まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第3回九州西国霊場めぐり~お得なチケットで九州へクルマでアクセス

2021年07月31日 | 九州西国霊場

6月から連続となる九州西国霊場めぐり。今回は第3回として、国東半島から別府方面を回るところとする。期間は7月22日からの4連休の前半である。東京五輪開催にともなう休日の移動があり、7月22日が海の日、開会式が行われる23日がスポーツの日となった。

今回の目的地は国東半島にある第5番の天念寺、第6番の両子寺。そして、別府に出て第7番の宝満寺に行き、できればその先、大分市に入った第8番の霊山寺までは訪ねてみたいところだ。

今回の札所の交通の便を見るに、国東半島の2ヶ所は公共交通機関の設定がない。また、別府の宝満寺は東別府駅から歩けそうだが、霊山寺はまたハイキングになりそうだ。これらを組み合わせると、今回も現地はクルマで回ることになる。昔の種田山頭火は徒歩で回ったかもしれないが、九州西国霊場はほぼ100%クルマで行くことを想定してか、交通案内もそのようになっている。

そのクルマだが、今回は現地でのレンタカーではなく、広島からマイカーを運転しようと思う。そのルートだが、徳山から周防灘フェリーで竹田津まで行き(前回、九州からの帰りにたどったルートだ)、国東半島を回って1日目は国東市内での宿泊。2日目は別府、大分まで進んで、久しぶりの国道長躯ドライブということで国道10号線~関門トンネル~国道2号線を通って広島に戻ることに。

フェリーは前回竹田津から乗った時はガラガラだったが、今回は連休の初日ということでそれなりに混雑するだろう。あらかじめ周防灘フェリーのサイトから車両航送の予約をしておいた。車両(4mまで)+旅客運賃+燃油サーチャージ合計で11250円。これだけ見れば結構値が張るように思うが、現地でレンタカーを利用することなく、また帰りは国道長躯で高速道路に乗らないことを考えれば、全体の交通費としては妥当なところか。

そんな中、「いこうよ。やまぐちキャンペーン」として、「プレミアムフェリー券」というのが7月15日から販売されるという情報があった。これは山口県への旅行キャンペーンの中での取り組みだが、竹田津からの周防灘フェリー、松山からの防予フェリーの利用客を対象に、額面4000円券を半額の2000円で販売するというものだ。中国・四国・九州のコンビニで販売され、上下便とも有効なので、こちらから九州や四国に向かう時も使える(ただし、お盆、年末年始は対象外)。

これには但し書きがあり、精算額が券面の4000円以下の場合や、精算額を上回る枚数は使えないとある。

つまり今回の場合、合計11250円に対して、4000円券は2枚まで使えるので、乗船窓口では4000円券2枚を出して、差額の3250円を払えば、実質7250円で乗船できるというわけだ。ただし、4000円券3枚(12000円相当)を出したからといって窓口での支払いを0円にすることはできない。

なお、徒歩での乗船の場合、1人だと運賃は3050円だが、4000円券を窓口に出して乗ることはできない。しかし、これが2人だと運賃合計が6100円で、4000円券1枚と差額の2100円(実質、2人で4100円)で乗船できる。

つまり、一人で徒歩乗船する以外はチケット1枚あたり2000円安く利用することができるので、メリットはある。クルマ利用、または徒歩でも複数で利用の方は、ぜひ。

今回、事前にコンビニで4000円券を2枚購入しており、7月22日の徳山発7時20分発の便に乗ることにする。

車両での乗船ということで、早い目に行ったほうがいいだろう。6時半頃に着けばいいかということで、自宅から徳山港までは高速利用で1時間半ほどを見込んで、朝5時に出発。天候は申し分ないが、また暑さの中での道中となりそうだ。

玖珂パーキングエリアに立ち寄る。長距離トラックや他県のクルマで駐車スペースがあふれるほどだ。連休を前に車中泊という人も多いようだ。

順調に走り、徳山東インター下車で6時半前にフェリー乗り場に着く。すでに結構な数のクルマが乗船を待っている。誘導係に予約番号を告げると待機列に誘導されたが、もし予約を入れていなかったら最悪次の便で・・となったかもしれない。

窓口に向かい、プレミアムフェリー券2枚と差額金額を支払う。間もなく乗船開始とのことで、車内で待機する。船のため、甲板にクルマを積む場合もバランスを見なければならないためか、並んでいる順番に乗船するわけではない。私の前にいたクルマは乗船していったが、私のところではいったんストップがかかり、別の列のクルマを先に行かせたりする。まあ、積み残しにはならないだろうが。

結構待った後に甲板に入る。これで真ん中より少し前くらいか。それでも、このペースだと出航は少し遅れそうだ。まあ、このままクルマに乗って行くので大きな影響はないが。ともかく、客室に向かおう。

やはり6月に乗船した時よりも乗船客も多く、前方の椅子席も結構埋まっている。そんな中、桟敷席に空きスペースがあったので、まずはそこに横たわって場所を確保。それぞれの桟敷もグループや相席で面積の半分ほどが埋まるが、それでも皆が横になれるくらいのスペースはある。冷房も効いているし、2時間の移動も快適だろう。

7時20分の定刻より10分あまり遅れての出航。さてこれから九州の地を目指す・・・。

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