まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第13回中国観音霊場めぐり~新下関から帰阪

2020年08月10日 | 中国観音霊場

7月23日~25日にかけて行った中国観音霊場めぐりの最後は、新下関から「こだま」で新大阪までの通し乗車である。

帰りに利用したのはJTBの「トク得日帰り片道プラン」で、山陽地方から新大阪、新神戸に向かう割引商品である。通常期の指定席利用14,070円のところ、9,300円での発売である。

乗車するのは新下関17時55分発の「こだま866号」。往路と同じく500系である。のみならず、前回6月の時に新山口から新大阪まで乗り通した列車である。行きは「こだま」ながら指定席が満席、自由席がガラガラという状況で自由席に移ったが、今回みどりの券売機でシートマップを見ると、指定席も空席が目立っており、今度は自席にて過ごすことにする。

新下関の次の厚狭では12分停車。ホームに出て在来線ホームを眺める。山陽新幹線の駅としては1999年に開業したが、開業以来、定期列車は「こだま」しか停車しない唯一の駅である。山陽新幹線は他に新尾道、東広島、新岩国のような利用客の少ないイメージの駅があるが、時刻表を見ると朝や夜には「ひかり」が停車している。厚狭に新幹線が停まるようになったのは美祢線、小野田線、その先の宇部線方面の利便性向上のためとは思うが、実際に利用する人はどのくらいいるのやら。またホームも16両の長さは取られているが、現在は8両編成しか停まることはない(かつての「こだま」は4両とか6両とかいう時代もあったから、車両は増えている)。

次の新山口でも5分停車。そろそろこの辺りで車内での宴開始である。ビールや山口の「山頭火」などが窓枠、テーブルに並ぶ。前後には客はいないし(斜め前にカップルはいたが)、別に一人で黙々と飲み食いするだけである。

メインとして購入したのは、「下関三海(みつみ)の極味(きわみ)弁当」。先ほど下関で一度改札を出た時、駅構内の一角にある「イズミゆめマート」で購入したものである。駅構内ということで下関の土産物も多く置かれているし、鮮魚コーナーには(今回は買わなかったが)ふく刺しも普通に並んでいる。2020年に新たにデビューした弁当とのことで、「三味」と「ふく・うにづくし」の2種類があった。迷った末に選択したのが「ふく・うにづくし」である。

中身は「ふくチーム」と「うにチーム」が真ん中で仕切られていて、とらふくの皮を炊き込んだふくめしに、焼きふく、唐揚げが入る。また一方では粒うにを炊き込んだうにめしに、イカのうに和え、エビのうにバター焼きなどが加わる。少しずつちびりちびりといただいたが、一方では他に「三海」の幸が入った「三味」のほうが酒にあったかな・・・とも思う。次回の中国観音霊場めぐりでも下関に来るので、その時に入手しようか。

飲み食いするうちに徳山、新岩国と来て、広島で18分の長時間停車。追加の買い物ということで車外に出る。6月に同じ列車で広島に停まった時は、ホーム、コンコースの売店は全て休業中だったが、今回は(うどん店は営業休止だったが)普通にホームの売店で買い物ができた。

この後も東広島、三原、新尾道とそれぞれ数分ずつ停車するのでそのたびに外に出る。三原では、ライトアップされた三原城の石垣(微妙やなぁ・・)もホームの窓越しに見たし、新尾道では「日本遺産」のPR看板もあった。

・・・と、ここまでは覚えていたのだが、次に気づいたのは新大阪到着を知らせる「いい日旅立ち」のメロディーだった。前回は三原から姫路まで意識が飛んでいたが、今回は福山から新大阪である。岡山でも数分停車していたが全く気づかなかった。まあ、3日間いろいろあったし、最後は「こだま」で新大阪止まりという安心感もあったのだろう・・。

これで中国観音霊場めぐりも瀬戸内、山陽側を回り終えて、次からは日本海、山陰側となる。また交通手段もさまざまなものが出てくることになるだろう。続きとなる第14回はこの夏休みにて実施しようと思うのだが・・・。

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