「今後のエネルギー」として、池上彰が紹介したものは5つでした。
①地熱発電
②バイオエタノール
③メタンハイドレート
④海藻
⑤ミドリムシ
これをひとつずつ見ていきましょう。
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②バイオエタノール
ブラジルでは、主にサトウキビからバイオエタノールが作られる。
ガソリンに代わるエネルギーになる。
ガソリンの21%しかCO2(二酸化炭素)が出ない。
そのCO2も、サトウキビに吸い取ってもらえばよい。
ブラジルは、バイオエタノール輸出が36%で世界一。
バイオエタノールは、ガソリンの約70%の値段。
現在、ブラジルで造られた自動車の約92%は・・・。
バイオエタノールとガソリンの両方を燃料にして走っている。
サトウキビのしぼりかすは、乾燥させるとわらのようになる。
それを燃やして、火力発電として利用することもできる。
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ブラジルは、BRICs(ブリックス)のひとつに入る国ですね。
近年、発展してきた4つの国をまとめてBRICsと言っています。
ブラジル、ロシア、インド、中国の4か国です。
平成20年度の埼玉県公立高校入試、社会の問題でも・・・。
BRICsを話題にしたものが取り上げられています。
教科書に載っているネタではなかったので、当時は驚きました★
さて、平成24年度から、中学校の教科書が新しくなりましたよね。
『新しい社会 地理』(東京書籍)の教科書を見ると・・・。
今のところ、BRICsは見つかりませんね(←買ったばかり)。
1970年代からのNIES(ニーズ)なんて、いまだに載っているのに。
新しいものも載せればいいのになあ・・・。
今ならPIGS(ピッグス)だってあってもいいのに。
おっと、話題がそれてしまいました★
バイオエタノールは、ガソリンの21%しかCO2が出ないと。
しかも、ガソリンよりも安いということで、優れています。
ただ、広大な土地がある国でないと大規模な栽培は難しいのかも。
しぼりかすまで使うなんて、ムダがないですよね☆
バイオエタノールは、新しい教科書に、しっかり載っていますよ♪
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20世紀以降は、企業経営による大規模な農業もさかんになりました。
さとうきびを栽培して、さとうやバイオエタノールをつくったり、コーヒー、だいず、バナナのような輸出用作物を生産したりしています。
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教科書の、P.85「南アメリカ州」のところに書いてありますね。
しかも、太字で(←重要な語句ということ)。
それだけ、バイオエタノールは注目すべきことなのでしょう☆
次回ラスト、「メタンハイドレート」「海藻」「ミドリムシ」に続く。
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