「離婚を繰返すのは、現代だけの風潮ではない」、と朝日新聞の
「昔も今も」に書かれていた見出しに、少なからず驚きました。
江戸時代の武士は、離婚率が高く、再婚を繰り返す者が少なくなか
った。正確な記録の残る、愛媛県の宇和島藩士32人について、調べ
てみると、4割が離婚経験者。
離婚や死別で2度以上結婚した人が6割、3度4度と再婚する者も
2割いた。離縁される妻も、すぐに再婚している。
もちろん庶民も、武士と同じか、それ以上に離婚した。
日本人に「結婚は一生のもの」という観念が定着し、夫婦が容易に
離婚しなくなったのは、明治末期以後のこと。
江戸時代から明治前期の日本人は、現代よりも離婚率が高く、結婚
したうちの約4割が別れていた。
統計のある国の中では、明治半ばまで日本は、
世界最高位の離婚大国であったという。
明治までの日本人は、結婚を家政婦の一時働きのように、考える
ふうがあった。離婚は日常で、今ほど大げさに騒がなかった。
*** 茨城大准教授・磯田 道史 ***
明治まで、女性は家政婦の如き、扱いにて、女性も嫁に行くという
よりも一時働きに出る、風潮だったのでしょうか。
何度も、再婚する者もいたということは、職を変える気持ちくらいで
女性の人格は、無かったということになってしまいます。
離婚だけを考えれば、明治時代の女性も、さばけていたのかと思っ
てしまいますが、実際は、家政婦如きの、悲しい定めだったのではな
いでしょうか。
「結婚は一生のもの」・・・。
また、「女三界に家なし」・・安住の場所がない・・・。
という女性の悲しみは、昔も今も変わりなくに思えます。
↑ 庭のノースポールです
寒さに耐えて、花を咲かせています
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ウオーキング~35分=4,200歩