これまで私が出会った中で、最高の紅葉は此処常寂光寺である。
敢えて春の名残を求めて山門をくぐる。
天龍寺界隈の喧騒が嘘のような静寂さ!「常寂光寺」の名、そのものの佇まいは感動もの
この燈籠、火袋より下は埋められた?それとも何を現わすのか?
どの方角にカメラを向けても人影はなく、寂光に佇む燈籠もいとをかし。
広くない境内だが、起伏に富んでいて、得も言われぬ趣がある。
歩みを止めて遠方に眼を転ずれば…この眺め
本堂は暇人の居宅とも見える錣葺の質素なもの
仁王門も茅葺で周囲の景観にしっくり溶け込んでいる。
紅葉とは真逆の長閑なひとときは何よりな心の安らぎでした。