お待たせしました、隈社会学の真髄を傾注した下部構造の理論、『資本主義と支配システム』、合同フォレスト㈱の皆様のご努力をいただき本日書店発売です。
皆様におかれましては、できうればちょっと手にとっていただければ幸せなのですが、さてどこまで書店に上がりますやら。まあ無いと思われますので、できましたら書店にてご注文、またはネット販売でAmazonなどの(いろいろの)ウェブ書店様で御購入いただくとうれしい限りです。
といって内容不明のところ、例によりまして詳しい目次を上げさせていただきます。ちょっと長いですが、そのほうが本代が無駄にならずに済むかと。
なお、隈のHPの「本の紹介」ページに、もう少し言葉で書いた概要ものせてありますので、そちらもご参照ください。
以下、
**********
序論
第1節 不可視の規定的構成の解析
1 社会科学の本質としての不可視の解明
2 見えないシステムを視る
第2節 歴史と社会科学
1 研究者としての主体性
2 継時性の社会科学
3 人間の行為の原則と歴史
第3節 歴史性と行為主体
1 歴史における主体性
2 生存の中の主体性
補項 思想に対する主体性
第1部 支配システムと経済法則
第1章 支配システムとは何か
第1節 見えないシステム
1 支配の回路と生産手段
2 階級
3 身分制度と階級性、あるいは階級構造
補項 2つの類似概念
第2節 支配システムとは何か
1 支配における武力
2 生産手段の強奪あるいは非強制的世界のシステム
3 言説としてのイデオロギー
第3節 社会における支配の成立あるいは国家
1 国家
2 国家の成立
補項 支配の成立
3 可視としての国家
第2章 経済学の諸範疇と資本論
第1節 経済学批判の批判
1 「経済学批判」と国家
2 「経済学批判」と交換価値
3 「経済学批判」と支配関係の消去
第2節 生産共同体での物資の移動
1 交換行為の実態
2 贈与行為の実態
3 贈与及び交換
第3節 支配範疇下の物資の移動
1 カネと価格の成立
2 労働時間と生活費
3 消費物取得の本来的事情
4 労働対価の条件
第4節 支配範疇下の労働
1 貨幣又はカネ
2 「労働力」概念の誤り
3 現実の賃金の事情
4 後進国賃金
5 世界資本主義国における賃金
補節 経済学批判と弁証法
1 経済学批判における始元
2 資本主義分析における始元
第3章 経済法則が変成する支配システム
第1節 支配者による資本主義経済の取入れと育成提携
1 経済生活の本質
2 商品経済の席巻
3 市場の創出
4 労働の蓄積
5 上層における優越と下層における競争
6 土地所有権
第2節 新たな強制機構、あるいは「労働(力)の商品化」
1 労働者と「労働(力)の販売」
2 労働力の商品化の行為論的翻訳
3 国家と労働力
第3節 資本主義の取込みによる支配システムの変成
1 生産共同体からの自由
2 武力の減衰
3 行為共同性の進展
第4節 生産関係の腐朽
1 資本の過剰
2 支配者の資本家への巻き返し
3 人民の事実認知上の平等化の崩壊
4 労働(力)収奪の商業化とその限界
第4章 後進国資本主義
第1節 「後進国」の形成
1 植民地の形成
2 国家の作成
3 イデオロギー構制の作成
第2節 後進国の経済体制
1 原始的蓄積
2 後進国支配権力者の恣意と経済
3 市場経済体制
第3節 後進国家の階級状況
1 支配階級の武力機構
2 被支配者の武力行使
3 後進国における行為共同性の基調
第2部 支配システムの人為的規制
第5章 政治革命による支配システムの再構築
第1節 階級の表出
1 階級性と階級構成員
2 階級者が持つ事実認知
第2節 変革主体、または自己権力の表出
1 自己権力の弁証法
2 被支配者が見る「そのときの自由」
第3節 権力システムにおける変更
1 変革主体の機能
2 行為共同性に根ざした階層構造
第4節 後進国
1 後進国における階級現象の構制転成
2 世界資本主義における階級状況の転成
第6章 支配システムの制限の方途
第1節 既存の社会主義原理の問題点
1 変革後の経済
2 過渡期社会と労働時間制
3 社会主義と民主主義、あるいはソヴィエト民主制
4 社会主義とカネ
5 社会主義と集団農業
第2節 支配の無効化の方途
1 商品化の体制の変更
2 生産手段の取戻し
3 狭義の過渡期の規定性
第3節 残された後進国問題
1 世界生産力の問題
2 後進国人民の自由の問題
3 先進国の変革後の後進国
終節 権力減衰への社会体制
《「有史以後のすべてのこれまでの社会の歴史とは、国家による強奪の歴史である」。マルクスへの根底的な批判と共に今お届けする世界資本主義の過去と未来の真実。
人類の歴史を彩り続ける不幸な、しかし栄光の諸闘争が、営々と形作ってきたこの人間の自由。世界資本主義とはその現象形態であり、この過程を貫く論理を明らかにしたとき、次なる自由の段階と、それらを全世界的に最終解決する未来とが明らかになる。》
これは社会学というよりは経済学だと思われるような社会学。あるいは「社会思想」とも分類されそうな、しかし、社会科学です。
アナーキストにはいったん国家が残る論理なのでご不満かも。でもどうせ前々著(「歴史としての支配」)でへそを曲げましたので、これはアナキズム系にはあげません。
皆様におかれましては、できうればちょっと手にとっていただければ幸せなのですが、さてどこまで書店に上がりますやら。まあ無いと思われますので、できましたら書店にてご注文、またはネット販売でAmazonなどの(いろいろの)ウェブ書店様で御購入いただくとうれしい限りです。
といって内容不明のところ、例によりまして詳しい目次を上げさせていただきます。ちょっと長いですが、そのほうが本代が無駄にならずに済むかと。
なお、隈のHPの「本の紹介」ページに、もう少し言葉で書いた概要ものせてありますので、そちらもご参照ください。
以下、
**********
序論
第1節 不可視の規定的構成の解析
1 社会科学の本質としての不可視の解明
2 見えないシステムを視る
第2節 歴史と社会科学
1 研究者としての主体性
2 継時性の社会科学
3 人間の行為の原則と歴史
第3節 歴史性と行為主体
1 歴史における主体性
2 生存の中の主体性
補項 思想に対する主体性
第1部 支配システムと経済法則
第1章 支配システムとは何か
第1節 見えないシステム
1 支配の回路と生産手段
2 階級
3 身分制度と階級性、あるいは階級構造
補項 2つの類似概念
第2節 支配システムとは何か
1 支配における武力
2 生産手段の強奪あるいは非強制的世界のシステム
3 言説としてのイデオロギー
第3節 社会における支配の成立あるいは国家
1 国家
2 国家の成立
補項 支配の成立
3 可視としての国家
第2章 経済学の諸範疇と資本論
第1節 経済学批判の批判
1 「経済学批判」と国家
2 「経済学批判」と交換価値
3 「経済学批判」と支配関係の消去
第2節 生産共同体での物資の移動
1 交換行為の実態
2 贈与行為の実態
3 贈与及び交換
第3節 支配範疇下の物資の移動
1 カネと価格の成立
2 労働時間と生活費
3 消費物取得の本来的事情
4 労働対価の条件
第4節 支配範疇下の労働
1 貨幣又はカネ
2 「労働力」概念の誤り
3 現実の賃金の事情
4 後進国賃金
5 世界資本主義国における賃金
補節 経済学批判と弁証法
1 経済学批判における始元
2 資本主義分析における始元
第3章 経済法則が変成する支配システム
第1節 支配者による資本主義経済の取入れと育成提携
1 経済生活の本質
2 商品経済の席巻
3 市場の創出
4 労働の蓄積
5 上層における優越と下層における競争
6 土地所有権
第2節 新たな強制機構、あるいは「労働(力)の商品化」
1 労働者と「労働(力)の販売」
2 労働力の商品化の行為論的翻訳
3 国家と労働力
第3節 資本主義の取込みによる支配システムの変成
1 生産共同体からの自由
2 武力の減衰
3 行為共同性の進展
第4節 生産関係の腐朽
1 資本の過剰
2 支配者の資本家への巻き返し
3 人民の事実認知上の平等化の崩壊
4 労働(力)収奪の商業化とその限界
第4章 後進国資本主義
第1節 「後進国」の形成
1 植民地の形成
2 国家の作成
3 イデオロギー構制の作成
第2節 後進国の経済体制
1 原始的蓄積
2 後進国支配権力者の恣意と経済
3 市場経済体制
第3節 後進国家の階級状況
1 支配階級の武力機構
2 被支配者の武力行使
3 後進国における行為共同性の基調
第2部 支配システムの人為的規制
第5章 政治革命による支配システムの再構築
第1節 階級の表出
1 階級性と階級構成員
2 階級者が持つ事実認知
第2節 変革主体、または自己権力の表出
1 自己権力の弁証法
2 被支配者が見る「そのときの自由」
第3節 権力システムにおける変更
1 変革主体の機能
2 行為共同性に根ざした階層構造
第4節 後進国
1 後進国における階級現象の構制転成
2 世界資本主義における階級状況の転成
第6章 支配システムの制限の方途
第1節 既存の社会主義原理の問題点
1 変革後の経済
2 過渡期社会と労働時間制
3 社会主義と民主主義、あるいはソヴィエト民主制
4 社会主義とカネ
5 社会主義と集団農業
第2節 支配の無効化の方途
1 商品化の体制の変更
2 生産手段の取戻し
3 狭義の過渡期の規定性
第3節 残された後進国問題
1 世界生産力の問題
2 後進国人民の自由の問題
3 先進国の変革後の後進国
終節 権力減衰への社会体制
《「有史以後のすべてのこれまでの社会の歴史とは、国家による強奪の歴史である」。マルクスへの根底的な批判と共に今お届けする世界資本主義の過去と未来の真実。
人類の歴史を彩り続ける不幸な、しかし栄光の諸闘争が、営々と形作ってきたこの人間の自由。世界資本主義とはその現象形態であり、この過程を貫く論理を明らかにしたとき、次なる自由の段階と、それらを全世界的に最終解決する未来とが明らかになる。》
これは社会学というよりは経済学だと思われるような社会学。あるいは「社会思想」とも分類されそうな、しかし、社会科学です。
アナーキストにはいったん国家が残る論理なのでご不満かも。でもどうせ前々著(「歴史としての支配」)でへそを曲げましたので、これはアナキズム系にはあげません。