航空機内の搭載医療品・医薬品

映画やドラマで飛行機内での急病人の治療シーンで、「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか？」とあせりながらＣＡさんがアナウンスしていて、必ず、「私でよければ」と医師が機内にいます。

そこで本当に医者かどうか確認するようになっているのでしょうか。
ニセの医者が出てきても困りますよね。（笑）

医療品・医薬品ですが、どのようなものが搭載されているのでしょうか

ＪＡＬの航空機内の搭載医療品・医薬品について（抜粋）

機内で病気になられたお客様に対し、協力を申し出られた医療関係者の方々が適切な処置がおこなえるように、日本航空では1993年のドクターキット搭載以 来、機内医薬品・医療品の充実をはかってまいりました。また、機内での救急救命体制をさらに強化する目的で、2001年10月より国際線機材から自動体外 式除細動器（Automated External Defibrillator：以下 AED）の搭載を開始し、 現在、一部の短距離路線、機材を除く国内線・国際線全機に搭載を完了しています。

医薬品についてはどのようなものが搭載されているのか、医薬品名で検索し確認しました。

 ＊マークがついている医薬品・医療用具は国際線のみの搭載です。（2005年8月現在）

医薬品

• 注射液

ブドウ糖液

効能又は効果
脱水症特に水欠乏時の水補給，循環虚脱，低 血糖時の糖質補給，高カリウム血症，注射剤 の溶解希釈剤，薬物・毒物中毒，心疾患（GIK 療法），肝疾患，その他非経口的に水・エネル ギー補給を必要とする場合。

生理食塩水

血液・組織液と浸透圧の等しい約0.9パーセントの食塩水。水分欠乏時の点滴、静脈内注射、注射薬の基剤や外用の洗浄剤とする。生理的食塩水。生理食塩液。

エピネフリン

用法及び用量
気管支喘息および百日咳に基づく気管支痙攣の緩解，各種疾患もしくは状態に伴う急性低血圧またはショック時の補助治療，心停止の補助治療。

イノバン

急性循環不全、急性循環不全状態、出血性ショック、心原性ショック、乏尿、脈拍数増加、無尿、利尿剤で利尿が得られない場合。

ハイドロコートン

ショック様状態の救急、外科的ショックの救急、術後のショック、術中のショック

ブスコパン

胃酸の分泌を抑え、胃・十二指腸潰瘍、胃・腸炎の痛みやケイレンを抑える。胆嚢・胆管炎、胆石症、尿路結石症、膀胱炎等の臓器の異常な運動で起こる痛みやケイレンをしずめる。

ネオフィリン

欝血性心不全、気管支喘息、喘息性気管支炎

ブリカニール*

気管支喘息の気道閉塞性障害の諸症状の緩解

硫酸アトロピン

ＥＣＴの前投与胃腸痙攣性疼痛、胃潰瘍の運動亢進、胃潰瘍の分泌亢進、十二指腸潰瘍の運動亢進、十二指腸潰瘍の分泌亢進、徐脈、胆管疝痛、尿管疝痛、副交感神経興奮剤中毒、房室伝導障害、麻酔前投薬、迷走神経性徐脈、迷走神経性房室伝導障害、有機リン系殺虫剤中毒、痙攣性便秘

メテナリン*

子宮復古不全の子宮収縮促進、子宮復古不全の子宮出血治療、子宮復古不全の子宮出血予防、人工妊娠中絶の子宮収縮促進、人工妊娠中絶の子宮出血治療、人工 妊娠中絶の子宮出血予防、胎盤娩出前後の子宮収縮促進、胎盤娩出前後の子宮出血治療、胎盤娩出前後の子宮出血予防、弛緩出血の子宮収縮促進、弛緩出血の子 宮出血治療、弛緩出血の子宮出血予防、帝王切開術の子宮収縮促進、帝王切開術の子宮出血治療、帝王切開術の子宮出血予防、流産の子宮収縮促進、流産の子宮 出血治療、流産の子宮出血予防

ラシックス*

腎臓に作用して尿の量を増やし、余分な水分や塩分を排泄してむくみを取り、血圧を下げる

リドカイン

硬膜外麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔、表面麻酔

経口薬

ウテメリン*

切迫早産、切迫流産

タベジール

アレルギー性皮膚疾患、アレルギー性鼻炎、そう痒症、湿疹、皮膚炎、蕁麻疹

ニトロペン

アカラジアの一時的緩解、狭心症、心筋梗塞、心臓喘息

アダラートカプセル

狭心症、腎性高血圧症、本態性高血圧症

タリビット

感染症

       

参照したサイト

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