goo blog サービス終了のお知らせ 

ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中3数学 夏期講習、缶をしばったヒモの長さ

2015-08-26 | 本日の授業

写真は、150722、中3夏期講習の数学の授業です。

2015年の夏は、例年よりも暑く感じました~(←毎年言っている?)。

猛暑日(最高気温が35℃以上)の新記録も出ましたからね★
東京都心は、150731~150807の8日連続でした。
数字が出ているので、「感じ」だけではなさそうですね。

でも、不思議と「電力不足」のような話は出ませんね。
暑いので、どうしてもエアコンを多く使っていると思いますが。
どうしたのかなあと思っていたのです(←ホントです)。

そんな中、150808の新聞記事に「猛暑でも電力安定」がありました。

ええ~、どういうこと?
小さい見出しには・・・。
「太陽光発電 導入量10倍」「節電効果 需要十数%減」とも。

太陽光発電は、東日本大震災後、10倍近くに急増していたのです。
太陽光発電は、特に夏に強いでしょうから。
東京では、電力最大使用率95%以上がなかったようです。

原発がなくても、ひとまず大丈夫ということですよね。

それなのに、150811の新聞記事では「原発ゼロ 2年で停止」と。
・・・なんで、昔に戻ってしまうのか★
せっかく、アタマを使って工夫している人がいるというのに・・・。

では、授業に入りましょう。

問題「AさんとBさんが、底面の直径が8cmの円柱形のかんを3個並べ、底面から同じ高さにひもをかけた。AさんとBさんでは、ひもは、どちらのほうが何cm長いか。ただし、結び目などは考えないものとする」

まず、Aさんのひもの長さを求めましょう。

真上から見た図に、赤で補助線を入れてみましょう。
そうすると、図形の周りの長さを求めればいいんだとわかります。
真ん中は16cmが2本、両端には直径8cmの半円の弧が2つあります。

両端の半円の弧の長さは?

→ 8π× 1/2 ×2本=8π

真ん中の長さは?

→ 16×2本=32

ラスト、周りの長さは?

→ 8π+32(cm)

次に、Bさんのひもの長さを求めましょう。

真上から見た図に、赤で補助線を入れてみましょう。
真ん中に正三角形、長方形が4つ、おうぎ形が3つできます。

正三角形の1つの角は60°、長方形の1つの角は90°などから・・・。
おうぎ形の中心角は?

→ 360-(60+90+90)=360-240
                  =120°

おうぎ形3つ分の弧の長さは?

→ 8π× 120/360 ×3
 =8π× 1/3 ×3
 =8π 

長方形3辺分の長さは?

→ 8×3本=24

ラスト、周りの長さは?

→ 8π+24(cm)

2つのひもの長さが出たので、どちらのほうが何cm長いか?

→ (8π+32)-(8π+24)=8

答えは、「Aさんのほうが、8cm長い」でした。

↑確認してみてくださいね。

ただ見ているだけでは、解けない問題だと思います。
そんなときは、補助線を入れてみることです。
間違えてもいいので、手を動かしてみることですね。

何かしら補助線を入れて、それでも計算がうまくいかなければ・・・。

● 「もっと補助線を増やしてみよう」
● 「消して違う補助線を入れてみよう」
● 「分ける補助線でなく、広げる補助線を入れてみよう」

・・・そうすれば、正解に近づく可能性が増えていきます。

とにかく、ボ~っと見ているだけで「わかんない」はやめて・・・。
手を動かしてみるといいでしょう。
アタマを使って工夫することは、数学を勉強することで培われます☆

----------------------------------------------------------------------

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中3北辰テスト特訓講座(平成... | トップ | 中1数学 夏期講習、5枚のカ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

本日の授業」カテゴリの最新記事