にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

綾戸智絵「Shine」

2006年07月24日 | ジャズ、音楽
レンタルショップで相変わらず情けないジャズコーナーの中で妙に揃っているのが綾戸智絵とケイコ・リー。
ため息付きつつ、何となく手にした綾戸のアルバム、曲を見ると、「Feel Like Makin' Love」「Goodbye Pork Pie Hat」「All Blues 」という無視できないナンバーが!
メンバー見るとHoracio ’El Negro’Hernandez(ds, per)、Robby Ameen(ds)、Carlos Del Puerto(b)おおっ!強力なキューバ系のリズムセクションが!
ということでレンタルしてみました。

TVでもお馴染みの綾戸、元気な浪速のオバハンキャラはいいとしても、ノリはいいけど絞り出しても出の悪い声(本人が病気してから声が出なくなり、自分なりの節回しで唄うようになったと言ってた)がしんどく聞こえるのと、「テネシーワルツ」なんてのは恥ずかしいので、(TVでジャズみたいな音楽やると決まって「聖者の行進」や演歌の節回しで「テネシーワルツ」になるのはどうしてなんでしょう?)、まあまともに聴いてはいなかったのです。

アルバムの出来、良いです。声の出無さもうまくカバーし、というかこれも個性の内にうまく取り込み、力みもなくさらっと唄ってるのがまんざら悪く無い。選曲、アレンジもよく、キューバ人達もまずまずのプレイ(本領を発揮してるとは言いがたいけど)をしており、腕の良いプロが仕上げたアルバムという印象が強いし、音質も良い。

変な日本のジャズシンガーよりは、なんぼかましでした。
ただ、いまのおらには必要はないものでしたけど。
まあ、おらの評価に関係なく、世間では大人気のようですし・・

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