まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

神仏霊場巡拝の道~そや、和歌山行こら・・

2024年02月20日 | 神仏霊場巡拝の道

2月12日、神仏霊場巡拝の道と西国三十三所めぐりを兼ねて播州清水寺に行き、JR西日本の「駅からはじまる西国三十三所デジタルスタンプラリー」は残り4ヶ所となった。何だか最近、神仏霊場めぐりといいつつ気になるのはこのデジタルスタンプラリーのことばかりである。

今回、その一つである西国第2番・紀三井寺に行こうと思う。

元々、第1番・青岸渡寺を含む熊野三山を1泊で回るプランを立てており、その帰りに和歌山で途中下車して紀三井寺のデジタルスタンプだけ獲得しようと計画していた。事実、他にも駅でスタンプだけ獲得して札所には行っていないところもいくつかあるのだが、和歌山はなかなか行けるところではない。神仏霊場の札所は紀勢線(きのくに線)沿線にいくつかあり、どのみちそれらを一グループとして訪ねる時が来るが、ともかく急遽、和歌山に一度行くことにした。これを思い立ったのが2月17日のことで、翌18日に出かけることにした。前日でも日本旅行での日帰り往復プランを使うことができた。

もっとも、紀三井寺は神仏霊場巡拝の道には加盟していない。そういえば同じ和歌山県の西国三十三所の中では、粉河寺も同様である。この札所に加盟する、しないというのはどういう線引きがあるのかわからないが、紀三井寺や粉河寺にはそれぞれの考えがあったのかもしれない。

ただ、関西では神仏霊場めぐり行っているので紀三井寺だけではなく、どこか札所には行ってみよう。近くには和歌山8番・竈山神社、あるいは和歌山7番・藤白神社といったところがあり、これらとのセットで日帰りも可能である。

いつもながら前置きが長くなったが、2月18日、広島7時18分発「のぞみ80号」に乗る。つい先日も新神戸まで乗ったのと同じ列車で、一体何をやっているのだろうかと思う。1日かけて急行「鷲羽」ミニツアーや播州清水寺に出かけるなら、その前後に1泊してでも紀三井寺をくっつけたほうがよほど効率的なのだが、なかなかまとまった時間が取れないので・・。

新大阪に到着。新大阪からは8時58分発の「くろしお3号」白浜行きに乗り換える。これで一気に和歌山まで南下し、普通列車に乗り継ぐことにする。新大阪から和歌山までの特急料金(全席指定)は1530円だが、「e5489」のチケットレス特急券を使えば850円で済む。大阪からは紀州路快速も走っているが、現在は日根野から先は各駅に停まることもあり、結構のんびりした列車である。急ぐなら特急に乗るということで・・。

「くろしお3号」の車両は「オーシャンアロー」編成。1号車は展望グリーン車である。

この「オーシャンアロー」の3号車に展望ラウンジを見つけた。座席が海側を向いているのが特徴で、ここで車内の時間を過ごすのもよさそうだ。今回、海の見える区間までは行かないが、しばらく座ってみる。

新大阪を出発。淀川を渡り、地下に入って大阪駅のうめきた地下ホームに着く。「はるか」や「くろしお」に大阪駅からでも乗降できるのは新たなポイントである。ただ日曜日の午前中、そう多くの乗客が乗り込んだわけでもないようだ。

ちょうど福島駅のところで地上に顔を出すのだが、なにわ筋の踏切がそのまま残ったのは意外である。大阪でクルマ移動する際、特急や貨物列車だけとはいえ1時間に何回か遮断器が下りるため、結構渋滞するところではある。将来「なにわ筋線」が本格的になればまた線路の形態も変わるだろうか。

野田から大阪環状線に合流し、複線を横切って西九条を通過する。ここまでを展望ラウンジで見届けた後で自分の座席に向かう。

天王寺から阪和線に入る。この先、和歌山までの停車駅は日根野のみで、特急の強みが活きるところである。ネット割引とはいえ、新大阪から和歌山まで追加の特急料金850円というのは妥当なところである。新幹線特急券との同時購入で「くろしお」の特急料金に乗り継ぎ割引が適用されるが、そうすると日本旅行の往復プランが利用できないし・・。大阪~和歌山間の神仏霊場めぐりは阪和線、南海本線それぞれ利用する機会があるようで、それもまた楽しみたい。

途中ウトウトするうち、和歌山への峠越えが終わり、紀ノ川を渡る。

和歌山に到着。いったん改札を出る。自動券売機の横に西国三十三所のデジタルスタンプのQRコードが掲示されており、この先の紀三井寺駅にもあるが、忘れないうちにここでスタンプを獲得する。これで、残すは西国第1番・紀三井寺と、第28番・成相寺、第29番・松尾寺という南北の端だけとなった。

10時22分発の簑島行きに乗り、紀三井寺に向かう・・・。

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