先日亡くなったオリックス・バファローズの小瀬浩之選手を追悼するため、この9日から11日の間で記帳の受付が行われるというので、京セラドーム大阪に行ってきた。
小雨交じりの京セラドームはひっそりとした感じ。いつもならファンクラブの受付やら試合前のイベントが行われる「Bsサロン」に設けられた記帳台。正面にはグラウンドを駆ける小瀬選手の姿が遺影として飾られ、選手の寄せ書き、ニックネーム「オゼックス」のタオル、そして多くの花が飾られていた。
スペースでは小瀬の登場曲であったザ・ブルーハーツの「電光石火」が繰り返し流されており、そこを訪れるファンの姿は絶えることはなかった。中には涙ぐむ人、「OZE 41」のユニフォームジャージを身に着けたファンなどもいて、何ともいえない物悲しい光景だった。
最終的に小瀬選手は自殺だったのか、何が原因だったのかは明らかにはされていないが、事実としてあるのは、こんなことになってしまい、もう二度とグラウンドでこの若き猛牛戦士のはつらつとしたプレーは見られないということ。「電光石火」が余計胸に詰まって響く。
あれから、私の自宅でバファローズのカレンダーをめくると、12月をT-岡田、一輝と3人で飾っているのが見える。いずれも将来の中軸候補なのに、それもシーズンが終わった12月でこれが出てくるのかと思うと、何ともいえないさびしい気持ちがする。
改めて、小瀬選手のご冥福をお祈り申し上げます・・・。
ただチームもいつまでも悲しみにうちひしがれることはできず、前を向いてキャンプに打ち込んでいる。「野球ができなくなった悲しみ」を、残された選手たちは「野球ができるんだ」という強い気持ちで臨んでほしい。それこそチャンステーマの「ここで立ち向かえ戦士たち 悲しみ乗り越え突き進め」である。
新生岡田オリックスがどのような戦いを見せるのか。まずは今月28日に高知・春野で行われる阪神とのオープン戦に駆けつける予定である。
・・・無関心で、いられるはずがない。
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