KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

ドイツの医師3000人以上が使っている加湿器

2005年02月22日 23時58分58秒 | マーケティング・サービス
部屋の空気が乾燥しているため、家族がカゼ気味です。

空気が乾燥してくると、カゼをひきやすくなるらしいです。
湿度が40%を下回るくらいから、カゼのウイルスが元気になるそうです。

加湿器の役目は乾燥を防ぎ、ひいてはカゼをひきにくい環境をつくることです。

購入を検討するために、加湿器をインターネットで調べてみました。

加湿器は大きく分けて2種類あります。(もっとあるかもしれませんが、目に付いたのはこの二つ)
一つ目はヒータを使ったものです。
MITSUBISHI 加湿機 ホワイト SV-H604-W

三菱電機

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これはヒータなどで強制的に加湿するタイプで、ポピュラーな形式のものです。

スキー場近くのホテルに行くと、このヒータで加熱して加湿するタイプが置いてありました。

部屋が乾燥しているので加湿器をフル稼働させていると、加湿器の周辺が濡れていたりします。
空気中の湿度が高くなっても、強制的に排出するため過剰になるケースがあります。

写真の加湿器はハイブリッドとありますので、違う方法での加湿機能を持っているようです。


二つ目は気化を使ったものです。
これは、自然の原理にしたがって水を気化させるという方法です。

この場合、空気中の水蒸気量が飽和することがなく、適切な湿度を実現するようです。

書いてあるコピーがうまくて、欲しくなっちゃいます。
「ドイツで3000人以上の医師が自分自身と家族の為に、Ventaエアーウォッシャーを使用しています。」

医療の先進国ドイツの医師が使っているというこのコピーは、この製品の性能を証明するには良い文章です。

ところで「ドイツって医者が何人いるのだろう?」と疑問を持ちました。
あるサイトでは「ドイツは8,000万人の人口で、約35万人の医師」と書いてありました。

それでは3000人以上の医師が使用しているこの加湿器の数字の割合は、0.86%になります。
100人医師がいても1人使っているか使っていないかというレベルです。

日本の缶コーヒーのシェアでいえば、「サッポロビール飲料のJACK」(マイボイスコム株式会社 http://www.myvoice.co.jp/ 2003年調査)のシェアよりちょっとすくないのです。

この堂々と「ドイツで3000人以上の医師が」と言いきる切り口は、コピーとしては優秀だとおもいますが、それが適切(お客様の立場で考えて)なのかと疑問をいだきました。

「ドイツ35万人の医師の中で、3000人以上がこの加湿器を使っています」というコピーを見せられると、「この加湿器を買うひとってマニア?」という印象を受けます。

数字のマジックってこのことを言うのでしょうか?
比較の対象がなければ数字を見ても、それが多いか少ないかを判断する材料にはならなく、むしろ数字の示すものが見えなくなるという恐れがあります。

数字をみて判断する場合、注意が必要ですね。

ドイツの医師3000人以上が使っている加湿器
(デザインが秀逸で、そのカンタンな仕組みに好感が持てます)
Venta 空気清浄器付き気化式加湿器 (12畳) LW24

Venta

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