戦国時代には織田と武田両方の顔色を窺い、豊臣時代に疎んじられると徳川につく。
小大名ゆえの生き残り策が垣間見える。
本丸から見る大矢倉は本当に足下にある。
武器庫跡も多門櫓状に細長い。平地の確保に苦労しているのがそこかしこに見える。
本丸直下に定石通りに井戸が掘られている。
木曽川面から170mの高さでありながら、登城道には小さいが流れがあり、水脈があるのだろう。
本丸北側の斜面を削って作られた的場、1万石の大名も生き延びるために必死の城造り
木曽川を挟んで対岸に位置する中津川市の市街地。
恵那山山麓にへばりつくように発展している。
天守からは遠くに真っ白に冠雪した中央アルプスが望まれる。