「こころを生かす」の本を、いま、読んでいます。
曹洞宗長徳寺住職・酒井大岳(だいがく)さんが、書かれた本です。
悲心(ひしん)という文字を目にして、辞書を引いてみましたが、出て
いませんでした。
「悲心」は、仏教経典「大丈夫論」にのっている言葉なのです。
御巣鷹山で、524名の方が亡くなられた、飛行機墜落事故の文中に
出てきた言葉でした。
悲心について
悲風を浴びた人が、「こんな思いは、自分だけで沢山だ。他の
人には、絶対に体験させたくない」と思って、体験から得た思いや
りの心で、あたたかく人に接していく、その心を「悲心」といいます。
要するに“思いやり”ということなんですが、単なる思いやりじゃ
ないんです。
自分が味わった悲しみ、苦しみは人に味わわせたくないという
体験ずみの思いやりですから、ほんとうの心、まごころなんです。
たった1人の人を、しんから思ってあげる心は、大地のように
大きいとこういうのです。
「こんな思いは、人にさせたくない」という心。
これを「承(う)けて転(てん)ずる」という。
亡くなってしまった、もう、何もできなくなってしまった人たちの
願いを、しっかり受けとめて、その人の分まで、いい仕事をして
生きていくということなんです。
これは、悲心を生かすという世界です。
*** 文中より ***
悲風 人をかなしい気持ちにさせる
悲心 自分が味わった悲しみを、人には絶対に
味わわせたくないという気持ち
悲心という言葉の意味を知り、思いやりの心にも
深い、深い思いやりもあることを、あらためて知った次第です。
↑ 水の流れを パチ /■\_・) カメラ しました。
(階段のようになっているところを、流れています)
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ウオーキング=35分=4,200歩