再度山の頂上から下山する。先ほど上ったのは大龍寺の奥の院から崖をよじ上ったもので、一応道はつながっていたが本来の登山道ではないのかもしれない。これから下りるルートはこちらも急な下り坂だが、まだ登山道の形にはなっていた。
坂道を下ると遊歩道に出る。ここを歩くと出たのが再度公園。車道も通っており、前には池が広がる。修法ヶ原池という。先の記事で、大龍寺は弘法大師が修行したところと触れたが、修法ヶ原というスポットもそこから来ている。
池の周りにはベンチもあるし、食事もできるログハウスもある。ハイキングの人、あるいはクルマで来た人が思い思いに過ごしている。ここに来るのは初めてなのだが、当初はここで昼食にしようと思っていた。ただ、先ほど訪ねた再度山の頂上からの景色が良かったので、そこで弁当をいただいた次第である。こちらの池を眺めながらというのも、アウトドアの景色としてよいものである。なお、この再度公園や修法ヶ原池というのは、明治から昭和のかけての植林再生事業によって整備されたものだという。
さてここで折り返して帰り道、バスに乗るという手もあるが、せっかくなので歩いて戻ることにする。再び大龍寺に戻る。途中から、四国八十八所のお砂踏みを逆に歩く形になる。稲荷神社も同居しているようで赤い鳥居も並ぶ。
大龍寺の仁王門を出て、今度は山門に戻らず大師道を行くことにする。弘法大師が上った道ということだろうか。その入口に善助茶屋跡というのがある。「毎日登山発祥の地」の石碑がある。明治時代、神戸に住んでいた外国人たちが北野から坂を上り、この地にあった善助茶屋にノートを置いてサインをすることを行った。それにならって神戸市民が山を上りだしたのが毎日登山の始まりだという。茶屋そのものは寂れてなくなってしまったが、登山の習慣は今にも受け継がれている。
大師道に入る。時折道幅の狭いところもある。木の伐採によるものか、台風などの被害か、倒れている木も結構目立つ。行きよりもハードな道のりになるのかなと不安に思う。
そうすると車道に出て、またも池に出る。猩々池という、江戸時代に掘られたため池である。先ほどの修法ヶ原池よりも小ぶりで、池の水も何だか濁って見える。また、「ヴォー、ヴォー」という鳴き声がする。ウシガエルだろうか。池のほとりには釣竿を持った男性がいて、鳴き声がするる方向に向けて釣り糸を落としている。ウシガエルを「釣る」のだろう。カエルなんて釣ってどうするのかと思うが、ネット記事によると、ウシガエルそのものが元々食用として養殖されたものだから、美味しくいただこうということか(私は嫌だが)。
池からは再び山道となる。沿道にこのような「丁石」が見られるようになる。大龍寺までの距離だろう。この先一丁ずつに立っており、いずれもお地蔵さんの赤い前垂れがつけられている。中には祠に収められた丁石もある。
猩々池からの下りはそれほど急なものではなく、道幅も広い。途中、マウンテンバイクが追い越して行ったのには驚いたが、マウンテンバイクでも下ることができる山道ということだろう。青もみじや緑を楽しみつつ、丁石を数えながら歩く。途中、いくつかの廃屋にも出会う。毎日登山発祥の道といってもいい大師道だが、善助茶屋も「跡」であるように、この道では一時商売も成り立ったのだろうが今では立ち寄る人も少なくなったということか。ただ廃屋がそのまま放置されているのは残念である。一方では、大師道の環境保全ということで、歩いて行き交う人たちに向けて清掃活動を呼びかける立札もある。
再度公園から40分あまり歩いたところで、稲荷茶屋というのに出会う。ここを過ぎると道もアスファルトになり、住宅も見えるようになった。山登りとしては終了というところだ。この先も下り坂が続くが、丁石も残っている。
神戸山手女子高校の前を通り、諏訪神社の鳥居の前に出る。1時間ほどで市街地に戻ってきた。この後もう少し下り、相楽園の前を過ぎると兵庫県庁である。この先にJR、阪神の元町駅があるが、私はここでウォーキングを終了し、三宮まで1駅地下鉄に乗る。
三宮で立ち寄ったのは、久しぶりの訪問となる「居酒屋ごん太」。最近は行けていなかったが、以前は神戸での野球観戦の帰りに立ち寄ったりもしていた店である。三宮駅横、JRのガード下に居酒屋がひしめき合っている一角にあるが、こちらは昼12時からの営業で、15時すぎの時間帯だが店内はほぼ満席。18時までは生ビールが1杯280円(通常380円)で楽しめるのもありがたい。こちらで大龍寺までの道のりの後の疲れを癒す。しいたけ茶もよかったが生ビールのほうが美味い。オリジナルの「ごん太巻」もいただく。ひき肉といんげんを海苔で包んで揚げた一品である。
さて近畿三十六不動もこれで17ヶ所訪問となり、そろそろ半分近くになってきた。今回の大龍寺もそうだったが、行くこと自体が初めての寺、スポットというのもまだまだあり、これからもそうしたところが続く。身近なところの楽しみとしてこの先も続けたいものだ・・・。
坂道を下ると遊歩道に出る。ここを歩くと出たのが再度公園。車道も通っており、前には池が広がる。修法ヶ原池という。先の記事で、大龍寺は弘法大師が修行したところと触れたが、修法ヶ原というスポットもそこから来ている。
池の周りにはベンチもあるし、食事もできるログハウスもある。ハイキングの人、あるいはクルマで来た人が思い思いに過ごしている。ここに来るのは初めてなのだが、当初はここで昼食にしようと思っていた。ただ、先ほど訪ねた再度山の頂上からの景色が良かったので、そこで弁当をいただいた次第である。こちらの池を眺めながらというのも、アウトドアの景色としてよいものである。なお、この再度公園や修法ヶ原池というのは、明治から昭和のかけての植林再生事業によって整備されたものだという。
さてここで折り返して帰り道、バスに乗るという手もあるが、せっかくなので歩いて戻ることにする。再び大龍寺に戻る。途中から、四国八十八所のお砂踏みを逆に歩く形になる。稲荷神社も同居しているようで赤い鳥居も並ぶ。
大龍寺の仁王門を出て、今度は山門に戻らず大師道を行くことにする。弘法大師が上った道ということだろうか。その入口に善助茶屋跡というのがある。「毎日登山発祥の地」の石碑がある。明治時代、神戸に住んでいた外国人たちが北野から坂を上り、この地にあった善助茶屋にノートを置いてサインをすることを行った。それにならって神戸市民が山を上りだしたのが毎日登山の始まりだという。茶屋そのものは寂れてなくなってしまったが、登山の習慣は今にも受け継がれている。
大師道に入る。時折道幅の狭いところもある。木の伐採によるものか、台風などの被害か、倒れている木も結構目立つ。行きよりもハードな道のりになるのかなと不安に思う。
そうすると車道に出て、またも池に出る。猩々池という、江戸時代に掘られたため池である。先ほどの修法ヶ原池よりも小ぶりで、池の水も何だか濁って見える。また、「ヴォー、ヴォー」という鳴き声がする。ウシガエルだろうか。池のほとりには釣竿を持った男性がいて、鳴き声がするる方向に向けて釣り糸を落としている。ウシガエルを「釣る」のだろう。カエルなんて釣ってどうするのかと思うが、ネット記事によると、ウシガエルそのものが元々食用として養殖されたものだから、美味しくいただこうということか(私は嫌だが)。
池からは再び山道となる。沿道にこのような「丁石」が見られるようになる。大龍寺までの距離だろう。この先一丁ずつに立っており、いずれもお地蔵さんの赤い前垂れがつけられている。中には祠に収められた丁石もある。
猩々池からの下りはそれほど急なものではなく、道幅も広い。途中、マウンテンバイクが追い越して行ったのには驚いたが、マウンテンバイクでも下ることができる山道ということだろう。青もみじや緑を楽しみつつ、丁石を数えながら歩く。途中、いくつかの廃屋にも出会う。毎日登山発祥の道といってもいい大師道だが、善助茶屋も「跡」であるように、この道では一時商売も成り立ったのだろうが今では立ち寄る人も少なくなったということか。ただ廃屋がそのまま放置されているのは残念である。一方では、大師道の環境保全ということで、歩いて行き交う人たちに向けて清掃活動を呼びかける立札もある。
再度公園から40分あまり歩いたところで、稲荷茶屋というのに出会う。ここを過ぎると道もアスファルトになり、住宅も見えるようになった。山登りとしては終了というところだ。この先も下り坂が続くが、丁石も残っている。
神戸山手女子高校の前を通り、諏訪神社の鳥居の前に出る。1時間ほどで市街地に戻ってきた。この後もう少し下り、相楽園の前を過ぎると兵庫県庁である。この先にJR、阪神の元町駅があるが、私はここでウォーキングを終了し、三宮まで1駅地下鉄に乗る。
三宮で立ち寄ったのは、久しぶりの訪問となる「居酒屋ごん太」。最近は行けていなかったが、以前は神戸での野球観戦の帰りに立ち寄ったりもしていた店である。三宮駅横、JRのガード下に居酒屋がひしめき合っている一角にあるが、こちらは昼12時からの営業で、15時すぎの時間帯だが店内はほぼ満席。18時までは生ビールが1杯280円(通常380円)で楽しめるのもありがたい。こちらで大龍寺までの道のりの後の疲れを癒す。しいたけ茶もよかったが生ビールのほうが美味い。オリジナルの「ごん太巻」もいただく。ひき肉といんげんを海苔で包んで揚げた一品である。
さて近畿三十六不動もこれで17ヶ所訪問となり、そろそろ半分近くになってきた。今回の大龍寺もそうだったが、行くこと自体が初めての寺、スポットというのもまだまだあり、これからもそうしたところが続く。身近なところの楽しみとしてこの先も続けたいものだ・・・。
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