ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

9・11~欺かれた世界8

2007-09-24 09:24:57 | 国際関係
●WTC倒壊前の不可解なBBCの放送

 WTC倒壊に関する主な疑問を書いたが、そこで強調したように、第7ビルの倒壊は、事件全体で際立っている。第7ビルは、飛行機の激突も火災もなかった。それが、突如倒壊した。当初からこのことへの疑問が多く出ている。WTC倒壊のうち、最もありえない事態である。第7ビル倒壊の原因を解明できれば、WTCの倒壊ひいては9・11全体の真相が浮かび上がってくるだろう。その点で気になることを最後に補っておきたい。

 イギリスのBBCテレビが、9・11の検証番組を製作して放送した。内容は、陰謀論を否定するものだった。ところが、過去のBBCの放送記録を調べた人たちが、不可解な映像を発見した。以下は、それを伝えるネット上の記事を要約したものである。

 問題の映像は、BBCニューヨーク支局の女性記者による中継映像である。第7ビルは、平成13年(2001)9月11日の午後5時20分ころに倒壊した。ところが、その10分以上前から、現地の女性記者が、「たった今、ソロモン・ブラザーズ・ビルが倒壊したという情報が入ってきました」と中継しているのである。ソロモン・ブラザーズ・ビルとは、第7ビルの名称である。記者の後ろには、第7ビルがはっきり映っている。第7ビルは、まだ倒壊していない。それなのに、記者は、ビルが倒壊したというレポートをしている。
 そのまま中継が10分近く続けられた。そして突然、中継映像が乱れ出した。おそらく現場スタッフが第7ビルに異常がないことに気づいたか、本社側で映像と記者の報告があっていないこと気づいたかして、中継が中断されたのだろう。
 飛行機が激突したのでも、火災を起こしているのでもないビルが倒壊したなどと、想像でものを言えるわけがない。重要な事実は、ビルが背後に直立しているのに、ビルが倒壊したと記者が報じていることである。

 この発見に対して、9・11検証番組を作成したBBCのポーター記者は、ブログにコメントを書いて答えた。「映像も残っていないし、もしブロガーたちが言っていることが正しければ、間違っていただけの話でそれ以上ではない」と。

 ポーター記者のコメントは、説明になっていない。映像があったから発見したのである。間違えたのはタイミングであって、倒壊という報道内容は間違っていない。なすべきことは、自社の報道内容を検証することだろう。その検証を続編にすれば、さぞ視聴率が上がったに違いない。
 いったい女性記者は、第7ビルが倒壊することを、どうやって知り得たのか。予知能力を持っていたのか。それとも、事件の前または第7ビルの倒壊の前に、報道内容が準備されていたのか。番組では、まずレポートが原稿なしのしゃべりだったのか、記者に見せる原稿があったのかどうかを調べ、原稿があった場合は物証として示し、それをいつ誰が書いたかを確認してほしい。第7ビル倒壊のニュース、とは言ってもまだ倒壊していない、そして誰も予想しえない時点で、報道内容を準備した人間は、BBCの内部にいるのか、それとも外にいるのかを追求してほしい。報道の女性記者に特殊な能力があるかも調べ、それを報告してほしい。

 仮にBBCでは、事件の前に報道すべき内容が準備されていた。女性記者はその原稿を渡され、記者か現場スタッフが、原稿を読むタイミングを早まって、第7ビルの倒壊前にレポートを始めてしまったということであれば、第7ビルの倒壊、さらに9・11の疑惑は、より大きなものになる。なぜならば、9・11にはマスメディアも何らかの形で、事件前から関与していた可能性があるからである。
 そんな馬鹿な、という話しではある。9・11に関する疑問は、そんな馬鹿な、ということが多い。多いついでにこの疑問も記しておくことにしよう。
 繰り返しになるが、9・11の「テロ」を前もって知っていた人間がいた。その人間のいる組織であれば、前もってメディアに極秘情報を流しておこうと思えば、不可能ではない。
 ラムズフェルド国防長官は、WTCの第1ビルに最初の航空機が激突する2分前にテロ攻撃を予言した。(『ファイヤットビル・オブザーバー』)。その後ペンタゴンへの激突の数分前にもそれを予言していた(英、『デイリー・テレグラフ』)。

 次回に続く。