先日、「
通信教育とデジタルは相性がいい。」という記事を書きました。
文章だけではうまく伝わらないと思いますので、写真を掲載することにしました。
やらなかった英語の通信教育教材を「いつかやるだろう」と保管していたものをデジタル化しました。
カセットテープとカセットプレーヤーです。
まあ、よくもこんなアナログな機械を持っていたと思います。(笑)
テープを入れて再生をすると、とても懐かしい気分になります。
僕の10代の頃、音楽を聴くといえば、このカセットとレコードだったからです。
テープが回っているのを見ると、「これは機械なんだ」という実感がわきます。
つくりがわかりやすいからでしょう。
いまのiPodやパソコンは可動部分がないので、機械っぽくないんです。
懐かしがるのはこの辺にして戻ります。
テープはこのプレーヤーで再生し、その再生した音声をオーディオアダプターでデジタル化します。
赤と白のコードが2本ずつあるのは、入力と出力の2系統あるからです。
今回のようにカセットプレーヤーからパソコンへ入力する場合と、パソコンからオーディオ機器に出力する場合が可能になっています。
このオーディオアダプターを購入した目的は、パソコンに取り込んだ音声をオーディオ機器で再生するためだったのですが、入力することも可能なので、今回のアナログ音声の取りこみをしてみることにしました。
取りこみソフト(sound itバンドル版)も付属しています。
これでテープを再生状態にして、パソコンにインストールしたソフトで取り込みます。
取り込んだ音声データを
MP3形式で保存します。
そのMP3データをiPod TouchにiTunesを使って転送します。
次に、テキストの取りこみです。
このスキャナを使ってテキストをPDF化します。
これは雑誌を取り込んでいる写真ですが、このように通信教育のテキストを取り込みます。
テキストをカッターで分割して、ペーパーカッターで製本時に接着剤で止めている部分を切り落とします。
バラバラになったテキストをドキュメントスキャナで取り込みます。
PDFで保存し、そのファイルをiPodTouchのアプリ「
SideBooks」に転送します。
転送方法は、
Dropboxを使います。(この
リンクからアカウントを作成すると、通常2GBの容量ですがボーナスで(お互い)250MB追加されますので、お得だと思います。(お互いと書いたのは、僕も250MBもらえるからです!)
ここでは
Dropboxのことは書きませんが、Googleで検索すれば利用方法が詳細に書かれているものがありますので、ご参照ください。
この
Dropboxで転送して閲覧可能になります。
パソコンに保存したPDFを、
Dropboxのフォルダに入れるだけで、クラウドにある
Dropboxのサーバに格納されます。
iPodTouchの
SideBooksを起動し
Dropboxからダウンロードするだけです。
ダウンロードする場合は無線LANの環境が必要です。
有線でインターネットを利用している場合は、無線LANルータを購入した方がカンタンです。
こんな感じにPDFになったテキストを表示させて、音声を聞きながら勉強します。
「たくさんの機器を利用するなら、新しい通信教育を購入した方がいいのでは?」と思うかもしれません。
確かにそうだと思います。(笑)
ただ、新しい通信教育のテキストを切ってPDF化する気にはならない(なんかもったいない)ことや、英語の通信教育は3万円~4万円くらいするので、昔の教材があれば機器を購入して再利用させ、その後は本のデジタル化にも利用できることから、今回の方法をおすすめします。
さらに、カセットテープ時代の教材のよさがあります。
これは実際に自分でこの方法をやって思ったことなのですが、テープ時代の教材は繰り返す勉強が少ないことです。
CDになると瞬時に戻すことができることから、反復させる勉強方法となっています。
この方が効果があるということだと思いますが、iPod Touchを使うこの方法だと、頻繁に画面を切り替える必要がでてきて、勉強しにくいのです。
その点、テープ時代の教材は繰り返しが少ないので、画面の切り替えをする必要が少ないです。
繰り返して勉強したい場合は、一通りの勉強を終えてから、もどして再度勉強しています。
CDになった教材も持っている(いったいいくつあるんだ、教材は。笑)のですが、音声に関しては違うオーディオプレーヤーで再生しようと考えています。iPod Touchはテキスト表示だけにします。
この場合は、オーディオアダプターは必要ないです。
もし、新規ですべての機器をそろえる場合は、以下のモノを参考にしてください。僕が使っているものを紹介します。
ドキュメントスキャナ
富士通のスキャナが有名ですが、値段がこちらの方が安いです。
ペーパーカッター
これは意外と高性能でした。
よく切れます。
カッター
本をペーパーカッターで裁断できるように切るために必要となります。
僕が買ったカッターは販売していないので、在庫のある商品を掲載しました。
たくさんの本を切る場合は、替え刃も買っておいたほうがいいです。
思っているより早く切れ味が悪くなりますので。
注意が必要なのは、バンドルのソフトはWindows7 64bitに対応していません。お持ちのパソコンに対応できるかどうか「OS」の確認をしてください。
カセットプレーヤー
いまさらカセットプレーヤーを買うのは気が引けると思いますが、上記のような製品がありました。
これなら、オーディオアダプターは必要ありません。
僕はパソコンの音楽をオーディオ機器で流したいと思っていたので、オーディオアダプターを購入しましたが、そういう利用がない場合はこのような商品もいいかもしれません。
ラジオがついていますので、震災&計画停電にも役立ちます。
無線ルーター
無線ルーターがない場合は、安いので買うことをお勧めします。
iPod touch
これを忘れていました。
これがないとなにもできません。(笑)
本棚に眠っていた通信教育の教材を活用でき、かつ、デジタル化により本棚のスペースを開けられたという嬉しさで、ながながとご紹介してしまいました。(笑)