京都御所へは参内することなく通り抜け、そのまま歩いて下鴨神社へ向かう。
京都はあいも変わらず観光客の群れで満杯、混み合うバスは避け歩くに限る。
出町柳を過ぎて下鴨神社へ向かう途中の可合神社塀の屋根がかわっているので…
分厚い板で拭いてあるが、これも杮葺きと言うのだろうか?
糺の森(ただすのもり)に入り、落ち葉でふかふかの脇道を歩く。
下鴨神社参道は砂利道で、御所に続いての砂利道は足にきつく勘弁願った。
もう少し早い時期なら見事な紅葉に出会えたかもしれないが、今回はそれを求めたわけではないので仕方ない。
天皇家と姻戚のある加茂氏の社だけあり「さざれ石」が祀られている。
神社の入り口は何の変哲もない楼門である。
御祭神は加茂氏の祖:加茂御祖命(かもみやおのみこと)と神武天皇の母:玉依姫命である。
ぐっと地味な入母屋、檜皮葺の建物は「神服殿」で開かずの間だと言われている。
本来は「神の衣」を縫製する場所だが、御所に災厄があった時は御座所となる。
厳島神社では元旦最初の祭祀として「神衣献上式」が催されるが、神様はやはり人なのだろうか?