束、隣家にプレゼントしましょう。水にいけておくと、やがてピンクの桃の花が咲く(*1)はず。体が不自由で近頃は外で顔を見ない隣人が喜んでくれるといいのですが。



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寒さにふるえながらサクランボの剪定〜高さを低くしたい

2025年03月31日 06時00分03秒 | 週末農業・定年農業
数日前までの高温が嘘のように寒い日が続いています。風も冷たく、防風防寒衣を着ていまだにサクランボの剪定作業を続けています。今年からは自力で剪定を行い、剪定が間に合わない、あまり実らないといった事情の老木はできるだけ伐採する方向で進める心づもりです。

今、取り掛かっている樹はこれ。剪定前、ビフォー・アフターでいえばビフォーの状態です。開心形といって中央部をすっきりと開けて剪定したいけれど、父の死去の前後に放置された期間の影響で余計な枝が太ってしまい、混み合っています。

しかも、見るからに枝先が高い。これでは、12段=3.6mの脚立でなければ届くかどうか。これで身を乗り出して収穫するのは年齢的にもう無理です。できるだけ背丈を低く剪定しようと考え、作業を勧めているところです。安全のために高所作業台車のバッテリーを充電して動かし、思い切って切除してしまいます。

高所作業台車だと、どうしても高さを低くするよりも枝の付き具合が優先されてしまい、結果的に思ったよりも高くなってしまいました。まあ、しばらくは収穫よりも高さを低くすることを優先し、新しい枝の出具合をみて、来年さらに切り下げるようにしましょう。

ここは自宅裏の園地ですが、もう一本のサクランボの樹を選定し終わったらこんどは少し離れたもう一つの園地に移動し、そちらに取り掛かる予定。自宅裏は20〜30年ものの成木が中心ですので実る方は大丈夫なのですが、いかんせん隣接する放置園地に巣作りしている野鳥の害がすごい。もう一つの園地の方は、野鳥の害はさほどでもありませんが老木が多くなりますので、チェーンソーで雪による枝折れや倒壊木を伐採しながら進めることになりそうです。


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サクランボ剪定のやり方

2025年03月26日 06時00分28秒 | 週末農業・定年農業
今年はとにかく「高さを低くする」ことを優先しているサクランボの剪定ですが、取り掛かったばかりのこの樹の場合を例にとって剪定のしかたを簡単に説明しましょう。
  • 剪定のタイプとしては、中心を開く開心形といって、真ん中の幹はできるだけ枝を落とし、枯れない程度に小枝を残すようにして光が入り込むようにします。現在はこの作業の段階です。
  • 次は、7〜8段くらいの脚立の高さに比べてあまりにも高く伸びすぎている周辺部の枝を切り落として高さを低くします。切り落とす際は、外側に向かって横に出ている枝を残し、その少し上でバッサリと切除します。今後は残った横向きの枝が主として成長していきます。
  • 切除するには枝が落ちる方向を見極めることが大切で、自分の頭の上に落ちてくるようでは危険ですし、周囲の枝を巻き込まないように注意しないといけません。剪定鋸は鋸クリーナーでヤニを落とし、切れ味を確保しておく必要があります。
  • これを脚立を移動しながらぐるりと実施していきます。お天気が良いとラジオでも聴きながら楽しく作業するところですが、風が強く寒かったりすると嫌になってしまいます。
剪定というのは、枝の一部を切ることで花芽をつける若い枝を出させるのが狙いです。1年目の若い枝には花芽はつきませんが、2年目の枝には花芽がつきます。したがって、2年先を見越した剪定が必要になります。思いっきり切っていますので今年は収穫量は期待せず、来年以降には低くなった枝に花芽がつき、楽に安全に収穫できるようにというねらい。

脚立に登って不安定な姿勢で鋸を使いますので、連続して作業すると足がぷるぷるしてきます。くたびれたら地上での作業。今まで雪の下でじっと耐えていたタマネギの草取りです。

何箇所か欠株がありますが、それは仕方がありません。タマネギよ、雪の下でよく生きていたと褒めてやらなければいけないところでしょう。追肥もしなければいけないなあ。


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久しぶりによく働いた〜自宅裏のサクランボを剪定

2025年03月25日 06時01分52秒 | 週末農業・定年農業
一昨日、昨日とお天気に恵まれて、自宅裏のサクランボの剪定を行いました。毎年、野鳥との駆け引きに悩まされているのですが、昨年はそろそろ色づいたかなと思っていたらあっという間に野鳥に襲われて全滅。不作と鳥害のダブルパンチでした。今年は色づく前に防鳥ネットで対処しようと考えながら、脚立を出して剪定を行います。今年の剪定の観点は、「とにかく低くすること」

いくら充実した花芽がついていても、古希を過ぎた年齢で、あまりに高いところでは収穫できません。「この枝、収穫できるか?」と自問自答しながら、7〜8段の脚立で収穫できそうな高さに切り詰めます。切り詰める場所は、横に外向きの枝が出ている箇所の少し上です。剪定鋸でカットした枝が太い場合は癒合促進剤「トップジン・ペースト」を塗布しておきます。

定年退職前、勤め人の週末農業でやっていた覚えたての頃は、枯れるのが怖くて大きく切除することができませんでしたが、今は枯れたら枯れたでしょうがないと割り切って、バッサリと切除してしまいます。剪定枝は一箇所に集めて焼却しやすいようにまとめておきます。

昨日は、午後に一時間ほど歯医者に行ったほかは終日畑に出て農作業に従事しましたので、この春はじめて午前・午後を通しての農作業日となりました。冬の間の屋内ウォーキング(*1)の成果もあってか、それほど疲労を感じないで作業できそうです。今日は、午後にちょいと若い人たちにアドバイスするお役目をいただいており、久々に作業着をスーツに着替えてでかける予定。




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サクランボ果樹園の状況は〜雪折れ被害と全倒壊あり

2025年03月23日 06時00分03秒 | 週末農業・定年農業
雪が融けて、自宅から少し離れた園地にも軽トラックで立ち入ることができるようになりました。サクランボ、桃、リンゴの状況を見に行きましたが、老木の多いサクランボ果樹園の雪折れ被害は大きなものは2箇所、うち1箇所は全倒壊の状況でした。

こちらは太枝がボッキリと折れた佐藤錦の老木。最近は雪質が湿って重いことが多いので、一度にまとまって降られると雪の重みに耐えかねる部分ができ、そこからボッキリと折れてしまいます。

もっとひどいのがこちら。まるっきり全倒壊です。こうなると再生は不可能、伐採して薪に使ってもらうしかありません。もっとも、この樹は半ば枯れかかっていたもので、諦めがつきます。奥の方に小さく見える赤い車は、わが愛車マツダ・デミオ君です。

昨年の大不作の背景には、亡父が1970年代に植えた老木が寿命に近づいているためもあるのだろうと考えています。そのため、ある程度は見切りをつけ、今年はプロに剪定を依頼するのはやめ、雇人の人たちにも長年の協力に感謝を伝えて、サクランボの収穫シーズンの雇用は昨年で終わりとしました。今後、サクランボは「紅さやか」はまだ収穫できそうですので、「佐藤錦」とともに収穫できる分だけを自分たちで収穫する形でしだいに規模を縮小し、伐採しながら徐々に閉園に向かって後始末をしていくことになります。

ただし、植えた年代が新しい桃とリンゴはまだまだ収穫できそうですので、今後は「川中島白桃」や「美晴白桃」「青空むすめ」など中〜晩生種の桃を主体にしながら、無理せず70代でもできる果樹園農業を試みていくつもりです。


そんな飼い主の事情は知らないわが家のやんちゃ猫・李白は、温風ヒーターの吹き出し口に近いレーザープリンターの上に乗っかって、ぬくぬくとお昼寝を決め込んでおります。邪魔っけなノートや印刷物は、身動きしてドサドサッと落っことせば大丈夫(^o^)/


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