電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

筆記具のトラブルを記事にするけれど、喜んでいるわけではない

2020年09月18日 06時17分41秒 | 手帳文具書斎
先日、「全く問題が生じていない万年筆の近況」を記事にしましたが、ときどき見られる大小のトラブルを記事にすることがありますが、決してトラブルを喜んでいるわけではありません。高価な万年筆だからトラブルが少ないということもないし、安価な製品が全く見どころなしというわけでもない。そういう特徴を持った製品だから、理解して使うのがよいのだろう、という趣旨です。



例えば叔父の遺品となったモンブランのマイスターシュテュック149は、しばらくインク供給をしていなかったので、過日、プラチナ古典BBインクを補給したのですが、尾栓ねじ部からインクがもれたらしく、手を汚してしまいました。このあたり、叔父が長く愛用した古い製品だからとは思いますが、高級万年筆だから必ずしも耐久性や信頼性が高いとはいえないようです。むしろ、値段を高くして高級感を出し、「見栄を張る」販売政策を取ったと考えることもできそうです。



廉価万年筆のパイロット「カクノ」白軸は、大容量コンバータ CON-70 が使えるのはありがたい。また、インクが乾燥して濃縮されるためか、書いた文字の色がずいぶん濃く感じますし、インクが残り少なくなる頃には文字にテカリが出てきます。

プラチナのプレッピーは、いかにもチープなサインペン型の万年筆ではありますが、これが意外に便利です。先日、100周年記念プレッピー(0.5mm)に黒インクのカートリッジを差し込んで使ってみたら、これが予想より良かった。カーキブラックを入れたプレッピーは、このほど待望のインク補給を行いましたし、これならカシスブラックでも使えるのではないかと算段しております。
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山形新聞で阪哲朗さんの「スイス・ビールでの体験」を読む

2020年09月17日 06時02分27秒 | クラシック音楽
先日、9月6日付の山形新聞に、山形交響楽団常任指揮者の阪哲朗さんの文章が掲載されました。「アートフロンティア」という芸術文化分野のコーナーへの寄稿で、ビール市(スイス)の歌劇場でのかけがえのない経験を綴ったものです。



人口が5万5千人という、山形県で言えば天童市と東根市の中間くらいの規模のビール市には、客席数が約400席という規模の歌劇場があるそうです。三階席まであるといいますから、かなり立体的なオペラハウスだと思いますが、阪哲朗さんはここで歌手や楽器のオーディションのピアノ弾きの立場からスタートしたのだそうです。ドイツ語とフランス語の両方が共用語という語学的な面でのハードさももちろんですが、毎日が初見の連続で必死に楽譜を追う忙しさの中で、さらにオペラを指揮するというチャンスも与えてもらい、在籍した5年間にコンサートも含めて200公演を指揮するという経験をします。



ここで学んだ技術や歌手との駆け引きを含む経験が、まさに指揮者としての「修行時代」になったのは間違いないでしょう。その後、優勝したブザンソン指揮者コンクールで、審査委員長に「歌劇場やオケの皆に感謝しなさい」という言葉をかけられたのだそうですが、まさに得難い経験だったろうと思います。

若い時代に、こうした経験ができる機会は誰しもが持てるわけではなかろうと思いますが、一方でチャンスをものにすることも、誰にでもできることではないでしょう。阪哲朗さんの指揮ぶりと同様に、丁寧で粘り強くやわらかな人柄(と感じます)を彷彿とさせる経歴とエピソードだと感じました。



記事の見出しを見て、はじめは「スイス・ビールって、美味しいのかな?」と思ってしまったのは内緒です(^o^)/

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コーヒーと甘味〜press butter sand

2020年09月16日 06時01分23秒 | Weblog
サクランボや桃、リンゴなど季節の果物を送っている遠方の親戚等から、ときどきお菓子などを頂戴します。当方、コーヒーのお供に、ありがたくいただいておりますが、今回はお嫁に行った娘のところからのいただきもの。プレスバターサンドというらしい。休日の午後に、あるいは早朝のほっと一息に、コーヒーとともにいただくおしゃれな甘味は、どことなく都会の味です。

うーむ、それにしては机の上が乱雑なんじゃないかい(^o^;)>poripori



あらら、こんなところまで写真を撮るんじゃなかった、失敗、失敗。



しばらくぶりの「コーヒーと甘味」シリーズ、アップロードする写真を間違えて、楽屋裏をばらしてしまいました。

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ハープで聴く「アランフェス協奏曲」

2020年09月15日 06時01分00秒 | -協奏曲
先日の山響定期で聴いたロドリーゴ「アランフェス協奏曲」ハープ版、他に YouTube あたりでないかどうか、探してみました。

concerto Aranjuez harp

これで Google 検索し、「動画」を選びます。そこで、トップに選ばれてきたのが次のものです。

Concierto de Aranjuez (Harp) - Rodrigo

どうやら、2013年にウィーンで行われたハープ協奏曲のコンペティションの様子みたいです。

15年前の山響定期(*)で、村治佳織さんのギター独奏でこの曲のオリジナルを聴いていますが、ハープ版というのもなかなかいいものです。ハーピスト自身の YouTube 登録のようで、今はテレビでアピールする時代ではなく、ネットの動画で話題になることのほうが効果があるのかもしれません。

(*):山形交響楽団第162回定期演奏会〜「電網郊外散歩道」2005年2月

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山響第287回定期演奏会でロッシーニ、ロドリーゴ、メンデルスゾーンを聴く

2020年09月14日 06時01分23秒 | -オーケストラ
久しぶりに、ほんとに久しぶりに、山形交響楽団の定期演奏会を聴きました。9月13日(土)、第287回定期演奏会です。午後3時の開演にあわせて早々と会場の山形テルサホールに到着。入口でアルコール消毒およびサーモグラフィによる検温、チケットの半券に氏名と電話番号を書いて提出、パンフレットは自分で取る、という仕組みです。座席は一つおき。中には、そんなにまでして音楽を聴きたいか? という声もありましょうが、そうまでしてもナマの音楽にふれたいのです(^o^)/



本日のプログラムは、

  1. ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
  2. ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ハープ版) 吉野直子(Hrp)
  3. メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
      沼尻竜典指揮、山形交響楽団

というものです。


 (ちょっと早く着きすぎたかな?)

開演前のプレコンサートトークでは、西濱事務局長と指揮者の沼尻さんが、三度目となる山形の印象、曲目について、ぜひ沼尻さんをと推薦した常任指揮者の阪哲朗さんとの縁などを話しました。ロドリーゴのアランフェスは、通常はギターで演奏されるけれど、ギターの音量の問題もあり、オーケストラとのバランスが難しい面があるそうですが、ロドリーゴ自身によるハープ版はその点で比較的恵まれており、なかなかいいものです、とのこと。阪さんと沼尻さんの縁は、ドイツの歌劇場時代に遡るそうで、先日の山形新聞に掲載されていた阪哲朗さんの若い頃の記事を思い出しました。

さて、最初の曲目は、ロッシーニ。ステージ上には、向かって左から、第1ヴァイオリン(8)、第2ヴァイオリン(7?)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、その右手にコントラバス(3)と弦楽五部が並びます。正面奥にはフルート(2)とオーボエ(2)(うち各1はピッコロ、イングリッシュホルンを持ち替え)。その奥にクラリネット(2)、ファゴット(2)、さらにその奥にトランペット(2)とトロンボーン(3:うち1はバストロンボーン)、右にホルン(4)が前後2列、ティンパニとパーカッションは左端という配置です。始まりのチェロ五重奏はいつ聴いてもいい音楽ですし、イングリッシュホルンの響きもいいですね〜。後半のトランペットのファンファーレに続く「スイス軍の行進」は、運動会みたいで実にスカッとします。

2曲め:ロドリーゴ。ギターほどではないとはいえ、やっぱりハープとバランスを取るには編成を縮小する必要があるようです。指揮台の脇に独奏ハープ、6-6?-4-4-2 の弦楽5部に Fl(2),Ob(2) うち各1が Picc および EngHrn 持ち替え、Cl(2), Fg(2), Hrn(2), Tp(2) という編成です。 ハープはギターと同じ撥弦楽器に分類されると思いますが、響きが比較的持続し、音量も大きいようです。したがって、右手でかき鳴らした直後に左手でパッと音を消してギターのような効果を出しているところもあれば、よく響かせてハープらしさを出していたり、なかなかおもしろい。弦楽セクション、とくにチェロとハープの音色の対比などは、撥弦楽器と擦弦楽器の違いがたいそう魅力的です。

吉野さんの見事なアンコールの演奏を聴きながら思いましたが、ハープという楽器は両手の手指だけでなく足もペダル操作で忙しそうですし、そもそも調弦の本数が半端でなく、音色は魅力的ですがなかなか大変な楽器のようです。なんだか苦もなく演奏しているように見えますが、世界で活躍する陰の努力はきっとすごいんだろうな、と考えさせられました。

ここで20分の休憩です。新型コロナウィルス対策で、ホワイエでのコーヒー等の提供もなし。ちょっと寂しいけれど、まずは音楽が聴けることのほうが大切です。じっと我慢の子であった(^o^)/

最後の曲目は、メンデルスゾーンの「イタリア」。中庸のテンポで、堂々たる音楽になっています。どこか悲しみをたたえながらも堂々とした歩みの第2楽章が印象的。柔らかな音楽はフィナーレでも見事なアンサンブルを聴かせます。右奥に配置されたバロック・ティンパニや、正面奥のホルン(2), トランペット(2)はいずれも古楽器を用いたもので、金管が突出しないバランスが快い、いつものホールでの、いつもの山響サウンドに高揚しました。

あ〜、いい演奏会だった! 帰路の車中、ハンドルを握る手もひとりでにリズムを取るようで、久々の定期演奏会に満足した午後でした。山形に山響があって、ほんとに良かった!

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「ドコモ口座事件」に思う

2020年09月13日 06時01分39秒 | コンピュータ
古くからのコンピュータやネットワークのユーザーとして、本当はネット経由でお金のやり取りをしたほうが便利なことはよくわかるのですが、逆にセキュリティは、関係する人たちの中で一番意識の低い人の水準によって安全性が決まると考えています。インターネット経由で決済ができるようになった頃に、システムを構築する業者や金融機関等のセキュリティ水準をあまり信用せず、「インターネット口座」は開設しない、使わないと決めて今日に至ります。「関わらなければ安全だ」という考え方です。

ところが、今回の「ドコモ口座事件」では、必ずしもそうではないことが判明してしまいました。被害者はネット利用に積極的な人ではなく、「ドコモ口座」など開設していない人だった、というのです。

悪意を持った人が、誰かの氏名と生年月日、銀行口座番号と4桁の暗証番号を入手すれば、本人になりすましてメールだけで「ドコモ口座」を開設できてしまう。このとき、2段階認証も求められていない。すると、本人の「ドコモ口座」と見なされて銀行口座が開いてしまう。あとは気づかれるまで使われる、という構図でしょうか。

つまりは、セキュリティ意識の低い「ドコモ口座」を利用した「なりすまし」の手口で、「インターネット口座など開設していないから大丈夫」というわけにはいかなくなった、関わらなければ安全とは言えなくなった、というのがこの事件の大きな意味でしょう。幸いに、当方のメインバンクは「ドコモ口座」とは契約していない(*1)ようで、被害は免れているようですが、実に困った事態です。関係業界の今後の対応を注視する必要がありそうです。



ここからは、まったくの蛇足、戯言です。
それにしても、初期に判明していた不都合を認識した企業が、いったん中断してシステムの不具合を修正するという意思決定はできなかったものか。動き出した組織の中で方向性を修正する必要が生じたとき、誰がどのように動けばよいのか。NTTドコモや東京電力に限らず、組織のあり方として難しい問題だと感じます。おそらくは組織のヒエラルキーが関係し、トップが正常な判断ができるとすれば、情報が届きやすいフラットに近い組織のほうが修正しやすいのではなかろうか。いや、トップは万能ではなく常に適切な判断ができるとは限らない。やはり責任のある当事者の代表が泥をかぶる必要があるのだろうか。いやいや、そもそも原案が未熟なまま決定が出されてしまうことが問題ではないのか。いやいやいや、最近は拝金主義に毒されたトップが目立つからなあ。このあたり、堂々巡りで答が出にくい問題のように思われます。やっぱり、「結果的に工事費がだいぶ高くなる」方を選択した東北電力の意思決定(*2)は立派だったと言わざるを得ません。

(*1):ドコモ口座の不正利用、被害に遭う恐れのある人は? ドコモ以外の人も要注意〜ITメディア
(*2):女川原発と福島第一との違いは古文書にある慶長津波の評価にある?〜「電網郊外散歩道」2011年4月

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水谷正大『LaTeX超入門』を読む

2020年09月12日 06時01分39秒 | -ノンフィクション
講談社から2020年7月に刊行されたブルーバックスで、水谷正大著『LaTeX超入門〜ゼロから始める理系の文書作成術』を読みました。たまたま図書館で手にして、ちょうど試そうと思っていた Cloud LaTeX というオンラインサービスについての記載があり、借りて読んでみた次第です。

考えてみれば、LaTeX 本を買わなくなってからしばらくなります。最初に購入したのが奥村晴彦著『美文書作成入門』の初版第1刷(1993年)で、FM-Towns に GNU-2 CD-ROM から高橋忠志版 TeX/LaTeX を導入、この本の記述を手がかりに、便利に使い始めたものでした。以後、改訂されるごとに購入し、便利に使っていました(*1)が、今手元にあるのは2007年の改訂第4版が最新です。その意味では、本書は実に13年ぶりに接する LaTeX 本です。



コンパクトな新書版のサイズではありますが、本書の構成は次のようになっています。

第1章 LaTeX にできること
第2章 Cloud LaTeXで始める LaTeX
第3章 LaTeX 文書の書き方
第4章 文書を構成する書式(概要/引用/文章の配置/箇条書き/書体/特殊な記号の表示 など)
第5章 数式を書く
第6章 便利な機能を使いこなす(ハイパーリンク/文字列の変形/ルビ/縦書き など)
第7章 参考文献と索引
第8章 作表
第9章 スライドの作成
第10章 作画
第11章 さらに進んだ使いかたの仕方

この中で、パラグラフ・ライティングを含む通常の LaTeX 文書の書き表し方については特に変わったところはありませんが、改訂第4版までの奥村本には記載のない、Cloud LaTeX 等のオンラインサービスの使い方やそこでの画像に関するテクニック、縦書き日本語文書クラス jlreq、スライドの作成 beamer パッケージ、高機能な作画法 TikZ/PGF などに関する記述は、初めて知ることが多いです。おそらくは、私が TeX/LaTeX から離れていたこの10年の間に、大きな変化が起こっていたのでしょう。



また、奥村本をはじめ従来の LaTeX 本は分厚く高価なものが多かったうえ、TeX/LaTeX システムのインストールと設定には、細かく気を使うことが多かったので、いざ使い始めるまでの関門が高かったように感じます。Cloud LaTeX のようなオンラインサービスを使えば、環境設定の面倒もありませんし、ブルーバックスのような安価でコンパクトな本があれば、理系の学生さんたちには便利だろうと思います。新型コロナウィルス禍の影響で大学を続けることが困難になっている若い人が多い時代に、これから LaTeX で論文を書こうという学部学生・大学院生にとってはかなりの福音になっているのかもしれません。

(*1):LaTeXで資料を作成〜「電網郊外散歩道」2005年1月

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全く問題が生じていない万年筆の近況

2020年09月11日 06時01分19秒 | 手帳文具書斎
複数の万年筆を使っていると、全く問題が生じなくてスムーズに使い続けているものと、時々に問題を生じてそのつど対処しているものとがあることに気づきます。前者は当ブログで記事に取り上げられることはごく少なく、後者はしばしば記事にされるため、後者のほうが使用頻度がずっと高いような印象を受けてしまうほどです。

では、ほとんど愚痴を言ったことのない万年筆の近況は:

  • プラチナ #3776ブルゴーニュ(F) 購入してすぐ落っことして修理してもらったことがありました(*1)が、その後は全く快調です。使用インクは同社の古典ブルーブラックをコンバータで。胸ポケットに常備して、細字で手帳等のメモ書きのほか、仕事上の記録などにけっこう幅広く使っております。書き味はスムーズで、大きな文字で大量に書く用途には少々線が細すぎるのですが、小さな文字で細かくメモするには便利なものです。
  • TWSBI ダイヤモンド580Alラヴァー(M) モンブランのロイヤルブルー・インクとの相性も良かったのか、購入後は全くノートラブル。インク容量が大きく書き味も良好で、A罫(7mm)のノートに大きめの文字で大量筆記するにはちょうどよく(*2)、備忘録ノートなどで出番が多いです。
  • プラチナ プレッピー(0.3) プレジールのノヴァ・オレンジのアルミボディに換装し、カートリッジで同社の古典ブルーブラックを使用中です。ときどきスポイトで同ボトルインクを補充。日常用途でブルゴーニュの代わりにひょいと取り上げて使う場面が多いかな。自作ダイアリーにはほぼこれで記録しています。



パイロットのカスタム・グランディは一番古くからの付き合いで、使っている年数が40年を超えました。近頃あちこちで不具合が出ていましたが、先日の修理で面目を一新しています。これまで称賛と愚痴と両方とも多いのは、それだけ使い込んでいるからでしょうか。

(*1):ブルゴーニュ万年筆を落っことし修理を依頼する〜「電網郊外散歩道」2013年10月
(*2):TWSBIダイヤモンド580ALラヴァーの筆記量を再確認する〜「電網郊外散歩道」2016年11月


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夏風邪?

2020年09月10日 06時01分43秒 | 健康
一昨日、くしゃみを連発したのでおかしいなと思っていたら、昨日は朝から鼻水ツーツー。いけない、夏風邪か? すぐにかかりつけの耳鼻咽喉科に行き、新型コロナウィルス禍以来あたりまえになった、「風邪症状の方は電話対応後に車内や玄関先で待機」を経て、診察後「アレルギー症状」とのことでクラシエの小青竜湯を処方してもらいました。暑くて寝ているのも楽じゃない。それで窓を開けて夏風邪をひいたのだとおもうけれど、ここはとにかくじっとしているに限ります。



何度も記事にした記憶がありますが、夏風邪で寝ていると藤沢周平の『三屋清左衛門残実録』を思い出します。文中、夏風邪で臥せっているときに亡き妻を思う場面があるけれど、たしかに息子の嫁さんでは妻の代わりは務まりませんし、おそらく涌井の女将のみささんでも難しい。生まれも性格も異なるけれど、長い歳月をともに歩んだ同行者は、たぶん清左衛門の妻だけだったからでしょう。

写真は、ある日の虹の断片。
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アホ猫(娘)と猫用おむつ

2020年09月09日 06時01分48秒 | アホ猫
我が家のアホ猫(娘)は御年20歳、母猫(21歳)よりも若いはずなのに早くもボケてしまったのか、あちこちに粗相して困りました。若い頃はちゃんと猫トイレにしていたはずのに、細かな猫砂から紙パルプ製の粗い猫砂に変更したあたりから、トイレにしなくなりました(*1)。かりんとうがコロリと転がるくらいならまだ始末もしやすいのですが、いくら古い田舎家とはいえ、某液体を垂れ流されるのは実に困ります。場所が予想できるところは折りたたんだ新聞紙を重ねて使ったり、考えられる対策はとったのでしたが、ついに堪忍袋の緒が切れて、猫用オムツをすることになりました。うん、高吸水性樹脂の威力は絶大です。

そのかわり、1日4回のオムツ交換が必要になります。また、大きい方をした後には、衛生上からも時々洗ってやらなければいけません。はじめはだいぶ抵抗したのですが、最近は観念したようです。尻ポケットのついたデニムパンツ・デザインの猫用紙おむつをつけて、もこもことお尻を振って歩くアホ猫(娘)は、母猫よりもだいぶ手間のかかる存在ですが、最後まで面倒を見ることになりそうです。うっかりすると自分でおむつを外していることがあるので、油断がなりませんが(^o^)/

(*1):アタシの事情〜「電網郊外散歩道」2020年1月

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最近の通勤の音楽は生誕250年記念年にちなんで

2020年09月08日 06時01分18秒 | -協奏曲
フルタイムの勤務になって以来、以前と比較して通勤時間は半分になりましたが、やっぱり通勤時には音楽を聴いております。最近は、個人的にベートーヴェンの生誕250年記念年ということで、ピアノ協奏曲を取っ替え引っ替え聴いております。とくに、第4番と第5番を中心に、詩情あふれる緩徐楽章がお気に入りです。

例えば第4番では、当方には定番のレオン・フライシャー(Pf)、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏をCDで、
Beethoven: Piano Concerto No. 4, Fleisher & Szell (1959) ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 フライシャー

あるいは、エミール・ギレリスに望まれて EMI に再録音したものを、やはりCDで。
Gilels / Szell, Beethoven Piano Concerto No.4 in G major Op.58

さらに、録音の見事さにも感嘆する、フリードリヒ・グルダ(Pf)、ホルスト・シュタイン指揮ウィーン・フィルの演奏(CD)、などです。
Gulda / Stein, Beethoven Piano Concerto No.4 in G major, op.58


また、第5番「皇帝」では、やはりCD全集のフライシャー&セル/クリーヴランド管の演奏は実にみごとですし、
Beethoven: Piano Concerto No. 5, Fleisher & Szell (1961) ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 フライシャー

あるいは、全曲ではありませんが、グルダ(Pf)、ホルスト・シュタイン&ウィーンフィルによる「皇帝」の第2楽章。このしみじみとした美しい音楽が、たまりません。手元にはCDとLPがありますが、手っ取り早くネットからご紹介(^o^;)>poripori
Beethoven, Piano Concerto no. 5, Op. 73 - 2. Adagio un poco mosso (Friedrich Gulda)


新型コロナウィルス禍はうんざりすることが多いですが、それでも通勤の車中、朝晩こういう演奏を取っ替え引っ替え聴くことができ、帰宅すれば簡易な PC-audio を通じて現代の演奏をきくことができるのですから、やっぱりいい時代です、と言うべきでしょう。

現代の演奏、例えば2008年、エレーヌ・グリモー(Pf)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト交響楽団の演奏です。
Beethoven Piano Concerto No 5 Emperor Hélène Grimaud Paavo Järvi hr Sinfonieorchester


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山響定期のチケット代を送金する

2020年09月07日 06時00分40秒 | Weblog
過日、山響こと山形交響楽団の第287回定期演奏会のチケットを申し込みましたので、代金を送金すべく、送金票を持って、何も考えずに銀行に行きました。銀行のATMで送金票を見たら、銀行名も支店名も書いてない。口座番号を入力しても加入者名が表示されません。おかしいと思ってよくよく見たら、定期会員の一括振込先「山形銀行」ではなく「ゆうちょ銀行」に変わっているのでした!

なーんだ、ということで即ゆうちょ銀行のATMへ。こんどは口座番号を入力する必要もなく、払込用紙を直接読み込ませ、入金額と手数料を通帳から引き去る形で、小銭の心配をすることなく送金完了。うーむ、銀行ATMの暗い照明下、小さな赤い数字を判別して口座番号を正しく入力するのはなかなか大変でした。その点、老眼世代には便利になったなあ(^o^)/
利用明細票は備忘録ノートに貼り付けて、送金済みと記録しました。これで、二重送金というアホな事態は回避(^o^)/

ふだん、ATMから年金などのお金を引き落とすことはあっても、ゆうちょ銀行経由で送金するということはごく稀なので、ワタクシ的には貴重な経験でした(^o^)/
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2020年の川中島白桃の収穫・出荷状況は

2020年09月06日 06時01分53秒 | 週末農業・定年農業
今年(2020年)の川中島白桃の出来具合は、昨年に比較して、全体に着果管理、特に摘果が効果的に作用したようで、全般に小玉が減少し、大玉と中玉に移行しました。桃の樹全体の光合成量は大きくは変わらないでしょうから、着果数が減少すれば実は大きくなり、糖度は高くなるのが自然です。出荷量(箱数)は減少しましたが、全体的に大玉化したことで、宅配で送った親戚からも、「年々上手になるみたいだね」と褒められております。




今年は、フルタイムの勤務と二足のわらじ生活の中、摘果作業に妻が協力してくれたこともあり、よくがんばった、うまくいったと自分で満足しています(^o^)/

(*1):今年の桃の農作業まとめ〜収穫と出荷は過去最高だが反省点も〜「電網郊外散歩道」2019年9月

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カレンダーを9月に〜山響第287回定期のことなど

2020年09月05日 06時01分23秒 | 季節と行事
リビングのカレンダーはいち早く9月になっていましたが、書斎と寝室はまだでしたので、今更ながらビリビリと破いて9月にしました。そういえば、トイレのカレンダーもたしか8月のままになっていたはず。なにかと忙しない時期、カレンダーを新しい月に更新すると、新鮮な気持ちになります。



山形交響楽団から、第287回定期演奏会の振込用紙が届きました。12日(土)は行事の関係で不都合だけれど、13日(日)のマチネには行けそうですので、しばらくぶりの定期演奏会です。

第287回定期演奏会
日時:2020年9月12日(土) 19時開演、9月13日(日) 15時開演
[指揮] 沼尻 竜典  [ハープ] 吉野 直子
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲(ハープ版)
メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調「イタリア」作品90

ハープでの「アランフェス協奏曲」なんて、どんなだろう? 楽しみです。



写真は、収穫期に入ったシュガープルーン。「鶏もも肉のプルーン煮」が食べたいなあ。

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オンラインサービスの意味

2020年09月04日 06時02分59秒 | コンピュータ
仕事で使いたい文書組版システム TeX/LaTeX を導入しようと思ったら、新しい職場の事情でデスク上のコンピュータにはインストールできないとわかったとき、オンラインサービスの形で提供されている LaTeX システムの利用を思いつき、ブラウザ Edge から使える Overleaf を試してみました(*1)。これはいたって順調に進み、Overleaf で組版したファイルを印刷し、好評を得ました。以後、何度か Overleaf を利用し、便利さを実感していたところです(*2)。

ところが、あるとき自宅から Overleaf にログインし、思い出した自分の LaTeX 文書中の間違いを一部修正して安心し、翌日、職場からログインして組版した結果の PDF ファイルをダウンロードしようとしたら、エラーになります。

「制限されています。申し訳ありません。このページを読み込む許可が与えられていません。」

あちゃー! どうやら、Overleaf の側で、おそらくは不正アクセスを遮断するなどの理由から、IPアドレスやMACアドレス等を識別し、別アドレスからアクセスしたとして咎められているみたいなのです。

うーむ、同一人物が同一アカウントで異なる場所からアクセスしたら「×」になるのか。それではオンライン、クラウドサービスの意味が薄いのではなかろうか?

いや、まてよ。サービスを開始し維持する設備や人件費など、投資を何でまかなうかを考えたとき、無制限にアクセスを認めていたのでは投資を回収できないだろう。何らかの形でアクセスを制限し、有料会員には制限を緩和するような形を取らざるを得ないのではないか。



いやいや、そんなことを言っても、制限を受けて利用できなくなっている現実には困ってしまいます。これは、Overleaf は早々に諦めて、別のオンラインサービスを探す必要があるでしょう。で、検索してみました。

LaTeX オンラインサービス

次に見つけたのが「 Cloud LaTeX 」です。基本的に Overleaf と同様の仕組みのようです。機能的には Overleaf のほうが充実している面があるようですが、当方の当座の利用には全く支障はありません。しかも、2020年7月刊行の講談社ブルーバックスに、『LaTeX超入門』というコンパクトな Cloud LaTeX 解説書が出ているようで、これはありがたい。今度は異なる IP アドレスからのアクセスはやめて、自宅からは Google ドライブの利用にとどめておけば良かろう、との判断です。

(*1):新しい職場の事情からLaTeXのオンラインサービスにたどりつく〜「電網郊外散歩道」2020年4月
(*2):しばらくぶりに本気でLaTeX文書に取り組む〜「電網郊外散歩道」2020年5月

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