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米国債投資にあたっての証券会社選び

2019年06月21日 | 米国債投資にあたっての証券会社選び

  悩める初心者さんから、以下のような質問がコメント欄に寄せられました。

引用

林先生、諸先輩方

  いつもお世話になっております。本当に初歩的な質問で恐縮です。

  証券会社の選択について教えてください。各々の証券会社で米国債でも違いがあり、取り扱っている米国債の数も違いどこで購入するのがよいのか悩んでおります。とりあえず、短期をSMBC日興証券で購入しました。

  現在、SMBC日興証券、野村證券、SBI証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券に口座を開設しております。

  一長一短はあるかと思いますが、今後進めていくうえでご意見などを頂けますと大変助かります。お手数ですがどうぞ宜しくお願い致します。

引用終わり

 

  お勧め証券会社に関してですが、私は自分のポリシーとして「私から特定の証券会社を推薦することはしない」と決めています。このブログの中立性を保つためです。従ってアフィリエイト広告なども取らないことにしています。

   といってもこの問題でお悩みの方も多いと思います。私も今回、この問題の扱いには悩んだのですが、有用な情報に違いないと思い、思い切ってブログを開放することにしました。

  この本文記事にコメントの形で読者の皆さんからお勧め証券会社を、理由とともに書き込んでいただけますでしょうか。ぜひ実際の経験を元に、おすすめをいただきたいと思います。また証券会社のホームページの外債投資ページに関するコメントもお願いできますか。それぞれ扱いやすさなどの特徴があると思いますので。


  悩める初心者さんへ

  すでに多くの証券会社の口座をお持ちですので、それぞれの証券会社での経験を書き込みいただけますか。みなさんへの情報になると思いますので。

  なお、コメント欄はいつでも自由に書き込んでいただいて結構ですし、期限は設けません。

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68 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
証券会社 (山ちゃん)
2019-06-21 17:17:05
これに対する返答はとても難しい作業ではなかろうかと思います。以前の野村證券のようにすざまじいパワハラで業務上の指示を部下に出して客に対応させれば多分誰が社員でも、そんなに違った対応をするわけではないでしょうし、証券会社やその支店の都合を客に強く押し付けることになるわけで、客はたまったものではないでしょう。ただこの前、新人に対する対応でそんなパワハラができなくなったとも聞いています。本当かどうかは分かりませんが。担当営業個人の意思や意見が強く反映されるようになれば、そのあたりも変わってくるのではなかろうかと思います。ただしあとはノルマのようなものがどれだけ強く担当者にかかっているかということになるでしょう。会社の体質と営業個人の考え方や資質によって、顧客への対応は大きく違ってくるようにも思います。
 話は変わりますが、私は地方の小都市に住んでいます。そんな所では米国債なんて購入、投資する人なんて全くいるようには思えません。地元の地場証券の部長さんがやってきて日本の個人国際を勧めてきましたので、そんなものは要らないから、米国債がほしい旨言ったところ、米国債の話になりました。手数料の話になったのですが、彼は為替の手数料はいただくが、米国債の手数料はいただかない、と言い張るのです。勿論そんなことはありえないので、スプレッドという形で処理されているのだろうと彼に言ったところ、それはないと強く言い張るのです。私が勘違いしているのでなければ、彼が嘘をついているのだろうと思って再度質したのですが、彼の言い分が変わることはありませんでした。要するに知らないのでしょうね。米国債について深く研究したり考えたりなんてするわけはないし、取引の経験もないでしょう。
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Unknown (悩める初心者)
2019-06-21 20:35:26
林先生 

この度はこのような質問を取り上げて頂き誠にありがとうございます。私個人の本当に初心者の経験を書きます。

株の取引でSBI証券をもっておりました。口座も開設しており、入金もしておりました。米国債の購入もネットで簡単にできるので良いかと思っておりました。ただ、取扱数が非常に少ないので、購入には至っておりませんでした。

その後、ネットの情報などを見て、米国債購入のため、SMBC日興証券と野村證券に口座開設しました。SMBCは初心者の私には、HPが非常にわかりやすく、額面と為替を入力すると、概算のシュミレーションができ、為替の損益分岐も表示されとても分かりやすい印象でした。米国債の取り扱いもそこそこありました。

野村証券は、米国債の取り扱いが多いので口座を開設しました。HPが他に比べてわかりにくいのと、購入の際は電話で問い合わせが必要だと言われましたので、仕事中に取引をするのが大変だなと考え躊躇しました。

この3つの口座を開設した段階で、林先生が逆イールドは短期投資のチャンスの記事を拝見し、SMBC日興証券で購入をしました。

SMBC日興証券で購入した理由は
1.HPの概算シュミレーションができるので非常にわかりやすかった。
2.HPでできるので、電話で購入するよりも時間の自由がきいた
3.為替手数料は、SBI、SMBC日興証券、野村證券の順番で安かったです。ただ、債券価格が異なり、比較がリアルタイムで困難でありましたので、さほど大きな違いにはならないだろうと判断した。

その後、林先生のブログのコメント欄で三菱UFJモルガンスタンレー証券の事が出ており、調べてみると多くの債権を扱っていることを知りましたので、口座開設を急いでしました(笑)ただ、私の解説したコースは、米国債は電話でしか買えないのでどうしようかと思って検討しております。

以上が初心者の私が口座開設をした経緯です。

初心者としての意見として、皆様にお役に立てるかもしれない事として、私が困った、困っている点は

1.為替手数料が安い証券会社(SBIなど)は取り扱い米国債が少ない傾向
2.同じ米国債でも、証券会社により条件が異なるのですが、比較がしにくく迷ってしまう
3.今後買い増しをしていく際に、同じ証券会社で購入し続けるのがよいのか?それとも条件を見ながら複数の証券会社で購入すべきか・・・

です。

大変長々と失礼いたしました。少しでもご参考になれば幸いです。







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Unknown (つれづれ)
2019-06-23 08:52:20
 好みにもなるのですが、
1、SBI証券 SBIネット銀行で片道4銭で両替して振り替えますと圧倒的にコストは安いです。ただし、債券の種類は少ないのがデメリットです。
 コストが安いのではエイチエス証券もよいかもしれません。
2、三菱モルガンスタンレー証券 国内では私はここが一番使いやすいと思います。本数も多く、表示の価格から実際の見えない売却コスト(表示の価格と売値の差等・実際に電話で聞かないとわからない)は、他の証券会社よりも安いという印象があります。売却コストはその時々・商品により違うため、明確な事実を示すことができません。
3、アメリカのファーストトレード証券は外貨での送金は必要ですが、購入単価自体は日本より安く買えるため(細かい税金はわかりません)、送金の手間はかかりますがありかもしれないです。

 以上、林様のブログを拝見させてもらっており、私なりの私見を述べさせてもらいました。あくまで私の個人的な一つの見解に過ぎないです。
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Unknown (たまち)
2019-06-25 04:56:30
 米国債をどこで買うか。私も日本の証券会社はどこもリテール向けを想定した商売をやっていないことを痛感しています。その中でもどこが使い勝手がいいか。いくつかのポイントを見る必要があると思います。まず、ドルをきちんと扱ってくれる銀行・証券会社であるかどうか。あと、米国債は破綻しなくても、日本の金融機関は破綻しないとは言い切れません。その時にきちんと米国債を他金融機関に移せるのかどうか、せっかくの流動性ですから、そのあたりは大事なのではないでしょうか。

 ドルを口座に出し入れする点から見るならば、日本の金融機関ははっきりいって鎖国です。シティバンクも撤退した今となっては、ドル現金さえもまるで特殊商品の扱いです。ドル預金をやってる銀行はたくさんありますが、ドル預金を他行や他証券に振込の形で動かせない銀行・証券は多く、できたとしても5000円程度の手数料があたりまえのようにかかってしまいます。振込先が自分名義の口座でなければならないという制約は当然のこと、その口座を書留で金融機関に登録書なるものを送って約1カ月ほどかけて登録しないと送金ができないとか。まるでわざわざ壁を設けることによって、為替手数料で商売をしているかのようです。

 SBI証券はFXの現引きでとても安くドル替えすることができますが、扱っている米国債はとても少なく、スプレッドがとても高くてがっかり。さきの登録書なるものは、SBI証券から唯一の出口であるSBI銀行経由でドル現金を外に出す場合の手続きです。さらに買った米国債を他の国内証券会社に移管することはできなかったはずです(このあたりは楽天証券も同じです。楽天はさらに現引きのような低手数料の為替取引もできません)。厳しい言い方ですが、これでは本当に米国債を購入してくれているのか、それとも現物はなくて裁定取引もどきの商品でしかないのか、顧客には検証のしようもありません。

 一方、大和証券はネクスト銀行との間で口座間連携があり、ネクスト銀行のドル預金が証券口座でそのまま使えます(自動スイープ機能が使える)。ただし、ネクスト銀行からどこかにドル送金はできないはず。これではまるで、虎の子のドルは袋小路に入ってしまい、円転の手数料を払わないと外部に引き出せないことになります。また、口座維持には年間3000円の手数料を取るところが他証券とは違いますが、これには抜け道があり、他証券会社に移管するよう頼めば無料で手続きを行ってくれます。

 三菱UFJグループですが、昨今、三菱UFJ銀行も他行と同じようにリテールのドル送金は非常に煩雑な書面作りと法外な手数料が必要になりました。これは三菱UFJモルガンの口座へ振込する場合にも残念ながらかかってしまいますが、ここにも抜け道があります。モルガンの支店で口座を作るのではなく、三菱銀支店でモルガンの金融商品仲介口座を開設してもらうのです。これによって米国債購入の窓口は一切が三菱UFJ銀支店になりますが、銀行口座と証券口座の間で自動スイープ機能が使えて、振込手数料もかかりません。何よりも素晴らしいのが、ドルを日本円に替えることなく、引き出せて、他金融機関に(手数料はかかりますが)振込もできることです。問題は、モルガンに口座を開けば電話センターへの電話一本で米国債を取引できますが、三菱銀支店では電話取引はできないことです。このあたりは一長一短かもしれません。

以上、まったく包括的ではありませんが、あれこれ面倒な思いをした経験がご参考になればと。もちろん、マイナーなことばかりなので現時点ですでに変わっているかもしれませんし、今後変わってしまう可能性も低くないでしょう。必要ならご確認をしていただければ幸いです。

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Unknown (ももこ)
2019-06-25 12:04:31
林先生

初心者の意見ですが、お役に立てればと思って書かせていただきます。

・SBI証券
SBIネット銀行でのドル購入は手数料が安く、時々0円キャンペーンもやっています。ウィークエンド以外はほぼ1日中購入可能で、指値注文もできるので忙しい時でもストレスなくドルの売買ができ、SBI証券に即時振替ができて便利です。みなさんおっしゃるとおり米国債の扱い量はやや少なく単価も高めですが、ネットで17:00~翌営業日14:00まで購入できるので便利です。土日も注文できます。

・三菱UFJモルガンスタンレー
外貨購入できるのはネットでも電話でも9:30-11:55だけなで、指値注文もできないので仕事をしているとなかなか難しいです。あまり為替を気にせずまとめてドル転する人向きなのかなと思います。ネットでドル購入する時のメニューもわかりにくく手間なので、ネット利用者や少額をこつこつ買う客はわざと遠ざけている?という感じです。ちなみに電話で購入すると手数料は倍の50銭です。
米国債の取扱量は多く、利回りも高め(価格が安い)ので魅力的ですが、米国債の注文は電話のみで、受付は15時半までなので、平日自由に電話できる人でないと難しいと思います。

・大和証券
SBIとUFJモルガンの中間な感じです。ネットでの売買もやりやすいし、メニューや債券の比較、並び替えなどもしやすいです。ただ、口座管理料が年間3,240円なのがネックで、それを補えるほど魅力的な債券価格でもなく扱い量も少ないです。

3社を比較しましたが、その方のライフスタイルや投資スタイル(少しづつ買うのか、まとめて買うか)によって合う証券会社は違ってくるのではないでしょうか。現役世代で平日昼間は忙しいから、少々コスパは悪くてもSBIが向いている人もいれば、時間もお金も余裕があり、こまごま注文しないのであればモルガンスタンレー が合うと思います。大和証券の口座管理料は預け入れ資金が3000万以上なら無料になるので、大和証券に絞ってそれだけの金額を預けれる人はよいのではないでしょうか。

以上、素人の私が使ったり調べてみた感想ですので、間違いがあったら訂正いただければと思います。

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情報の提供、ありがとうございます (林 敬一)
2019-07-05 21:22:07
山ちゃん、悩める初心者さん、ももこさん、つれづれさん、たまちさん

証券会社の情報をいただき、ありがとうございます。

証券会社選びは簡単なものではなく、それぞれの方が様々な経験をされていると思います。そうした経験は初心者の方ばかりではなく、ベテランの方にも大いに参考になると思います。

米国債の情報自体が少ないですし、こうした実名情報を蓄積しているサイトはほとんどなく、とても貴重だと思います。

今後も多くの方からの情報提供を期待したいと思います。

よろしくお願いします。
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SBI証券 (毎日が日曜日)
2019-07-07 08:50:07
林先生
こんにちは いつも拝読させて頂いております。
SBI証券は米国債を他社へ移管、他社からの移管をしない方針です。このため、仮にSBI証券が倒産した場合、保有する米国債は時価にて返金となるそうです。ご参考まで。
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毎日が日曜日さんへ (林 敬一)
2019-07-08 18:20:26
SBI、そうなんですか。

ずいぶんなやり方ですね。

自分の評判を落とすようなやり方ですが、要は米国債を邪険に扱っても、痛くもかゆくもないほどの影響しかないということなのでしょう。

情報、ありがとうございました。
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SBIは他社へ移管できないとは!!! (さっちん)
2019-07-15 13:44:08
こんにちは。
私はネット証券の以下の2社を利用しております。
・マネックス証券
・SBI証券
ただ私の証券会社の選択は、このブログの特徴である論理的思考と詳細な分析に基づいた判断とはかけ離れており大変お粗末なものです。
それは、もともとお小遣いでNISA等少額の株式の売買をしていた時に開設していた証券会社を、米国債購入にも利用したということです。
今回、この記事の皆様からの情報提供を拝読し、「SBI証券がSBI証券は米国債を他社へ移管、他社からの移管をしない方針です。このため、仮にSBI証券が倒産した場合、保有する米国債は時価にて返金となるそうです。」という情報に、大変ショックを受けております。私が所有するSBI証券の米国債で、一番先のものは2042年なので、今後23年も大丈夫かしら???と心配になりました。
せっかく、米国債というストレスフリーの資産運用方法を教えていただいたのに、金融機関は倒産するという事実を全く考えずに行動してしまった自分が情けないです。
おそらく、私のような人は他にはいらっしゃらないと思いますが、私にとっては大変有益な記事となりました。どうも有難うございました。

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さっちんへ (林 敬一)
2019-07-16 13:58:37
コメントの投稿、ありがとうございました。

>「SBI証券がSBI証券は米国債を他社へ移管、他社からの移管をしない方針です。このため、仮にSBI証券が倒産した場合、保有する米国債は時価にて返金となるそうです。」という情報に、大変ショックを受けております。

それはショックですよね。さっちんに証券会社から直接のお知らせはないのでしょうか。

基本的に証券会社は顧客の資産を自分の勘定ときっちりと分別管理しています。90年代の証券会社大倒産の時でも、そのために顧客が損害を受けたなどと言う話はもちろんありませんでした。それが分別管理にする法律の趣旨です。

なので、米国債に限って証券移管ではなく現金決済とはおかしいですね。一見現金でもらえれば損得なしのように感じるかもしれませんが、厳密には同じものを売って買っただけで損失は生じますので、顧客は損害を受けます。証券管理の当局が許す行為ではないと思います。

せっかく「毎日が日曜日さん」からいただいた情報ではありますが、さっちんもまずはご自身でSBI証券に確認されてはいかがでしょうか。その結果を是非お知らせください。
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