KYO‐Gのコラム

大好きなハワイ、トライアスロン、ロードバイク、サーフィン、スキーその他興味があること、そして単なる日記(笑)を書きます。

マイナス成長というコトバについて

2005年02月16日 23時31分54秒 | 時事・ニュース
本日、「10-12月のGDP年率、実質マイナス0.5%成長」と発表していました。(その内容は新聞やテレビを見てください)

この「マイナス成長」という言葉っておもしろい言い回しだと思いませんか?

言葉の意味は、経済記事に使う場合は「規模の拡大」ということになります。
規模の拡大という言葉のアタマに「マイナス」をつけることにより、規模の縮小という意味に使っています。

マイナス成長という言葉は、国の経済をあらわす言葉以外にきいたことがありません。

一般的に使うとしたら・・・
「わが社の今年の業績は前年に比べてマイナス成長しました!」といわれても、業績が悪かったという事実にきこえますか?

きこえてこないと思います。

ところで、だれが考えた言葉なのでしょう?
このマエムキな発想は、とてもおもしろいです。

マイナス成長という言葉には、来年にはマイナスをとって「成長」してやる!というような意気込みが感じられます。

もし会社の社長さんが、「今年のボーナスはマイナス成長でした。しかし、来年はゼッタイ成長にします!」という発言をしたら、社員の皆さんは「来年こそはがんばろう」という気持ちになりそうですね。

その反面、「今年のボーナスは縮小いたしました。・・・・・・・・・・・・!」と発言したらどうでしょうか?

問)上記の文章の「・・・・」の場所にどのような文章を入れますか?


「来年も厳しくなりそうです」とか「少なくとも来年は、前年をわらなように」という言葉が浮かびませんでしたか?大丈夫ですか?


コトバって言い方ひとつで受け取り方が変わりますね。
自分が考えることや発する言葉は、このような言葉を選んで使いたいです。

コメント
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