電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

万年筆にも乾季があるのか

2020年05月12日 06時02分31秒 | 手帳文具書斎
熱帯地域、とくにサバンナ気候の地域は、雨季と乾季があるようですが、わが家の万年筆にも乾季が到来したのでしょうか、四本のペンがそろってインク切れ寸前となっておりましたので、休日を利用してインクを補給しました。

  1. プラチナ プロシオン(M) プラチナ古典BB(ブルーブラック)
  2. パイロット カクノ白軸(M) 同上
  3. パイロット プレラ青軸(M) パイロット青
  4. TWSBI VacMini (M)    パイロットBB

こうして四本まとめてインクを補給してみると、単独で補給するときに比べて、相対的な特徴というか、インクボトルとペンの相性がわかりやすいと感じます。



例えばプラチナ古典BBの現行インクボトルからコンバータでインクを吸い上げるには、やっぱりプロシオンのほうがやりやすいです。インク吸入口がペン軸の先の方に開いているという構造的な面もあり、インクリザーバーにたまったインクを吸い上げるのが容易です。一方、カクノ白軸にセットしたコンバータCON-70では、インクリザーバが邪魔に感じます。むしろ、モンブランのマイスターシュテュック149などと同様に、インクリザーバーを持たないプラチナの旧型インクボトル(30mL)のほうが良さそうです。



青軸プレラは、唯一パイロットの青インク・カートリッジを使っているため、インクの補給というよりはカートリッジの交換になり、呆気ないほど簡単です。TWSBI の VacMini は、プランジャー式のインク吸入機構が特徴ですが、こちらもインクリザーバーのないパイロットのブルーブラックの小型ボトルから吸い上げるほうがスムーズに補給できるようです。

こうしてみると、やっぱり自社製ペンに最適なように各社のインクボトルが工夫されているのだなと感じます。そんなことを言っても、どんな紙でもほぼ裏抜けがないプラチナ古典BBをメインに使用することに変わりはないのですが(^o^)>poripori



インク補給間隔は、かなりばらつきがあります。基本的に中字で使用頻度が高いものがインク補給の頻度が多いようです。細字のペンは、相対的にインク消費量が少なめに出るのでしょうか。

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