電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

最近の通勤の音楽は

2006年11月30日 06時24分55秒 | -オーケストラ
今週は、先日購入したCDの中から、エルガーの音楽を聞いております。「エニグマ」変奏曲と「愛の挨拶」などの小品、それに「チェロ協奏曲」と「威風堂々」。まだ通して1回聞いただけなので、把握しきれておりませんが、なかなかいい感じです。1番興味を持っているのがピエール・フルニエがチェロを受け持った「チェロ協奏曲」です。

自宅では、ラファエル・クーベリック指揮ボストン交響楽団の演奏で、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」などを聞いております。これも気合の入った素晴らしい演奏です。思わず力が入ります。

さて、当地ではまだはっきりわかるほどに明瞭な雪が降っておりません。もういつ降ってもおかしくない季節なのですが、昨日の帰宅時の気温はまだ7℃でした。
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山形弦楽四重奏団演奏会が近づく

2006年11月29日 06時30分58秒 | -室内楽
実はまだチケットを入手していないのですが、来る11月30日(金)18時45分から、山形市の文翔館議場ホールにて、山形弦楽四重奏団(*)の第21回定期演奏会が開かれます。曲目は、

W.A.モーツァルト、弦楽四重奏曲第17番、変ロ長調、「狩り」K.458
L.V.ベートーヴェン、弦楽四重奏曲第16番、ヘ長調、Op.135
F.J.ハイドン、弦楽四重奏曲、変ホ長調、Op.17-3

となっています。当日は、野暮用で遅くなる可能性大ですので、間に合うかどうか不明ですが、後半だけでも聞きたいところです。遅刻しても、会場で当日券チケットを入手できるかなぁ?

(*):山形弦楽四重奏団ホームページ
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ポットのお湯の適温は90℃?98℃?

2006年11月28日 06時30分57秒 | 健康
先日、こんな記事を読み、ちょっと気になっていました。

たばこも酒も習慣、食道がんリスク10倍~アサヒコム記事

喫煙とお酒と両方たしなむ人は、そうでない人にくらべて食道ガンのリスクが9~11倍、タバコを吸う人は5倍、お酒をほぼ毎日飲む人は2.7倍のリスクがあるそうです。まぁ、ありうるでしょう。予想される話です。

ところが、気になったことが一つ。この記事では、緑茶を1日3杯以上飲む人が、そうでない人とくらべて、1.7倍も食道がんのリスクが高いというのです。これは理解できません。記事中では、「お茶を熱い状態で飲む人が多かったのかもしれない」という研究者のコメントが載っていました。この点、そういえば、と心当たりがありました。

昔、魔法瓶というものが登場したとき、沸かした湯がさめにくいというのでびっくりしたものでした。ガラス製の、中ぶたのあるタイプです。注ぐときには魔法瓶を持ち上げて傾けなければならないので、お年寄りには使いにくいものでした。
そこで、「押すだけ」ポットが登場しました。ふたを回して押すと、空気圧でお湯が出てくるしかけです。これなら持ち上げなくても良いので、お年寄りでも楽に使えます。
次には、押す力も不要な、電動式のポットが登場しました。どうせ電気を使うのですから、夜間電力を使ってお湯を沸かし、電熱をコントロールして一定の温度に保っておくことができるポットが普及しました。
現在のポットは、90℃と98℃を選択して設定できるようになっているものが多いようです。カップヌードルを食べるときなどは、98℃の設定はありがたいものです。でも、こんな記事を見ると、ちょっと考えてしまいます。昔の魔法瓶は、98℃で保温することなどできなかった。今は98℃で保温することが当たり前になっている。もしかして、これが食道がんリスクの原因になっていないのだろうか。

私自身、最近どうも声がかすれる気がします。熱いお茶が好きな老父も、声がかすれます。もしかしたら、これは98℃のお湯と関係がないのか。消費電力の面でも少なくなるだろうし、90℃のお湯を使うようにしたらどうだろう。

そんなわけで、最近ぬるいお茶を好んで飲んでいますので、写真は「猫舌」がテーマです。
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尾花沢新庄道路が開通する

2006年11月27日 06時16分55秒 | 散歩・外出・旅行
11月19日、尾花沢新庄道路の野黒沢~川原子間が自動車専用道路として開通しました。その後、新しい道路を走ってみようと、家内とでかけました。最上地方は曇天でしたが、一部で冠雪した鳥海山が見え、快適なドライブです。これまでの国道は途中に小学校が隣接し、飛び出しに気をつけながら運転する必要がありましたが、自動車専用道路になったために、そういう種類の危険は減少したと思います。時間もだいぶ短縮され、尾花沢~新庄間が10分くらい短くなったとか。こういう道路の改善は歓迎です。
ただし、現在は無償供用されていますが、今後高速道路が全線開通すると、有料化されるのでしょうか。バカ高い高速料金を払ってまで利用するかというと、ちょっと疑問。できればこのまま無料供用が継続してほしいと思います。



さて、出かけた先は最上郡戸沢村の高麗館。道の駅戸沢に併設された施設で、もうどこから見ても韓国風の建物・施設です。物産館も地元の特産品のほか韓国グッズがたくさん展示販売しており、資料館では日本と古朝鮮との交流の歴史から始まり、現在の日韓交流の現状まで紹介しています。レストランもあり、この日は石焼きビビンバとキムチチゲを食べてみましたが、体の中から温まり、たいへん美味しい本場の味でした。

それもそのはず、戸沢村には韓国からお嫁に来ている人がたくさんいるそうです。その方たちが韓国料理を教えたのが好評で、ついには村をあげて日韓交流の建物まで作ってしまったのだとか。日本語習得の問題だとか、子どもの教育と文化的アイデンティティだとか、いろいろな問題はあるのだと思いますが、もともと古代の日本文化は古朝鮮からの渡来人が伝えたものが多いわけですので、その現代版と見ることもできます。田舎で誇りを持って暮らす人たちに共感を覚えます。
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お出かけ~CDを購入して嬉しい一日

2006年11月26日 17時27分07秒 | 散歩・外出・旅行
昨日・今日と、良いお天気が続きました。昨晩は、若い二人に頼まれて、ちょいと人生相談ふうに、寿司屋で会食。参考になるかどうかわかりませんが、私たち夫婦の例をお話ししました。いろいろと難しいことはあると思いますが、まず若い二人が幸せになろうと決心することが第一なのではないかと思います。

今日は、いつもの書店で本を探し、音楽CDを物色。クーベリックのCDがあったので、ついでに他のもあわせて買い込みました。
(1)ドヴォルザーク「伝説曲」「交響的変奏曲」
(2)ヤナーチェク「シンフォニエッタ」「タラス・ブーリバ」「コンチェルティーノ」「カプリッチョ」
(3)バルトーク「管弦楽のための協奏曲」、マルティヌー「ピアノ協奏曲第5番」、ストラヴィンスキー「サーカス・ポルカ」「ロシア風スケルツォ」
以上、ラファエル・クーベリック指揮、イギリス室内管、バイエルン放送響、ボストン響など。
(4)エルガー「エニグマ変奏曲」行進曲「威風堂々」第1番「交響曲第2番」「チェロ協奏曲」「序奏とアレグロ」他、フルニエ(Vc)他
(5)クライスラー「愛の喜び」他、ローラ・ボベスコ(Vn)ヘルヴェック(Pf)
それから文庫本を一冊だけ。
(6)新田次郎『武田三代』、文春文庫

今日は床屋に行き爆睡(?!)しましたので、たいへんゆったりとして心豊かな気分です。ただいま、コーヒーを飲みながらローラ・ボベスコのヴァイオリンを聴いております。

写真は、お出かけのときの足もと。新調した靴が、軽く快適です。
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バルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」を聞く

2006年11月25日 22時00分48秒 | -オーケストラ
山響のオール・モーツァルト・プログラムのためにほとんどずっとモーツァルトですごした日々、その反動で厳しくも力強い、バルトークの音楽をずっと聞いておりました。今回は特に、1936年にスイスのバーゼル室内管弦楽団のために作曲された「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」略して「弦チェレ」です。

この曲、最初に(1973年)親しんだLPは、廉価盤で再発売された、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の演奏による、ビクター盤(RGC-1022)でした。フィルアップされた「ハンガリアン・スケッチ」とともに、ずいぶん長い間親しみました。その後、某全集の分売と思われるCD(CDBV-48)を入手、さらにLiving Stereoシリーズの中にSACD(82876-613902)を発見して購入、同じ録音を三枚も持つにいたりました。(もっとも、うち1枚は常時車の中に置いてあります。)

第1楽章、アンダンテ・トランクイロ。どこかミステリアスな雰囲気を持った、静かで緊張感に富む音楽です。
第2楽章、一転して、力強いアレグロ。軽妙な弦楽器群の動きの中で、打楽器とともにピアノが活躍します。これほど切れの良いリズムの弦楽器群を聞くことは、そうそうはありません。
第3楽章、アダージョ、まるで拍子木のような始まり。やはりミステリアスな雰囲気を持った音楽が始まりますが、木琴、チェレスタ、ハープ、ピアノなどの楽器が雰囲気を盛り上げます。終わりもまるで拍子木のように終わります。
第4楽章、アレグロ・モルト。エネルギッシュな速い楽章です。ピアノが旋律を奏でる楽器としてではなく、打楽器として扱われているのがよくわかります。

この曲の録音は、1958年12月に、ペーター・デルハイムとリチャード・モーアをプロデューサーとして行われたとの記載があります。ステレオ初期ですが、特に耳障りな要素は感じられず、息を呑むような緊張感に満ちた演奏に驚くばかりです。

■演奏データ
I=7'00" II=6'58" III=6'56" IV=6'41" total=27'35"
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木登りネコ

2006年11月24日 19時56分19秒 | アホ猫
わが家の木登りネコ、誰も言わぬに高きところに登りて梢を揺らせしに、いと危うく見えたるところは大丈夫にて、降りるときに軒の高さまでになりたるほどに、「気をつけろよ、怪我するなよ」と声をかけた。すると、「こんなところはへっちゃらさ、飛び降りたって大丈夫。なんでそんなことを言うのかにゃー。」と言うので、「昔の兼好法師がそう言っているのさ。」と答えたところ、「そんなのは嘘っぱちだよ、高いところほど保険も高いのさ。」と言ったとか。全く生意気なネコなり。
(ネコ語訳『徒然草』百九段、「高名の木登り」より。)
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鳥が突いたリンゴは、実はうまいのです

2006年11月23日 17時50分03秒 | 週末農業
今日は晴天に恵まれ、午前中は当初の予定通りリンゴの収穫を行いました。家内と大学院生の子ども(?)と三人で、脚立をかけてリンゴをもぎました。
果樹園にとって、鳥の害はけっこう大きいものです。写真のように鳥が突いてしまうと、そこからいたんできます。でも、実はこういうリンゴが一番美味しいのです。鳥が突いたところを果物ナイフでばっさりと落とし、傷んでないほうの側を半分食べると、その美味しいこと!やっぱり鳥は美味しいリンゴを発見する天才です。
11月下旬、ふじリンゴの季節には、もうスズメバチの心配もありません。安心して脚立に上り、真っ白な冠雪をいただく月山など周囲の山々を眺め、ラジオを聞きながら(*)収穫作業をすると、気温は寒いですが心は爽快です。

(*):今日は中波のNHK第1放送で、「私の本棚」藤沢周平の特集をやっていました。こういう番組は畑で聞くとたいそう面白いものです。藤沢周平、ますます人気ですね。
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勤労感謝の日、今日の予定は

2006年11月23日 06時39分41秒 | Weblog
昨日、寝る前に今日の予定を考えて整理してみました。

(1)お天気の様子を見てリンゴの収穫の続き。
(2)雨降りなら床屋に行く。
(3)デュマ『モンテ・クリスト伯』の続きを読む。
(4)夕方は買い物。
(5)妻の車の冬タイヤ更新を手配する
(6)夜、仕事のレポートの仕上げ。

見たいビデオ/DVDがいっぱいあります。ヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」をもう一度通して見たい。映画で「小説家を見つけたら」もあるし。

通勤の音楽は、今までモーツァルト三昧だったので、一転してバルトーク「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」です。フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の、厳しくも力強い、美しい演奏にしびれています(^_^)/

写真は、色づいて落葉した柿の葉っぱです。
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新そばを賞味する

2006年11月22日 06時56分25秒 | Weblog
今年も新そばの季節。先日、知人から「新そばをうつから集まれ」との連絡があり、いそいそと集合。製粉所から買ってきた新そば粉と、自分で栽培したそばを昨夜ひいたばかりの新そば粉と、二種類のそばをうって賞味いたしました。製粉所から買ってきたほうは、そば粉八割のいわゆる二八そば。自分で石臼でひいたほうはそば粉だけで十割そばです。
粉に水を入れ、指を開いたままで混ぜ、さらに追加し、こねていきます。親指のつけねのところで力を加えるように、まんべんなくこねます。そば粉を薄く広げた板の上で、麺棒で平均に伸ばし、まわしながらさらに伸ばし、広げていきます。最後に折りたたんでまとめ、写真のように切ります。
切ったそばをたっぷりの湯でゆでますが、このときあまりかきまわさないところがポイント。茹で上がったら冷水でぬめりを取り、板に盛ってできあがり。

どちらもおいしくいただきました。製粉所から買ってきた粉で打った二八そばも充分美味しかったのですが、ひきたて・打ちたて・茹でたての三たてでいただいた自家栽培の十割そばが、特に美味しかった!
いや~、持つべきものはそばマニアの知人であります!石臼までそろえたそのマニアックなこだわりに脱帽です!
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山形交響楽団第176回定期演奏会を聞く~オール・モーツァルト・プロ

2006年11月21日 19時56分13秒 | -オーケストラ
月曜日の夜、山形交響楽団第176回定期演奏会を聞きました。会場はいつもの山形テルサ・ホール。ステージと客席がとても近く感じられる、響きのよいホールです。雨降りの今日は、聴衆の入りが心配でしたが、最前列を除き、ほぼ満席に近い状態でした。

恒例のプレ・トークで、指揮者の飯森範親さんが、モーツァルトが生きていた時代の、オリジナルにより近い形で演奏するという、今日の演奏会の意図を話してくれました。まず、オーケストラの配置ですが、前列左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンです。その奥に木管楽器が音域の高いほうから順に並び、その奥に金管楽器。一番後ろにコントラバスが並び、その右にバロック・ティンパニ。奏法もノン・ヴィヴラート奏法といって、弦楽器のヴィヴラートをかけないやり方を採用するとのこと。楽器のほうも、ホルンの八木さんとトランペットの井上さんがステージに呼ばれ、バルブのないナチュラル・ホルンとトランペットの音色を聞かせてくれました。バルブがなくてどうしてメロディが吹けるのか不思議でしたが、唇の調節だけでできるものなんですね!

演奏が始まります。コンサートマスターはいつもの犬伏さんではなく、小柄で坊ちゃん刈り風髪型の男性。まだじゅうぶんに区別がつきませんが、特別首席客演コンサートマスターの高木和弘さん、でいいのでしょうか。最初の曲は、映画「アマデウス」で有名になった、いわゆる「小ト短調」、交響曲第25番です。こちらはまだ不安なスタートというべきでしょうか、当方もまだ慣れていないこともあり、ノン・ヴィヴラート奏法の長所よりも、たよりなさや不安定さのほうを感じてハラハラする場面がありました。

続いてピアニストのマティアス・キルシュネライトさんの登場。ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」です。速いテンポとリズムにノン・ヴィヴラート奏法の長所を感じます。躍動感の表現に成功しているようです。特に第3楽章、圧倒的な印象です。聴衆から大きな拍手を受け、アンコール2曲。陽気なマティアスさん、素晴らしいピアニストですね!

最後はモーツァルトの後期六大交響曲の一つ、第38番「プラハ」です。「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」の旋律を聞く頃には、こちらも古楽器奏法にすっかりなれました。ダイナミクスやメリハリをくっきりとつけた演奏、特に弦楽器群の音に、どこかバロック音楽との連続性を感じたりしながら、大いに楽しみました。バロック・ティンパニというのは、ドンドコドンドコ面白い音がするものですね!

さて、山形交響楽団は、これから八年かけて、モーツァルトの番号のついていない曲を含む交響曲全47曲を演奏・録音する予定なのだそうです。今回は、いわばその予行演習か打ち上げ花火のようなものでしょう。「プラハ」を聞く限りにおいては、大いに期待できそうです。心配されたノン・ヴィヴラートによる古楽器奏法も、速いテンポで躍動感を演出する際にはたいへん効果的であることがわかりました。あとは、テンポが遅めのところで、ヴィヴラートなしでハーモニーの柔らかな美しさをどう表現するかが課題となるのではないかと感じました。これもまた、われらが山響の技術と表現の進歩のプロセスを見ることでもあり、楽しみです。

演奏会後の交流会には、飯森さんとマティアスさんも参加し、インタビューを受けていました。また、CD販売コーナーには長い列ができ、マティアスさんにサインしてもらう女性の姿が目に付きました。今回はご婦人方に人気の高い飯森さんも、やや押されぎみだったのではないでしょうか(^_^)/
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ちょっとだけリンゴの収穫

2006年11月20日 06時57分24秒 | 週末農業
日曜日、午前中に畑に行き、ちょっとだけリンゴの収穫をしました。9月のリンゴは「つがる」、10月のリンゴは「紅将軍」、そして11月のリンゴは「ふじ」です。わが家の畑は、昨年、老父母が病気で手術をしたために剪定もできず、決して充分な出来具合ではありません。にもかかわらず、写真のようにおいしそうなリンゴが収穫できました。割ってみると、中に蜜が入り、じゅうぶんに香り高い。完熟にはもう少し日数が必要ですが、お天気の合間をみて収穫する必要があります。午後は来客があり収穫できず。

今日、月曜日は夜19時から山響第176回定期演奏会。飯森範親さんの指揮で、オール・モーツァルト・プロです。職場からまっすぐ会場のテルサ・ホールに向かう予定です。
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ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」他を聞く~安部敦子ヴァイオリン・リサイタル

2006年11月19日 16時54分44秒 | -室内楽
昨晩は、山形市にある旧県庁・文翔館に隣接の旧県会議事堂を利用した議場ホールで、安部敦子(Vn)+ヤン・ホラーク(Pf)によるヴァイオリン・リサイタルを聴きました。安部敦子さん(*)は、ヴァイオリンと弓を持ち、サーモンピンクのドレスで登場。ヤン・ホラークさんはメガネをかけたジェントルマンです。

最初に、ヴィターリの「シャコンヌ」から。会場の雰囲気とよくマッチして、一瞬、大正時代に迷い込んだような気分になります。演奏後の安部さんのトークが楽しくわかりやすい。一箇所音を外しちゃって、と聴衆に謝りながら、バロック時代の曲ですが現代ヴァイオリンの技巧をふんだんに盛り込んだ編曲がなされています、との解説に、なるほどと頷けます。
続いてモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ変ロ長調KV.378。作曲者23歳の時の作品だそうで、恋人に裏切られ、大司教と仲違いし、就職運動のためパリに赴きますが果たせず、失意のうちに帰郷した時期の音楽だとのこと。美しさの中に悲しみや失意を忍ばせた音楽です、という解説がとてもわかりやすく、安部さんのヴァイオリン演奏もしだいに調子が上がってくるのがわかります。第2楽章の冒頭でピアノと対話するヴァイオリンが、ため息のように聞こえます。ヴィターリの「シャコンヌ」ではヴァイオリンの技巧的な側面に注目していて気づきませんでしたが、モーツァルトのソナタでヤン・ホラークさんのピアノの素晴らしさに気づきました。素晴らしいモーツァルトです!

15分の休憩のあと、後半のプログラムはモーツァルトのホ短調のヴァイオリン・ソナタ(KV.304)から。こちらの解説は、モーツァルトが思わず本音をもらしてしまった曲ではないか、とのこと。二つの楽章しかありませんが、ヤン・ホラークさんのピアノの深い呼吸とヴァイオリンの嘆きが呼応しあい、素晴らしい演奏。
そしてプログラム最後のブラームス。今年で四回目を迎えるこのリサイタル、最初の年はフランク、次の年からブラームスのソナタを3番、2番、ときて今年は第1番。安部さんのトークは、ウィーン留学時代に老婦人にブラームスの思い出を聞いた話。湖を通り過ぎる驟雨を、湖畔のブラームスがじっと受けていた様子を語ります。そうですね、ブラームスは明治の日本の外交官と接触(*2)しているのですから、高齢の方なら生前のブラームスを見て知っていることもありうるのでしょう。
第2楽章の深々としたピアノの響きに、ああブラームスの音だな、と感じます。古典に明け暮れていた留学時代の四年目、初めて好きな曲をひいていいよ、と許された安部敦子さんが、取り上げたのがこのブラームスの「雨の歌」だったそうな。卒業試験もこの曲で受けたそうで、たいへん熱気ある演奏でした。

アンコールは、ブラームスのハンガリー舞曲から第5番とクライスラーの「愛の喜び」。「ゲミュートリッヒにトーク&クラシック」という副題のとおり、すてきな素敵な演奏会でした。次回もぜひ参加したいと思いました。

(*):安部敦子さんのプロフィール紹介記事
(*2):ブラームスが日本の音楽を研究したきっかけ
(*3):ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」を聞く~過日の私の記事

写真は、議場ホールの入口と開演前のステージのようすです。

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紅葉はなぜ樹木の外側や先端部から始まるのか

2006年11月18日 13時54分15秒 | 散歩・外出・旅行
素晴らしい紅葉の写真が、いろいろな方から報告されています。先月末の文翔館での演奏会(大瀧実花ピアノリサイタル)のときに撮影した写真を見ていて、ふと気づいたことがありました。紅葉はなぜ樹木の外側や先端部から始まるのだろう?

「紅葉 しくみ」で Google 検索してみました。

紅葉、黄葉のメカニズム
一番あざやかな紅葉の山を探すには

これによれば、

(1)気温が低下する
(2)葉っぱが幹から離れるところにコルク層が形成される
(3)葉と幹(枝)との栄養分の流通が妨げられる
(4)光合成した糖が枝に行かず、葉内で赤(アントシアン系)等の色素に変化する
(5)生成した色素が光を吸収し、気温の割に強すぎる光で残ったクロロフィルが壊されるのを防ぐ
(6)落葉し冬支度を完了

というしくみなのだそうです。
高校の生物でクロマトグラフィーの実験をしたときに、緑の葉っぱから黄色の色素も分離し、クロロフィルが分解されると黄色い葉っぱになることは習って承知していましたが、アントシアン系の赤い色素が、秋にあらためて合成されることを初めて知りました。

なるほど、そうすると樹木の外側や先端部、つまり光のよくあたる部分から先に紅葉する事実もよく説明がつきます。同時に、見事な紅葉を見たければ、日当たりの良い南東斜面で、気温の変化が急激な谷筋を訪れればよい、ということもわかります。




さて、今晩は19時から文翔館議場ホールにて、安部敦子(Vn)+ヤン・ホラーク(Pf)によるリサイタル。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78ほかを演奏予定です。出かける前の今から、もう楽しみです(^_^)/
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検索できるということは、検索されうるということ

2006年11月17日 19時43分49秒 | コンピュータ
Google等を代表とする検索エンジンはたいへん便利なものです。さらに、ブログ検索も、ほぼリアルタイムに記事を検索することができ、関連する記事を探してコメントしたりトラックバックを送ったりすることができます。

では、逆に「あるページにリンクしているページを調べる」にはどうしたらよいのでしょうか。Googleの場合は、検索語ボックスに

link:リンク先を調べたいページのURL

を指定すると、そのページに関連付けられたページが、ページランク順に一覧されます。たとえば、私のブログのトップページの場合、いつもコメントやトラックバックをいただく方々を中心に、いくつかのサイトが表示されます。

逆に言えば、ある社会的事件に対する世間の反応を調べ、否定的な反応を示しているサイトに対応することを商売にしている人々から、不愉快なコメントなどのリアクションをされる可能性はないのだろうか。

幸いなことに、新聞社などの特定の記事のURLを指定して、その記事にリンクされたページを調べようとしても、同様の結果は得られないようですので、ある記事に興味を持ち、リンクしている人のページをピンポイントでしらみつぶしに調べることは、gooブログの場合、今のところ難しいようです。

しかしながら、WEB2.0と喧伝される時代、ブックマークをネットのこちら側のパソコン本体に保存していた頃には考えられなかったようなことが可能になっています。ブログはネットの向こう側にデータを置く種類のサービスです。したがって、ブログにあらわれたリンクの網の目によって、実は個人の興味関心の方向性が具体的に詳細に公開されうるということになります。このことは意外に意識してされていないのではないかと思いますが、これは、プライバシーの保護の問題とともに、ブロガーが念頭に置くべき重要な事柄のように思います。
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