先週のサンラーに続いてまたシアターキノ。
”ソウルの女王”アレサの教会でのゴスペルライブ。
圧倒的な歌唱力、凄腕バンド(チャック・レイニー、コーネル・デュプリー)、高揚陶酔する聴衆の熱気。
ミック・ジャガーも聴きに来ている、教会音楽がブラックミュージックの土壌だということも理解できる。
でもなあ、初詣に行く程度の信仰心しかない典型的(?)な多神教日本人のおらは、
「すげえけど異教徒の祭りだな~」
熱唱しながらもどこか”醒めた”というか”冷静にパフォーマンスをこなす”アレサを感じるのです。
(芸歴のやたら長い、元子役みたいな感じ??)
奴隷が教会で神を讃える歌なら思い切り唄ってもいいよ、ということで生まれたゴスペル。
いろんな想いが込められているのだろうが、おらには無理な領域ですね。
ゴスペルが”陽”とすなら、そこからはみ出たブルースやエロ唄ポップスの”陰”に惹かれるのか。
アレサ、前から持ってる5枚組ボックスセット聴いても、あんまりなあ・・
キリスト教徒でもない日本人のゴスペルの存在意義もわからんし・・
一緒に陶酔の時間を共有しようぜ、みたいな。
ブルースは現実をそのままに、俺の女は最悪だとか、俺の金持って男とトンズラしたとか。。。
共感しながらも、まだ俺の方がましかなどと思いながら聞ける。
うちの近所は7月に公開予定です。
一応見ておくかと思ってます。
”教会”を安全な”ホーム”にしておいて下界と闘う
やり方だったのでしょうか?