電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

私の好きなオペラ・声楽曲など

2011年06月30日 06時03分02秒 | クラシック音楽
私の好きな「番号なし」の曲を選ぶ試みの記事で、声楽曲などに付いては、番号なしでも取り上げないこととし、独立した記事とすることを考えておりました。そこで、今回は「私の好きな歌劇・声楽曲」として、オペラ、オペレッタ、オラトリオ、カンタータ、歌曲集などを対象として、お気に入りの曲目を選んでみました。もちろん、「作曲家について一作品」という厳し~い条件で、十曲を選ぶというのはこれまでと同様です(^o^)/

ヘンデル オラトリオ「メサイア」
モーツァルト 歌劇「魔笛」
ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」
シューベルト 歌曲集「冬の旅」
シューマン 歌曲集「詩人の恋」
スメタナ 歌劇「売られた花嫁」
ヴェルディ 歌劇「ドン・カルロ」
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」
R.シュトラウス 歌劇「バラの騎士」
レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」

【次点】
バッハ 「マタイ受難曲」
ハイドン オラトリオ「四季」
メンデルスゾーン オラトリオ「エリア」
ブラームス 歌曲集「美しきマゲローネのロマンス」
グリンカ 「さらばペテルブルグ」ほかロシア歌曲集
ワーグナー 歌劇「タンホイザー」
ドヴォルザーク 「スターバト・マーテル」
マーラー 「子供の魔法の角笛」
フォーレ 歌曲集「優しい歌」
J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」

まずはこんな感じでしょうか。

モーツァルトについては、「フィガロの結婚」や「後宮からの誘拐」、あるいは「レクイエム」とどれにしようかと迷いましたが、楽しさの点で「魔笛」としました。シューベルトは、「美しき水車小屋の娘」と、シューマンは「女の愛と生涯」や「リーダークライス」などとどちらにするか少しだけ迷いましたが、結果はそれぞれ順当なところでしょう。ヴェルディは、「トラヴィアータ」や「シモン・ボッカネグラ」「オテロ」「リゴレット」など、傑作が目白押しですが、ヴェルディに開眼した記念の作品ということで、「ドン・カルロ」を選びました。プッチーニも、「トスカ」や「蝶々夫人」などもありますが、若い日々への感傷もあり、「ボエーム」です。ヘンデル、ベートーヴェン、R.シュトラウスなどは、ほぼ無条件に決定。活力あるスメタナや感傷的なレハールあたりの愛好が、当方の好みを反映しているのかもしれません。

次点は、いずれも甲乙つけがたいものばかりです。こうしてみると、十曲と言うのは制約が狭すぎるような気がします。結果的に、全部ひっくるめて二十曲としたほうが良かったかもしれません(^o^)/
グリンカは、いささか反則ですが、リヒテルとニーナ・ドルリアクのLPがあまりにも素敵な歌曲集でしたので、まとめて次点としました。ワーグナーには、私はどうもいまひとつ感性を委ねきれない面があり、タンホイザーあたりだとなんとか楽しむことができます。イタリア・オペラの西洋チャンバラは大好きなのですが(^o^)/
フォーレは「レクイエム」、ドヴォルザークは「我が母の教え給ひし歌」などの歌曲もありますが、フォーレらしい繊細さ、ドヴォルザークの切実さなどから、これらを選びました。結果的に、実に充実したリストになっていると思います。

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備忘録ノートの分冊化で複数題材の同時進行に対応を図る

2011年06月29日 06時05分57秒 | 手帳文具書斎
2011年の備忘録ノートが、そろそろ残りページ数が少なくなってきました。次のノートを用意しなければなりませんが、この機会に、二分冊に分けることを検討しています。その理由は、複数の題材(ネタ)を同時進行するのに対応しやすいだろう、と考えたからです。

たとえば、今読んでいる本の内容をメモしていると、音楽の記事は書きにくいものです。逆に、今聴いている音楽に関する記事に割り込んで、日々の雑記はたしかに書きにくい。

これまでは、とりあえず適当なところで区切って、「※つづく」などとしておき、続きを「※○○○を読む(続き)」などと始めて後を続けていました。どうせ素材メモであり、後でブログ記事や電子データとして入力するのですから、それでも別にかまわないのですが、分冊にすれば、どちらか一方が進行中でも、他方に思いついたことを書けば良い。では、両方とも書きかけ進行中になったら?うーむ(^o^)/

まあ、そうなったらそうなったで、やっぱり「※つづく」が登場するのでしょうが、せっかくカバーノートが三種類も眠っていますので、少しは生かして使ってみたい気もします。時系列を追うのが面倒になるという欠点はありますが、試してみたいと思います。

というわけで、2011年の備忘録ノートは、一気に二冊めと三冊目に突入します。ノート表紙の略号は、2011-(2)Aと2011-(2)Bとでもしておきましょう。

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「JIN~仁~完結編」最終回(2時間スペシャル)を観る

2011年06月28日 06時04分52秒 | 映画TVドラマ
日曜劇場「JIN~仁~完結編」最終回(2時間スペシャル)を観ました。これまで11回、欠かさず観てきましたが、原作の想定の意外性と、かなり具体的な医学的工夫と、役者さんたちの演技とがあいまって、実におもしろい。近頃では一番熱心に観た連続TVドラマでしょう。

今回は、坂本龍馬の暗殺を手引きするはめになった橘恭太郎さんが、上野の彰義隊に参加を誘われ、母・栄さんに別れを告げに帰ります。勝海舟先生が恭太郎さんを国費留学生に誘ったのに、どうしても応じないと聞き、仁先生と咲さんは橘家に出向きます。そこで、恭太郎さんが彰義隊に加わったことを聞き、仁先生は野戦病院の準備のため、咲さんと佐分利先生が引き止めに行くことにします。ところが、恭太郎さんに会えたのはよかったけれど、咲さんが流れ弾に当たってしまい、腕を負傷してしまいます。佐分利先生と恭太郎さんに連れ帰ってもらったものの、多忙な野戦病院で、蘭方医と漢方医が協力して奮闘する現状を見て、咲さんは自分で治療するから良いと主張します。

ところが、これが仇になってしまいます。銃創の周囲に、ペニシリンが効かない緑膿菌が増殖して敗血症を併発、咲さんの命は風前の灯火に。脳腫瘍が進行し、頭痛や手のしびれを自覚していた仁先生は、ずっと前、タイムスリップするときに、緑膿菌に効く抗生物質をポケットに入れていたことを思い出します。恭太郎さんと探しに行ったのですが、江戸時代にやってきた場所にはなくて、仁先生が執刀して胎児状腫瘍を摘出した謎の男が発見された、錦糸町のあたりで、崖からダイビング!すると、仁先生が消えた後に、抗生物質が一本落ちているのを、恭太郎さんが発見します。

仁先生は、現代にタイムスリップ、同僚に執刀してもらって腫瘍も摘出し、ホルマリン漬けの腫瘍の瓶をもって江戸時代に帰ろうとしますが、運悪く帰り損ねてしまいます。その時代はなんだか少し違っているのでした。幕末から明治時代に仁有堂は存在し、土着的にペニシリンを使っていたことが医学史の本には書いてあるのですが、南方仁も橘咲も、その存在が書かれていないのです。南方先生を執刀してくれた同僚(「陽炎の辻」の坂崎磐音役)の先生の解釈では、パラレルワールドだそうですが、仁先生は橘家があった場所を訪ねます。そうしたら、そこには橘医院があり、野風さんにそっくりな女性がいて、医学史を専攻しているのだそうな。先祖の橘咲さんは生涯独身でしたが、野風さんの娘・安寿を育て、橘医院を開いたことが判明。さらに、橘医院のお嬢さんから仁先生に、時を越えた古文書ラブレターが伝えられます。野風さんにそっくりなお嬢さんの名前は、橘未来というのでした。これで、やや違いはありますが、物語のはじめに戻ったことになりますが、ダメ押しで、未来さんが急患で運ばれてきて、難しい脳外科手術に挑むことになります。仁先生、今回は助けようと積極的にチャレンジしようとするところで終わり。



いや、おもしろかった。できれば、原作となった漫画も、読んでみたいものです。

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実割れや双子果はどうなるの?

2011年06月27日 06時03分22秒 | 週末農業
果樹園のサクランボ収穫作業は峠を越え、一日休んであと二日ほどで終わりそうです。六月中旬にはまずまずのお天気に恵まれ、露地ものをだいぶ収穫できました。連日雨が降り続くと、露地ものサクランボはどうなるのか。その答えが、実割れ(裂果)です。写真の品種は、「南陽」というものです。大粒で食べでがあって味も良い品種なのですが、残念ながら佐藤錦よりも遅い晩生種なので、必ず六月下旬の集中豪雨にたたられ、実割れを生じてしまいます。そんな理由から、植えてはみたものの、我が家ではまともに収穫できたためしがありません。いわば、我が家の「幻のサクランボ」です。娘は「南陽が食べたい」とリクエストしてきますが、雨避けテント内に植えない限り、期待に応えられる可能性は少ないです(^o^;)>poripori



もう一つ、双子果というのもあります。これは、前年夏の高温障害なのでしょうか、花芽形成の時期に、細胞分裂に異常を起こしたものらしいです。したがって、日当たりの良い、温度が上昇しやすい、南向きの枝が、軒並み双子果になってしまいます。この写真は、双子果が実割れをおこしているところです。

だいぶ以前に、結婚式場の建設ラッシュの頃には、ジューン・ブライドにサクランボの双子果をプレゼントして、二人の愛のシンボルにした式場があったそうです。そうしたら、ライバルが「双子果は奇形だから縁起が悪い」とけなしたのだとか。商魂たくましい前者にも、嫉妬深い後者にも、思わず唖然とするばかりです(^o^)/

先日、知人が我が家でサクランボ狩りを楽しんでいきましたが、双子果を見つけてたいそう喜んでおりました。たしかに、選果ずみの市販サクランボだけを食べている人は、双子果など初めて見るでしょうから、珍しいのかもしれません。でも我が家では、出荷できない双子果や裂果はいずれ捨てることになりますので、希望する雇人の人たちにどっさり持っていってもらいます。雇人の人たちも、ご近所に分けてあげるのだとか。

考えてみると、一番美味しいサクランボを食べているのは、実はムクドリなどの野鳥なのかもしれません。今頃は、食べすぎてげっぷをしていることでしょう(^o^)/

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ドビュッシーの「ヴァイオリン・ソナタ」を聴く

2011年06月26日 06時03分12秒 | -室内楽
週末農業は、佳境に入っております。おそらく、佐藤錦の山場は過ぎて、まだ少し残る樹にとりかかる段階に入ったあたりでしょうか。

東北地方も梅雨入りしてしばらくたち、蒸し暑かったり涼しすぎたり、妙なお天気が続きます。こんなときは、気分だけでもひんやり涼やかに、ドビュッシーの音楽がよろしかろうと、最近は、通勤の音楽として、ドビュッシーの最後の作品、「ヴァイオリン・ソナタ」を繰り返し聴いておりました。先に実演を聴き(*1)、ご本人のサインをもらった、シュロモ・ミンツさんのCDにて。



第1楽章:アレグロ・ヴィーヴォ。別な曲の緩徐楽章みたいな始まりは、いかにもドビュッシーらしいです。とぎれとぎれの回想のような物思いの風情で、ピアノとヴァイオリンのひそやかな対話です。
第2楽章:間奏曲。幻想的かつ軽快に(Intermède. Fantasque et léger)。キュイッ、キュイーッというヴァイオリンの動機で始まります。気まぐれな表情は、すぐに活発なピアノとヴァイオリンによって変化し、感覚的な音楽が展開されます。
第3楽章:終曲。きわめて活発に(Finale. Très animé)。前の楽章の印象を引き継ぎながら、超高音を操る、高度な技巧を駆使した音楽であるように感じます。

シュロモ・ミンツさんの演奏は、とても集中度の高い、緊張感のあるものです。感覚を伸びやかに解き放つような方向ではなく、音楽を真摯に見つめ、考え抜くタイプのように感じます。美しい音で、技巧的なキレもすごいのですが、それが少しも不自然に感じさせず、納得させてしまう。CDに収録されているフランクのヴァイオリン・ソナタもラヴェルのソナタも見事なものですが、とくにフランクに始まりラヴェルに終わる曲の配置が、言い換えれば、両者の間にドビュッシーのソナタが入るという絶妙の配置が、なるほどです。ボタンとシャクヤクの大輪の花の間にひっそりと咲く、夕暮れにほのかなリン光を放つ新種の花のような存在です。

■シュロモ・ミンツ(Vn)、イェフィム・ブロンフマン(Pf)-(G: UCCG-5099)
I=4'39" II=4'03" III=3'52" total=12'34"

(*1):山響第213回定期演奏会でボロディン、プロコフィエフ等を聴く~「電網郊外散歩道」2011年5月
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職場にサクランボを持っていったら

2011年06月25日 06時11分05秒 | 週末農業
先日、職場に我が家のサクランボを持って行きました。一箱とか二箱とかいう単位ではなく、生産農家らしく、両手で抱えるくらいのコンテナで、どさっと(^o^)/
やっぱり喜ばれます。産地山形とはいえ、季節の味はまた格別です。皆さん、美味しいものを食べると、ニコニコになります。休憩時間に食べ、昼食時に食べ、ぺろりとなくなりました。「ごちそうさまでした~。美味しかった~」などとお礼を言われると、持っていったこちらも嬉しくなります。生産者の喜びというのは、実にこの言葉を聞くことにあるような気がします。もちろん、経営が赤字では生産を維持できませんので、なんとか安定出荷を継続できることが前提ですが。

さて、今日は久々の晴天予報。週末は、雇人の人たちとともに私も働きます。サクランボ収穫作業は、もう追い込みの時期です。出荷された我が家のサクランボを、どこで、どんな方々が食べていただいているのでしょうか。想像すると、楽しくなります。

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「週末農業メモ」帳のこと

2011年06月24日 06時06分52秒 | 週末農業
農協後継者として週末農業を本格的に始めたのは、2008年の春でした。耕運機やスピード・スプレーヤ等の農業機械の使い方を教わり、それをメモしたのが始まりでした。たまたま手近にあったのが、ハガキ大のA6判らせん綴じのノートです。これが、作業着のポケットにちょうどすっぽり入る大きさでしたので、持ち出すにも便利だろうと考えたからです。以後、これまでずっと、記録してきました。内容は以下のようなものです。

(1)耕運機の使い方
(2)スピードスプレーヤの動かし方
(3)チェーンソーの使い方
(4)動力噴霧器の操作法
(5)汲み上げポンプの使い方
(6)サクランボ消毒の記録
(7)リターンカルチの使い方
(8)サクランボ収穫時期の記録
(9)サクランボ雨避けテントのビニル注文記録
(10)高所作業台車の操作法
(11)果樹園の略図と栽培品種
(12)サクランボの出荷記録
(13)農協及び雇人等連絡先
(14)草刈り、剪定、剪定枝焼却等の作業記録
(15)サクランボ出荷価格の時期別推移
(16)スピードスプレーヤのジェットバルブ修理整備記録
(17)肥料散布記録

このメモ帳は、農協に生産工程票を提出するにも、作業計画を立てるにも、たいへん役立ちます。作業着のポケットに、ちょっと入れた小さなメモ帳。はさんであるのは、Jetstream ボールペン(黒の0.7mm)。週末農業の強い味方になりつつあります。

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作曲家の名前に付く冠

2011年06月23日 06時02分09秒 | クラシック音楽
人名の頭に、冠をつけてよぶことがあります。「賢人ナータン」とか「機関車ザトペック」とか。この流儀で、作曲家の名前の頭に冠を付けるとすれば、どんな呼び名がありうるだろうと考えました。

怪傑ヴェルディ、悪漢ワーグナー
苦労人ハイドン、天衣無縫モーツァルト
貫徹ベートーヴェン、含羞ブラームス
詩人シューマン、さすらいのシューベルト
鉄ちゃんドヴォルザーク、望郷のマルティヌー

あたりはすぐ思い浮かびましたが、なかなか難しいものもあります。
作曲家の名前に付く冠として、皆様はどんなものを思い浮かべるでしょうか。

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東北地方も梅雨に入る

2011年06月22日 06時03分02秒 | 週末農業
ニュースによれば、東北地方もいよいよ梅雨に入ったらしいです。毎年のことながら、梅雨と聞くとうんざりします。我が家では、サクランボ収穫作業の真っ最中なだけに、雨が降ると露地ものの実割れが生じますから、とてもじゃないが歓迎はできません。
明日は、梅雨の合間の貴重な「晴れ」予報です。なんとか露地ものの収穫に目鼻がつくことを期待しましょう。

写真は、客間に飾ったカサブランカです。香りが良く、実に見事な花です。
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日曜劇場「JIN~仁~(完結編)」を観る

2011年06月21日 06時02分47秒 | 映画TVドラマ
日曜夜のお楽しみ、日曜劇場「JIN~仁~(完結編)」を観ました。どうやら来週が最終回の模様です。なんだか終わるのが惜しい気がします。

これまでのところを超・駆け足で振り返ってみると、

第8回:大政奉還と野風の無麻酔帝王切開の回。痛そう。
第9回:龍馬暗殺のXデーが判明。坂本龍馬の誕生日をなぜ勝海舟が知っていたのかは不明。南方仁先生と咲さんと佐分利先生は、京都で龍馬を探します。なんとか見つかり、一緒に軍鶏鍋を食べていたら、中岡慎太郎が殺害され、龍馬も危うし!の回。
第10回:龍馬の開頭大手術、龍馬の死、江戸への帰還、薩長連合軍が江戸へ攻め寄せる回。いつも磊落な勝海舟さんが胃が痛くなるほど思いつめるのは、やっぱり相当の緊張感なのでしょうね。南方先生の胎児状腫瘍も相当に進行しているようです。

といったところでしょうか。
ここまで来ると、なんとか先が見えるような気がします。たぶん、上野の彰義隊の戦闘のどさくさで負傷した南方先生は、現代にタイムスリップ、腫瘍の摘出手術を受けて、救急セットをかかえ、非常階段から落っこちて江戸時代に戻り、咲さんと再会するのでは?違うかな?

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ハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聴く

2011年06月20日 06時01分08秒 | -オーケストラ
ハイドンの交響曲第94番「驚愕」を聴きました。ハイドンの庶民的なユーモアが発揮されたのが交響曲第93番ならば、次の第94番は、茶目っ気たっぷりの、いたずら好きな一面が現れたものと言えそうです。

Wikipedia によてば、楽器編成は、フルート(2)、オーボエ(2)、ファゴット(2)、ホルン(2)、トランペット(2)、ティンパニと弦5部(第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)となっています。典型的な二管編成と言うには、クラリネットがありませんが、当時はむしろこれが標準だったのでしょうか。

第1楽章:アダージョ~ヴィヴァーチェ・アッサイ。序奏部は、実にやさしく木管が呼びかけ、弦楽が応じる形で、そっと始まります。爽やかな第一主題が出てくると、主部はティンパニも加わり、華麗にダイナミックに展開されていきます。
第2楽章:アンダンテ。素朴な民謡風のメロディが主題です。弱く静かに奏され、もう一度繰り返され、さらに弱く耳をすませないと聞こえないくらいに。このあたり、車の中ではほとんど聞こえないのですが、自宅では聞こえるんですよね~。さらに、あのドカーンも盛大にびっくりするほど大きく聞こえまする(^o^)/
第3楽章:メヌエット、アレグロ・モルト。速いテンポのメヌエット。このテンポで踊るのはいささか大変そうですが、若い人ならできるのかな?
第4楽章:フィナーレ、アレグロ・ディ・モルト。楽しく軽快なリズムに乗って、沸き立つような気分が盛り上がる終楽章です。第1主題と第2主題と変奏、転調、展開と再現。実に見事な音楽です。ここにも痛烈なティンパニの強打がありますが、これは作曲家のいたずらではなさそうです。

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏は、ノン・ヴィヴラート奏法や古楽器による演奏とは違いますが、現代オーケストラによるハイドン演奏の精髄と言ってよさそうな見事さです。これはこれで、一つの達成と言ってよいのではないかと思います。作品も素晴らしいですが、演奏も素晴らしいものです。

CD は SONY の 88697489042 で、プロデューサーはポール・マイヤース。1967年の五月に、オハイオ州クリーヴランドの本拠地、セヴェランス・ホールで収録されたアナログ録音。パブリック・ドメインになるにはまだ少々間がありますので、購入して良かったと思えるディスクです。

■ジョージ・セル指揮クリーヴランド管
I=9'38" II=6'25" III=4'14" IV=3'48" total=24'05"



そうそう、いたずらで思い出しました。教室で、全員が「その時」を待っている。授業では驚くほどの集中力。老教師はいぶかしく思いながらも淡々と授業をすすめ、やがてくる決定的な瞬間。定年退職する老教師に差し出されるとっくりとぐい呑み。中身は本物のお酒で、老教師はほんのりと赤くなって、上機嫌で生徒達に礼を言う。そんな古き良き時代。作曲家ハイドンのいたずらにも、そんな人間味を感じます。昨今の殺伐とした所業とはわけがちがいます。

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いよいよ佐藤錦の収穫が始まる

2011年06月19日 06時01分10秒 | 週末農業
週末農業の最大の課題である、サクランボの「佐藤錦」の収穫が始まります。早生種の「紅さやか」の収穫をなんとか済ませましたので、数日の休みをおき、明日から本格的に佐藤錦の収穫を開始する予定。週の半ばからは雨の予報も出ています。露地ものは、雨が降れば実割れを生じてしまいますので、雨避けテントをかけた自宅裏の畑は後回しにし、露地ものを先に収穫する必要があります。雨が降ったら、テント内の収穫に切り替えます。毎年お願いしている雇人の人たちも、明日からフルに来てもらいます。弁当の手配やその他の段取りも、大事な準備です。

写真は、数日前に撮影した早生種「紅さやか」の露地ものの様子です。だいぶ色づきましたので、見た目は良いのですが、残念ながら味のほうは佐藤錦にはかないません。昨年、職場に「紅さやか」「京香錦」「佐藤錦」「紅秀峰」「ナポレオン」など何種類か持っていき、食べ比べてもらいましたが、やっぱり一番人気は佐藤錦でした。次が紅秀峰だったはず。実際に食べてみるとわかる、不動の王者はやっぱり佐藤錦です。個人的には、紅秀峰もいける味だと思いますけどね(^o^)/
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今年の健康診断の結果は

2011年06月18日 06時03分32秒 | 健康
今年の健康診断の結果が届きました。その結果は、今年もオール○、「異常無し」です。職場の三賢人ならぬ「三健人」は、今年も健在です。まずはほっと一安心。

ただし、細かく見ると問題点はあります。体重が2.7kgほど増加したために、従来 22.3~4 台を保っていた BMI 値が、23.3 となってしまいました。どおりで体が重い(^o^;)>poripori

これは、運動量の減少と連動しています。幸いに、血圧は 114 - 75 mmHg と良好ですし、心電図の結果も異常無しですので、せっせと歩いて運動量を確保する必要があります。最近の万歩計の歩数は 5,000 歩程度をうろうろしている状況ですので、せめて確実に 8,000 歩を越えるようにしたいものです。

写真は、我が家のシャクヤクに飛んできた虫をとらえたところ。ハナアブかな?コンパクト・デジタルカメラではなかなか狙えない、偶然のシャッターチャンスでした。
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私的時間の自由度

2011年06月17日 06時04分02秒 | Weblog
最近、ゆとりがないなぁと感じます。仕事が忙しいのは確かなのですが、でも自宅に仕事を持ち込まないようにしていますので、仕事の忙しさだけではなさそうです。どうも、私的時間の自由度の減少という面が強いようです。具体的には、朝夕の通勤にとられる時間が、確実に一時間以上は増えたために、その分だけ自宅でゆっくりできる時間が減っています。毎日一時間半も自由な時間が減少したら、ゆとりがないと感じられるのは、やむを得ません。

実際、同時期の読了数を比較してみると、



このように、昨年は例外としても、かなりの落ち込みですし、備忘録の件数についても、



ご覧のとおり激減していることがわかります。週末農業のせいともいえません。

最近、どうもブログのネタを考える時間も減ってきているようです。常連でお邪魔するブログでも、コメントする間がなく、通りすぎてしまうことが増えているように思えます。さて、どうするかなぁ?

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農地はインフラストラクチャ

2011年06月16日 06時04分44秒 | 週末農業
3.11の地震と、それに伴う大津波で、太平洋沿岸部が甚大な被害を受けました。とくに、海水をかぶった農地は、瓦礫を撤去しても、塩害のために田植えができず、畑も作付けができないとのことでした。報道によれば、今年、田植えができたのは、被害農地面積のうちの、わずかに1%だったとのことです。

塩害を除くには、とにかく真水を入れては流し、農地の塩分濃度を下げることが必要です。ところが、水を流す水路が壊れているために、水を入れることも排水することもできません。農家が自分の農地を回復しようとしても、どうにもならない状況にあるのでしょう。

考えてみれば、農地は、長い歴史の中で縦横にめぐらされた用水路を基盤とする、生産のための施設設備のようなものです。インフラストラクチャが破壊された土地では、インフラの再建が鍵になると思われますが、沿岸部では津波で破壊された防波堤、防潮堤の問題もあります。考えただけで、思わずため息が出てしまいますが、落胆する人々に希望を指し示すことが、政治の大切な役割のはず。武士の時代にできて、現代にできないはずはないと思います。

写真は、田んぼが美しい、東根市付近の国道から見た夕日です。

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