11/26 北大クラーク会館
40年以上前に観たデレク・ベイリーのライブでドラムを叩いていた土取利行の演奏が
聴ける(それもタダで)という情報を得て、北大に家から40分歩いて行った。
土取の縄文鼓と各種民族楽器とKapiw&Apappoのアイヌの唄とトンコリとムックリ。
たっぷり演奏のあと、終盤は大学の文化人類学のオープンゼミ的な座談会。
古からの音楽形式を残しているアイヌと古代の音楽を探求している土取とのセッション。
ムックリや縄文鼓、民俗楽器の響きに魅了される。
素朴なアイヌ音楽に寄り添う姿勢の土取。
ほんの一瞬垣間見えるホットな音に、これがフリージャズのバトルだったらなあ~と
無いものねだりの気持ちが。
土取はジャズから、国境、民族そして時代まで飛び越えた境地にあり、
音楽の誕生等についての造詣が半端ないみたい。
楽器弾かなくても、講演だけでも成り立つ人だと思います。
今日の演奏音源を購入して日常的に愛好するかとなると微妙ですけど、
貴重な音楽体験だったことは間違いないです。