新たにカミングアウトされた、しこさん、たかさん、ありがとうございます。
お二人の経験から作られた「まとめ」の箇条書きはみなさんにとってよい教訓となりますね。
そして今回のきっかけを作っていただいた山ちゃんから長文のコメントをいただきました。その中では山ちゃんの父上がカミングアウトされていて、これまたよい教訓を示していただいています。
それにしても実際のみなさんの損失額には驚きました。数百万円台のプラスの方もいれば、逆にマイナスの方もいる。損失の大きさでは5千万円に驚きましたが、なんと2億円マイナスの方までいらっしゃいました。みなさんそれぞれけっこうな額の授業料を払って得たものを記していただきましたが、中には「勉強代は言い訳」という方もいらっしゃいました(笑)。
戦の時、戦地においては「戦陣訓」というものがあります。今回は投資における先人からの「先人訓」というべき教訓が得られたのではないかと思います。ここまでいただいたみなさんからの先人訓を私の勝手な取捨選択で並べてみます。
<授業料を払って得たもの>
・自分自身の欲や弱さ、世の中の危うい仕組 みなんかを「身をもって」学んだ
・投資を開始するとき、損がでるとは思っていない
・相場の上下動に一喜一憂しない
・常にポジションを持とうとするな
・円が安全だという思いこみは捨てるべき
・自分を買いかぶらない
・勉強代は言い訳
・円建てで考えるのをやめる
・売ったものはその後に上がる
・続けていれば、案外かなう
・ゼロサム・ゲームはだめ
・証券会社の言うことほど、当たらないものはない!
こうしてみると、損失を出された方の教訓には学ぶ点が多いですね。その意味でこのカミングアウトの試みは大成功です。
そして張本人である山ちゃんからは私に関して以下のコメントをいただきました。
「『相場の一寸先は、闇!』人間の小賢しい知 恵なんて、全く通用しない。今でも林さんに、先行きの予測を訪ねる書き込みを散見しますが、さすがの林さんも相場の先行きが全く予測できないことを ご自身が一番に理解されておられる。」
まったくそのとおりで、先行きについてはいつも「私の予想が当たるとは思えませんが・・・」などと予防線を張りながらお答えしています。
だからこそ100で買ったものが、最低限100で返って来る債券をみなさんにお薦めしているのです。
私が「債券」に至った経緯は何度か述べていますが、再度カミングアウトも含め披露しておきます。直接のきっかけは投資銀行で債券を専門に扱っていたということがあります。遠因は、社会人になりたてのころ株式相場で3年間ほど相場師まがいの売買を繰り返し、日経平均が相当上昇したのにぜんぜん勝てなかったという経験があります。一日の勝ち負けが年収分に達することもあるほどレバレッジを掛けた投資でした。投資の開始時期が第一次オイルショック直後、73年暮れのボーナスをもらって絶好のタイミングだったのに、勝てなかった。そこから投資そのものを研究し、またその背後のファンダメンタルズの勉強もし、遂に80年代前半には経済研究所で予測研究員までやりました。それでも株式相場で勝てるとはとても思えず、株にはいっさい手を出していません。
その後90年代初めに投資銀行で債券に出会い、その道の専門家になって債券投資に目覚め今日に至っています。私の著書をお読みの方はご存知でしょうが、世界の金融商品の3分の2は債券で、株などわずか3分の1にすぎない小さな世界なのです。ということは世界平均の投資ポートフォリオで株のポーションは3分の1だということです。
今後も自己紹介、プロフィール登録、カミングアウトは大歓迎です。
お二人の経験から作られた「まとめ」の箇条書きはみなさんにとってよい教訓となりますね。
そして今回のきっかけを作っていただいた山ちゃんから長文のコメントをいただきました。その中では山ちゃんの父上がカミングアウトされていて、これまたよい教訓を示していただいています。
それにしても実際のみなさんの損失額には驚きました。数百万円台のプラスの方もいれば、逆にマイナスの方もいる。損失の大きさでは5千万円に驚きましたが、なんと2億円マイナスの方までいらっしゃいました。みなさんそれぞれけっこうな額の授業料を払って得たものを記していただきましたが、中には「勉強代は言い訳」という方もいらっしゃいました(笑)。
戦の時、戦地においては「戦陣訓」というものがあります。今回は投資における先人からの「先人訓」というべき教訓が得られたのではないかと思います。ここまでいただいたみなさんからの先人訓を私の勝手な取捨選択で並べてみます。
<授業料を払って得たもの>
・自分自身の欲や弱さ、世の中の危うい仕組 みなんかを「身をもって」学んだ
・投資を開始するとき、損がでるとは思っていない
・相場の上下動に一喜一憂しない
・常にポジションを持とうとするな
・円が安全だという思いこみは捨てるべき
・自分を買いかぶらない
・勉強代は言い訳
・円建てで考えるのをやめる
・売ったものはその後に上がる
・続けていれば、案外かなう
・ゼロサム・ゲームはだめ
・証券会社の言うことほど、当たらないものはない!
こうしてみると、損失を出された方の教訓には学ぶ点が多いですね。その意味でこのカミングアウトの試みは大成功です。
そして張本人である山ちゃんからは私に関して以下のコメントをいただきました。
「『相場の一寸先は、闇!』人間の小賢しい知 恵なんて、全く通用しない。今でも林さんに、先行きの予測を訪ねる書き込みを散見しますが、さすがの林さんも相場の先行きが全く予測できないことを ご自身が一番に理解されておられる。」
まったくそのとおりで、先行きについてはいつも「私の予想が当たるとは思えませんが・・・」などと予防線を張りながらお答えしています。
だからこそ100で買ったものが、最低限100で返って来る債券をみなさんにお薦めしているのです。
私が「債券」に至った経緯は何度か述べていますが、再度カミングアウトも含め披露しておきます。直接のきっかけは投資銀行で債券を専門に扱っていたということがあります。遠因は、社会人になりたてのころ株式相場で3年間ほど相場師まがいの売買を繰り返し、日経平均が相当上昇したのにぜんぜん勝てなかったという経験があります。一日の勝ち負けが年収分に達することもあるほどレバレッジを掛けた投資でした。投資の開始時期が第一次オイルショック直後、73年暮れのボーナスをもらって絶好のタイミングだったのに、勝てなかった。そこから投資そのものを研究し、またその背後のファンダメンタルズの勉強もし、遂に80年代前半には経済研究所で予測研究員までやりました。それでも株式相場で勝てるとはとても思えず、株にはいっさい手を出していません。
その後90年代初めに投資銀行で債券に出会い、その道の専門家になって債券投資に目覚め今日に至っています。私の著書をお読みの方はご存知でしょうが、世界の金融商品の3分の2は債券で、株などわずか3分の1にすぎない小さな世界なのです。ということは世界平均の投資ポートフォリオで株のポーションは3分の1だということです。
今後も自己紹介、プロフィール登録、カミングアウトは大歓迎です。