電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

今年も確定申告の用紙が届く

2020年01月31日 06時03分22秒 | 季節と行事
今年も、税務署から確定申告の用紙が届きました。以前、e-Tax が始まった時に、Windows じゃなきゃダメよとはねられて、「じゃあいいよ」と紙で申告を続けていますが、わざわざ最寄りの税務署に用紙を取りに行かなくても毎年ちゃんと郵送してくれるので、助かります。この封書が届くと、いよいよ確定申告の作業が始まります。農協や農業専門店から出荷証明書や購入証明書をもらい、源泉徴収票や各種領収書、特に家族の通院時の領収書も整理して、表計算の自作ワークシートに入力していきます。平成31・令和元年は、それまで使っていた自走式草刈機を廃止し乗用草刈機を購入しましたので、これは減価償却費にまわすことになります。農業経費に関しては、一つ一つ確かめながらですので、意外に時間がかかります。なんとか2月中に終えてしまいたいものです。

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gooブログのバックアップデータから特定カテゴリーの記事タイトル一覧を作る

2020年01月30日 06時04分59秒 | コンピュータ
『AWK実践入門』を読みながら、awk スクリプトの復習をしております。以前、awk を用いて gooブログのバックアップ・テキストデータから、日付と記事タイトル一覧を作成する試みを記事にしました(*1)が、今回は前のスクリプトを少しだけ改変し、特定のカテゴリーについて、記事一覧を作成するようにしました。前回同様に goo ブログの仕様でインデントが崩れておりますが、試しに「週末農業・定年農業」カテゴリーの全記事のタイトルを抽出してみると、以下のとおりとなります。

まずは、awk スクリプトです。

# goo-extract.awk バックアップデータから特定カテゴリーの記事titleを抽出
# -- for awk/gawk/jgawk, 2020/01/28, narkejp
BEGIN{
RS="--------" # record separater
FS="\n" # field separater
Keyword="週末農業・定年農業" # カテゴリー名
}
$2~/narkejp/ && $5~Keyword { # narkejp : author's name
$4 = substr($4,7,10) # date
$3 = substr($3,8) # title
print $4,$3 # date title
}

goo ブログの「バックアップ」でダウンロードしたテキストデータを解凍し、ファイル名を weblog-2020-jan-28.txt としたとすると、

awk -f goo-extract.awk weblog-2020-jan-28.txt

で実行します。すると、「週末農業・定年農業」カテゴリーに属する記事一覧が作成できる、という具合です。

これを実行してみた結果は、途中を省略しますが、

05/01/2005 サクランボの花を拡大すると
05/01/2005 桃の花摘み作業を手伝う
05/10/2005 プルーンの花が咲いた
05/13/2005 花が終わるとミツバチは
06/06/2005 昨日のサクランボの状況は
06/26/2005 サクランボの収穫は今が盛り
07/01/2005 サクランボの出荷
07/03/2005 畑で草取り
08/22/2005 桃の季節
08/28/2005 スズメバチの季節
09/04/2005 プルーンがもうすぐ食べごろに
09/11/2005 最後の桃を食べました
09/18/2005 和梨とリンゴの季節
10/19/2005 10月のリンゴ「紅将軍」がおいしい
10/31/2005 ラフランスの季節になって
11/20/2005 白菜の収穫
12/01/2005 エンジンポンプの水抜きをする
12/04/2005 老父、歩き出す。
12/17/2005 雪が降らないうちに
12/24/2005 除雪機を購入していて良かった!
01/31/2006 確定申告の季節
05/23/2006 今年のサクランボの予想
06/01/2006 老父、すっかり元気になる
06/15/2006 梅雨本番、サクランボ収穫の状況
〜(中略)
09/26/2019 果樹園の秋の農作業〜来年を目指して堆肥運び
09/28/2019 兼業農家が多いと地域が守られやすいのでは
10/15/2019 白菜の苗は無事に成長しています
10/24/2019 風邪もなおって農作業に復帰
10/26/2019 10月のリンゴ「紅将軍」を収穫する
10/31/2019 ようやく里芋を収穫する
11/03/2019 今年も無事に柿を収穫
11/14/2019 11月上旬の農作業を終えて
11/30/2019 11月中旬〜下旬の農作業の記録と防風ヤッケの購入
12/30/2019 農作業メモの4冊目を終えて5冊目に移行する
01/12/2020 お天気に誘われて、サクランボと桃の剪定を始める

となります。

ファイルにしたい場合は、

awk -f goo-extract.awk weblog-2020-jan-28.txt > temp.txt

とすればよい。

ふーむ、週末農業関連記事に、予想以上に亡父のことが記録されているのだな。今年は13回忌になるけれど、私製本にするにはこのカテゴリーの記事を抽出しなければいけません。これはいささか難題だな。テキストデータに、余計な段落HTMLタグが残っているのも邪魔っけです。まあ、エディタで一括置換すればすむ話だけれど。


(2006年6月、退院して農作業に復帰した亡父が高所作業台車で自宅裏果樹園の管理作業中)

いやいや、その前に、確定申告の準備をしなければいけません(^o^;)>poripori

(*1):バックアップデータから日付と記事タイトル一覧を作成する〜「電網郊外散歩道」2010年7月

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FF式温風ヒーターの水抜きをしたらなんとか不調は解消されたみたい

2020年01月29日 06時03分56秒 | 料理住居衣服
暖冬とは言え、北国の冬は暖房なしには過ごせません。自室の暖房はFF式の温風ヒーターを使っており、もうだいぶの年数になるはずです。近頃、燃料はあるのに突然動作が停止する不調が頻発するようになり、本体の燃焼用タンクに水分がたまっていると推測されます。そこで、供給用燃料タンクを取り外し、いったん残っている燃料を空焚きしてぜんぶ燃やしました。燃料供給タンクの口金が入る部分に備えられているフィルターを取り出してみたら、フィルターそのものはきれいです。フィルターの下、本体側の燃料タンクには、液体がだいぶたまっていました。たぶん、これが長年の間にたまってしまった水分でしょう。大きめのスポイトで根気よく吸い出し、ペットボトルに集めてみたら、100cc以上ありました。たぶん、これが異常燃焼の原因となったものと思われますが、もう少し様子をみてみましょう。

再度、フィルターと燃料タンクをセットし、電源スイッチを入れたら見事に復活! アホ猫も定位置に整列し、大喜びです(^o^)/

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積雪量を例年と比較してみる〜ブログは写真があるからわかる

2020年01月28日 06時03分19秒 | 季節と行事
文字だけの記録とは異なり、ブログの記事は写真があるのが強みです。例年ならば、この時期は雪国らしい一面の雪景色のはずですが、この冬は全く積雪がありません。若い頃、関東某県に住んでいた頃は、冬場はこんな感じではありましたが、山形県にUターンしてからはもちろん初めてです。では、例年の様子は? 過去の同時期の写真を探してみると、こんなふうです。

まずは大雪の年2006年の1月、除雪に難渋していたときの写真です。

カーポートの上に降り積もった雪の厚さがよくわかります。


一転して、2007年は雪の少ない年でした。1月中旬の風景。


2008年1月下旬、自宅でキジを見ました。


2010年1月末、やっぱり雪は少なく、春のような気配。


2011年1月下旬、湿ったドカ雪が降り、果樹園に枝折れ被害が多発しました。


2012年1月末、カーポートの上の積雪量から、雪が少ないことがわかります。


2013年1月下旬の積雪量はこんな感じ。


この頃は、まだ井戸も壊れていなかったのだなあ。

2014年1月下旬のカーポート前の様子。


2016年1月下旬の夜。


2017年1月下旬、雪かきをしないでいると、こんな感じ。


2018年1月下旬、雪かき後の自宅敷地内。


2019年1月下旬、二階から見下ろした自宅敷地内の雪の様子。


で、2020年1月末の現在、積雪は皆無です。こんなことも珍しい。


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キーボードもそろそろ更新の時期か

2020年01月27日 06時03分46秒 | コンピュータ
メインのパソコンとして、Ubuntu Linux で使っている hp の Pavilion 550-240jp/CT(*1) ですが、添付のキーボードにだいぶ不具合が目立つようになりました。プリントされているアルファベット等の印字がこすれて見えなくなっているのは、まあタッチタイピングができるからさほど困りませんが、左小指に相当する「Aa」のキーが時々引っかかるようになったのです。たとえば「山田」が「yamada」にならずに「yamda」になってしまい、「やmだ」などと変換されるのは「やんだ!」(*2)

この対策としては、キーボードの更新でしょう。量販店で安価なキーボードを探すのもありですが、こういう機会に PFU の Happy Hacking Keyboard を試してみるのもいいかもしれません。良質なキーボードというのはどうやら絶滅危惧種みたいですから、今のうちに入手しておくのは意味があるかもしれません。あるいは、それほどぜいたくしないで Lite 2 あたりでもどうだろう? カチャカチャ音がするとか、いろいろな声はあるようですが、自室で使う分にはたぶん全く問題はありません。ただいま、お小遣いと相談しながら検討中です。

(*1):Linux用パソコンとしてhpのPavilion550-240jp/CTを注文する〜「電網郊外散歩道」2016年10月
(*2):「いやだ」の山がt弁、じゃない、山形弁(^o^;)>poripori

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地元在住同級会の話題から〜「男の料理」に思う

2020年01月26日 06時01分14秒 | 料理住居衣服
過日、地元在住の小中学校の同級生十人ほどが集まる機会がありました。色々な話題が出ましたが、職業も境遇もバラバラな中で、「男の料理教室」が話題になり、これには女性も興味を示しました。すでに一人暮らしをしている人には切実なだけでなく、子供達も独立して久しく、やがて一人暮らしになる人が多いようで、ダンナが一人になったときが心配になるそうな。

たしかに、ありあわせの材料でぱっと作ってしまうことができなければ、インスタント食品や出来合いのお惣菜ばかりになってしまい、健康な一人暮らしは難しいかもしれません。その意味では、「男子厨房に入るべからず」的環境の中で育った中高年男性は、一人暮らしになると、お手上げになってしまうのかも。

では、「男の料理教室」に通えば、問題は解決するのかというと、どうもそうとは言えないようです。実は、従来型の「男の料理」をうたう教室は、材料を吟味し鍋や手打ちそばなど「珍しい・豪快な・凝った」ご馳走系の内容も少なくなく、逆に全く経験のない人を対象にすることから、手間を掛けない献立が中心になるなど、バランスのとれた日常の「ふだん食」とは限らない傾向にあるそうです。たしかに、残りご飯を使った雑炊の作り方や上手な目玉焼きの作り方などは、あまり「教室」のテーマにはなりにくいのでしょう。



でも、本当は料理の基本に性別はないのだと思います。季節の材料をもとに、切り方、下ごしらえのしかた、調理のしかたなどをお手本を見て、可能ならば実際に体験し、食べてみる。気に入ったならば自分でやってみる。その繰り返しでしょう。幸いに、今は本や雑誌も豊富ですし、テレビ番組やネットでも多くの解説があります。その気になればいくらでも調べることは可能です。「必要に迫られればやるさ」とは言いながら、安全・衛生を含めた材料・道具の保管や使い方など、基本を覚えることが実は大切なのではないかと思います。

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ヴァレンタイン・デイヴィス『34丁目の奇跡』を読む

2020年01月25日 06時03分36秒 | -外国文学
いささか時期外れではありますが、あすなろ書房刊の単行本でヴァレンタイン・デイヴィス著『34丁目の奇跡』を読みました。過去に映画「34丁目の奇跡」のオリジナル・モノクロ版とその後のカラー・リメイク版の両方を観ていますので、映画の後にノヴェライズ本を読んだ形です。

メイプルウッド老人ホームに住むクリス・クリングルは、立派な白ひげと優しくあたたかい笑顔が素晴らしい老人ですが、「わたしはサンタクロースです」と名乗るものだから、精神病に由来する妄想を疑われ、ホームを出されてしまいます。セントラル・パークの周辺でクリスマス・パレードが行われていますが、メイシー百貨店が雇ったサンタクロース役の男は酒を隠し飲みしながらという有様で、見かねたクリスがサンタ役を交代したことから大評判になります。彼をスカウトしたキャリア・ウーマンでシングル・マザーのドリス・ウォーカーは、一人娘のスーザンに「サンタクロースはいない」とドライな教育をしていますが、クリスを疑い、解雇してしまいます。

ところが、メイシー百貨店の社長は、ドリスにすぐ復職させるように命じ、百貨店は大繁盛しますが、人事関係者の講演会で「サンタクロース神話の嘘をあばく」とする題の講師アルバート・ソーヤー氏は、講演会を笑いの場にされてしまった腹いせに、クリスを精神病院に強制入院させる手配をしてしまいます。幸い、これに対する異議が出たために審理が行われることになり、クリス・クリングル氏がサンタクロースか否か、サンタクロースの実在を問う裁判が始まるのです(^o^)/

このあとのあらすじは省略しますが、この裁判で「実在しないことの証明」は難しい。「仮に実在したとするとこんな矛盾を生じるが故に、実在することは否定される」という論法(背理法)しかないでしょう。では、「実在することの証明」はできるのか? サンタクロース裁判の愉快な経過と共に、弁護士フレッドとドリス、スーザンがハッピーエンドに終わる結末は、いかにもクリスマスらしい、心温まるしゃれた物語です。



残念ながら、孫たちもサンタクロースの実在を問う年齢は過ぎてしまいましたが、後味の良い大人の童話として読む分にはいっこうに構わないでしょう。なかなかおもしろく読みました。また、読み終えた日付と書名等を、バイブルサイズの Aqua Drops に記録しました。再読が多いものの、今年はすでに15冊を超えております。

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山形弦楽四重奏団第74回定期演奏会でベートーヴェン、ケルターボーン、クルッセルを聴く

2020年01月24日 06時02分40秒 | -室内楽
大寒も過ぎて、例年ならば積雪の中を慎重に歩かなければいけない時期なのに、なぜか今年は全く雪がない冬です。演奏会に出かけるにはありがたいことで、通常の速度で車を走らせ、山形市の文翔館議場ホールに向かいました。山形弦楽四重奏団第74回定期演奏会です。第2ヴァイオリンが退団し、現在3人となっている同団ですが、しばらくは無理にメンバーを補充せず、逆に通常のカルテットではなかなか取り上げにくい弦楽三重奏曲や他の楽器を加えた四重奏曲をプログラムに加えて活動しています。おかげで、めったに聴けない曲の実演に接することができ、貴重な機会となっています。

例えば今回のプログラムは;

  1. ベートーヴェン 弦楽三重奏曲第2番 ト長調 Op.9-1
  2. ケルターボーン 叙情的室内音楽〜クラリネット・ヴァイオリン・ヴィオラのための〜
  3. クルッセル クラリネット四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.2-1
     クラリネット:川上一道、山形弦楽四重奏団(Vn:中島光之、Vla:倉田譲、Vc:茂木明人)

というものです。もちろん、全ての曲がほぼ初めて聴く音楽ばかり(^o^)/ これを聴かずにいられようか、いや、ない(^o^)/

プレコンサートは、山形大学地域教育文化学部に在籍する学生さんで、Vn:松井陽菜代、Vla:平山燎のお二人が、シベリウスの二重奏曲を演奏しました。松井さんは2017年10月の第65回以来か、平山さんは2018年10月以来かもしれません。とても安定した演奏で、進歩を感じました。

1曲め、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲第2番です。プログラムノートによれば、出版の関係で第2番となったものの、作曲順序からいえばOp.3とOp.8に続く三曲目になるのだとか。Op.9は弦楽三重奏曲の三曲セットのようですし、そのトップに来るのですから、若い作曲家にとっては自信作と言えましょう。実際に、全体に明るい曲調の中にしっとりとした情感もあり、若いベートーヴェンの魅力を感じさせる音楽です。第1楽章:アダージョ〜アレグロ・コン・ブリオ、第2楽章:アダージョ、マ・ノン・タント(あまり甚だしくなく)、エ・カンタービレ。第3楽章:スケルツォ、アレグロ。第4楽章:プレスト。

2曲め、1931年生まれで存命らしいスイスの作曲家ケルターボーンの作品です。チェロがお休みで、ステージ左からヴァイオリンとヴィオラとクラリネットの三重奏となります。5つの曲からなり、それぞれ I:エレジー、II:セレナータ、III:ノットゥルノ(自由に、ややテンポを動かして)、IV:間奏曲、V:Nachklang(余韻?共鳴?)と題されています。作曲年代は1959年といいますからいわゆる「現代音楽」の作品ということになりますが、不協和音満載の耳に痛いようなタイプではありません。特に後半の2曲では弦楽器が弱音器を付けて演奏する中で、クラリネットも小さな音と大きめな音、低く太い音と優しい高い音を対比するように、それぞれの楽器の響きと静かな間が交互に展開されます。へんな喩えですが、ウィスキーの瓶の中に帆船が入っているボトルシップを三人で組み立てている様子を観察するような音楽です。

ここで15分の休憩。ポピュラーな曲目ではないにもかかわらず、お客様がけっこう入っています。最前列には制服の高校生も何人か見かけましたが、山響首席クラリネット奏者・川上一道さん目当ての吹奏楽部員でしょうか。あの音色、音楽性を聴くと、思わず追っかけをしたくなる女子高生の気持ちはよく理解できます(^o^)/

3曲めは、クルッセルのクラリネット四重奏曲第1番。2011年4月の第39回定期演奏会で第2番を聴いています(*1)ので、クルッセルの作品としては二度目です。クルッセルという作曲家は、Wikipedia では「クルーセル」で出ています(*2)が、1775年にフィンランドに生まれた古典派の作曲家で、スウェーデンを中心に活躍したようです。始めはクラリネットの奏者として知られ、後に作曲に転じ、クラリネットを用いた室内楽や協奏曲のほか、声楽や舞台音楽、またモーツァルト等のオペラをスウェーデン語に翻訳上演するなどの業績もあるとのことです。
第1楽章:ポコ・アダージョ〜アレグロ。弦の序奏?の後に登場するクラリネットが快活で活発で魅力的なこと! 第2楽章:ロマンツェ・カンタービレ。優しく歌うような音楽。こういう音楽では、クラリネットと共に、弦の魅力を強く感じます。第3楽章:メヌエット、クラリネットがリズミカルに。第4楽章:ロンド、アレグロ・ヴィヴァーチェ。速いテンポで演奏される終曲は、古典派の聴き慣れた様式のありがたさを感じる、楽しく晴れやかな音楽です。後ろの席から「ブラヴォ!」が飛び、大きな拍手が贈られました。まったく同感です。

拍手にこたえて、アンコールは同じクルッセルの第2番ハ短調から第3楽章を。弦の親密な響きの中で、弱音で歌うクラリネットの魅力を堪能しました。

結成以来20年の歴史を積み重ねてきた山形弦楽四重奏団の第75回定期演奏会は、4月17日(金)、18時45分から、同じく文翔館議場ホールにて。この件、さっそく手帳に記載しました。

(*1):山形弦楽四重奏団第39回定期演奏会を聴く〜「電網郊外散歩道」2011年4月
(*2):ベルンハルト・クルーセル〜Wikipediaの解説

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今年のお年玉つき年賀はがきの当せん枚数は

2020年01月23日 06時03分07秒 | 季節と行事
年賀状を準備するのが年々億劫になってきています。毎年、少しずつ枚数を減らしていますが、それでもまだかなりな枚数になります。どさっと届いた年賀状の束を見て溜息をつきますが、お年玉付き年賀はがきの当選番号発表の時だけは別(^o^)/

かつて1等が当たったこともあり、柳の下に二匹目のどじょうはいないとは思いつつ、やっぱり当せん番号を調べてしまいます。これまでの結果は、当ブログで「お年玉」で検索してみると、

2019年 3等 1枚
2018年 3等 1枚
2017年 3等 0枚
2015年 3等 3枚
2014年 3等 3枚
2012年 3等 2枚
2008年 3等 1枚

となっていました。では今年は?

2020年 3等 4枚

でした。なんと、当ブログ開始以降、新記録です(^o^)/

今年は、なにかいいことがあるのかな? それとも、少しの運を使いきってしまったのかな(^o^)/

まあ、確率の問題ですので、あまり期待してもしょうがないのですが、それより意外にも記録が抜けている年があることに驚きました。以前は、お年玉付き年賀状の当選枚数で記事を一本書くような安直な姿勢ではなかったということでしょうか、それとも多忙のために身辺雑記的な事柄に気が回らなかったということでしょうか(^o^)/



そうそう、今年も山形交響楽団から年賀状をいただいておりました。今回は、ファゴットの鷲尾俊也さんから。鷲尾さん、ありがとうございます。今年も定期演奏会の皆出席を目指して精進いたします(^o^)/
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タイマー付き暖房の点火で目が覚める

2020年01月22日 06時03分50秒 | 季節と行事
大寒の日にも積雪がないという異常な冬でも、夜が明けるのは例年通り遅い時間となります。夏場には早々と夜明けの明るさで目が覚めたのに、冬はまだ暗いものですから、暖房のタイマー点火で起こされることになります。



目覚めると二匹の猫が整列して暖を取っているというのは、なかなかシュールです(^o^)/
私が起きて着替える際に暖房の前に立つものですから、毎朝「暖房の前を横取りするな〜!」というアホ猫の抗議の声を聞きます。なに、私が起きないとエサをもらえないのですから、少しは我慢せい(^o^)/

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自作ダイアリーのその後

2020年01月21日 06時03分36秒 | 手帳文具書斎
昨年、B6判キャンパスノートにカレンダーを切り貼りして作った自作ダイアリー(*1)を、試しに使っています。予定に関しては、持ち歩くことを考えて小型の綴じ手帳に変更していますが、日々の記録を簡潔に記すにはちょうど良さそうだと感じます。以前は、職場でA5判のバインダーにやはり白無地のルーズリーフに独自の様式で自作したダイアリーをはさみ、仕事用に使っていましたが、仕事上の記録はみな後任に託して来ましたので、B6判のダイアリーの自作はちょうどタイミングも良かったのかもしれません。



1日あたりの記録スペースは、わずかに3行だけですので、簡潔に項目のみを記載します。例えば、

1/15 出勤 XX楽器店で山Q定期チケットとCDを購入
(水)  XX寺XXXXXXX参加者数及び会計連絡



というような具合で、なんとかスペースに収まります。本当はもっとスペースがあるほうが余裕があるのでしょうが、逆に簡潔に項目だけにするほうが把握しやすい面もあります。予定の段階では5W1Hがわかったほうが良いのですが、後で見るときは詳細までは不要で、やった事実を確認できれば良いことが多いようです。もし必要なら、別途詳しい記録を見ればよい、という判断です。

(*1):B6判キャンパスノートでダイアリーを作ってみる〜「電網郊外散歩道」2019年10月

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老母、杖を新調し老眼鏡を更新する

2020年01月20日 06時02分22秒 | 健康
老母の依頼で車を出し、介護福祉用品のお店に行きました。家の中では歩行器を使っていますので、杖を使うのは外出時だけなのですが、その杖はふつうの一本足のものだと滑りそうでこわいのだそうです。そのため、ゴム足のもので足の先が四本に分かれていて滑りにくいものを購入してきました。実際に使ってみて、これなら安心と喜んでいます。



外出したついでにメガネ店に寄り、老眼鏡の度数が合わなくなったことから、レンズを現状に合わせて更新したいと相談したところ、数日後には出来上がるので取りに来て下さいとのことでした。で、過日また同行。新聞の小さな字も読めると喜んでいます。一番困っていたのは、お薬の注意書きが読めないことだそうで、何種類もある薬を指示通り正確に服用するには、きちんと説明を読まなければだめだと言っています。たしかに、大事なことです。

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柏原芳光『人間 吉村昭』を読む

2020年01月19日 06時01分01秒 | -吉村昭
風濤社から2017年12月に刊行された単行本で、柏原芳光著『人間 吉村昭』を読みました。著者は元筑摩書房の代表取締役で、吉村昭氏とは担当編集者として接点の多かった人のようです。個人的に知るエピソードを交えながら、作品とエッセイを引いて作家の人間性を探り描いた本と言えましょう。吉村昭ファンの一人として、とくに印象に残り、また共感したのは、次のようなところでした。

作家のエッセイから引用する形で著者が指摘するのは、まずその庶民感覚です。

「私(吉村昭)は酒が好きだが、食通とは無縁の男である。どこどこの高級料亭の料理は結構なものだ、などと書いてある随筆を読むと、まず頭に浮かぶのは、その料亭の値段である。一人前何万円とかで、そんな途方もなく高額の金額を払ってまでその料亭の料理を口にする気はなく、反撥する気持ちが湧く。若い人たちが一ヶ月間満員電車にゆられて往復し働いて得る報酬の、二分の一または三分の一にあたる金額の料理を、一時間かそこらで胃の腑におさめては罰があたる、と考える。食物にはそれ相応の代金があるべきで、それをはるかに越えた食物は食物ではない、と思うのである。」(p.223)

このあたり、作家との関わりが深かった編集者ならではの視点でしょう。

また、作家の住居が吉祥寺に移ってから、近くのグラウンドで白根の六角凧を揚げていたのを見咎めたなじみの飲み屋の女性から、彼(吉村)がその店に行ったとき、いい人の凧揚げ姿はわびしいからやめてください、と言われ、それから凧揚げをしなくなったそうです。これについて著者は、

残念である。私はこの女性の意見に賛成できない。一人の老文士が飄々と和凧を揚げている貴重な風景が失われてしまったのだ。(p.206)

と嘆きます。これも同感です。おそらくは、凧を揚げる文士の姿に孤独を感じたのは、飲み屋の女性の境遇の反映であり、作家はそれに同情したのかもしれない、とは思いますが。

筑摩書房が倒産し、再建されるまでの経緯についてはほとんど知りませんでしたが、編集者が代表取締役になって再建に奔走する陰には様々な苦労があったことでしょう。惜しみなく協力してくれた作家夫婦への感謝が感じられる好著で、興味深く読みました。また、吉村昭作品を読んでみたいと感じました。

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料理のレシピを万年筆で書くとインクの耐水性が問題になる

2020年01月18日 06時03分53秒 | 手帳文具書斎
ダブルリングノートにお目当ての料理のレシピを転記し、頭に入れてから厨房に立つと、料理がスムーズに作れるようで、このスタイルがすっかり定着しています。『きょうの料理』のような料理本を広げながら作業をするというのは、ただでさえ狭いキッチンの流し台まわりを無駄に狭くすることになり、好ましくありません。その点、ダブルリングノートならば二つ折りして目の前に置くと、最小の面積で最大の効果をあげることができます。

とはいえ、問題点もあります。それは、どうしても水しぶき等で濡れる可能性がある、ということ。特に万年筆で書いている場合は、インクの耐水性が問題になります。この点から見ても、プラチナ古典ブルーブラック・インクは合格、及第点を付けられますが、パイロットの色彩雫「紺碧」は不満が残ります。水濡れした箇所は滲んでしまい、急いでいる時に元の字を判読するのに焦ります。


(プラチナ 古典ブルーブラック)


(パイロット 色彩雫「紺碧」)

A5判のダブルリングノートに古典ブルーブラックで。料理のレシピでもこのスタイルを通しております。

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「塩もみ白菜と豚肉の炒め物」を作る

2020年01月17日 06時02分50秒 | 料理住居衣服
昨年、育てた我が家の白菜がたくさんありますので、せっせと白菜を使った料理を作っております。今回は、『きょうの料理ビギナーズ』2014年1月号より、「塩もみ白菜と豚肉の炒め物」です。
材料は、

  • 白菜 1/8カット(約320g)分、塩もみ白菜にしておく。

  • 豚バラ肉 薄切り、150g 2〜3cm長さに切り、片栗粉をまぶしておきます。

  • しめじ 1パック、100g 石づきを切り落とし、3〜4本ずつにほぐしておきます。
  • 赤唐辛子 1本 種を除き、輪切り。
  • 片栗粉 小さじ2
  • サラダ油 小さじ1
  • 調味料 酒:大さじ2、塩コショウ:少々

作り方は、

  1. 塩もみ白菜 根元の白い部分は繊維に沿って縦切りに、葉の部分は2cm幅に切り、ポリ袋に入れて塩を大さじ1ほど加え、袋の上からよくもんで全体に行き渡らせます。空気を抜いて袋を閉じ、バットに入れて別のバットの上に水を入れたボウル等で重石をし、常温で1時間ほど置きます。
  2. 塩もみ白菜の水気を絞り、調理の準備は完了。
  3. フライパンでサラダ油を中火で熱し、豚肉を入れてほぐしながら炒めます。

    肉の色が変わったらしめじを加えて2〜3分間炒め、シメジがしんなりしたら調味料を順に振り、赤唐辛子を加えてから、

    塩もみ白菜を加えて炒めます。

    さっと混ぜあわせて温める程度でよく、器に盛って供します。


素人料理人ですので、片栗粉をまぶした豚肉をフライパンで焦げ付かないように炒めるコツ(*1)がまだわかっていないのですが、簡単で意外に美味しいです。妻にも老母にも好評で、すでに二度ほど作りました。



塩もみ白菜は多めに作っておくと実に便利で、ラーメンの上に載せたりしても便利です。お試しあれ。

(*1):片栗粉を付け過ぎないように、はたいて落とすのだったか、刷毛で落とすのだったか、パン粉や小麦粉のイメージではいけないようです(^o^)/

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