まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

新型「やくも」に乗るために出雲市へ

2024年04月08日 | 旅行記F・中国

4月6日、岡山~出雲市間の特急「やくも」に新型車両となる273系がデビューした。岡山や出雲市での出発式の様子がニュース番組で紹介されていた。また一方、撮り鉄さんの仕業で初日早々緊急停車する事態もあったそうで、沿線は早速賑わっているようである。

その新型「やくも」に乗ってみよう。また、これと引き換えに期間を置いて国鉄型381系の「やくも」も引退する。前日の4月5日限りで、パノラマ型グリーン車を備えた「スーパーやくも」として運転されていたラベンダー色の編成は運行を終了している。

デビュー2日目となる4月7日、せっかくなら新型「やくも」と、国鉄型の中でも旧国鉄特急色の「やくも」を組み合わせたい。時刻表を見る限りでは、岡山10時13分発「やくも7号」でまず新型に乗り、出雲市からは15時35分発「やくも24号」で旧国鉄特急色に乗って18時47分岡山着。あるいは、岡山11時13分発「やくも9号」で旧国鉄特急色に乗り、出雲市から14時37分発「やくも22号」で新型「やくも」に乗って17時47分岡山着が手頃かなと思う。

ただ、「やくも」運行に関するSNSにて、381系各塗色車両の運用を見ると、4月7日は旧国鉄特急色車両の運行は行われないようだ。何でも4月7日~8日にて、JR西日本と日本旅行の主催で「特急やくも全5色見学ツアー」が行われるとあり、旧国鉄特急色の車両は4月7日については岡山からの団体列車に充てられるという。他の381系が充てられるし、乗ってしまえば塗色は関係ないことだが、どうせ出かけるなら日を改めたい。

そんな中、4月7日は山陰線の観光列車「あめつち」が、「奥出雲おろち号」の後を受けて木次線を初めて走る日でもある。この日の指定席は往復とも満席だが、次に木次線を走る期間の1日である4月28日の便の指定席が確保できた。旧国鉄特急色への乗車はその時に合わせるとして、7日はともかくデビュー2日目の新型「やくも」に乗ることにしよう。

どうしようかと考えたが、今回は費用を抑えるため、広島からは高速バスで出雲市に向かい、出雲市から山陰線~伯備線を新型「やくも」でたどることにした。これで循環ルートとなる。まあ、広島から山陰に向かうのなら高速バスが時間的にも費用的にも有利である。

・・ということで前置きが長くなったが、朝8時、広島バスセンターから出雲市行きの急行便「みこと」号に乗る。最前列の席は先約があったが、前方の席を確保。もっとも、この便全体の乗客は12~13人で空席が目立つ。

ちょうど広島でも桜が満開を迎え、沿道でも鮮やかな景色が広がる。

途中休憩の江の川パーキングエリアにも桜が植えられていて、一応今季初めての「花見」とする。

三次東からは松江道に入る。ちょうどドライブ日和、「道の駅たかの」、県をまたいだ「たたらば一番地」とも多くのクルマで賑わっていた。

三刀屋木次インターで松江道を下り、上熊谷から斐伊川沿いに走る。かつて、ヤマタノオロチになぞらえられた河川である。上流では砂鉄を産し、下流では肥沃な土壌をもたらした斐伊川だが、長い歴史の中で氾濫を繰り返し、その氾濫と治水事業が、ヤマタノオロチとスサノオノミコトの伝説となったとも言われている。

11時07分、出雲市駅前に到着。結局この日、新型「やくも」で運行される出雲市13時40分発「やくも20号」で岡山に向かうことにした。それまで2時間半ほどあり、出雲大社まで駆け足で往復することも可能だが、駅近辺でも十分過ごせるかなと思う。

ということで、出雲市に来たら昼食は出雲そばとしよう。駅にもそば店があるが、少し離れたところに有名店があるというので、ぼちぼち歩いて向かうことに・・・。

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