山ちゃんからの問いかけに、何人かの方が勇気を出してカミングアウトされました。損失の内容と授業料を払って何を得たかについてです。
カミングアウトされた場合、何と言って反応するのでしょうか。おめでとうでもないし、ご愁傷様でもないし・・・
とりあえず私からは「ありがとうございます」と申し上げます。ブログの読者の方にとってはなかなか聞けない、大変貴重な体験談ですからね。
では私からコメントをつけさせていただきます。
ただの個人投資家さんへ
うーん、5千万円はかなり大きいですね。相場の波動を的確にとらえるのはとても難しいと思います。
>景気は循環する。待っていれば4~10年に1度は株価の底が来る!ということで確実に株価が上がる金融相場の初期は株をもち、金利上昇し、これから下がるぞーという時に米超長期債に乗り換える。
もう一度、うーん、日本だとバブルの崩壊以降ここが谷底だと思って買ったら、そこはまだ8合目でまた暴落した。さらに暴落したので買ったらまだ6合目でまた暴落した。また暴落して買ったらまだ4合目だった。最後は2合目まで行ってどやら底は打ったけど、まだ4合目くらいにしか戻らないでうろうろしている・・・これが現状ですからね。
ただの個人投資家さんの言われる
>確実に株価が上がる金融相場の初期は・・・
これが果たして今後通用するのかも、念のため一応疑ってかかってください
>これが2000円もしない林先生の本「米国債を買え!」で勉強したもっとも安価な勉強方法の投資方法だと思います!!
5000万円÷1,575円=3万1,746冊。数字を見ると意味もなくつい計算したくなる、悪いクセです(笑)
Genrechtさんへ
ドル建て債券の投資では、金利と為替の両方の要素があるのが難しいところですね。それでも昨今はドル金利が上がるとドルが上がるという経済原則に則って動いているので、昔のように金利がどうなろうがとにかくドルが安くなる、という時代よりはわかりやすい環境になっています。と言われても、為替と金利の2兎を追いたい方の慰めにはなりませんね。
>もう、円建てで考えるのをやめたいです。でも、円建てで計算するのは、日本人の宿命なのでしょうか
日本人ですから円建てで考えるのはやむをえないでしょう。究極的には円建てで考えるにしても。しばらくは目をつぶる必要がありそうです。
なんだかんださんへ
>幾度となく証券会社からは買い替えを薦められるも、頑なに拒否し
これこれ、これが大事です。証券会社は「上がったから売りましょう」、「下がったから、売りましょう」、「何はなくとも売買だけはしてちょうだいね」です。
>授業料払って何か得たとしたら、自分自身の欲や弱さ、世の中の危うい仕組 みなんかを「身をもって」学んで、ちょっとプラスで着地出来たのでよしとします。
そうですよ、「よし」としましょうちょっとでもプラスなんだし。
いざさんへ
>日経オプションコールのショートポジションで約2ヶ月間で約2億円の損失を被りました…一世一代のミスディールでした~
ちょっと桁が違いすぎて見当がつきませんが、よくぞカミングアウトしていただきました。オプション取引をすると、こうしたことが起こりうるというとても大きな教訓ですね。みなさんもきっと肝に銘じるでしょう。
>林さんの著作にもっと前に出会っていれば!
何名かの方から同様なコメントをいただいていますが、みなさん決して遅くないと思います。少なくとも今後は慎重になり、大きな損失を被る可能性のある投資はされないと思いますので。
それと、授業料はたったの1,575円、いや消費税値上げで1,620円です(笑)。
今後もカミングアウト、歓迎です。
カミングアウトされた場合、何と言って反応するのでしょうか。おめでとうでもないし、ご愁傷様でもないし・・・
とりあえず私からは「ありがとうございます」と申し上げます。ブログの読者の方にとってはなかなか聞けない、大変貴重な体験談ですからね。
では私からコメントをつけさせていただきます。
ただの個人投資家さんへ
うーん、5千万円はかなり大きいですね。相場の波動を的確にとらえるのはとても難しいと思います。
>景気は循環する。待っていれば4~10年に1度は株価の底が来る!ということで確実に株価が上がる金融相場の初期は株をもち、金利上昇し、これから下がるぞーという時に米超長期債に乗り換える。
もう一度、うーん、日本だとバブルの崩壊以降ここが谷底だと思って買ったら、そこはまだ8合目でまた暴落した。さらに暴落したので買ったらまだ6合目でまた暴落した。また暴落して買ったらまだ4合目だった。最後は2合目まで行ってどやら底は打ったけど、まだ4合目くらいにしか戻らないでうろうろしている・・・これが現状ですからね。
ただの個人投資家さんの言われる
>確実に株価が上がる金融相場の初期は・・・
これが果たして今後通用するのかも、念のため一応疑ってかかってください
>これが2000円もしない林先生の本「米国債を買え!」で勉強したもっとも安価な勉強方法の投資方法だと思います!!
5000万円÷1,575円=3万1,746冊。数字を見ると意味もなくつい計算したくなる、悪いクセです(笑)
Genrechtさんへ
ドル建て債券の投資では、金利と為替の両方の要素があるのが難しいところですね。それでも昨今はドル金利が上がるとドルが上がるという経済原則に則って動いているので、昔のように金利がどうなろうがとにかくドルが安くなる、という時代よりはわかりやすい環境になっています。と言われても、為替と金利の2兎を追いたい方の慰めにはなりませんね。
>もう、円建てで考えるのをやめたいです。でも、円建てで計算するのは、日本人の宿命なのでしょうか
日本人ですから円建てで考えるのはやむをえないでしょう。究極的には円建てで考えるにしても。しばらくは目をつぶる必要がありそうです。
なんだかんださんへ
>幾度となく証券会社からは買い替えを薦められるも、頑なに拒否し
これこれ、これが大事です。証券会社は「上がったから売りましょう」、「下がったから、売りましょう」、「何はなくとも売買だけはしてちょうだいね」です。
>授業料払って何か得たとしたら、自分自身の欲や弱さ、世の中の危うい仕組 みなんかを「身をもって」学んで、ちょっとプラスで着地出来たのでよしとします。
そうですよ、「よし」としましょうちょっとでもプラスなんだし。
いざさんへ
>日経オプションコールのショートポジションで約2ヶ月間で約2億円の損失を被りました…一世一代のミスディールでした~
ちょっと桁が違いすぎて見当がつきませんが、よくぞカミングアウトしていただきました。オプション取引をすると、こうしたことが起こりうるというとても大きな教訓ですね。みなさんもきっと肝に銘じるでしょう。
>林さんの著作にもっと前に出会っていれば!
何名かの方から同様なコメントをいただいていますが、みなさん決して遅くないと思います。少なくとも今後は慎重になり、大きな損失を被る可能性のある投資はされないと思いますので。
それと、授業料はたったの1,575円、いや消費税値上げで1,620円です(笑)。
今後もカミングアウト、歓迎です。
最大の損切で11万円です。最大のプラスが15万円です。
残念ながらアベノミクスではほとんど結果を得られませんでした。
投資していて得られた失敗は、
①急いだもの、感情によって取引したものは基本的にマイナス
②下がっても放置しておけばプラスになったものも多い
③売ったら、翌日から上がる(号泣)
④人の意見はいい加減
得られた法則
①得意分野でのみ購入するとプラスになりやすい
⇒知らないものには手を出さないほうがよい
②直感は案外大事
③勉強すると投資は楽しい
④思っていることは”続けていれば”案外かなう
今後の課題
①辞め時がわからない
②資産運用と家族への投資の割合をどうするか?
よろしくお願いします。
プロはみんな口をそろえて「損切り」などといいますが、これをやると確実に財産は減りました。
で、長い目で見ると、狼狽せずに保有していれば、そこそこ利益が出たであろう・・・ポジションがあったりで、これは後の祭りですがね。
① 為替取引のようにゼロサムゲームはダメ。
② 確実に増える市場に投資すべき。 たとえば、GDP、労働年齢人口の増え続けるアメリカで、株、債券などが良。日本は、その逆なので、いまの株高にだまされると危険。
③ ポートフォリオは重要。 たとえば、株をやるにしても、債券はその額に応じて保有すべき。
④ 基本的に株で買うのは、バークシャー、大型株のETF等のみ
⑤ 売買タイミングと少しづつ。間隔も1ヶ月ごとなど、必ず時期をずらす。
⑥ 買ったものは、財産なのである。売らない。そもそも数年で大益を得ようとするのがおかしい。
そのときは、そこそこ荒れるはずです。
山ちゃんです。皆さん、こんにちわ。
「何を学んだのか?」と揶揄したようなコメントを入れた張本人です。私の父は、小金を貯めては、株に突っ込んでいました。母が、こつこつとため込んだ預金があることがわかれば、それを出させては、更に株につぎ込み、毎回毎回、損しては、家族にあたっていました。口癖は、「証券会社の言うことほど、当たらないものはない!」でしたが、証券会社が推奨株を持ってくると、虫がうずいて、たまらないという感じが、傍で見ていてよくわかりました。父の株式投資の時代は、様々なものが、すべて右肩上がりの中でも、決して勝つことはありませんでした。1989年以降は、株式市場は、下げに下げ続けました。それでも、やめられない。
パチンコをする人たちに、「あんなもの、何が面白いのか。」と聞くと、「儲かるから!」という答えが返ってきますが、長い目で見て、儲かった人を知りません。ある調査によると、一勝二敗で、勝ったような気持になれるのだそうです。
博打は、人間の本能だとも言います。博打は、取りあえずは、個体の存続にも、種の存続にも無関係です。
これが、本能だというならば、この本能は、何のためにあるのでしょうか。
みなさんが、このブログで、思い出の苦さにもかかわらず、多分、恥を忍びながら、ご自分の失敗談を書き込んでくださいました。多分、惨憺たる失敗の前は、自分の知力と予測の確かさに、確証をもって、意気揚々とされておられたであろうことが、見て取れます。しかし、「相場の一寸先は、闇!」人間の小賢しい知恵なんて、全く通用しない。今でも、林さんに、先行きの予測を訪ねる書き込みを散見しますが、さすがの林さんも、相場の先行きが、全く予測できないことをご自身が一番に理解されておられる。
ここに集っておられる方々の大半が、日本国の財政にも、日本経済の先行きにも、絶望に近い感触を持たれておられるようですね。多分、株どころじゃないなあということで、このブログにたどりついておられるような。米国債は、為替というリスクがありますが、それがリスクであることを感じないほどに、日本の状態が悪すぎる。あとは、決まった利息がもらえて、決まった償還日には、元本が戻ってくる。こんな、当たり前のものに魅力を感じなかったのは、何故なのでしょうか。損を覚悟で、博打をはるというよりも、張った瞬間は、儲けを確信している株式投資。確かに、こちらの方が魅力的かもしれませんね。
とりとめのないことを書き続けましたが、皆さんが、お寄せくださった体験談に感謝します。なお、その結論が、カミングアウトであることも、教えていただけたことに感謝します。
拙文に、このように日を当てていただき、面はゆいやら、有難いやら。多少はお役に立てたのかな、よかったかな、なんて思うようにしていますが。