にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

富樫雅彦「スピリチュアル・ネイチャー」

2011年02月17日 | ジャズ、音楽
会社移籍もそろそろカウントダウン、現職場ではもう流し気味で楽に過ごしてますが、心中はそわそわ。

そんな時は深遠な富樫作品。
当時(1975年録音作品)、どうしてスイングジャーナルのディスク大賞を受賞したのか分からず、レコードも手放してしまった。

その後富樫の凄味に気付き、あらためてCDで買いなおした。

叙情的、田園的フリー(決してホーンが吼えない)ライブ、結果として恐ろしくまとまりのよいトータルアルバム。
このアイデアを富樫はどうして思いついたのだろう。
肉体的制約を受けたドラマーが、むしろそのことで精神的世界を拡張しえたからなのだろうか。

富樫版「インナサイレントウェイ」であったことが、今にしてわかる。
このコンセプトを理解し、作品を作り上げた他のメンバーもすげえ、日本ジャズあっぱれ!
(気付くのが35年遅いか・・・)
コメント
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