9月27日に行われた自民党総裁選。9人の立候補者が連日論戦を繰り広げ、ニュースにも取り上げられていた。ならばこうした選挙の時だけでなく、通常の政権運営でももっと熱くアピールしろよ・・と思ったのだが、9人それぞれ主張するところにうなずけるところはあった。中国地方からは石破茂(鳥取)、林芳正(山口)、加藤勝信(岡山)の3氏が立候補。さすが、昔から自民党の勢力が強いところである。
そして総裁選当日。高市早苗、石破茂両氏の決選投票の結果、石破氏が当選。まあ最後は数の力というか、旧派閥間の駆け引き、そして今後の総選挙をにらんで・・といろいろあったが。
10月1日の臨時国会にて石破首相が選出。内閣発足となった。ただ、今月には衆議院解散、そして総選挙である。諸事情があるのだろうというのは理解するが、何だかなあ。結局この石破という人も、ご自身が外野にいる時はご意見番のような結構なことをのたまっていたが、結局は「総理大臣になることが目的」の人でしかないのかと思う。で、世襲やし。
・・・まあ、そのあたりは総選挙で有権者としてどう判断するか。
さて、総裁選に立候補せず首相の座を降りたのが岸田文雄氏。在任した3年間の評価はこれからだと思うが、2023年のG7広島サミットは良き思い出だろう。
そういえば、岸田氏の首相就任を記念して販売された「広島ふみきゅん焼き」というのがある。これまでにも広島駅の売店で見かけたことはあったのだが、さすがに広島土産として購入するのははばかられた。例えば友人との飲み会での差し入れとしても、政治、宗教、そしてプロ野球の話題はタブーである。そこは無難に定番の「もみじ饅頭」(製造元はいろいろ)や、新しいところで「メープルもみじフィナンシェ」に落ち着いてしまう。
このたび岸田氏の内閣総辞職が決まり、この商品の製造も取り止めるとのこと。記念ではないが広島駅まで出向いた折、駅ビル内の物産コーナーにまだ残っていたのを1箱購入した。製造元は広島は広島でも呉の蜜屋本舗というところで、宮島産はちみつ、広島産大納言小豆、広島産もち米使用とある。広島育ちの食材を活かした一品だが、小豆が広島でも収穫されているということに驚いた。
中身は岸田氏の顔が焼き印となったどら焼き。普段甘いものは口にしないのだが、これはこれで結構美味かった。
さて、首相が就任するとこういう菓子が製造、販売されるようになったのはいつからだろうか。そして、今度は石破首相の地元である鳥取で何かしら売られるのだろう。また訪ねてみたいものだ・・・。