◆◇◆『これでいいのだ14歳。』福田淳〔ふくだ・あつし〕編(講談社)より◆◇◆
14歳はもっとハチャメチャでいい!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑤「これでいいのだ」は究極の自業自得
「いいこと」「悪いこと」は、人によって違う。
みんな、自分本位に言っているのが現実。
他人と比べて、自分の不幸を嘆く、他人の幸せを羨む。
誰かと比べていると、悩みは解決されない。
仏教では、欲望を満たせば満たすほど、さらに喉が渇いてくる・・・。
そのように教えている。
仏教では、ものごとを因果の道理で考える。
因果の道理は、自業自得が基本。
原因を自分に都合よく解釈して、それを他人のせいにしてはいけない。
どんな状況でも「これでいいのだ」ですませるバカボンパパはとても潔い。
何でも自分で引き受けるという、究極の自業自得だ。
(松本圭介〔まつもと・けいすけ〕 インターネット寺院「彼岸寺」僧侶)
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「ライバルに勝とうとするのではなく、自己記録の更新にこだわる」
プロの1流選手について、このように本で読むことが多いです。
「ライバルに勝つ」だけを意識しすぎると、自分のことが見えなくなります。
そして、他人に勝ったからうれしい、他人に負けたから悔しい。
これでは「他人ありき」、他人が主体となってしまいます。
他人によってのみ自分が変わるのは、楽しくないですね。
主体は自分であるべきです。
また、他人に勝ったときの優越感、他人に負けたときの敗北感。
勉強でも仕事でも、それだけを意識してやっていけるわけではありません。
自分よりも遅れている人がいれば、助ければいいでしょう。
自分よりも進んでいる人がいれば、教えを請うといいでしょう。
そこから、自分が伸びていくような気がします。
中学生の勉強で考えると、学校の定期テストで学年順位が出ます。
中3生は、実力テストでも学年順位が出ます。
北辰会場テスト(模試)では、埼玉県の中での偏差値が出ます。
これらを活用しましょう。
これらの自己記録の更新を目指しましょう。
イチバンのライバルは、「過去の自分」ということに気がつくでしょう。
学校や塾の友達は、ライバルになるかもしれませんが・・・。
ここでのライバルとは、比べる存在ではありません。
理想は「一緒に頑張る仲間」です。
たとえ学力に差があったとしても・・・。
「お互い向上していこうよ」という気持ちがあるといいと思っています☆
「そもそも他人と比べたら、すべてがパーフェクトな人なんているわけがありません。他人と比べて評価するのではなく、1人ひとりの『個』を自立させることが大事であり、それが本当の意味での近代化です。他人と比べない、そこにその人の幸せがある」
(尾木直樹〔おぎ・なおき〕 教育評論家)
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天才バカボン公認副読本 これでいいのだ14歳。 ~バカボンパパに学ぶ14歳からの生き方哲学100~ | |
赤塚 不二夫 (漫画),福田 淳 | |
講談社 |