2024年の末に訪れた九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。この時は熊本市街、玉名の札所をめぐり、熊本での一献もあった。最後に熊本城を見物して青春18きっぷで広島に戻る予定にしていたが、大阪に住む母の具合が悪くなったことで、日程を繰り上げて大阪に帰省。そのため大阪にて年越し、実家マンションから初日の出も見ることができたのだが、その後はいろいろあった。結局、仕事始めだった6日も実家に滞在し、リモートワーク。その週にようやく落ち着くことができ、広島に戻る。
もっともこれは一時的なもので、今後もさまざまな対応が出てくると思う。要は「介護」のことである。私もそうした年齢になり、現実のものとなったということだけ書いておく。
その週末の1月11日~13日は3連休。年末年始の休みもよいが、年始の仕事始めでなかなかエンジンがかからない中、成人の日が変更されたために暦の上で3連休となったこの週末というのは案外ホッとするものである。ここでもう一度気持ちをリセットするというのか。かつての大阪の職場では一時、公式行事としてここに照準を合わせて伊勢神宮参拝というのもあったなあ・・。
ここに無理くり、年末に訪ねたばかりの九州八十八ヶ所百八霊場めぐりを急遽組み込むことにした。1月の成人の日の連休は世間のハコモノも通常営業しており、前回たどったルートではその姿を見ることすらなかった熊本城を訪ねることができる。また荒尾にある第58番・金剛寺、第101番・大勝寺、そして山鹿にある第100番・金剛乗寺をめぐると、九州八十八ヶ所百八霊場の熊本県がコンプリートとなる。熊本県が終わると残りは福岡、佐賀、長崎という九州北部ということで、この札所めぐりも後半の盛り上がりとなる。
11日~12日の1泊2日として、ルートをどうしようかいろいろ考えた。一応、九州一周の札所めぐりのコマは玉名まで進んでいる。新玉名まで行って山鹿行きのバスに乗れば第100番・金剛乗寺に行けるが、ただバスの便は少ない。一方、熊本の札所は済んでいるが、熊本城に行けていない(天守閣の姿を見ることすらなかった)。天下の名城を素通りというのも名残惜しい。
・・ということで、まずは九州新幹線で熊本に向かい、熊本城を訪ねることにする。そして熊本の交通の要衝である桜町バスターミナルから山鹿に向かう。山鹿へのアクセスだが、桜町バスターミナルからだと30~40分に1本の頻度でバスが出ており、玉名から行くより便利である。山鹿では第100番・金剛乗寺を訪ね、温泉地ということでそのまま宿泊。翌日、山鹿からバスで玉名に移動し、鹿児島線で荒尾はいったん通過して大牟田に向かう。大牟田まで行くのはレンタカーを利用するためで、公共交通機関でも行けそうな荒尾の札所に加えて、かつての炭鉱の産業遺産(今は世界文化遺産の一部)も回ることにする。
・・・という、相変わらず長々とした前置きがあり、1月11日、広島から定番の6時53分発「こだま781号」博多行きで出発。まずは車内でのんびり過ごす。
博多からは8時40分発「さくら403号」に乗り継ぐ。このルート、私にとっては「バリ得こだま」で割安で九州に移動する際の定番となっている。博多始発だが列車名が「つばめ」でないのは、新鳥栖、久留米の後の駅を通過するからだろう。
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