写真は、150722、中3夏期講習の数学の授業です。
2015年の夏は、例年よりも暑く感じました~(←毎年言っている?)。
猛暑日(最高気温が35℃以上)の新記録も出ましたからね★
東京都心は、150731~150807の8日連続でした。
数字が出ているので、「感じ」だけではなさそうですね。
でも、不思議と「電力不足」のような話は出ませんね。
暑いので、どうしてもエアコンを多く使っていると思いますが。
どうしたのかなあと思っていたのです(←ホントです)。
そんな中、150808の新聞記事に「猛暑でも電力安定」がありました。
ええ~、どういうこと?
小さい見出しには・・・。
「太陽光発電 導入量10倍」「節電効果 需要十数%減」とも。
太陽光発電は、東日本大震災後、10倍近くに急増していたのです。
太陽光発電は、特に夏に強いでしょうから。
東京では、電力最大使用率95%以上がなかったようです。
原発がなくても、ひとまず大丈夫ということですよね。
それなのに、150811の新聞記事では「原発ゼロ 2年で停止」と。
・・・なんで、昔に戻ってしまうのか★
せっかく、アタマを使って工夫している人がいるというのに・・・。
では、授業に入りましょう。
問題「AさんとBさんが、底面の直径が8cmの円柱形のかんを3個並べ、底面から同じ高さにひもをかけた。AさんとBさんでは、ひもは、どちらのほうが何cm長いか。ただし、結び目などは考えないものとする」
まず、Aさんのひもの長さを求めましょう。
真上から見た図に、赤で補助線を入れてみましょう。
そうすると、図形の周りの長さを求めればいいんだとわかります。
真ん中は16cmが2本、両端には直径8cmの半円の弧が2つあります。
両端の半円の弧の長さは?
→ 8π× 1/2 ×2本=8π
真ん中の長さは?
→ 16×2本=32
ラスト、周りの長さは?
→ 8π+32(cm)
次に、Bさんのひもの長さを求めましょう。
真上から見た図に、赤で補助線を入れてみましょう。
真ん中に正三角形、長方形が4つ、おうぎ形が3つできます。
正三角形の1つの角は60°、長方形の1つの角は90°などから・・・。
おうぎ形の中心角は?
→ 360-(60+90+90)=360-240
=120°
おうぎ形3つ分の弧の長さは?
→ 8π× 120/360 ×3
=8π× 1/3 ×3
=8π
長方形3辺分の長さは?
→ 8×3本=24
ラスト、周りの長さは?
→ 8π+24(cm)
2つのひもの長さが出たので、どちらのほうが何cm長いか?
→ (8π+32)-(8π+24)=8
答えは、「Aさんのほうが、8cm長い」でした。
↑確認してみてくださいね。
ただ見ているだけでは、解けない問題だと思います。
そんなときは、補助線を入れてみることです。
間違えてもいいので、手を動かしてみることですね。
何かしら補助線を入れて、それでも計算がうまくいかなければ・・・。
● 「もっと補助線を増やしてみよう」
● 「消して違う補助線を入れてみよう」
● 「分ける補助線でなく、広げる補助線を入れてみよう」
・・・そうすれば、正解に近づく可能性が増えていきます。
とにかく、ボ~っと見ているだけで「わかんない」はやめて・・・。
手を動かしてみるといいでしょう。
アタマを使って工夫することは、数学を勉強することで培われます☆
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