ストレスフリーの資産運用 by 林敬一(債券投資の専門家)

新刊「投資は米国債が一番」幻冬舎刊
「証券会社が売りたがらない米国債を買え」ダイヤモンド社刊
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劣等生さんからの質問への回答、その1

2014年09月16日 | 2014年の資産運用
 劣等生さんから債券投資に関する質問をいただきました。

 「劣等生さん」とか、「○○おっちょこちょいさん」というお名前をそのまま書くのは、読者の方の失礼にあたりそうで気が引けるのですが、それ以外に方法がないので、このまま失礼いたします(笑)。

 質問の主題は「米国債よりちょっとリスクのある社債なども投資対象になるのでは?」という部分だと思いますが、勝手ながらご質問をいくつかに分解させていただき、回答させていただきます。

劣等生さん;株だとかFXだとかリスキーな投資の本はいくらでもある。
債券の本はほんのわずか。


この理由を、私が本を出版する時に編集者と交わした会話の一問一答形式で記しておきます。まずは債券の本がない理由から。

 私も何故債券の本がないのかという質問を出版社にぶつけました。その答えは「債券の本は売れたためしがないからです」とのこと。

 「じゃ何故私の原稿を出版しようと思ったんですか?」と聞いたところ回答は「原稿を読んだ編集局の人はみんな米国債を買おうと思ったから」というものでした。「説得力抜群で、これでは買わざるをえないでしょう」とも言っていました。

 それともう一つ言っていたことは「投資の本はあまたあっても、『次はこの銘柄が上がる』などと具体的銘柄が書いてある本は最初から大外れか、ちょっと経てば賞味期限が切れる。一方、投資の一般論が書いてある本はポートフォリオがどうしたとか書いてあっても、具体的にこれを買えという回答は書いてない。あなたの原稿には投資の基礎プラスこれだという解決編が書いてある」ということでした。

 それでもきっと編集部の方で実際に米国債を買った方がいるかはかなり疑問です。このたった3年間で30年債だと8割の儲け、10年債でも5割の儲けがあると知れば、きっと「買っときゃよかった」と思うでしょう(笑)。もっとも私のブログを読んでいないでしょうから、この事実も知らないでしょう。

劣等生さん;われわれ素人は債券投資に資金を割くべきだと思います。
そうですね、証券会社、銀行、ファイナンシャル・アドバイザーの方々が本当に投資家の立場に立つ人であれば、きっとそれを薦めるでしょうが、彼らの関心事は手数料を稼ぐことなので、「米国債を売らないなら口座を引き上げる」とでも言わない限り(笑)、絶対に薦めないのです。1億円を米国債に投資してもらっても、年間収益は3千円の口座管理料だけです。それでは証券会社は自己否定することになります。その分でもし米国債の投信を買ってもらえば、0.9%として年間100万円近く手数料が入るでしょう。オイシサ300倍です。

では、何故株だとかFXだとかリスキーな本はいくらでもあるのか。

 理由はもちろん「売れるから」なのですが、それだけでは答えとしておもしろくありませんので、私なりの見解をお示しします。

 本屋さんに行くと、投資と限らず○○攻略本があまた並んでいます。株式投資やFXの本の大半はこの攻略本のたぐいだと思います。パチンコか競馬かはたまた宝くじか。リターンの期待値からして勝てっこない賭けごとでも勝つための攻略法を見つけようとする。このブログの読者の方からすれば「アホらしい」の一言で片づけることができますが、のめり込んでいる人は真剣に勉強して勝とうとしているのです。そしてこうした攻略本の多さは、参加者の人数が多いことも影響していると思います。株やFXの本の大半もこの攻略本のたぐいだと思います。

 一方、攻略本とは一線を画す投資本もたくさんあります。そうした本の著者は大学の教授もいれば大手投資会社のアナリストや著名な投資家、中にはちょっと怪しげな株式アナリストもいます。内容的には投資に必要な経済の基礎知識、世界各国の情勢から業界や企業の分析などファンダメンタルズ教えるものから、投資の歴史、成功した投資家のノウハウや投資のABCなど実に様々な本が出版されています。

 こうした内容の本は「投資はバクチではない、科学だ」という標語のもとに、知的好奇心の旺盛な方、勉強好きな方を惹きつけます。刻一刻と変化するファンダメンタルズや相場のテーマを追うため、本屋の本棚もあふれかえることになります。

 そしてここが肝心ですが、私に言わせれば「本の数が多いのは『これが極意だ』という必勝法などないことの証拠」なのです(笑)。必勝法があれば本は一冊で足ります。そんなベストセラーは聞いたことがありません。そして投資の場合はみんなが同じことをしてしまうと、儲からなくなるという自己矛盾を抱えています。ということは、必勝法はあったとすれば誰にも教えないのです。

 最近、HFT(ハイ・フリークエンシ―・トレーディング)という超高速コンピューターを駆使した投資法がはやり、大きな利益を出すヘッジファンドが話題になっていますが、これとてそのうちみんなでやりすぎて儲からなくなるし、規制も入るでしょう。かつて私のいたソロモン・ブラザーズが債券を中心としたアービトラージ(裁定取引)で大儲けをしていましたが、やりかたを他社が学習したら儲けがなくなってしまったのと同じです。


 出版社は常に「売れそうな本を売る」という使命を負っています。ですので、必勝法という理想郷を求めて出版し続けることが使命であり自己防衛の方策なのです。

 債券投資、特に私の提唱する「持ち切り投資法」は必勝法が存在しいて、しかも方法は一つなので一冊でおしまいです(笑)。

 債券投信がやるような、ポートフォリオの入れ替えをしながら債券に投資する方法は、理屈が難しい割に結局株式投資と変わず、相場に翻弄されることになりますので、私はお薦めしません。

 以上がご質問の前段にあった疑問などへの回答です。


劣等生さんの次の質問は

劣等生さん;投資対象は米国債なのでしょうか。リスキーな投資の対極として米国債はわかります。しかしそれよりちょっとリスクのある社債も投資対象になるのではないでしょうか。私の投資内容に対する評価と合わせてご意見を伺えれば幸いです。

これがご質問の本質部分ですね。回答は長くなりますので、次回にさせていただきますが、一つだけ質問があります。保有債券は銀行・保険などの金融機関債とありますが、その債券は劣後債ですか、それとも通常のシニア債ですか。お答えいただけると、回答しやすくなります。不明の場合は不本意な株屋さんに聞いてみてください。よろしくおねがいします。



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45 コメント

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お返事ありがとうございます (ペコ)
2014-09-22 08:02:22
初心者の質問にお返事下さってありがとうございます。
証券会社の管理料はかかって当たり前なのですね。
Amazonの「証券会社の回し者」というコメントは、超初心者の私でも、
少し米国債について調べただけで、「証券会社の回し者なら、米国債は売らないでしょ」と
分かりましたから大丈夫です。
これからもブログ楽しみにしています。
返信する
貴重なご意見ありがとうございます。 (バード)
2014-09-21 23:09:24
みなさん、そしてモトカーさん、貴重な情報誠にありがとうございます。

私は、ご意見を書くだけの情報(能力)は持ち合わせておりませんので、貴重なご意見と受取って今後の生活の参考とさせていただきます。

モトカーさんの
>「もし」私が日本の行政府の長で、力も持っているのなら、次のようにしてみます。
⇒この作戦が良いか悪いかは、私の能力では判断が出来ません。私が思うことは、「もし」この立場を10年以上前に、林さんがなれたなら、今の様な日本にはなっていなかったのだろうなあということです。

この「もし」がほぼ不可能だから、一般庶民として今出来ることをこのブログや書籍を通して、林さんや読者の方々が伝えてくださっているのだと思っています。

モトカーさんや他の方が、「もし」ではなく、今我々庶民が出来ることを書いてくだされば、ギスギスせずに、より良い形で、広がりが出てくるのだろうなあと思います。

これはあくまで私的な意見です。林さん、また、出過ぎたことを書いてしまいましたね。生意気をお許しください。
返信する
半ば炎上?(^-^; (ただの個人投資家)
2014-09-21 22:59:45
なんか休日出勤して、今帰りの電車で見たらすごいことになってますね~(^-^)
モトカーさん、私は陰謀説とか見えない力がってな話好きですよ~(^-^)
ロシチャイル○、フリーメイソ○とか
でもそれは面白いけど、このブログに参加している人にはそれを知ったからってじゃーどうしたらいいの?ってかんじですヽ(^o^)丿
「国家は破綻する」とかいい本有りますよ~
ちなみに良い案をお持ちなら政治家になって我々の将来を楽にしてください。スエーデンのように税金は高いが保障された世の中に(^-^)
あと紙幣でなくコインを作ってばらまくと言いますが、マネーは信用で成り立ってます。裏付けなくコインをばんばん配っても、銀行に持って行くと紙幣と区別はなくなり、逆にマネーサプライが増えて外人の日本売りの良いきっかけを与えてしまうのでは?
それに比べアメリカは基軸通貨で貿易決済に必要だしGDPの増加に比例して増えます!おまけにシェールオイル、ガスまで大量に有るのでドルの価値、信用も高いです!
林先生が詳しく説明してくれているリスクを理解してご自分で納得しないのなら、またネットで調べられたら?
会計士を目指しているなら、延びる会社かどうか、キャッシュフローやら調べて株投資したらどうですか?悪い会社が見抜けるなら、空売りも出来ますよね(^-^;
国のキャッシュフローだってよくわかりますよね?
返信する
Unknown (山ちゃん)
2014-09-21 16:48:01
霊感と啓示ですか・・・。たいしたご経験ですね。
返信する
Unknown (Owls)
2014-09-21 15:04:37
こんにちは。

安全というのは値下がりしないというだけでは
ないと思うのです。一番大切なのは売り手と買い手が
何時でも多くいることが大切だと思います。俗に言う
流動性が高いというやつですね。

私もスイス国債が売買されてるか知りませんが、
ああいう小国の通貨や国債は流動性でアメリカ国債と
全く比較になりません。小国通貨や国債は、買い手が
殺到すると急騰し、いなくなると大幅下落、買い手が
見つかりにくいというリスクが常にあります。
今現在、アメリカ国債に勝る流動性がある金融商品は
世界中に存在しないのは事実なのです。

私の個人的な意見では、世界の経済危機というのは、
ほとんどが流動性リスクの取り過ぎから発生してると
考えています。日本のバブル崩壊も、不動産という
本来は流動性が低い対象に過剰な投資をした、
いざ売ろうとしたら買い手がいなかったという話し。
過剰設備投資や過剰生産も同じです。不要だからと
簡単に買い手が見つからないので問題になります。
リーマンショックの原因と言われるサブプライムローン
入りの債券というのも、本来はそれほど流動性は
高くなかったと思います。そこに投資資金が大量流入、
大量流失したから大問題になったと思います。
古い話ではオランダのチューリップバブルも同様です。

まあ、アメリカ国債が絶対ではないかもしれません。
ただ、アメリカ国債以上の流動性がある金融商品は
世界にはいまだに存在しません。そういう意味で
アメリカ国債の保有は大いに意義があると考えています。
返信する
日本の財政が破たんしないようにするための一案 (モトカー)
2014-09-21 14:09:40
もし私が日本の行政府の長で、力も持っているのなら、次のようにしてみます。

1,000円硬貨を大量に製造・発行することで対応する。

1.高齢者への公的年金支給 → 1,000円硬貨による現物支給
2.国債の利払い費 → 1,000円硬貨による現物支給
3.公務員の給与 → その半分を、1,000円硬貨による現物支給
4.・・・
などなど

紙幣を大量に発行することは、財政規律やインフレ懸念から出来ない。
また、紙幣は、日本銀行券であり、日銀と日銀にまつわる法律等、制約がある。

しかし、貨幣は、日銀が介在せず、政府が発行するものである。

https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/outline/

現在は便宜上、日銀を通して流通させているが、そうしないことも閣議決定や法の改正で可能だ。

国債の発行は、国の借金が増えることを意味するが、
貨幣の発行は、国にとって、利益が出ることを意味する。

なぜならば、貨幣の製造原価は、貨幣の額面を下回るからである。

1,000円硬貨が嵩張るので現実的でないというのなら、2,000円硬貨や5,000円硬貨でもいい。

そして、発行すればするほど、国の借金は減る。

年金問題も、国債の利払いの問題も、たちまち解決する。

高額紙幣の乱発はインフレの懸念があるが、硬貨の乱発ならば、逆にデフレ防止になるくらいで好都合だ。

いかがでしょうか?

日本の財政が破たんするというのは、そう考える人が多いにすぎず、必ずそうなるとは決まってはいない。

単なる空想で終わってしまうかもことかもしれない...

以上です。

あわせて、バードさんの、「タダで聞こうと思っている訳ですよね」という御指摘への回答ともさせていただきたいと思います。
返信する
バードさんへ (モトカー)
2014-09-21 14:08:06
>タダで聞こうと思っている訳ですよね。

いいえ。情報には、情報で返すつもりです。

聖書にもこうあります...
「神のものは神に返せ。カエサルのものはカエサルに返せ」

有益な情報には、同等の有益な情報で返せば良いのでは?

次のコメントでそう試みさせていただきます...
お気に召されるかどうかはわかりませんが、まずはご賞味くださいませ。


返信する
山ちゃんさんへ (モトカー)
2014-09-21 14:06:56
日本の財政が近々破たんするかも?、というのが議論の前提なのですね?
了解いたしました。
ということは、破たんしない可能性を合理的な理由と共に示せれば、いいのですね?
トライしてみます。
次の次のコメントでやってみることにします。

>対等の立場に立てるなんて、思わないでください。
しかし、あなたは私の事をよくは御存知なくはないですか?
また、金融や為替のことだけでこの世の現象が動いているわけでもないとは思います。

また、日本の財政破たんは、大勢の人がそう思い込んでいるだけかもしれませんよ?
無いものを、あると思っているだけかもしれません...

プラトンの著作にもこうあります。
「地下の洞窟に住んでいる人々を想像してみよう。人々は、子どもの頃から手足も首も縛られていて動くことができず、ずっと洞窟の奥を見ながら、振り返ることもできない。洞窟に住む縛められた人々が見ているのは「実体」の「影」であるが、それを実体だと思い込んでいる。「実体」を運んで行く人々の声が洞窟の奥に反響して、この思い込みは確信に変わる。同じように、われわれが現実に見ているものは、イデアの「影」に過ぎない」

私は若い頃プラトンやストア哲学の著作にはまったことがあり、今は敬虔なクリスチャンでありますが、普通の人間には見えないようなものを見てきた経験値があります。

霊感というか啓示が頭の中にひらめいて、それがしばらくのちに現実のものとなった経験が...

これ以上話はやめますが、”霊感”や”啓示”という面では、対等の立場どころか、越えられるかもしれません。

返信する
情報をタダだと思っているのでは? (バード)
2014-09-21 12:02:45
林さん、先日は父のご相談等でお世話になりました。
モトカーさんや皆さんのやり取りを拝見し、コメントを書かせていただきます。

たとえば、モトカーさんの最後のコメントで、
「スイス国債とか、どうなんでしょう?あるんでしょうか?」

とありますが、知識のある方に尋ねる書き方とは、到底思えません。

お金を払って聞いているのであれば、理解できない訳ではありませんが、タダで聞こうと思っている訳ですよね。(実際、どうやってお礼をしたら良いかわかりませんが・・・。)

これでは謙虚さが一切感じられません。個人的には、林さんの様な方は、「奇跡的な良い方」という括りに入ってまして、滅多にいない方に甘えるにもほどがあります。

このブログの多くの読者さんが、そのように思っているのだろうなあと思っています。

ハードルは高いですが、このブログを完全に読破されてから質問をして頂きたいと思います。読んでいく中で、見えてくるものもありますので、そしてそれでも質問があるようであれば、質問をお続けになれば良いと思います。

林さんからすれば、似たようなものを二度回答するのは、二度手間になりますから。それが、マナーかと思います。それと聴き方ですね。

生意気なコメントだと思いますが、お互いを尊重できる話し合いの場にしていただけたらありがたいです。

返信する
モトカーさんへ (山ちゃん)
2014-09-21 12:02:41
 私は、林さんの著書を熟読し、このブログも最初から参加しています。新参のモトカーさんが、ここでなされたすべての議論をご存じでないことは、当然のことだとは思います。ただ、議論の土俵のようなものがあることは、ご理解ください。できたら、その土俵の中で、問題を提起し、議論をしていただきたいのです。その中での異論・反論は大歓迎だと、林さんも、おっしゃっておられます。
 為替ヘッジとおっしゃいますが、そもそも最初の問題意識は、日本の財政が遠くない将来、破綻しそうだということだったのです。為替のヘッジが可能でも、円を持ちたくないという共通の認識が、ブログの参加者には、あるのです。ヘッジしてしまえば、意味をなさないのです。
 為替市場において、林さんが、意識下で、金融の問題が肥大化しさせているという言いがかりについては、林さんご本人は、苦笑されておられるでしょう。ブログの参加者も、あほらしくて、あなたの議論をまともには読まないでしょうね。為替相場がどうやってきまっているかということについては、林さんご自身が、これまでになされてきたエコノミストの議論について、このブログで紹介され、ご自身で慎重に考察された跡を教えてくれました。それを知っている人たちは、あなたのいいがかりをどのように処理すればいいのでしょうか。
 誠に失礼ではありますが、あなたがお考えになられた議論や理論をいちいち丁寧に読み込んで、考えてみる気にはなれないのです。まず、もう一回、林さんのご著書を丁寧に読み込んで、このブログの興味を掻き立てそうなところをしっかりと読んでみてください。それがあなたのためにもなると確信しております。
 間違っても、金融や為替や投資の問題で、林さんと対等の立場に立てるなんて、思わないでください。異論・反論は大歓迎なのですが、気持ちだけは謙虚におねがいします。
 できましたら、失礼をお許しください。 
返信する
代替案その2 (モトカー)
2014-09-21 09:26:53
私は、学生時代から外国為替に興味を持っていました。
特に、スイスフランを追っかけてきました。
スイスフランは、大きくみれば、諸通貨に対し、右肩上がりです。

ウソだと思うのなら、調べてみてください。
1980年から、5年おきに、1スイスフラン=何円?、かを調べてみればわかると思います。

スイスフラン預金ならシロウトでも簡単にできます。いや、できました。(今は、金利は低いですからね。今しても、あまりおいしくないです。昔は、です)

スイス国債とか、どうなんでしょう?
あるんでしょうか?
返信する
やっぱり... (モトカー)
2014-09-21 09:16:16
米国債の持ち切り投資が、優秀な投資方法であることは認めます。
認めますが、「ストレスフリー」だというのは、言い過ぎなような気がしてならないです。

「投資や金融の知識があまり無い人のため」ということですが、そういう人はシロウトということですよね?

シロウトであればあるほど、テレビや週刊誌のネタに、動揺しやすいと思います。

満期までのあいだに、胸がドキドキしたり、胸がざわざわしたり、胸がキュンキュンしめつけられたりする経験を何度もしてしまうと思います。
そして、そういうタイプの人は、少数派ではなくて、結構な数いるように思います...
返信する
代案 (モトカー)
2014-09-21 09:10:51
他人の意見を否定するだけなのは好ましくないので、私の代案を書きます。
グローバル・リート・ファンドへの複数投資。
不動産収入は比較的確実なものです。
個々の不動産にはリスクがありますが、ファンドにしてリスクの軽減をはかります。
対象は全世界にして、カントリーリスクや通貨変動リスクを減らします。
信託報酬が少ないものを、3つ選びます。
その3つに等分に投資額をわりふります。

あとは、その3つの合計値のパフォーマンスだけを見ることにします。
個々のファンドの価格動向は、決してみないことにします。無視します。
3つの合算値だけを見て管理していくことにします。

こうします。
返信する
ただの個人投資家さんへ (モトカー)
2014-09-21 08:52:03
>私が勝手に思うに、モトカーさんは自分の考えと、意見に対して反対の意見がないか考えるタイプなのでは?

いいえ、違います。
ただ純粋に、”真実”を求めるタイプの人間なだけです。
私は、学生時代は、公認会計士を目指していました。
なれてはいませんが、まだ夢はあきらめていません。
簿記1級はもっています。

ですので、監査人的視点で、何事もみようとしているクセが昔からあるだけです。
もっともらしい財務諸表の裏にひそむ粉飾をあばくのが公認会計士の職務なわけですが、誰に対しても、そういう目線でつい見てしまうんです。

悪意はないものです。
返信する
山ちゃんさんへ (モトカー)
2014-09-21 08:46:49
投資や金融の知識の無い人は、テレビのニュースで報道される、「やれ、1ドル=70円台になった」だとか、「急速に円安が進んでます。ここ少しの間で8円も!」というアナウンスに対し、精神的に動揺すると思います。
人間は感情の動物です...
理屈で持ち切りにするとダイジョウブと説明されても、理屈よりも感情によって、胸がざわざわするものなのでは?

それから、田中氏とロッキード事件については、私は、週刊誌や一般の単行本の記事ではなく、「法廷におけるやりとり」や、「捜査記録」などの諸資料のほうをみて、判断をしております。
返信する
ストレスフリー (山ちゃん)
2014-09-21 08:11:37
 もう一度、申し上げます。このブログでは、投資や金融の知識のない人にも、なんらリスクもストレスも与えない投資のノウハウを与えてくれています。なおかつ、それが最良の結果をもたらしてくれてきたことを説明してくれています。トルコリラ危うさをも、説明してくれています。
 よしんば、あなたの言い分を認めたとして、ドルやユーロならまだしも、一般の人たちが、どうやって、トルコリラのヘッジをやれるというのでしょう。また林さんの説明では、投資において、一番に大切なのは、流動性だということですが、トルコリラにはそういう点は、どうなのでしょうか?いざという場合、売買に難渋するようでは、困るのですが。
 
 それとですね、あなたの「政治力」についてのご説明ですが、一般では、そういう話を週刊誌ネタといいます。このブログの参加者は、だれ一人、そういう情報に基づいて、株を買う人はいないと思いますが、あなたは、そういうものに納得して、投資をされるのですか?
返信する
投資は最終判断は自分ですから (ただの個人投資家)
2014-09-21 07:06:38
すごいですねこんなに迫熱トークが(^-^)
モトカーさかみつきすごいですね~
いろいろ勉強してるんでしょうね~
私が勝手に思うに、モトカーさんは自分の考えと、意見に対して反対の意見がないか考えるタイプなのでは?
私がそうですから(^-^)
確かに国には成長期、繁栄期、成熟期、衰退期が歴史をみると繰り返しています!
アメリカは特許や自由や個人が頑張れば報われる国だし、イノベーションはアメリカ発が多いし、移民も多く人口増加が止まりません。20年後の平均年齢の増加も日本や中国に比べはるかに低くまだまだ人口増加によるGDP増加は続きます。それに比べ一人当たりのGDPが4000ドル以下の新興国は成長の余地はまだまだありますが、社会主義は10年に1度は内乱や無謀なことが発生したり、先進国からの投資資金が引き上げられたりと、その分のリスクがたかいです。
かみつきながら最終的には自分で調査、計算してみたらどうですか?結構皆さん回答してくれてますが失礼な感じですよー(^-^)
最後にがっぽり稼ぐなら、口座管理料にこだわり過ぎでは?
返信する
林敬一さんへ(その3) (モトカー)
2014-09-20 22:54:18
>高金利通貨は為替下落の可能性を秘めています。
私の大学時代の教科書にそうありました。
が、その後、社会に出て、違う、と学びました。
外国為替相場は、”需給”でも決まります。
実体経済、すなわち、貿易上の決済における、”需要”によっても変わります。
残念ながら、林さんは、”意識”の中で、金融市場の存在が肥大化しておられるように思います。
金融動向しか追っかけていないと思います。
産業構造が変わり、例えば、農業国が短期間で急速に工業国に変化するようなことが、もしも起きれば、そうならないケースもありえます。

返信する
林敬一さんへ(その2) (モトカー)
2014-09-20 22:47:57
アメリカが政治力でデフォルトを抑えた例としては、ニクソン・ショックがあります。
これにより、固定為替相場制から、変動為替相場制へと移行しました。
明らかに、後者になって、円高にしたほうが、元本と金利の支払い負担額は軽減されています。
これが、まずは、具体例です。
知恵を働かせれば、さらにあるかもしれませんよ?
返信する
林敬一さんへ少しづつ (モトカー)
2014-09-20 22:43:59
アメリカが日本の政治家を失脚させた例としては、田中角栄とロッキード事件の例があります。
詳しい説明はさけますが、さまざまな書物を読んでいただければ...
返信する
まずは山ちゃんさんへ (モトカー)
2014-09-20 22:38:23
シロウトがどこまで出来るかはわかりませんが、外国為替には、”ヘッジ”という手段がありますよ。
新興国債券を購入し、ヘッジをかければ、ストレスフリーです。ただし、少なくとも、為替に関しては、です。
発行体リスクは残りますが。
為替変動を相殺し、中立にする、という方法は御存知ないですか?
返信する
訂正 (しこ)
2014-09-20 07:55:34
文字化けは星5つです。
失礼しました。
返信する
手数料 (しこ)
2014-09-20 07:54:31
林様へ

ご無沙汰しております。
手数料は私が取引しているネット銀行ではありません。有名なところ3ヶ所です。

私見ですが、読者コメントで複数人いたら必ず批判やネガティブなのはあると思います。
それこそ、同業者や、過去に失敗した人などは良くはおもわないでしょうから。

そもそも、読まれないものはコメントすらありませんから(笑)
また、素晴らしいU+2B505つみたいな物ばかりでも恐いですよね。


返信する
Unknown (とくめいせんたい)
2014-09-20 02:36:03
ご返答どうもありがとうございます。
確かに為替との一体で考えないといけないですね。
返信する
口座管理料について (Pufiin)
2014-09-19 23:20:03
こんにちは。
だいぶ白熱した議論になっていますね。

証券会社の口座管理料についてですが、ネット証券はどこも無料が原則ですが、対面型の特に大手証券会社は、有料(通常は消費税が上がって今は年3240円)のところが多いです。

というのは、表向きの話で、どこも一定の条件を満たせば、口座管理料は無料になります。国内証券口座だけではなく、外国証券口座も同様です。

林先生に倣って、特定の証券会社についてのコメントは避けますが、3大証券も勿論含みます。各社毎に条件に違いがあるのですが、HPのどこかに一応書いてあります。ただ、非常に見つけにくく(わざと?)、隅々までよく読む必要があります。

私は、IPO投資のために色々な証券会社で口座を開いており、先程数えたら全部で33社ありました(笑)。
管理料を払っている会社は一つもありません。

ご参考までに。



返信する
ペコさんへ (林 敬一)
2014-09-19 20:24:55
私のブログと著書をお読みいただき、ありがとうございます。

米国債をどこで買うかのご質問ですが、一つ気になることがあります。
「管理料がかかります」という言葉ですが、私は超ディスカウントのネット証券などの実態にはうといのですが、管理料がかからない証券会社って、あるのでしょうか。すべて当然国内の証券を買えば国内用口座の管理料がかかり、外国証券を買えば別に外国用口座の管理料がかかると思っています。

米国債をどこで買うかは在庫の豊富さが判断の基準です。といっても毎日の売買で在庫は変動すると思いますが、大手であれば極端な在庫変動はないと思います。

証券会社を特定するのは、勘弁してください。中立こそ私の本分だと思っていますので。

ついでに・・・私は出版直後にアマゾンのコメント欄で「証券会社のまわしもんですか」というお門違いもはなはだしいコメントを最初につけられています。消すことができないので、今でもトップに出ています。それを書いた人こそは証券会社の回し者だと思っています(笑)。
返信する
訂正です (林 敬一)
2014-09-19 18:21:49
先ほどのモトカーさんへの返答で、書いていました最後の文はわかりずらいし誤解を招く恐れがあるので削除します。

>違うのは金利が低いのに円高になった昔の円くらいか。でも異次元に移動してから理論値に復帰(爆笑)

この部分を削除です。失礼しました。

返信する
山ちゃん、モトカーさんへ (林 敬一)
2014-09-19 17:21:03
山ちゃん、ご支援、痛み入ります。

投資に絶対はないですが、絶対に最も近いのは絶対米国債ですね(笑)。

返信する
なんだかんださんへ (林 敬一)
2014-09-19 17:19:38
すでに米ドルへの転換を終えている方は、じっくりと待ちましょう。金利は為替ほど一気の上昇は見込めないと思いますが、3%は一つの目安ですね。

豪ドル債ですが、著書で薦め、その後も薦めていました。しかし昨年、新規購入は一時停止のサインをだしました。その時の理由は為替がすでに高くなってしまったのと、金利の低下、そして資源供給先の中国リスクです。今も一時停止の解除をしていません。

しかし豪州は財政的には全く安全なので、国債を円リスクのヘッジ目的で買うなら米国債同様、今の為替と金利でも買えないことはないと思います。
返信する
けいりーまんさんへ (林 敬一)
2014-09-19 17:18:14
けいりーまんさん、お久しぶりです。

ダイヤモンド・オンラインの連載をみていただきましたか、ありがとうございます。

3年前の出版直後の連載です。本の販売に多少貢献したと思いますが、「米国債?何だそれ」の時代でしたからね・・・。

米国債金利も毎日上がってきていますが、金利だけでは買えるレベルとは思えません。しかし円リスクをヘッジする目的であれば、買えないレベルでもないと思います。と言っているうちに、円安昂進なので、とまどいますね。


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とくめいせんたいさんへ (林 敬一)
2014-09-19 17:16:36
>オイルショックの80年代の10%以上の高金利からだんだん低金利に向かうこの30年だったから、ということも一部ある気がします。

そのとおりですね、私も高金利が理由の大きな一つだと思います。しかしその後も米国債は結構頑張っています。

>今後償還されたら今の2.5%の金利水準で引き続き長期債券を購入される予定でしょうか?

私はこのブログの読者の方ほど資産家ではないので(笑)たいした投資はしていませんが、10年もの金利の2.5%は低いと思います。ちなみに10年で何パーセントプラスかを計算しますと、28%です。例えばそれが3.5%だとすると10年でプラス43%になるので、まあまあかと。

この水準で投資に踏み切るか否かは、円リスクをどう考えるかによるのではないでしょうか。将来円のリスクが非常に高い可能性があるとみれば、ヘッジにプラスして28%は増えるので、けっこう悪くないかもしれません。

もし償還金だとドルなので、その心配もいりませんが・・・
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たかさんへ (林 敬一)
2014-09-19 17:13:13
>初心者は、1年で2倍だ、10倍だ・・・という本についつい目がいってしまうのです。「10年で1.5倍です。」というのは、頭では分かっていても・・・というのが本音だと思います。

たかさんへ座布団1枚!

バッフェトの言葉、
>● 一般の人は、すぐに金持ちになりたがっている。私は、ゆっくり金持ちになりたいのだ。

バフェットじいさんも、座布団1枚!


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モトカーさんへ (林 敬一)
2014-09-19 14:27:55
すみません、私にはモトカーのコメントにある以下の部分がよくわかりませんので、逆になってしまいますが、解説をください。

>アメリカは赤字国で、デフォルトも取り沙汰されています。(実際は、政治力によってそうはさせないだろうけど)

どなたが取り沙汰しているのでしょうか?根拠はどこにあるのでしょうか?政治力とはアメリカの政治力ですか?政治力によって何をどうしたらデフォルトさせずに済むのでしょうか?

>橋本元総理がアメリカ国債を売りたいといった際、アメリカは裏で動いて、橋本政権を失脚させたと言われています。また、日本政府が、今まで何度か売らせてくれと水面下で頼んだが、断られてきました。日本政府のアメリカ国債は、塩漬け状態なのです。これが、政治力で抑えている具体例です。これが無ければ、デフォルトの可能性が現実味を帯び始めていたと思います。

えっ?どなたがこれを言っているのか教えてください。
アメリカが日本の首相を失脚させられるのですか?どうやってでしょうか?

>アメリカと経済的に強く結びつき、黒字国であるカナダの国債の「持ち切り投資」というものを考えた場合、アメリカ国債持ち切りと比べて、優劣はいかがでしょうか?

アメリカがデフォルトしたとき、強く結びついたカナダは大丈夫でしょうか?親ガメこけたらみなこけませんか?たかがリーマンが潰れたくらいで、世界中が震撼しましたが。

トルコリラの件ですが、トルコリラは私の中では超ハイリスクです。独裁色を強める国内政治、周辺国の地政学的リスク、どこをとっても超ハイリスクに思えます。オリンピック委員会はよく見ています。

そして今一度、目白のおっちょこちょいさんの示されたブログの記事を是非ごらんください。目白のおっちょこちょいさん、参考資料ありがとうございました。私は探せずにいたところです(笑)。

目白のおちょこちょいさんの主旨は、「金利は為替リスクと見合っている」ということで、これはどの通貨にも共通しています。高金利通貨は為替下落の可能性を秘めています。 違うのは金利が低いのに円高になった昔の円くらいか。でも異次元に移動してから理論値に復帰(爆笑)
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ストレスフリー (山ちゃん)
2014-09-19 06:24:27
モトカーさん、こんにちわ。
 このブログの表題には、「ストレスフリー」という枕詞がついています。また、最近、本欄の読者自分の投資行動を説明し、ことごとく失敗してきたことを明かされたことは、お読みかと思います。小賢しく動き回り、うまくやってやろうと思った結果、損をし、ストレスを抱え、ロクなことがなかったということを表明されておられるのです。その結果の米国債投資であり、ストレスフリーなのだ、と解釈しています。確かにこれなら、頭をフル稼働することもありませんし、いろいろと調べて回る必要もありません。
 あなたの文章を拝見していると、林さんが指南しておられる投資の在り方が、理解できているようには思えません。世の中には、投資ノウハウの指南本が、数多く出回っています。そちらをお読みになられた方が、あなたの行き方にそぐうのではないでしょうか。
 また、アメリカ政府のデフォルトということですが、金を別にすれば、いや、金もリスク資産ですね。世界で最も安全な資産が米国債だという認識をブログ参加者共通の認識として持っています。このブログの参加者の多分、だれ一人として、あなたのご意見には同調しないでしょう。「絶対」がありえないことは、皆が知っていますが。
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米国債を買うのに便利な証券会社は? (ペコ)
2014-09-18 20:42:21
投資に全く縁がない生活をしていましたが、ふと思い立ち調べていてこのサイトを発見しました。
林さんの本も読みました。
早速米国債を買おうとネットで証券会社を見ても、
あまり積極的に売っていないのですね。
見つけた中では大和証券が色々な期間の米国債を売っているようですが管理料がかかります。
また同じ米国債でも証券会社によって、値段が少し違います。
どの証券会社が便利でお得なのでしょうか?

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お答え (劣等生)
2014-09-18 10:38:31

お答えありがとうございました。

私の購入債券は金融機関の普通の債権と劣後債、両方があります。劣後債コーラブルで、ファーストコールまで10年程度です。

債券投資の意思決定過程も申し上げておきたいと思います。
確実な儲けということで債券投資を選んだわけですが
リスクがないわけではない。債券投資のリスクを確認しておきます。
発行体リスク、価格変動リスク、為替リスク、こんなところだろうと思います。

発行体リスク。これが一番怖い。デフォールトになれば、ハコですので。
一番固いのは国債、それも最強国アメリカの米国債ということになるのでしょうが、もうちょっと金利がほしい。そこで社債を探しました。社債の中では比較的安全な金融機関の債権にしました。リーマンを見ろと言われるかもしれませんが、リーマンがあったからこそ
金融機関はより安全な投資先になったと思っています。
トゥービッグトゥーフェイルだと思っています。甘いでしょうか。ちなみにジャンクではなくBBB以上の投資適格債です。

劣後債というところもリスクはありますが、元がつぶれれば優先も劣後もあるかと思い、つぶれそうにないなら金利の高いもの、劣後債を選択しました。

価格変動リスク。
金利上昇は債券価格の下落。これからFRBが利上げをしようというわけですから、途中で売れば債券価格は下落。従って、満期まで持てる物、そんな観点で選びました

為替リスク
外債となればこれがつきます。
これが嫌だとなると日本国債となり、ほとんど儲けがない。外債に行くしかない。いくしかないとなれば、為替リスクの少ないもの、出来れば為替で利益の得られる通貨の債権を。ということで数年前は豪ドルを選びました。
中国がきな臭くなってきているので、持ちきれず、しかも豪ドルも上げてきたので売り。米ドル建ての債券を購入しました。


ところでお答えの中で
米国債を買っておけば「3年間で30年債だと8割の儲け、10年債でも5割の儲けがある」とあります。
データと式でご説明いただければと思います。

私の豪ドル社債投資も失敗だったとは思っていません。
気楽に1割儲かれば正解です。しかし到底8割にはなりません。米国債でこういう成果が得られれば
改めて投資方法を検討しなおす必要が出てきます。
ご説明よろしくお願いします。
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回答 (モトカー)
2014-09-17 21:18:41
モトカーです。
まず、トルこリラ債について。
南アフリカとトルコは、かなり違うと思います。
ユーロ圏との距離に、イスラム世界との距離。
隣国が、南アフリカと違う。
そして、ドイツを中心にいるユーロ圏への出稼ぎ者の存在。などなど

米国債について。
林先生の著書は読んでいますが、それでもデフォルトの可能性は無くもないと考えています。
しかしそれを、”政治力”で抑えています、すでに。
橋本元総理がアメリカ国債を売りたいといった際、アメリカは裏で動いて、橋本政権を失脚させたと言われています。
また、日本政府が、今まで何度か売らせてくれと水面下で頼んだが、断られてきました。
日本政府のアメリカ国債は、塩漬け状態なのです。
これが、政治力で抑えている具体例です。
これが無ければ、デフォルトの可能性が現実味を帯び始めていたと思います。



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米国債のデフォルト (山ちゃん)
2014-09-17 20:08:19
モトカーさん、こんにちわ。山ちゃんです。
 米国債のデフォルトの可能性が十分にありそうとのことですね。本来なら林さんが、お答えされるべきところですが、この件は、林さんが、何回も繰り返し、説明されてきたことです。結論から言えば、極めて可能性が低い、ということです。まず、「米国債を買え!」の153ページをお読みください。それで納得できなかったら、更に質問をしてください。
 なお、アメリカ政府が、デフォルトしそうになったら、政治力で抑え込むということですが、もしも、本当にデフォルトしそうなら、そんな政治力なんて、マーケットの前にあっては、蟷螂の斧でしかありません。
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オーストリア債券 (なんだかんだ)
2014-09-17 13:31:41
林さん、

米国リート売却→ドルMMF待機の状態です。ケイリーマンさんのご質問とダブるかもしれませんが、米国の現状から金利はどの程度で債券投資に踏み込む適格レベルなのでしょうか?10年債、3パーセントあたりかな?と個人的には思っていますが…。それと、オーストリア債券に投資する際のリスクは為替変動だけですか?それは金利の利を容易に喰ってしまうほどのリスクでしょうか?←以前、林さんが米国債の代替えとしてご提案されていましたので、ほんの僅かだけ、オーストリア債券にも入れてみようかな?と思っています。
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米国債の相場 (けいりーまん)
2014-09-17 12:59:41
林さん、ご無沙汰しております。

林さんが数年前にダイヤモンドオンラインに連載された記事を読みました。

米国債を購入しようと大手証券会社のサイトを見てみましたが、「買い」か「待ち」かが感覚的によく分かりません。

10年物ゼロクーポン債で利回り約2.6%、22,3年物ゼロクーポン債で利回り3.1%弱、という感じです。

この程度の場合で購入するメリット、デメリットは、何でしょうか? 
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モトカーさんへ (目白のおっちょこちょい)
2014-09-17 09:14:43
モトカーさん
はじめまして目白のおっちょこちょいです。

SBI のトルコリラ債券ですね。
実は私も10年ほど前に SBI の南アフリカランド債券を購入しました。
その顛末と林さんのコメントはこのブログに書かれていますので、上の URL (たぶん私の名前)をクリックすると該当記事にジャンプしますので、参考にしてみて下さい。
結論から言いますと、証券会社に載せられているだけなので、米国債を選択せず新興国債券を選ぶ理由はありません。
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トルコリラ債は? (モトカー)
2014-09-16 23:52:23
現在、SBI証券で売りに出されているアジア開発銀行発行の、トルコリラ建て債券...
価格は、97.64で、クーポンが7%です。
利回りは、8.47%です。
償還は比較的短期で1年9ヶ月。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bond/foreignbond/try/issued02.html

ハイリスクではなく、ミドルリスクだと思うのですが、どうお思いでしょうか???
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カナダ国債は? (モトカー)
2014-09-16 23:06:35
アメリカは赤字国で、デフォルトも取り沙汰されています。(実際は、政治力によってそうはさせないだろうけど)
そこで、アメリカと経済的に強く結びつき、黒字国であるカナダの国債の「持ち切り投資」というものを考えた場合、アメリカ国債持ち切りと比べて、優劣はいかがでしょうか?
教えていただければ幸いです。
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Unknown (とくめいせんたい)
2014-09-16 22:57:53
お世話になっております。
ご著書の256ページを拝見して、どの期間でも債券が株を上回りましたが、それはオイルショックの80年代の10%以上の高金利からだんだん低金利に向かうこの30年だったから、ということも一部ある気がします。

今は2.5%程度の金利になっていますが、今後もこの金利で10年、もしくは3.2%で30年の債券でも、今後は株式に勝てると思ってらっしゃいますか?
もしそうだとしたら、株価はこれからほんの少ししか上昇しない前提となります。

また、林様も近年ではなく以前から生の債券に投資されてると思いますが、それらの償還とともにまた投資を考える必要が出てくると思いますが、今後償還されたら今の2.5%の金利水準で引き続き長期債券を購入される予定でしょうか?
よろしくお願いいたします。
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債券が少ないわけ (たか)
2014-09-16 21:06:55
 債券の本は、そりゃ、少ないでしょう。
なぜなら、初心者は、1年で2倍だ、10倍だ・・・という本についつい目がいってしまうのです。

「10年で1.5倍です。」というのは、頭では分かっていても・・・というのが本音だと思います。

ウォーレンバフェットの言葉は、その本質を突いていますね。(うろ覚えなので間違いありますが)

● 一般の人は、すぐに金持ちになりたがっている。
私は、ゆっくり金持ちになりたいのだ。

● 家を買ったら、次の日から、その売り値を逐次気にするのだろうか? 
 つまり、投資とは家を買う行為と同じである。それが良いと思ったから一生保有するつもりで買うものなのであって、売ることなど考えない。

 貧しくなりたかったら、その逆をやれば良いのでしょう。
「あと、数年で、○○社の株は、2倍になるぞ。」という思惑で買い、少し上がれば、
「俺はなんて頭がいいんだ。しめしめ。まだまだ上がるぞ。」と思い、
「あれあれ下がった・・・。でも、また、上がるはずだ。 よし長期保有だ。」
「ややや・・・!! どへ~~。 退散だ!」

PS. ちなみにバフェットは株で大もうけしたことが有名ですが、バークシャー社は、債券も大分保有している
ようですね。
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