◆◇◆『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントン著(Discover)より◆◇◆
なんにも心配ない! 人生の達人になるためのヒント。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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④よけいな競争はしない
競争は人格を磨き、自信を育てると一般に考えられている。
しかし実際には、そのどちらにも悲惨なくらい効果がない。
競争が大多数の人に与える影響は、劣等感を抱かせ、自信を失わせることでしかないのだ。
考えてみれば、競争というのは、負けてしまう人のほうが勝つ人よりもずっと多いように設定されているのだから、こういう結果になるのは当然である。
大多数の人が他人に対して劣等感を抱かざるをえなくなるような活動は、ひどく有害なものだとしか言いようがない。
競争の本当の危険性は、たいへん多くの人が自分の人間としての価値を勝敗で判断してしまうことにある。
負けることは、私たちが生きていくうえでよく経験することだが、負けて気分がよくなる人などひとりもいないだろう。
だれだって、負ければ気分が悪くなる。
その結果、自分に二流、三流、四流の人間というレッテルを貼り、やがて負け犬根性が染みついてしまうことになる。
勝てば人生がずっと素晴らしいものになるという見返りが得られるのでない限り、競争は無視するのがいちばんの得策である。
競争することそれ自体が楽しいなら別だが、それ以外の理由で競争するなら、それはあなたにとってほとんど何の役にも立たない。
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勉強については、競争全てが悪いことはありませんよね。
“よけいな”競争が悪いようです。
悪いのは、あからさまに自分と他人を比べること★
● 他人に勝ったときの優越感
● 他人に負けたときの劣等感
他人と比べないと自分の価値を感じられないとき。
そうなると、まず「他人ありき」になってしまう感じがします。
主体は、自分でなく他人。
この場合、“よけいな”競争という気がします★
勉強についての競争は、自分とするのが最良ではないでしょうか。
中学生になれば(場合によっては小学生でも)・・・。
せっかく便利な偏差値、学年順位などがありますよね。
そこで、以前の自分と競争してください。
自分と競争して、それに「やる気」を感じたとき。
それは、1流に近づいている証拠です☆
野球のイチロー選手、水泳の北島康介選手。
1流の選手は、自分との競争をしている人が多いですから。
そして、お笑い芸人の域を越えて活躍する、ダウンタウンの松本人志。
その松本が『松本人志のコント MHK』(101015放送)を作成しました。
民放を含めた地上波で、松本がコント作品を放送するのは・・・。
2001年9月以来、約9年ぶりです。
そこで、1流の芸人である松本が言いました。
やはり、自分との競争をしているコメントです。
「これまでやってきた番組と、どうしても比べられると思うのですが、この45分で、その何年分に勝つつもりでやっています」
(松本人志 お笑い芸人「ダウンタウン」のひとり)
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