ここの水芭蕉はかなり天然に近い環境だ。
登山道の傍らにこんな可憐な奴が見られたら、疲れなど一瞬に吹き飛ぶ!
そして水中にも何処か頼りなさげに佇むように…
そして何より欠かせないのは、限りなく透明な流れだ!
周囲の荒れた原生林との対比は如何に感ずる?
数株が寄り添って、ずっと春の訪れを待っていた。
同じ水たまりに競うように咲き誇る。
俳人なら一句ひねり出しそうな風情だが、残念ながら朴念人にはなにも浮かばぬ。
「今年は暇だったなぁ!」と嘆く、雄大なスキー場が後ろに控えていた。