気ままな思いを

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綴る雑日記です 

裁判制度=「真実」の日本、「取引」の米国

2007-04-25 | 読書


          竹村健一さんの本を読んだのは、初めてでした。
         「これから知っておく100項目」の表題の本で、アメリカ裁判のこと
         も書かれていました。
         裁判システム=「真実」の日本、「取引」の米国のタイトルにて。
         アメリカでは、取引して、自白させる・・・裁判システムを実施している
         のです。


          アメリカの裁判システムには、「包括的刑事免責」というものがあ
         る。簡単に言えば、その犯罪に対する自白を行えば、その対価とし
         て、その罪に関する減刑が、与えられるというものだ。

          日本人は裁判で、「真実」を明らかにしたいという気持ちがある。
         だから犯罪者も、自分の行為を素直に話し、それに対して情状酌量
         をもらうというのが、一般的なケースだ。

        
  ところがアメリカでは、自分が不利になる行為については、絶対に
         話さないという人が多いという。
         自白というのは、バカな人間のやることだと思っているのであるが、
         これでは裁判がなかなか進まない。
         そこで出てきたのが、「包括的刑事免責」というのだ。

          犯罪者は、警察が知らない「犯罪の情報」という、“資産”を持って
         いる。この“資産”を提供するかわりに、減刑を手に入れるというわ
         けだ。

                           *** 文中より ***


        
  竹村さんは、日本も、裁判をスピーディにするうえでも、アメリカ式
         の「取引」の発想を、導入してはどうだろう・・・・と本の中で、述べて
         います。

          銃のことについても、アメリカでは、銃の発砲事件が多発して、死
         傷者も出ています。
         アメリカ人の「銃を持っていないと自分の身を守れない」という人が、
         60%に及んでいる。
         銃を持っていなければ、このような悲惨な事件も起こらないだろうと
         思う日本と、アメリカの考えの違いは、銃だけでも、このような差が
         出ているわけです。
          裁判システムも、国の違い、考え方、と難しいものが沢山あるよう
         に思えてなりません・・・と私は感じました。


    
                 庭のチューリップです
 
             左下のブルーは、ミヤコワスレが咲き始めました


   
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                  ウオーキング~雨のためお休みしました