電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

大川弥生『「動かない」と人は病む』を読む

2013年05月31日 06時03分00秒 | -ノンフィクション
講談社現代新書の新刊で、大川弥生著『「動かない」と人は病む』を読みました。亡父の闘病生活や老母の日常生活を見ていて、生活を前向きに活発に維持することが重要であることを、何となく感じておりましたが、これを「生活不活発病」という概念でわかりやすく説明されることで、ストンと腑に落ちる理解を得ることができました。大雑把に言って、伝染病の予防や治療の時代から、外科手術や高度な医療の時代を経て、日常生活の回復のためのリハビリテーション等が重視される時代に変化してきているようです。

本書の構成は、次のようになっています。

プロローグ 病気がきっかけで生活不活発病に
第1章 本人と家族の積極的取り組みを
第2章 外の世界とのかかわり
第3章 日常生活の中で
第4章 障害に生活不活発病が加わることも多い
第5章 「寝たきりを防ぐ」から「つくられた歩行不能を防ぐ」時代へ
第6章 遠隔介護予防のすすめ
第7章 病気としての生活不活発病の特徴
第8章 生活不活発病の研究の歴史
第9章 善意の支援が生活不活発病を生む?
第10章 人が「生きる」ことの構造
エピローグ ボク「卵」にもどった。おじいちゃん「ゆで卵」になっちゃうよ。

前半では、病気がきっかけで安静な生活をしているうちに生活不活発病で様々な症状ができてしまうこと、そしてそれにどう対処したかが紹介されます。生活不活発病という病気の特徴と対処の仕方が述べられますが、そこでは人が生きることの構造~「社会参加ー生活動作ー心身機能」という三つのレベルのうち、より上位の、家庭内を含めた「社会参加」から始めることの大切さを説いています。たいへん納得できるところです。

リューマチの治療に用いていたステロイド剤のために胃壁に穴があいて入院し、退院した後は徐々に歩けなくなっていった祖父は生活不活発病の考え方が当てはまる症例でした。父親の経過を見続けた亡父は、多少の痛みや不自由さがあっても、自分でできることはできるだけ自分でさせることを大切さにし、「本当の親孝行」と表現していました。代わってしてあげることが親孝行ではない、むしろ生活不活発病へと追いやる「親不孝」だと感じていたのでしょう。

また、胃ガン摘出や腕の骨折などで入院した後に、農作業によって健康と体力を回復した老母にとっては、雪に閉じ込められて畑仕事をすることができなくなる冬場の暮らし方が、生活不活発病の防止の上からも、大きな課題です。そして、まだ若いくせに(^o^;)すぐ車で移動し、歩く距離が減少している私たち夫婦にとっても、ウォーキングや畑仕事などで生活を活動的にすることが、健康維持のポイントです。本書の帯のコピー:

「動かない」から「動けない」。高齢化時代の新しい常識!
誰の身にも起こりうる病気を徹底解明。

は、まったくその通りだと思います。「動かない」人は病む。健康な生活を考える上で、実に重要な視点だと感じました。

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起動しなくなったDELLのInspironMini10vはマザーボードの故障か

2013年05月30日 06時05分07秒 | コンピュータ
充電できず電源も入らず、起動しなくなった赤いネットブック DELL InspironMini10v は、電池を外してACアダプターでも電源が入りません。電源ボタンを押すと LED が一瞬点灯しますが、すぐに消えてしまいます。どうやら、マザーボードが駄目になったみたい。2009年9月に購入以来、OS の不備(*1)を乗り越え(*2)、便利に使ってきましたが、実に3年8ヶ月の寿命でした。これは、私が使った歴代のパソコン(*3)の中での、最短命記録です(^o^;)>poripori

うーむ、これがいわゆる「デル品質」か。

ショップによれば、DELL の場合マザーボード修理となると6万円くらいかかるそうです。それなら新規購入した方がよさそうです。当面緊急に必要なわけではありませんが、プレゼン等に使える小型のパソコンは必要ですので、こんどは違うメーカーの製品を検討してみたいと思います。やれやれ(^o^;)>poripori

(*1):DellのネットブックInspironMini10vが届いたのだけれど~「電網郊外散歩道」2009年9月
(*2):ネットブック用の外付けDVDドライブを発注後、問題は解決!~「電網郊外散歩道」2009年9月
(*3):パソコン及び周辺機器の継続使用期間~「電網郊外散歩道」2009年5月

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シニアグラスを試してみる~便利さと違和感と

2013年05月29日 06時01分52秒 | 健康
普段の生活で、老眼で困ることはあまりなかったのですが、手元の印刷物を読むときに、少々苦労するようになりました。たまたま立ち寄ったコンビニで、シニアグラスのサンプルを見つけ、試しに使って見ると、くっきりはっきり見えて、たいへん具合が良いものです。度数は+1.00で十分に見えます。

ところが、良いことばかりとは限りません。手元が明瞭に見えるものだから、ふと目を上げて周囲を見たときに、遠方がぼやけて見えてしまいます。まだ慣れないためでしょうか、この違和感は大きいです。

また、凸レンズを使っているシニアグラスの本質的な問題として、物の大きさが実物よりも大きく見えてしまうという欠点もあります。今まで眼鏡など無縁の生活を送ってきただけに、なかなか慣れることができません。やはり必要なときだけ使うようにするという形でも、まず使うことに慣れ、習慣にしていくことが大切と感じます。それにはまず一度眼科で診てもらい、適する度数の「ちゃんとした」シニアグラスを準備する必要がありそうです。

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今度の通勤ルートには

2013年05月28日 06時03分04秒 | 散歩・外出・旅行
こんどの通勤ルートには、書店と文房具店があります。いつでも立ち寄ることができると思うと、なんだか嬉しい。今のところ、寄り道するような気分にはならず、まだ緊張感が続いているのでしょう。

寄り道したいと思うような情報があれば別です。「○○が新発売!」とか「○○が復刊!」とかいうニュースでもあれば、寄り道して購入する気分にもなるというものですが、低温熱傷の治療用のガーゼと絆創膏を買わなきゃいけないとか、お医者の受付時間に間に合うように、とか、ぜんぜん楽しくない寄り道ばかりです。

などとぼやいていたら、娘が冷蔵庫をあけて「ワタシのオレンジ・ゼリーがなぁい!」と叫びました。「あっ、先ほどお父さんがヨーグルトと一緒にいただきました」。
いやはや、失敗、失敗(^o^;)。

で、信頼回復のために、妻と一緒に車ででかけました。「ファミマ」でオレンジ・ゼリーを買い、ついでに某書店に寄り道(^o^;)>poripori
ひととおり眺めた後で、次の新刊二点を購入して来ました。

加藤浩子著『ヴェルディ~オペラ変革者の素顔と作品』平凡社新書(900円)
大川弥生著『「動かない」と人は病む~生活不活発病とは何か』講談社現代新書(760円)

こういう本とともに晴耕雨読の生活ができるように、まずは眼前の課題を片付けてしまいましょう。

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給与明細をつくづくと眺める

2013年05月27日 06時05分06秒 | Weblog
定年退職して別の世界に転職し、二度目の給料を受けとりました。記念に取っておいた、前の職場の最後の給料明細とくらべてみました。通勤距離は半分以下になりましたが、給与も半分以下になりました(^o^)/
それでも、健康で働けることと、もう一つ、健康保険に加入できるのはありがたい。仕事の方は、かつてのような激務ではありませんし、幸いに気持ちの良い職場で、毎日楽しく通勤できております。幸いと言うべきでしょう。



私が就職したばかりの頃、およそ四十年近く前には、大卒初任給が十万円を超えたことが話題になった頃でした。当時、給与は基本的には上がりつづけるのが前提で、給料が下がる時代が来るとは想像もしませんでした。あの頃、給与増を前提に長期の住宅ローンを組んだ人は、その後どうしたのだろうか?時代は変わるものだよ、賞与を当てにせず本俸だけで生活する設計をしなさい、と教えてくれた先輩に感謝するこの頃です。

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ハイドンの交響曲第100番「軍隊」を聴く

2013年05月26日 06時01分05秒 | -オーケストラ
演奏会でハイドンを取り上げて聴衆を集めるというのは、これまではかなりハードルが高いようでした。その原因は、作曲家の知名度はけっこう高いのに、曲の人気はさほどではないというアンバランスにあったと思います。

たしかに、「交響曲の父」と呼ばれるように、彼の代表的な作品である交響曲を、遅いテンポで重々しく演奏すれば退屈だし、ヴィヴラートをきかせてゆっくりと演奏すれば眠くなるし、せめてハッタリでも演奏効果があれば面白みがあるのになぁ、というのが一時の共通理解だったように思います。私は、ジョージ・セルとクリーヴランド管の見事なハイドン演奏(*1~5)に感心しながら、成功の大きな原因は、颯爽とした速いテンポにあるのではと感じておりました。



ところで、実際にハイドンのシンフォニーの魅力にあらためて驚き開眼した演奏会がありました。鈴木秀美指揮の山形交響楽団第214回定期演奏会(*6)です。このときの録音が、EXTON の SACD/CD ハイブリッド盤(EXCL-00082)となって発売されています。第226回の山響定期で購入してきたのでしたが、実際の演奏を体験しているからというだけではなくて、あらためて聴いてみて、この演奏の持つ、前へ前へとたたみかけるような推進力、活力と躍動感、そしてなんといっても演奏の「楽しさ」を再確認しました。バロックティンパニの音の抜けの良さ、打楽器の賑やかなリズムと躍動感、緩急と強弱、音色の対比を効果的に示した演奏で、思わずリピートして、何度も繰り返して聴いてしまいます。

手元には、ブシュティスラフ・ノヴォトニーがリーダーとなっている、プラハ室内管弦楽団による演奏(DENON GES-9208)もあります。こちらは、過去の大家たちの重厚な演奏と比べればずっと生き生きとした演奏ですが、やはり鈴木秀美・山響の演奏と並べてしまうと、ずっと落ち着いた演奏というか、「古典派=優雅」という認識の延長線上にあるのではと感じられてしまいます。これはこれで、しっとりとした美質があるのですけれど。

参考までに、録音データを示します。
■鈴木秀美指揮山形交響楽団
I=7'52" II=6'07" III=4'47" IV=5'08" total=23'54"
■プラハ室内管弦楽団
I=8'07" II=5'46" III=5'07" IV=5'33" total=24'33"

(*1):ハイドンのユーモア~「交響曲第93番」を聴く~「電網郊外散歩道」2011年6月
(*2):ハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聴く~「電網郊外散歩道」2011年6月
(*3):ハイドン「交響曲第95番」を聴く~「電網郊外散歩道」2011年7月
(*4):セルのハイドンの格調高さ~「交響曲第97番」を聴く~「電網郊外散歩道」2012年11月
(*5):ハイドン「交響曲第96番」を聴く~「電網郊外散歩道」2012年12月
(*6):鈴木秀美指揮の山響第214回定期でボッケリーニ、シューベルト、ハイドンを聴く~「電網郊外散歩道」2011年7月

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この違いは何?

2013年05月25日 10時09分21秒 | アホ猫
我が家の二匹のアホ猫母娘は、家の中では呼んでも知らんぷりで寄ってきませんが、裏の果樹園では様子が違います。園地を見回っていると、飼い主の姿を見つけてこちらをじっと見ています。私がしゃがんで舌を鳴らすと、とっとこ走って寄ってきて、足元にまとわりつきます。家の中と畑でのこの態度の違いは何?



母猫も娘猫も、共通に同じ振舞いを示すところを見ると、何か要因があるのでしょうが、動物行動学上(^o^;)たいへん興味深いところです。『ソロモンの指環』のコンラート・ローレンツ先生が存命だったならば、ぜひお尋ねしてみたかったところです(^o^)/

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インクの減り方の違いはどこに?

2013年05月24日 06時01分56秒 | 手帳文具書斎
以前は、だいぶ長い間、パイロットとペリカンとウォーターマンの三種類の万年筆で過ごしてきましたが、このところ、プレラにコクーンなどが加わり、短期間にずいぶん多くの万年筆を使うようになりました。その結果として、当然のことながら、インクを充填したまま使わずに机上に置くだけのものが、どうしても出てしまいます。

ところが、いつの間にかインクが減ってしまっていることに気がつきました。安価なプレッピーが、スリップシール機構のおかげでしょうか、ほとんど変わらないのに対して、コンバータ式の「プレラ」にその傾向があるようです。使っているインクが、「朝顔」や「紺碧」といった「色彩雫」シリーズであることも関係するのか、それともプレラのはめ合わせ式のキャップは気密性が高くないのか、真相は不明ですが、時々インク量に注意しつつ、時々水洗いしてやる必要があるのかもしれません。

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DELLのInspironMini10vが起動せず

2013年05月23日 06時02分45秒 | コンピュータ


2009年からずっと愛用している赤いネットブック、DELL の InspironMini10v が、起動しなくなりました。充電もできないところをみると、バッテリーの寿命か、充電器の故障でしょうか。当面、プレゼンテーションの予定もありませんので、格別の不都合はないといえばないのですが、やはり使えていたものが使えないのは面白くありません。まずは、どこかPCショップに持ち込んで、原因を確定する必要があります。3セルのLi-イオン電池の寿命だとわかれば、スペアのバッテリーを注文するという対策が考えられますが、他の原因であれば、話はまた違ってきます。さて、どうか?

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ゴムバンドとペンホルダー

2013年05月22日 06時05分18秒 | 手帳文具書斎
世の中には、ハードカバーにゴムバンドのついた小型ノートというのがあって、人気を博しているのだそうです。残念ながら、私の生活範囲では実物を見かけることはありませんが、だいぶ前に、このマネッコ・バージョンと言えるものを百円ショップで入手(*1)しておりました。当初は、物珍しさからスクラップ・ブックとして利用しようとしました(*2)が、そもそもスクラップしようと思うような雑誌やカタログ等の媒体が身近には少ないために、中断したままになっています。

これに対して、ほとんどブログのネタ帳と化している備忘録ノートは、A5判というサイズながら、SYSTEMIC のノートカバーに1冊だけツバメノートをセットして、ゴムバンドを便利に使っております。カバンの中がスカスカの時でも、挟み込んだ紙片が落ちにくいのがありがたいものです。なるほど、ゴムバンドというのは便利な工夫だと感じます。

本当は、これにペンホルダーがあるとありがたいのです。あまり大げさでない、それこそボールペンが引っ掛けやすいペンホルダー。SYSTEMICでは、カンガルーの袋のようなポケットがその役割を果たすのでしょうが、転がり防止には適していても、筆記具を一緒に運ぶには今一つです。

(*1):ハードカバーのノートと小ぶりのメッシュ・ケース等を百均で~「電網郊外散歩道」2012年7月
(*2):百均のハードカバー小型ノートの使い道~「電網郊外散歩道」2012年8月


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ある日のお弁当にデザートの差し入れが

2013年05月21日 06時05分29秒 | 料理・住まい
単身赴任の頃にはよく記事にした「ある日のお弁当」(*)ですが、最近はとんとご無沙汰でした。自分で作るのならばいざしらず、妻に作ってもらってあれこれ云々するのはご法度というものでしょう(^o^)/

ところが某日には、なんと手作りデザートの差し入れがありました!背の高いカップのほうがパンナコッタで、背の低いカップのほうがブラマンジェだそうです。うーむ、野暮天な中高年にはいささかハイカラ過ぎる気がしないでもありませんが、ご厚意はありがたく頂戴いたしました。

Wikipedia によれば、パンナコッタというのは、生クリームと牛乳をゼラチンで冷やして固めたものだそうです。しっとりした舌触りと、フルーツソースのコンビネーションが素晴らしい。ブラマンジェのほうは、加熱して焼くところが違うのだそうです。これが手作りだというのが、かなり感動的でした。

(*1):朝食とお弁当の変化をつけるには~「電網郊外散歩道」2009年7月
(*2):ある日のお弁当~「電網郊外散歩道」2008年11月
(*3):ある日のお弁当~「電網郊外散歩道」2006年6月

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定年退職時のスナップを送られる

2013年05月20日 06時03分37秒 | 手帳文具書斎
前の職場から、封筒が届きました。開封してみたら、定年退職時のスナップ写真でした。自分では撮影できないものだけに、良い記念になりました。さっそく礼状をしたためました。もちろん、手書きで、万年筆です。さすがに毛筆とまでは……(^o^;)>poripori

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週末農業のメモと巡回するブログの近況など

2013年05月19日 19時35分07秒 | 週末農業
五月中旬の土曜日、よく晴れたお天気となりました。午前中は出勤日で、会議と実務。午後は自宅に戻り、裏の果樹園の草刈りに精を出しました。夕方から、いつもの同窓生が集まり、定年退職後の近況報告をかねて定例の飲み会。これは楽しかった。医師はまだ現役続行ですが、くたびれたとこぼし、再任用の教員は給料が半分で仕事量は全く変わらず、来年はやめると宣言、元会社員はハローワークに通って仕事探しの日々だそうです。その割にはのんきそうで、責任ある立場を離れた安堵感が漂います。

今朝は日曜でもあり、朝寝坊を決め込んで、いつも早朝更新はできませんでした。午前中は、少し離れたところにあるもう一つの園地にて、草刈り作業です。例年は五月上旬に草刈りを実施しているのですが、今年は十分に手入れができませんでした。草ボウボウの果樹園を、妻が自走式草刈機で、私は動力刈払機で、なんとかきれいにしました。午後は寺の関係の行事があり、着替えて参加しました。なんとも多忙な週末です。



ところで、いくつかのブログでの、注目すべき話題をメモ。

(1) 山形交響楽団および山形弦楽四重奏団のヴィオラ奏者のらびおさんが、風邪をひいて長引いているらしい。症状をみると、私が咳喘息を発症した状況とよく似ています。演奏家にとって、喘息というのは大敵なのではないかと思います。大事に至らないとよいがと心配です。早期本復を祈りたいと思います。
(2) 同じく山形交響楽団および山形弦楽四重奏団のヴァイオリニストの東さんが、自動車免許取得に挑戦しています。スケジュール調整が難しいようで、だいぶご苦労の様子ですが、もうすぐ仮免の段階まで来たようです。
(3) よくコメントをいただく よし さんのブログにリンクされていた「中国嫁日記」では、哀れな状態の捨て猫を拾ったものの、飼おうか飼うまいか迷っているようです。猫好きには、今後がどうなるのか、なんだか気になります。

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ある朝、山響のバスを見かける

2013年05月18日 06時04分30秒 | 散歩・外出・旅行
過日の朝、山形市内の某所で、「山形交響楽団」と名前の入ったバスが停まっているのを見かけました。朝方の通勤ラッシュ前の時間帯にもかかわらず、赤いヴァイオリン・ケースを肩にした女性が歩いてきます。もしかしたら山響の団員さんでしょうか。楽旅にしてはスーツケースも持たないようですし、どこか県内のスクールコンサートかな、と拝見しました。

幸いに、お天気はまずまずのようです。某日のような豪雨の中では、繊細なピアニシモは屋根を打つ雨音に消されてしまうことでしょう。「田園」交響曲や「四季」の「夏」など嵐の場面でタイミング良く雷の音が入ってくれたら効果的でしょうが、音楽と自然音とをシンクロさせるのは、いかにプロといえども至難のワザでしょうから、やっぱり好天にこしたことはありません。

五月の爽やかな風の中で、子供たちの真剣な表情を励みにオーケストラが演奏を聴かせる。山響発足の昭和47年以前には考えられなかったことかも。今の子どもたちは幸せです。良い演奏会になるように祈りました。

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雑誌「サライ」付録の「オペラ名曲選」を聴く

2013年05月17日 06時03分40秒 | -オペラ・声楽
雑誌「サライ」平成25年4月号に、「オペラ名曲選」というCDが付録に付いていました。
この内容が、なかなか楽しませてくれます。

(1) ヴェルディ『椿姫』より「乾杯の歌」、レナータ・スコット
(2) プッチーニ『ラ・ボエーム』より「私の名はミミ」、ミレッラ・フレーニ
(3) プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」、ロス・アンヘレス
(4) プッチーニ『トスカ』より「歌に生き、恋に生き」、マリア・カラス
(5) モーツァルト『フィガロの結婚』より「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」、トーマス・アレン
(6) ビゼー『カルメン』より「恋は野の鳥~ハバネラ」、ロス・アンヘレス
(7) オッフェンバック『ホフマン物語』より「舟歌」、シュヴァルツコップ
(8) プッチーニ『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」、レナータ・スコット
(9) カタラーニ『ワリー』より「さようなら、故郷の家よ」、マリア・カラス
(10) プッチーニ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」、ホセ・カレーラス
(11) ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「前奏曲」、カラヤン指揮ドレスデン国立管弦楽団
(12) ビゼー『真珠採り』より「耳に残るは君の歌声」、アラン・ヴァンゾ
(13) モーツァルト『魔笛』より「夜の女王」、エッダ・モーザー
(14) ヴェルディ『リゴレット』より「女心の歌」、アルフレート・クラウス
(15) ボロディン『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」、ラファエル・クーベリック指揮ウィーン楽友協会合唱団
(16) ワーグナー『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」、クラウス・テンシュテット指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ヴェルディの「乾杯の歌」で華やかに始まり、プッチーニで切ない女性の心を聴き、モーツァルトの軽やかさや「カルメン」の妖艶さを楽しみます。カラヤンのワーグナーはうまいなあとあらためて感心し、ドレスデンとウィーンとベルリンのオーケストラを堪能する、という具合です。ヴェルディ、ワーグナー生誕200年記念をうたう割には2人の作品が各二曲ずつと少ないと思いますが、音楽専門誌ではない一般の雑誌の付録ですから、まあいいか。

録音はかなり古めのものが中心になっていますが、通勤の車中で楽しむには充分です。例によって、自宅では PC-audio で選曲の妙を味わっています。

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