まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

京都梅小路へ

2012年12月18日 | まち歩き

総選挙の行われた16日。開始時間直後に投票を済ませ、同行者のKさんと途中で待ち合わせた後にやってきたのは京都駅。冬ではあるが観光客の多いところでごった返している。

ここから歩いて向かったのは梅小路。もともとは、今年にオープンした京都水族館に行こうよ、ということで計画を立てたのだが、同じ公園内にあるのは梅小路蒸気機関車館。そこで「京都水族館に行くついでに、蒸気機関車館に行こう」ということを提案したら、「先に蒸気機関車館に行きましょう」ということになった。

Dscn7690蒸気機関車館・・・Kさんは全く初めてというが、私も見学したのは中学生の頃。20何年経って久しぶりに訪れることになる。ということで、山陰線の旧二条駅舎を移築したという展示館をナマで見るのも初めてである。

Dscn7696中では蒸気機関車のメカニズムや、かつての梅小路機関区や名車たちをジオラマで再現したコーナーがある。Kさんにとっては見るもの全てが初めてのもののようで、いずれも感心した様子で眺める。蒸気機関車って、まあSLやまぐち号や大井川鉄道などを除く定期列車として最後に運転されていたのは、お互いに産まれる前のことだから、余計に新鮮に見えるのだろう。展示された機関車の運転台に座ってちょっとポーズを取ってみたり。

Dscn7720そしてやってきた扇型の機関庫。先月も津山の扇型機関庫を見学する機会があったが、こうやって蒸気機関車ばかり、それも今から走り出してもおかしくないような状態で保存されているのを見ると、何だか血が騒いでくる。蒸気機関車が牽引する「普通の」列車に乗ったことがないというのに、不思議な心持だ。

Dscn7708Dscn7710Kさんも機関車の独特のスタイルや、クリスマスが近いということでそのヘッドマークやら、煙突にサンタの帽子などかぶせているのを見て結構ウケていた。やはりこの形状というのは老若男女問わず、見る者をエキサイトさせる効果があるようだ。

Dscn7729一通り見学して時間があったので、構内の売店で駅弁を購入。それをいただくのは機関庫の脇で保存されている「レッドトレイン」こと50系客車。ここが休憩スペースとして開放されており、昔ながらのボックス席に座ってくつろぐことができる。ちょうど時間帯ということで昼食場所として使っている人が多い。私たちも弁当を購入して、ボックスで向かい合っての食事。鉄道旅行の経験というのはほぼゼロというKさんも、「ピクニックに来ているみたいですね」と弁当を広げる。本当にここから客車が動いて、そのまま山陰線の旅に出る・・・ということになればな、と思ったりもする。

Dscn7724この後のお楽しみは「SLスチーム号」。構内の引き込み線というか、公園脇の線路を蒸気機関車が客車を牽引して走るというもの。今回牽引するのは大正時代に製造された8620系の8630号。デザインがどことなく「大陸横断鉄道」のそれに似ているような気がする・・・のは私だけか。

Dscn7732Kさんと簡易客車に陣取り、まずはそのまま後退する。客車が屋根に覆われているのはいいが、先のほうにある機関車の撮影というのは難しい位置。そのままで5分くらい走り、京都水族館を臨む広場の前で停まる。ここからそのまま折り返し。うーん、Kさんも言っていたが、折り返し地点で一度乗客を降ろして、そのまま水族館に行く人、あるいは水族館から蒸気機関車館に向かう人、それぞれを片道客扱いで乗せればどうかと思う。であれば、片方を見物してもう片方を見に行くということもできる。

Dscn7740
さすがにそれはできないのでそのまま蒸気機関車館まで戻る。そしてまた、もう一度線路際まで歩いてくる。蒸気機関車というのは乗るのも楽しいが、ケースによっては外で見物するのも楽しいものである。蒸気機関車の走りをナマで見たことないというKさんのためにしばらく待つ。そしてやってきたスチーム号。気合いのこもった蒸気で自らを奮い立たせるようだ。

これだけ回るとKさんとしても梅小路はお腹いっぱいであろう。ただここから、梅小路で今や人気実力兼ね備えた水族館として名高い京都水族館に行く。これからがメインと言ってもいいだろうな・;・・。

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