もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

国産車の黎明期 トヨタ博物館Ⅳ

2014年07月02日 | Weblog

1960年代モータリゼーション黎明期に最も輝いていたのが、富士精密工業(後プリンス自動車)
この会社の車は類稀なデザインと強力なエンジンが売り物で、存在感は群を抜いていた。

 

 プリンス自動車の屋台骨を支え続けた歴史に残る名車:グロリアスーパー6。
 燦然と輝くボディーは、現在も最先端を窺う程の光彩を放つ。
 直列6気筒OHCエンジンを搭載。

 

 ボディー後部に「Gloria Super 6」と誇らしげに…6気筒エンジンを積んでいるんだよ!

 

 プリンス自動車は技術力を誇示するため、モータースポーツにも積極的に関わった。
 第二回日本グランプリで大活躍した、スカイライン2000GTも展示されている。
 伝説として語り継がれる「スカG:スカイライン2000GTR」の原型モデルである。

 

 日本グランプリで最大に盛り上がりを見せたのが1969年。
  プリンス自動車を吸収したニッサンとトヨタの日本勢に、ポルシェが絡んで空前絶後の盛り上がりを見せた。
  二列目スタート3台のトヨタ7が、一列目からスタ-トした3台のニッサンR382とポルシェを一瞬で抜き去る。
  ゼッケン2.3.7がトヨタ7、係員向側がポルシェ917、そして右手に3台のニッサンR382。
                                                        (1台はトヨタ7奥に隠れている)

 

 プリンスと並んでユニークな車を作ったのが日野自動車(現在はトヨタ系列でトラックに専念)。
 写真はリアエンジン、リアドライブの「コンテッサ」 900ccエンジンを後部に積んで…

 

 後部ドァー奥のギザギザに見えるところが、吸気口、機能とデザインが見事に調和している。
 当時の方が現在より余程斬新的だったね!

コメント
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