◆◇◆『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』本田直之(ほんだ・なおゆき)著(中経出版)より◆◇◆
いろいろやったけど、なんかうまくいかないあなたへ。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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⑤脳は本来、怠け者
人間の脳は、『脳が冴える15の習慣』などのベストセラーを持つ、現役の脳神経外科医である筑山節さんによると、「脳は本来怠け者であり、楽をしたがるようにできている」ものだそうです。
たとえば、あなたの周りに、仕事を始めようとすると、「なんか全然やる気が起きない」とグチる人はいませんか。
実は、こうした感情は脳の基本的な習性で、あたり前のことなのです。
「怠けグセ」という脳の習性が持つ悪循環から脱し、スムーズに思考改善するためには、脳にやる気を起こさせるための工夫をしなければなりません。
では、そのためにはどうすればよいのでしょうか?
それは、脳にやる気を起こさせる「小さな習慣」を身につけさせることです。
築山さんによると、脳の内部で、人の感情をつかさどり、やる気に関係していると考えられている部位は大脳辺縁系と呼ばれる部分だそうです。
負荷のかかることに対しては恐怖を感じやすく、人の感情を“逃走”へと導く、とされています。
そこで、大脳辺縁系に恐怖や逃走という感情を起こさせないためには、脳のセンサーが働かないほどの、小さな物事を積み重ねていくことが大事になってくるのです。
その小さな物事というのが、「小さな習慣」なのです。
小さな刺激を脳に与え続けることによって、脳をアイドリング状態にさせ、少しずつやる気を起こさせていくわけですね。
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私が、家で洗い物をするときのことです。
料理に使ったフライパンや鍋、そして食べ終わったあとの食器・・・。
食後に、すべてを一度に洗おうとすると、やる気が薄れてしまいます。
なぜ、やる気が薄れるのでしょうか?
どうやら私は、洗い物の数が多く・・・。
食器が重なっているのを見ると、負担に思うようです★
だから、いつも自分が食べる前に・・・。
フライパンや鍋などは洗ってしまいます。
そのあと食事に移ります。
そして食後に、食べ終わったあとの食器を洗います。
これだと、スムーズに行動に移せますね♪
これは、やることを分けて小さくするということです。
さて、子どもの宿題はどうでしょうか?
締め切りまでに、しっかりできれば問題ありません。
でも、締め切り間際まで、ためてしまった。
さらに、締め切りを過ぎても終わらせられなかったら・・・。
子どもは負担が重いと感じて、「逃走」しています★
それならば、分けて小さくすると負担が軽くなると思います。
つまり、「勉強のやる気」が出るということです。
ただし、子どもがひとりで・・・。
分けて小さくする加減を見つけるのは、難しいでしょう。
最初のうちは特に、締め切りに余裕があるときに・・・。
周囲の大人がフォローしてあげるといいと思います。
それは、ただ「宿題をやりなさい!」と言うことではありません。
「宿題を半分やって持ってきな」と行動させることです☆
「何事も小さな仕事に分けてしまえば、特に難しいことなどない」
(ヘンリー・フォード Henry Ford アメリカの実業家、自動車会社フォード・モーターの創設者)
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