写真は、231104、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
231031の新聞記事に「運動会 丸一日か 短縮か」がありました。
「昼で終了 弁当不要・教員負担減『潮流に』」ともあります。
東京都日野市の小学校の運動会の場合。
2018年(新型コロナ前)は「終日型」・・・。
8:45~入場行進、8:50~開会式、14:35~閉会式。
2023年度は「短縮型」・・・。
8:50~開会式、12:00~閉会式。
「昼食なし」「正午過ぎまで」という形が、多く採用されているようです。
保護者の負担、先生の負担、そして子どもの負担が減りますね。
少し記事を見てみましょう。
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運動会について、千葉市教育委員会によると。
2023年度は・・・。
短縮型が市立小107校のうち、86校。
短縮型が市立中54校のうち、21校。
ちなみに、2019年度は、小中とも全校が午後まで実施していた。
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2023年度、記録的な暑さでしたね~。
何かの負担や新コロのこともありますが・・・。
熱中症対策として、正午過ぎに終わるのがいいのかもしれません。
5月など、まだ暑さがマシなときに開催すればいいとも思いますが。
さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日231104の土曜日で2教科(理社)です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問4 問5「酸化銅の粉末の質量と炭素の粉末の質量について、それぞれ計り忘れて混ぜ合わせてしまいました。それらの混合物の質量を計ると15.90gでした。この混合物を二酸化炭素が発生しなくなるまで十分に加熱したのち、試験管に残った固体の質量を計ると12.60gでした。混合物中の炭素のすべてが反応に使われたとすると、反応に使われなかった酸化銅の質量は、混合物中のもとの酸化銅の質量の何%か求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
教室の子どもの声としては、「問題の意味がわからない」と★
たしかに、問題文が長い上に、難しいですよね。
理科の知識だけでなく、文章読解力も必要ですよ。
まあ、あきらめるとそこで思考がSTOPしてしまうので・・・。
あきらめないで理解しようと考える、そして何かしら書くことが大切だと思います。
時間ある限り。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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酸化銅8.00gと過不足なく反応する炭素は? グラフより
→ 0.60g
そのとき、試験管に残る銅は? グラフより
→ 6.40g
発生した二酸化炭素は?
→ (8.00+0.60)-6.40
=8.6-6.4
=2.20(g)
一方、酸化銅と炭素の混合物15.90gを反応させると、試験管に残った固体は? 問題文より
→ 12.60g
発生した二酸化炭素は?
→ 15.90-12.60=3.30(g)
反応に使われた酸化銅の質量をxgすると・・・
→ 酸化銅:二酸化炭素=酸化銅:二酸化炭素
8.00:2.20=x:3.30
2.2x=26.4
x=12.00(g)
反応に使われた炭素の質量をygとすると・・・。
→ 炭素:二酸化炭素=炭素:二酸化炭素
0.60:2.20=y:3.30
2.2y=1.98
y=0.90(g)
したがって、反応に使われなかった酸化銅の質量は?
→ 15.90-12.00-0.90
=3.9-0.9
=3.00(g)
混合物中のもとの酸化銅の質量は?
→ 混合物-炭素
15.90-0.90=15.00(g)
ラスト、(使われなかった酸化銅÷混合物中のもとの酸化銅)×100より
→ (3.00÷15.00)×100
=0.2×100
=20(%)
答えは、「20%」です。
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この解き方、やり方でなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑前フリのあるプリントを配布しているので、簡略化して書いています。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は4.8%と、難しいです★
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.5%ですから・・・。
そのトップ層と少しが、点を出しているのでしょうか。
普通の子どもは、途中まででも何かしら書ければいいかなと思います。
さて、埼玉県の私立高校入試では・・・。
高校の先生と保護者&中3生が個別相談をして、合否の可能性を探ります。
その場では、ここで出ている北辰テストの偏差値を使うことが多いです。
私立高校は・・・。
「9月(もしくは7月)以降の北辰偏差値で、よいところ2回の平均」
・・・それを基準に、合否の可能性を言ってくれることが多いですね。
私立高校のコースごとに、北辰偏差値の基準が決められています。
本当に守られる「基準」と、ひとまずの「目安」とに分かれますが。
目安の場合は、本当にその偏差値がなくても合格の可能性があります。
偏差値が、その私立高校の、そのコースの基準や目安に届いていれば・・・。
「まあ(受験してもらえば)、大丈夫でしょう」と言われます。
「この偏差値があれば、この高校のこのコースで勉強していける」ということ。
あとは入試当日、私立高校の入試問題で・・・。
60%くらいを取れば、合格することが多いです。
まあ、60%くらいは理想で、必ずしもそこまでいかなくていい場合も・・・?
次回、12月(第7回)の北辰テストは、レベルが2つに分かれますね。
国語、社会、理科は共通で、数学、英語はレベルが分かれます。
● 通常の学力検査問題タイプ
● 発展の学校選択問題タイプ
「学校選択問題タイプを選んでしまうと、偏差値が不利になるのでは?」
以前、中3生で、そう心配していた子どももいましたよ。
たしかに、そう思うかも。
でも、それほど心配しなくてもいいのではと思っています。
偏差値は、有利・不利が出ないように、北辰で調節されます。
ちなみに、2022年度、12月(第7回)の数学の偏差値を見てみると・・・。
● 通常タイプ 点数が46点で、偏差値【SS 50.1】
● 発展タイプ 点数が18点で、偏差値【SS 50.0】
いや~、かなり差をつけていますよね。
● 通常タイプ 点数が79点で、偏差値【SS 70.0】
● 発展タイプ 点数が53点で、偏差値【SS 70.0】
これを見ると、数学に自信があるなら・・・。
少し上の点を取れば、偏差値がハネるということですよ♪
2024年度(令和6年度)埼玉県公立高校入試、学力検査にて。
「学校選択問題」を実施する公立高校は・・・。
浦和、浦和一女、浦和西、大宮、春日部、川口北、川越、川越女子、川越南、熊谷、熊谷女子、熊谷西、越ケ谷、越谷北、所沢、所沢北、不動岡、和光国際、蕨、市立浦和、市立大宮北、川口市立
・・・の22校です。
学力検査で学校選択問題を受けるなら・・・。
「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」の精神で、ビビらずに。
学校選択問題タイプで腕試しをするべきでしょう。
また、私立高校に持っていける北辰偏差値は・・・。
明日本番の11月(第6回)と12月(第7回)、あと2回だけです。
まだ偏差値が基準に足りていない中3生もいるかと思います。
それでも、自分の学力よりも少し高めな私立高校を志望する場合・・・。
この2回で、自己最高の偏差値を叩き出してほしいと思っています☆
↑この日は、Kさんの偏差値が、理科【SS 70.1】、社会【SS 68.5】、高い☆
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