まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

西国三十三所3巡目~大相撲名古屋場所7日目観戦(前編)

2021年07月12日 | 西国三十三所

2年ぶりの開催となった大相撲名古屋場所(昨年は「7月場所」として東京開催)。久しぶりの地方開催ということ、白鵬が進退を懸けての出場、また照ノ富士が綱取りなるかということで注目された場所だが、9日目を終えて全勝はこの両力士のみ。早くも優勝争いはこの2人に絞られた。

その中盤の7日目、名古屋まで観戦に出向いた。昨年、今年と大阪場所の観戦ができなかったし、かといって東京に行くわけにもいかず、名古屋なら大丈夫かということで、久しぶりに相撲を生で見たいという思いがあった。その名古屋も入場者を定員の半分である約3800人に絞り、チケットの争奪戦も激しくなるのではと言われていたが、従来の場所のように前売り開始⇒即日完売ということもなく、無事に購入することもできた。日によっては当日でも購入可能な席も出ている。

記事のタイトルが変なことになっているが、名古屋に行くのだから・・ということで、帰りに岐阜県を回って、西国三十三所の第33番・華厳寺をセットにしたのでこのような形になった。もっとも、華厳寺に行ったところで3巡目はまだ満願にはならない(2巡目の時も、華厳寺は青春18の日帰り旅で出かけ、満願になったのは第27番の圓教寺)。3巡目も残りが見えてきたが、どこで満願になるかは、一緒に回っている西国四十九薬師めぐりとの兼ね合いで決まる。

名古屋・岐阜への行き帰りについてはまた別のシリーズで書くが、その前の札所めぐりの記事がこれから始まるので、いつのことになるやら・・。

地下鉄の市役所駅から会場のドルフィンズアリーナに向かう。取組そのものは朝8時から行われているが、観客の入場は13時からである。これまでの相撲観戦は最初から最後まで会場にいることにしていたが、13時開場となるとゆったりである。名古屋に前泊する必要もない。

入口は「向・東」、「正・西」で分かれている。13時開場とあったが、12時45分頃には入場が開始された。入場時は場所担当の親方が交替でもぎりをしてくれるのも楽しみだったが、コロナ禍の影響もあり現在は取りやめとなっている。

取組はちょうど三段目から幕下に入ったところ。

今回は東の1人マス席を確保。通常開催であれば2人マス席で使われているところだが、ここに座布団2つあって2人が座るとなるとものすごく窮屈だろう。

今場所のルールとして、場内での飲食禁止がある(水分補給はOKだが、アルコールはダメ)。13時開場というのも、昼食を済ませてから会場に来いという措置である。マス席ならば缶ビールやワンカップ大関を並べ、弁当や焼き鳥をいただくのも楽しみであるが、時節柄、当分はお預けである。まあ、特にマス席は定員を半分にしても野球観戦よりも密な空間だし、そこに酒が入ろうものなら・・。

まずは場内をいろいろ回る。このところ相撲応援の定番になっている四股名入りの応援タオルは専用の売り場も出ている。白鵬や炎鵬などは入荷待ちのようだ。一方、不祥事で出場停止の朝乃山のタオルは出ていないし、貴景勝や遠藤といった上位力士も相次いで休場。

回るうちに行列を見つける。その先は相撲協会の公式グッズ売り場である。ここでは場所担当の親方衆が接客や会計を行っており、ある意味、ファンと「力士」が唯一触れ合えるところである。元豊ノ島の井筒親方が注文を聞いてくれ、パンフレットやクリアファイルなどを購入。おまけで相撲協会「親方ちゃんねる」のうちわがついてきた。

並んでいるところの外は関係者用の駐車場で、ちょうど関取衆が場所入りする時間。たまたま、炎鵬が到着したのが見えて行列からはちょっとした歓声が起こる。

幕下あたりだと期待の若手、関取から陥落した力士も入り交じり、攻防も激しくなる。物言いがついた取組も何番かあった。

2時前くらいだったか、向正面のタマリ席に一人の女性がやって来た。相撲ファンやネットで「溜席の妖精」と一部話題になっている方である。東京場所では毎日決まった席に座っていて、常に背筋を伸ばし、特定の力士を応援する様子もなく上品に拍手する姿がテレビに映るので話題になっていて、どこのお嬢様なのか、誰かの関係者なのか、素性を確かめようとした記事もあった。

土日ということで名古屋まで来たということかな。私の周りでも「あの人だ」と気づいた声が聞こえる。いや、それにしても目を引く。

幕下の取組がもう何番か進み、十両土俵入りとなる。アナウンス役の行事が土俵下に下りてきて力士を読み上げる。手には原稿もないが、何も見ずとも力士の出身地、部屋名を言うことなど当たり前なのだろう。

この後は幕内上位5番の取組を挟み、十両の取組である。関取衆の取組については、また次の記事にて・・・。

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