電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

某地域行事の日のうっかりの顛末

2024年05月22日 06時00分33秒 | 季節と行事
去る日曜日、早朝から某地域行事に従事し、反省会も終わって自宅に戻り、さてもらってきたおにぎりや牛丼や缶ビールで軽くお昼にしてゆっくりしようと思ったら、玄関の鍵がありません。しまった、家の鍵を持って出るのを忘れた! あいにく妻は大学の同窓会の事務局の会議で外出中で息子も不在。以前は母が自宅で留守番をしてくれていたので、あまり鍵の心配をしなくてすんだのが裏目に出て、どうも家の鍵を常に持ち歩く習慣がありませんから、ともするとこんなふうに自分の家に入れないという笑える事態になります。

仕方がない、誰かが帰ってくるまで、作業小屋の中で休んでお昼にしよう。というわけで、毎年サクランボの選果作業をしている作業小屋の中を掃除し、テーブルを拭き、どっこいしょと椅子に腰を下ろしてお昼にしました。外気温は29度と夏日に近く、プシュッと開栓した缶ビールが美味しい。

そういえば、もう5月も下旬になっていますので、早生種のサクランボ「紅さやか」が色づき始めています。サクランボの出荷の準備も始めておかないとなあ、などと考えていたら、ビールがまわってなんだか眠くなってしまいました(^o^)/ 某地域行事の日のうっかりの顛末は、こんなふうでした(^o^)/

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自宅裏の果樹園に恵みの雨が降る

2024年05月08日 06時00分42秒 | 季節と行事
5月7日、ようやく待望の雨が降りました。気象庁の過去の気象データを見ると、4月9日に40mm以上の降水量を記録して以来、まとまった雨はしばらくぶりです。畑もカラカラでときどき水やりをしていたくらいで、自宅裏の果樹園と野菜畑にはとても行き渡らず、文字通り恵みの雨となっています。降ったり止んだりのお天気は今日も続く予報は「曇り」に変わってしまったようですが、できれば多めに天然蒸留水を降らせてほしかったところです。



亡父が植えたボタンやツツジも咲き、もうすぐルピナスやシャクヤクも開花する頃、裏の果樹園も生き返ったように、サクランボも桃も柿もスモモもプルーンも葉の緑が元気を取り戻したように見えます。農作業に従事する私たち夫婦にも、良い骨休めになりました。



 (▼プルーン)

(▼柿)


報道によれば、南陽市の林野火災は地元消防団の懸命の活動では間に合わず、陸上自衛隊のヘリコプターによる消火活動が行われ、昨日までで約137ヘクタールを焼失したということです。この雨のおかげもあってなんとか鎮圧までこぎつけたようですが、消防隊、自衛隊の皆さんの力で早期に鎮火できるようにと願っています。



とはいえ、朝仕事もないゆっくりした時間。簡易な PC-audio ではありますが、YouTube で音楽でも聴きましょう。朝の雰囲気ではありませんが、チャイコフスキーの「四季」から「5月」を Olga Scheps のピアノで。

"May - Starlit Nights" from Tchaikovsky's "The Seasons" (Olga Scheps live)


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果樹園の入り口が一気に花の季節に

2024年04月13日 06時00分23秒 | 季節と行事
4月もいつのまにか中旬になり、自宅裏の果樹園の入り口が一気に花の季節を迎えています。いつもは作業小屋の北側の落雪が遅くまで融け残り、なかなか咲かないヒマラヤユキノシタがだいぶ前から満開状態。水仙も白や黄色のラッパを吹いて春のマーチを演奏中(^o^)/



冬を越して、クリスマスローズも元気です。




草取りの合間に、花越しに隣家の畑を見ながらポカポカ陽気を満喫します。そういえば、忘れないように今年の開花日をメモしておこう。

  • スモモ 大石早生、ハニーローザ 4月9日頃
  • 桃 あかつき 4月11日

サクランボはまだ花芽が割れたくらい。これから徐々に風船状になっていきます。開花は来週かな。

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春のポカポカ陽気の価値

2024年04月10日 06時00分41秒 | 季節と行事
昨日は朝から雨降りで、寒い一日でした。昨年は同時期に雪が降り(*1)、遅霜の害も重なってサクランボに大きな被害が出ましたが、今年は雪が降るまでには至らず、まずはホッとしたところです。そういえば今年は大陸の寒気団の周期的な南下が弱いようで、暖冬に続き花冷えも強烈な寒さにはなっていないようです。


 (2023年4月9日の降雪)

やっぱり、春はあけぼのよりもポカポカ陽気が好ましい。早起きしてクイックルワイパーで掃除をしてからゆっくりすると、朝からポカポカ陽気の日には猫が隣に来てゴロリと横になります。猫も気持ちが良いのでしょう。夏の強すぎる日差しではなく、春の穏やかな陽光がありがたい、価値あるひとときと感じます。

(*1): サクランボの花芽の生育に霜や雪の影響は〜「電網郊外散歩道」2023年4月

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桃の剪定枝の開花状況はすっかり花盛りに

2024年04月08日 06時00分11秒 | 季節と行事
妻が日当たりの良い書斎にバケツを持ち込んで、ドサッと桃の剪定枝を放り込み、花が咲くのを楽しみにしていましたが、蕾もふくらみ、枝の先の方はほぼ咲きそろいました。始めは白っぽかった花色も、たくさん咲きそろう時期になると、ピンク色が濃くなって実に見事です。日に日に暖かくなる野外でも花芽が次第にふくらんできています。例年通り4月20日前後の開花になりそうです。



今年は、3年前に苗木を植えた晩生種の「青空むすめ」を試しにならせて収穫してみる予定。どんな実がなるのか、収穫適期はいつ頃か、食味はどんな味なのか、川中島白桃と美晴白桃が終わった後の「青空むすめ」の初収穫が楽しみです。

【追記】
写真を4月8日現在の最新のものに交代しました。4月6日撮影のものと比較しても、花盛りの様子が格段に違いました。枝の根元側にはピンクの蕾がだいぶ残っていますし、花弁もまだ散っていませんので、もう少し楽しめそうです。

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室内に生けた桃の剪定枝に花が咲いた

2024年04月05日 06時00分40秒 | 季節と行事
三月下旬に剪定した桃「あかつき」と「川中島白桃」の枝を、妻が何本かドサッと水に入れて書斎に飾っていましたら、先日、開花し始めました。書斎ではまだ暖房を入れていますので、戸外よりもずっと暖かいです。おそらく、ソメイヨシノと同様に累積温度が開花に必要な値に達したためと思われます。



咲き始めの桃の花は薄いピンクで、つぼみの先端のほうが濃いピンクです。葉芽も先端が緑色になってきて、徐々に伸びようとしているのがわかります。これは、桃農家だからできる豪華な生花かもしれない。



では、野外の桃の花芽の様子はどうか。これは、気温が低いせいか、まだまだ花芽も固いです。例年の開花時期は、当地では4月20日前後となることが多いですが、4月5日ではまだ2週間ほど間があります。おそらく、累積温度がまだ開花に必要な値に達していないからでしょう。



多くの植物は、短日植物・長日植物に区分される草本植物のように昼と夜の長さで開花時期をコントロールしますが、桜や桃などの場合は気温の累積が一定の値に達すると開花を始めるようです。ということは、光周性に基づいて産卵や孵化がコントロールされる昆虫の場合と比較するとき、室内のように開花時期が早まってしまうと、訪花昆虫はまだ全然姿も見えない、したがって受粉もできない、という事態が起こることになります。果樹園芸農家が温暖化を懸念する理由の一つです。

とはいうものの、春とはいえ日が陰ると外はまだまだ寒く、暖かい室内に生けた桃の剪定枝に花が咲いたのを眺めるのはいかにも春らしくて嬉しいものです。理性は温暖化の進行を懸念しながら、素朴な感情としては季節を早めた桃の開花が嬉しい、そんな気分。

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梅が咲き、花の季節が到来〜「アイネ・クライネ」を楽しむ。

2024年04月03日 06時00分16秒 | 季節と行事
昨日は引き続いての晴天でした。ポカポカ陽気に誘われたのか、裏の畑の梅が開花しました。節田梅の老木ですが、ようやく剪定に着手。というよりも、サクランボ同様に動力噴霧機の不調で防除がうまくいっていなかったため、ウメシロカイガラムシがびっしりついていましたので、罹患枝を思い切ってバッサリと切除して焼却処分しました。こんどは5月下旬と8月ころの幼虫期に、サクランボ同様にタイムリーに防除しておきましょう。



その後、野菜畑を耕運機で耕耘。数日後に、堆肥と苦土石灰を散布してもう一度耕しておきます。やっと野菜畑の仕事ができるようになりました。果樹園の草刈りが始まる前の今の時期に、野菜畑の土作りを進めておく必要があります。



もう一つの広い畑(休耕田)をトラクターで耕耘してもらおうと、昨年同様に某氏にお願いしたら、トラクターのコンピュータが故障して平準にできないそうで、修理可能かどうか問い合わせているとのことでした。幸いに、我が家の電子制御のない平成の古い耕運機はなんとか動くようです。いったんエンジンが始動してしまえばパワフルに働きますので、心強い相棒。いざとなったら時間はかかるけれど耕運機で耕すことも考えなければいけないようです。



春のポカポカ陽気に動きすぎてくたびれた日は、モーツァルトのセレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でも聴きましょう。どちらかというと豪華なゆるふわ系、カラヤン指揮ベルリン・フィルの1959年の演奏で。

Mozart: Eine Kleine Nachtmusik, Karajan & BPO (1959) モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク カラヤン


毎年恒例、ヒマラヤユキノシタも咲き始めました。



除雪機で雪と一緒に飛ばされる砂利片にも負けずに、亡母のクロッカスが今年も咲きました。





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手料理で妻と某記念日を祝う

2024年03月31日 06時00分14秒 | 季節と行事
昨日は、朝方の雨が午前中は曇りに、午後には晴れて良いお天気になりました。午後から地下水を組み上げる井戸ポンプのセッティングと動力噴霧機の作動テスト。昨年の修理のおかげで噴霧圧が回復し、威勢よく噴霧できるようになったようです。

本当は、夕方から私が2品ほどご馳走を作る予定になっていたのですが、5時を回ってから作り始めましたので、1品だけとなってしまいました。今回は、トマト缶を使って「煮込みハンバーグ」としました。私はどちらかと言えばソースがたっぷりある煮込みハンバーグが好みですので、レシピよりもソースを5割増しくらいに多めに作ります。ぶなしめじと椎茸を使い、キノコたっぷりの煮込みハンバーグとなりました。



付け合せは、昨年の白菜のとうが立ったものをさっと塩ゆでにしたものです。



ワインが美味しい。必ずしもアルコールのせいではないと思いますが、ほぼ同世代の妻と「そういえば、あの頃 ♪3月30日の日曜日、パリの空に燃えた命一つ〜♪」なんて歌が流行ってたよね、などと学生時代の回顧談にも花が咲きました。もう45年も経つのか。あと5年で金婚式だなあ。元気で迎えたいものです。
妻が作ったセロリのピクルスも美味しかったし、私の煮込みハンバーグも好評だったようです。

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最後の雪になってほしいお天気に

2024年03月27日 06時00分31秒 | 季節と行事
昨日は朝方は曇り空でしたが、午前中に予報どおりにみぞれから雪に変わりました。書斎から見える昔の手水鉢、今は睡蓮の鉢に雪が降り、日中の最高気温も5℃と低いままです。とてもじゃないけれどサクランボ果樹園で剪定枝を集める元気はなく、ちょうどよい休養日となりました。一昨日は午前2時間、午後3時間の実働5時間で、腰が痛くなりましたが3分の2くらいまで進みましたので、あともう少し、なんとか今日明日中には終えたいところです。

そういえば、先日、作業小屋の雪囲いを外したときに、井戸ポンプを全開にして自家水道を使えるようにしましたので、作業小屋内でも洗い物ができるようになりました。3月に入ってからの寒さのせいで、積算温度も足踏み状態となり、果樹の発芽時期も2月温暖期の予想ほどに早まることはないようで、例年並みになってきているようです。おそらくカイガラムシも寒くて動きはないでしょうから、ハーベストオイルに石灰硫黄合剤を併用した休眠期防除も例年通りで大丈夫と予想。

影響の大きい開花期には遅霜や降雪がないように願っていますが、できれば今回が最後の雪になってほしい、春の淡雪、なごり雪などと呼び名だけは風流なお天気でした。お天気は回復の見通しですので、今日明日でなんとか剪定枝集めを一区切り付けたいところです。

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春は人事異動の季節

2024年03月23日 06時00分16秒 | 季節と行事
春は人事異動の季節でもあります。会社でも人事異動はありますが、春に一斉という大規模なのは役所と学校が代表的でしょうか。新聞にもだいぶ前から予想が載り、「新聞人事」などと揶揄されていましたが、ソリの合わない人同士の対立を調整するというようなレベルのものから、利害が絡みやすい部門部所を定期的にかき混ぜておくというレベルまで、効能は多いのだろうと思います。

確かに、人事異動というのは有効な手段である一方で、その弊害もありえます。異動の間隔が短かすぎる場合、逆に長すぎる場合、異動区域が広すぎる場合、逆に狭すぎる場合、いろいろあるのでしょう。人事を担当する部門の見識と調整力とが問われるところでしょうか。

そういえば、若い頃に某県の某新聞の記者さんから、「◯◯大学の合格者数が山形県に負けるのはどうしてだと思う?」と問われたことがありました。まさか「おたくの県の人事異動の方針か手法が上手じゃないからじゃないの」と悪口をいうわけにもいかず、「山形県人が真面目だからなんじゃないの」とかなんとか答えておきましたが、最近はどうなのか、あの記者さんに逆に尋ねてみたい気もします。

とにかく春は人事異動の季節。公民館の職員の顔ぶれも少し変化があるようですし、顔と名前を覚え、こちらの顔と名前を覚えてもらい、なんとか地域での役割を果たせるようにしなければ。



写真は、妻も外出中で一人だけの昼食になったある日のランチメニュー。チャーハンとヨーグルトとペットボトルのお茶、というちぐはぐな組み合わせですが、味はたいへん Good ! でした。ヨーグルトに乗っているのは、ハックルベリーのジャムです。

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急に暖かくなった〜雪囲いを外そう

2024年03月17日 06時00分32秒 | 季節と行事
ここ数日、急に暖かくなりました。数日前の寒さがウソのように、連日10度を超える気温となっています。三寒四温の言葉通りまた寒くなることはあっても、暖かさが基調になっていくことはまちがいないでしょう。こうなると、雪囲い外しやその他、冬の雪と寒さ対策を解除し、春モードにしていかなければなりません。

  • 給湯器の雪囲いを外す□
  • 植木の雪囲い撤去■
  • 作業小屋の雪囲い外し□
  • 作業小屋の自家水道の水出し□
  • 除雪機の整備と格納□
  • 耕運機、高所作業台車、動力噴霧機等の点検□
  • 自家用車、軽トラックの夏タイヤへの交換□

お天気の模様を見て、少しずつ進めてきた自宅裏の果樹園の剪定作業は終わり、あとはもう一つの園地の作業。リンゴと桃の剪定とサクランボ剪定枝を集めて束ね、焼却するのが大仕事です。



というわけで、お昼は一番簡単なパスタに。「豚肉としめじとスナップエンドウのペペロンチーノ」です。要するに、先日の「スナップエンドウとホタテのペペロンチーノ」が美味しかったので、ホタテの代わりにありあわせの薄切り豚肉を使っただけの話。でも、間に合せとは思えないくらいに美味しかったです。




デザートは、最後のリンゴで作ってもらったアップルパイの最後の一切れ(^o^)/



コーヒーはインスタントですが、じゅうぶんです(^o^)/



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春告げ花クロッカスとジャガイモ種芋の配布など

2024年03月08日 06時00分39秒 | 季節と行事
異常に積雪が少なかったこの春、クロッカスが芽を出し、花を咲かせ始めました。亡母が元気な頃に植えて楽しんでいたクロッカスが今も残り、我が家の春告げ花となっています。



農協から連絡があり、予約していたジャガイモの種芋が配布されるとのことで、受け取ってきました。例年通り、

  • 男爵 3kg
  • キタアカリ 3kg

の2種類です。まずは、並べて芽出しをしなければ。



我が家で最後まで残る作業小屋の北側には、ヒマラヤユキノシタが積雪の重みに耐えています。今月の中下旬には雪が融け、どっと花が咲き始めることでしょう。その頃には、もう本格的に農作業が始まるはず。体調をととのえ、動き出す準備をしておかなければ。



とりあえず、この週末には山響定期演奏会だな。オッコ・カム指揮でシベリウスの交響曲第1番ほか。期待大、楽しみです。



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旧暦は農作業に役立ったか〜「種まき爺さん」など雪形の役割

2024年03月03日 06時00分56秒 | 季節と行事
この2月は4年ぶりに29日まである「うるう年」でした。これは、地球が太陽の周りを一周するのに365日と6時間ほどかかるために、2年では12時間と半日の誤差が生じ、3年で18時間、4年で24時間で1日分になってしまうために、4年に1回「うるう年」を設けて調整しているのだそうです。これが、現在の太陽暦の場合。

これに対して、いわゆる旧暦、太陰暦は月の運行を基準にしているために、1ヶ月は29.5日で12ヶ月では354日となり、実際よりも11日ずつ前にずれてしまいます。そこで、19年に7回の割合で「うるう月」を挿入し、季節のずれを調整するというやり方(*1)でした。ただし、この「季節感」は「都」を中心としていますから、南北に細長い日本列島では、例えば東北地方では全くずれてしまいます。

そこで、農作業に従事する百姓が経験的に指標にしていたのが、「種まき爺さん」等の雪形(*2)の出現時期でした。これは、太陽の周りを回ることによって生じる季節の変化をとらえているわけですから、大雑把に言えば経験的な太陽暦の簡易指標と言えましょう。おそらく、太陽の運行を基準にした春分や夏至などは農作業に役立つでしょうが、2月の後にまた「うるう2月」が来るような旧暦を、百姓たちはあまり信じていなかったのではなかろうか。

(写真は2006年3月に撮影した月山、撮影場所不明)

(*1): 「旧暦」は現在の暦より季節に合っているの?〜国立天文台ホームページより
(*2): 山形県の主な「雪形」

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今季3回目の除雪機出動~午後には融けて

2024年02月23日 06時00分52秒 | 季節と行事
例年にない異常な暖冬ではありますが、ちゃんと降るときは降るのですね。2月21日には写真のようにうっすらと白く見えるところがある程度でしたが、夜のうちにだいぶ吹き荒れたらしく、翌22日の朝にはこんなふうに。



積雪量は10~15cm程度で、除雪機で除雪しようかどうか迷う量です。ただ、最低地上高の低い乗用車では、腹の下に雪をため込んだ形でスタックしやすい状況でもありますので、念のために除雪機で除雪しておきました。



このくらいにしておけば、軽自動車でも腹がつかえずに走れます。考えてみれば、除雪機が出動したのは今季わずかに3度目です。いかに暖冬かがわかろうというものです。早朝、自宅の敷地内を除雪し、除雪車がのっそりと路肩においていった雪を脇に寄せる形で歩道代わりのグリーンベルトを出すようにします。小学生の登校前にこの作業をボランティアで行うのが、除雪機を購入してからの習慣になっています。



作業後は、着替えて朝食、それから例の菓子業界の陰謀のチョコレートをいただきました。もちろん、出資者にも分け前というか貢ぎ物というか、白い系を提供。合い言葉は「デブらば諸共」(^o^)/

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除雪の有無と雪どけの違い

2024年01月27日 06時00分12秒 | 季節と行事
今年が暖冬だと感じるのは、雪が少ないだけではありません。日中の気温が零下になる真冬日がごく少ないようです。先日の雪の日はさすがに真冬日となりましたが、それ以降の最高気温はいずれもプラスで、除雪しておいた箇所はどんどん雪解けが進みます。例えば作業小屋の脇を通り裏の果樹園に通じる道は、暖冬少雪のうえに除雪機で除雪しておいたおかげで、一日でもう地面が見えています。



では、例年ならばどうか。例えば2022年1月の同時期の積雪は、こんなふうでした。





これだから、除雪機は農作業の開始時期に大きく影響します。そろそろお天気を見計らってサクランボやモモ等の剪定を始める頃合いです。例年のような積雪なら、除雪しないで自然にまかせていたらいつまでも通り道の雪が消えませんので、剪定作業のために大小複数の脚立を運ぶのが大変です。

一方で、もう一つの園地、自宅から少し離れた場所にある果樹園に至る道は、例年よりもずっと少ない積雪量ですが、農道なのでまだ除雪機は入っていません。写真の最奥部の左手にあるので、ここが除雪されないと軽トラックで脚立を運ぶことができないのです。



例年よりもだいぶ少ないとは言え、真っ白だと太陽光も反射してしまい、雪解けも遅くなりがちです。こちらの畑はプロに剪定を委託していますので、まだ半月も先でしょうか。3月になってから剪定枝を片付けて焼却することになります。とりあえず、後回し。自宅裏のほうが先です。

とはいうものの、寒いなあ。風は冷たいし、もう少し太陽がのぞいてからやりたいなあ。なんだかまだ気合が入りません。温風ヒーターで暖かい部屋でぬくぬくしている生活に慣れてしまうと、何やかやとデスクワークに逃げる気分が顔を出します。亡き父母は元気だったなあ、覚悟が違ったなあと感心してしまいます。

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