まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

出雲大社に参拝

2013年01月06日 | 旅行記F・中国

Dscn7996「ばたでん」こと一畑電車でやってきた出雲大社。これが年明けてからなら参拝客でごった返すのだろうが、12月30日となると閑散としたものである。でもまあ、その分静かにじっくりとお参りできるのはよいだろう。

出雲大社に列車やバスで訪れるのはいつ以来だろうか。一畑電車の駅舎も外観の塗装が新しくなったり、カフェが併設されていたり、門前の通りもかなりきれいに整備されている印象である。

Dscn7999参道の松並木を歩く。玉砂利を踏みしめる音が耳に心地よく響く。中央部分は神様の通り道であるというのと、松の保全のために縄で仕切られており通れなくなっている。そんな参道を5分も歩けば境内の入口にやってくる。

Dscn8004Dscn8008そして境内へ。現在は平成の大遷宮に向けての工事中ということで、参拝は手前の拝殿で行うことになる。ちなみに平成25年5月が遷宮祭ということになる。平成25年は伊勢神宮、出雲大社と、日本の2つの大きな神社での遷宮が行われるが、これを機にまた神社ブームのようなものが起こることだろう。

拝殿といっても安っぽい造りではなく、大国主大神もこちらに仮に移っているわけなのでありがたみは変わらない。先ほど一畑電車のアテンダントの案内にあったように、二礼四拍手一拝の儀礼で、手を合わせる際には右手をちょっとずらして「節合わせ=不幸せ」とならぬようにする。

Dscn8005この拝殿、そして拝殿左側の神楽殿と改めて建物を見る。何度来てもうなるのがそのしめ縄の太さ。とくに神楽殿のしめ縄は長さ13メートル、重さ4.5トンと日本最大級という。いつ頃からか、「出雲大社のしめ縄に向けてお賽銭を投げ、それが刺さったら願いがかなう」という言い伝えがあり、以前に私もそれを試みて一発で刺さったということがある。ただどうもそれは出雲大社公認(?)の儀式でも何でもなく、しめ縄が傷むだけでなく、神様に対して失礼な行為に当たるということで、現在はしめ縄にはネットが張られている。

参拝を済ませた後、願い事を込めて絵馬を奉納する。初詣ではなく暮れのお参りではあるが、新しい年にはそれが成就するよう私も努めなければならないと、年の終わりに誓いを立てる。

Dscn8001これだけの格式ある出雲大社であるが、境内には心引き締まる厳かさがあるものの、伊勢神宮(特に内宮)のようなどこか俗人を寄せ付けない厳しさまでは感じられない。出雲の神様は心が大きいということをよく聞くが、そのことがよく現れた雰囲気が漂う。

この日は出雲大社近辺で日中の時間を過ごすことにしている。この後は出雲大社境内のすぐ横にある博物館を訪れることに・・・・。

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